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人材アセスメント

コンセプチュアルスキルとは何か?具体的な構成要素の一覧と高める方法

「コンセプチュアルスキル」をご存じでしょうか。変化の激しいVUCA時代に重要だとは聞くものの、具体的にどのようなスキルなのか、個人や組織の成長にどう活かせるのか、理解しきれていない方も多いかもしれません。

コンセプチュアルスキルとは、複雑な状況を構造的に捉え、物事の本質を見抜く能力です。本記事では、コンセプチュアルスキルの意味や具体的な構成要素、このスキルが高い人の特徴、習得の方法などを網羅的に解説します。個人および組織のレベルアップに役立つ内容となっていますので、ぜひご覧ください。

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コンセプチュアルスキルとは?意味を解説

考えるビジネスパーソンのミニチュア人形
コンセプチュアルスキルとは、複雑な情報や状況を俯瞰し、本質や構造を抽出して概念化する能力のことです。1955年にハーバード大学のロバート・L・カッツ(Robert L. Katz)教授が提唱した概念で、日本語では「概念化能力」と訳されます。

コンセプチュアルスキルは、カッツ氏がマネジメント層に求める三大スキルの一つとして示しており、特にトップマネジメント層ほど重要度が高い能力です。カッツモデルの詳細については後述します。

「概念化」とは何か

概念化とは、個別具体的な事象から本質的な共通要素やパターンを抽出し、抽象的な概念として整理するプロセスです。

たとえば、以下のように捉える思考プロセスを指します。
  • ビール、ワイン、日本酒:「お酒」
  • 地震、台風、洪水:「自然災害」
  • 喜び、悲しみ、怒り:「感情」
  • 書類選考、面接、内定:「採用プロセス」
  • 営業部、企画部、総務部 :「組織部門」
このように概念化とは、個別のデータや断片的な情報、具体的な経験といった事柄の中から、共通する法則性や背後にある構造、根本的な原因などを探し出し、より抽象的なレベルで捉え直す作業を指します。すなわち、単に物事を表面で理解するのではなく、その核となる本質や隠れた関連性を見抜こうとする試みです。

「概念化」と「抽象化」の違い

概念化と似た言葉に「抽象化」があります。抽象化とは、個別の事象から共通する特徴や性質を取り出し、本質的な要素を明らかにする思考プロセスです。対して概念化は、その抽出した要素を統合し、新しい意味や価値を持つカテゴリーとして体系化することを指します。

つまり、抽象化が「不要な情報をそぎ落として本質を捉える」作業であるのに対し、概念化は「それらをまとめ上げて名前を付ける」段階にあたります。抽象化は概念化の前提となる思考プロセスであり、両者は密接に関連しているのです。たとえば、先ほどの例を抽象化した場合、以下のようになります。
  • ビール、ワイン、日本酒:アルコールを含む、嗜好性のある飲料
  • 地震、台風、洪水:大規模な自然現象、生活環境に甚大な影響を及ぼす
  • 喜び、悲しみ、怒り:外部刺激に対する心の反応、表情や行動に表れる
  • 書類選考、面接、内定:候補者の適性を見極める、人材を選ぶための手続き
  • 営業部、企画部、総務部 :企業が目標を達成するために各機能を担う
概念化と抽象化の違いを表にまとめると、以下の通りです。
抽象化概念化
主な役割個別の情報から共通要素を抽出し、本質を捉える抽出した要素を統合し、新しいカテゴリーを形成する
プロセス不要な属性をそぎ落とし、共通性を浮き彫りにする共通要素をまとめて上位の概念にまとめる
結果キーワードや特性カテゴリ名や概念名

コンセプチュアルスキルとカッツモデル・ドラッカーモデル

コンセプチュアルスキルは、ビジネスパーソンに求められる基本スキルの一要素として位置づけられています。

代表的な枠組みには、先述のロバート・L・カッツ氏が提唱した「カッツモデル」と、ピーター・ドラッカー氏が発展させた「ドラッカーモデル」があり、いずれも組織階層ごとに必要なスキルの重要度を整理しています。以下、それぞれの特徴を見ていきましょう。

【関連記事:ビジネススキルとは?一覧や具体例・身につける方法を解説

カッツモデル

カッツモデルにおけるコンセプチュアルスキルの図解
カッツモデルは、ハーバード大学教授であり経営学者でもあるロバート・L・カッツ氏が1955年に提唱した、管理者に必要な3つのスキルを体系化したフレームワークです。このモデルでは、組織の階層ごとに求められるスキルを以下の3つに分類しています。
  • テクニカルスキル(業務遂行能力)
  • ヒューマンスキル(対人関係能力)
  • コンセプチュアルスキル(概念化能力)
カッツモデルでは、現場のリーダーレベル(ロワーマネジメント)ではテクニカルスキルの比重が高く、コンセプチュアルスキルの必要性は相対的に低いとされます。一方、中間管理職(ミドルマネジメント)では、3つのスキルがほぼ同等に求められる傾向があります。そして経営層(トップマネジメント)に近づくほど、物事の本質を捉えるコンセプチュアルスキルの比重が高まるのが特徴です。

コンセプチュアルスキルは、組織全体を俯瞰しつつ、不確実な状況でも本質的な課題を見抜いて戦略を立案する能力であり、特に経営層に求められます。

【関連記事:カッツモデルとは?構成する階層・スキルと活用方法を解説

ドラッカーモデル

ドラッカーモデルにおけるコンセプチュアルスキルの図解
ドラッカーモデルは、経営学者ピーター・F・ドラッカー氏がカッツモデルを基に発展させたフレームワークです。

ドラッカーモデルの大きな特徴は、マネジメントの階層にかかわらず、組織全体にコンセプチュアルスキルが必要だと主張している点です。このモデルでは「知識労働者(ナレッジワーカー)」の階層が追加されており、すべての従業員に同等レベルのコンセプチュアルスキルを求めています。

不確実で予測困難なVUCAの時代においては、マニュアル化しにくい課題が増加しています。役職を問わず、個々が自ら状況を俯瞰し、本質的な問題を捉えて考える能力が欠かせません。全員がコンセプチュアルスキルを身につければ、組織全体で迅速な意思決定と柔軟な課題解決ができるようになり、変化に強い企業文化を醸成できるでしょう。

【関連記事:VUCAとは?求められる能力や生き抜くための組織づくりのポイントを紹介

コンセプチュアルスキルの構成要素の一覧【12の具体例】

ノートパソコンを片手に前を向く女性
コンセプチュアルスキルは、単一の能力ではなく、多様な思考力や視点が複雑に絡み合い形成される総合的な能力です。

ここでは、コンセプチュアルスキルの主な構成要素を掘り下げ、ビジネスパーソンが備えるべき能力について解説します。これらの要素は、複雑な状況を整理して物事の本質を見抜き、高度な問題解決や意思決定を行ううえで不可欠と言えるでしょう。

1. ロジカルシンキング(論理的思考)
2. クリティカルシンキング(批判的思考)
3. ラテラルシンキング(水平思考)
4. 俯瞰力(ふかんりょく)
5. 問題解決思考
6. 戦略的思考
7. ビジョン構想力
8. 柔軟性
9. 知的好奇心
10. 探求心
11. 受容性
12. 先見性

それぞれの詳細について、以下に一つずつ解説します。

1. ロジカルシンキング(論理的思考)

ロジカルシンキング(論理的思考)とは、物事を筋道立てて矛盾なく整理し、妥当な結論を導く思考法です。複雑な情報を分解・整理し、それらの関係性を明確にすることで、本質的な理解や効果的な意思決定を可能にします。直感や感情に頼らず、客観的な根拠に基づいて判断を下すために不可欠であり、説得力のあるコミュニケーションにもつながります。

たとえば、ある問題が発生した際、感覚に頼るのではなく、以下のような視点から客観的な事実に基づいて一つひとつ検証していく力が必要です。
  • なぜそれが起きたのか
  • どのような要素が絡んでいるのか
また、会議での報告において結論から述べ、その根拠を順序立てて説明することも、ロジカルシンキングの実践例と言えます。他人に対して何かを説明する際にも、論理的な構成は相手の理解を深め、説得力を格段に高める効果があるのです。

【関連記事:論理的思考とは?ビジネスで求められる理由や注意点、鍛え方まで解説

2. クリティカルシンキング(批判的思考)

クリティカルシンキング(批判的思考)とは、情報を鵜呑みにせず、多角的な視点から本質を見極め、客観的に判断する思考法です。
  • 本当にそうだろうか?
  • なぜそう言えるのか?
前提や常識を疑い、このように問い続けることで、より深く事象を理解し、偏りのない適切な結論を導き出します。クリティカルシンキングができれば、誤った判断や安易な結論に至るリスクが低減し、質の高い意思決定につながります。

たとえば、ある提案を受けた際に、そのメリットだけでなく、潜在的なリスクやデメリット、根拠の妥当性、代替案の可能性などを深く考えることが挙げられます。クリティカルシンキングは、変化の激しい現代社会において、事象の表面だけにとらわれず真実を見極めるための力となるでしょう。

3. ラテラルシンキング(水平思考)

ラテラルシンキング(水平思考)とは、既成概念や論理の枠にとらわれず、多様な視点から自由な発想を生み出す思考法です。

たとえば、13個のオレンジを3人で分ける場合、そのままでは均等に分けにくいため、ジュースにして分けるという発想がラテラルシンキングの典型例です。また、ある製品の売上不振に対して、従来の延長線上ではないまったく異なる用途やターゲットを想定したり、偶然の出来事からヒントを得たりするアプローチも、この思考法に該当します。

ラテラルシンキングは、特にイノベーションの創出や、行き詰まった状況を打破する際に大きな力を発揮します。常識を疑い前提を見直すことで、これまで見過ごされてきた可能性に気づき、革新的なアプローチが可能になるのです。

4. 俯瞰力(ふかんりょく)

俯瞰力とは、物事をまるで高い場所から見下ろすように、全体像を捉える能力を指します。個々の事象や情報だけに目を向けず、それらが全体の中でどのような位置づけにあり、相互にどう関連し合っているのかを把握する視点です。

たとえば、あるプロジェクトを進める際には、目の前のタスクに取り組みながらも、プロジェクト全体の進捗状況や関連部署との連携、将来的な影響範囲などを常に意識する必要があります。このようなスキルこそが俯瞰力といえるでしょう。俯瞰力を身につければ、目先の状況に左右されることなく、より大局的で本質的な判断が可能になります。

なお、似た概念に「メタ認知」がありますが、こちらは自分自身の思考や行動を客観的に捉える力を意味します。詳しくは以下の関連記事を参考にしてください。

【関連記事:メタ認知とは?高い人の特徴やメタ認知を鍛える3つの方法を解説

5. 問題解決思考

問題解決思考とは、発生している問題の本質を見極め、原因を分析して効果的な解決策を立案・実行するための考え方です。表面的な事象にとらわれず根本原因にアプローチすることで、再発防止やより効果的な問題解決につながります。また、現状とあるべき姿のギャップを明らかにし、論理的な手順で解決策を導き出す能力も含まれます。

具体例として、顧客からのクレームが増加した場合、その内容を分析し、製品の欠陥・サービスの不備・誤解など、原因を特定したうえで適切な改善策を講じるのが問題解決思考です。さらに、Webサイトの離脱率が高いという課題に対しては、アクセス解析やユーザーインタビュー、競合分析などを通じて原因を突き止め、改善策を実行していきます。

この思考法は、日々の業務改善から組織全体の戦略課題まで、幅広い場面で成果を生み出す実践的な能力と言えるでしょう。

6. 戦略的思考

戦略的思考とは、目標達成のために長期的な視点で情報を収集・分析し、最適な道筋を設計する思考法です。将来を見据えながら、現在のリソース(人、物、金、情報など)を効果的に配分し、目標達成に向けた最適な戦略を立てていきます。現状の分析、将来の予測、競合との比較検討などを通じて計画を策定し、実行に移すまでの一連のプロセスを含みます。

たとえば、新規事業の立ち上げ時に市場調査や競合分析を行い、自社の強みを活かせる領域を見極めたうえで、参入戦略や事業計画、撤退基準までを策定することが、戦略的思考の一例です。また、個人のキャリア形成においても、将来の目標を明確にし、それに必要なスキルや経験を逆算して計画的に行動することが、戦略的思考の実践例にあたります。

7. ビジョン構想力

ビジョン構想力とは、将来のあるべき姿や理想像を具体的に描き、組織やプロジェクトの方向性を示す能力です。達成したい魅力的な状態を関係者(チームメンバー、上司、顧客など)と共有し、実現に向けて人々を動機づける力と言えます。単なる夢物語ではなく、現状の課題や可能性をふまえつつ、実現可能な未来像として提示することが重要です。

たとえば、社長が「3年後には業界トップの顧客満足度を獲得し、全員が誇りを持って働ける会社にする」といった明確なビジョンを掲げ、その達成に向けた具体的なステップや意義を情熱的に語ることで、従業員の共感を呼び、主体的な行動を促せます。

ビジョン構想力は、複雑で不確実な時代において、状況を全体的に捉え構造化する力、すなわちコンセプチュアルスキルと深く結びついています。抽象的な概念としてビジョンを描き、先を見通す視点と構想力を組み合わせることで、組織や個人が進むべき方向を明確に示せるのです。困難な状況でも希望を持ち続けるための、強い推進力となるでしょう。

【関連記事:ビジョンとは?意味や例、企業におけるビジョンの策定方法を解説

8. 柔軟性

柔軟性とは、状況の変化や予期せぬ事態、あるいは他者からの異なる意見に対して、固定観念にとらわれず臨機応変に対応できる能力です。VUCA時代と呼ばれる今、イレギュラーな状況にも適切に対応し、目標達成に向けて柔軟に軌道修正する力が求められます。また、新たな知識やスキルを迅速に吸収し、多様な価値観を受け入れる姿勢も、柔軟性の重要な要素です。

たとえば、プロジェクト進行中に重要な顧客から要望の変更があった場合、その背景を丁寧に把握し、代替案を検討したうえで速やかに対応する姿勢が柔軟性にあたります。

変化のスピードが速い現代において、柔軟性はリスクを回避し、新たな機会をつかむために重要です。まるで柳のように、強風にも折れずしなやかに対応することで、持続的な成長と発展につながります。

9. 知的好奇心

知的好奇心とは、未知の事柄や興味を持った分野に対し、積極的に「知りたい」「理解したい」と探求する内発的な欲求です。知的好奇心は、新たな知識や情報の獲得を促し、個人の学習意欲や自己成長の原動力となります。関心の幅を広げることで、多角的な視点や柔軟な思考が育まれ、問題解決力の向上にもつながります。

具体例として、以下のような行動は知的好奇心の表れと言えるでしょう。
  • 専門分野以外のセミナーに参加する
  • 新しい技術トレンドに関する記事を読む
  • 異文化を持つ人々と積極的に交流する
知的好奇心は、既存の枠組みにとらわれない新しい視点やアイデアを生み出すきっかけとなり、創造性を大いに刺激します。得られた知識や経験をもとに物事の本質を見極め、複雑な課題を構造的に捉えるためには、知的好奇心が不可欠です。そうした意味で、知的好奇心はコンセプチュアルスキルの基盤とも位置づけられます。

10. 探求心

知的好奇心の延長線上にあるのが探求心です。探求心とは、物事の表面的な理解にとどまらず、その本質や根本原因、より深い意味を明らかにしようと、粘り強く掘り下げていく知的な欲求や姿勢を指します。「なぜそうなるのか?」「もっと良い方法はないのか?」と繰り返し自らに問いかけ、納得いくまで調べたり考えたりする力です。

たとえば、ある製品の売上が伸び悩んでいる際に、単に「市場が悪いから」と片づけるのではなく、顧客データや競合製品の動向、現場の声などを徹底的に調査し、真の原因を突き止めようとする姿勢が探求心にあたります。

探求心は、深い洞察力を養い、専門性の向上につながります。また、本質的な問題解決や革新的なアイデアを支える原動力としても重要です。知的好奇心が興味の「広さ」だとすれば、探求心は興味の「深さ」を追求する力と言えるでしょう。

11. 受容性

受容性とは、自分とは異なる価値観や意見、新しい情報を偏見なく受け入れ、理解しようとする姿勢です。多様な人材や考え方が共存する現代社会で、円滑なコミュニケーションや協調関係を築き、新たな視点やアイデアを取り入れて成長するために欠かせません。この姿勢は、変化への適応力を高め、前述の「柔軟性」とも深く関わります。

受容性は、コンセプチュアルスキルにおいて大切な構成要素でもあります。複雑な状況を俯瞰的に捉え、多様な視点を統合して本質を見極めるには、まず異なる意見や価値観を否定せずに受け止める力が必要だからです。さらに、受容性を高めることは、組織全体の学習力や革新性の向上にもつながり、持続的な成長を促進する力となります。

12. 先見性

先見性とは、現在の情報や状況、過去の傾向などを複合的に分析し、将来起こりうる変化やニーズ、潜在的なリスクや機会をいち早く見抜く能力です。単なる憶測や直感ではなく、論理的な推論や深い洞察に基づいて、未来の可能性を予測する力を指します。

たとえば、市場動向や技術革新を先読みし、新たな製品やサービスを先行して開発する企業の戦略が挙げられます。また、人口動態の変化を予測し、高齢化社会を見据えた介護・医療分野への早期投資なども先見性の一例です。

先見性は、変化の激しい環境の中で成長し続けるために必要であり、複雑な要素を統合して将来を構想するという点でコンセプチュアルスキルの重要な構成要素です。未来を正確に予測することは難しいものの、複数のシナリオを想定して備えることが求められます。

ここまで紹介したような目に見えにくい能力を客観的に評価し、育成につなげることは簡単ではありません。そこでおすすめしたいのがアセスメントサービスの活用です。
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コンセプチュアルスキルが高い人の特徴

打ち合わせをするビジネスパーソンたち
コンセプチュアルスキルが高い人には、複雑な情報を整理して本質を捉える力があります。そのため、業務や人間関係においても的確な判断と行動ができ、以下のような特徴として表れます。
  • 会話や説明がわかりやすい
  • 効率的に仕事を進められる
  • さまざまなアイデアを出せる
  • トラブルにも冷静に対応できる

会話や説明がわかりやすい

コンセプチュアルスキルが高い人は、複雑な内容でも相手に理解しやすく伝えられます。物事の重要な部分を的確に捉え、情報を整理し、論理的に話を組み立てる能力に優れているためです。相手の知識レベルや状況に合わせて言葉を選び、適切な例を用いるなど、結果的にコミュニケーション能力にも長けています。

会議でさまざまな意見が出た際にも、各意見の共通点や本質的な論点を整理し、議論を円滑に進められます。専門知識がない人に対しても、身近な出来事に置き換えて説明するなど、相手の理解を促す工夫ができるでしょう。

【関連記事:コミュニケーション能力とは?高い人の特徴・鍛え方と採用時の見極め方

効率的に仕事を進められる

コンセプチュアルスキルが高い人は、物事の本質を見抜く力により、何が重要で何を優先すべきかを的確に判断します。そのため、全体の優先順位づけが早く、無駄な作業を省いて効率良く業務を進められるのです。

急な仕事依頼が入った場合も、既存の業務との優先順位を素早く判断し、計画的に対応します。短時間で成果を出すだけでなく、日々の業務の中で非効率な部分を見つけ出し、具体的な改善策を提案して実行することで、チーム全体の生産性向上にも貢献します。

さまざまなアイデアを出せる

既存の枠にとらわれず、多角的な視点から新しいアイデアを生み出せるのも、コンセプチュアルスキルが高い人の強みです。ラテラルシンキング(水平思考)やクリティカルシンキング(批判的思考)を駆使し、情報を柔軟に組み合わせ、新たな視点から課題を捉え直すことができます。

たとえば、既存の商品やサービスに対して、これまで想定されていなかった新しい顧客層や利用方法を提案したり、一見まったく関係のない分野の知識や技術を結びつけて、革新的な解決策を思いついたりします。

トラブルにも冷静に対応できる

コンセプチュアルスキルが高い人は、予期せぬトラブルや困難な状況に直面しても、冷静かつ的確に対応できます。問題の本質を素早く見抜き、原因を客観的に分析する能力に優れているため、感情ではなく論理的な思考に基づいて最適な解決策を導き出せるのです。

また、状況の変化に応じて柔軟に方針を変更することもできます。たとえば、顧客から予期せぬクレームを受けた際も、まずは相手の言い分を冷静に聞いて問題の根本原因を特定し、再発防止策を含めた適切な対応を迅速に行えるでしょう。

コンセプチュアルスキルを高めるメリット

オフィスでパソコンに向かう横顔の女性
従業員のコンセプチュアルスキルを高めると、個人だけではなく組織にもさまざまなメリットをもたらします。具体的には、以下のようなメリットが挙げられます。
  • 生産性向上につながる
  • 課題解決力が向上する
  • イノベーション促進につながる
  • 環境変化への対応力が高まる
これらのメリットは、日々の業務から大きな経営判断に至るまで幅広く影響を及ぼします。

生産性向上につながる

業務の本質を的確に把握してムダをそぎ落とすことで、限られた時間やリソースを最も価値あるタスクに集中できます。その結果、一人ひとりのアウトプット量だけでなく質も高まり、チーム全体のパフォーマンスが底上げされます。

【関連記事:生産性向上とは?必要とされる背景や具体的な取り組み施策を解説!

課題解決力が向上する

コンセプチュアルスキルが高まると、問題発生時の初動スピードが速くなり、根本原因を見極めたうえで有効な対策を打てるようになります。表面的な対処ではなく再発防止を含む持続的な解決策を立案・実行できるため、同様のトラブル発生リスクを大幅に軽減します。

イノベーション促進につながる

固定観念に縛られない自由な発想と、異なる分野の知見を組み合わせる能力が育まれます。その結果、新規事業やサービス開発のアイデアが出やすくなり、挑戦を後押しする文化が醸成されるでしょう。失敗を恐れずにトライ&エラーを重ねることで、組織全体の創造性が大幅に高まります。

【関連記事:イノベーションとは?種類や成功事例をもとにわかりやすく解説

環境変化への対応力が高まる

コンセプチュアルスキルを高めることで、外部環境の変化を敏感に察知し、素早く戦略を転換できるようになります。市場や顧客ニーズの変化を的確に捉えたうえで迅速に対応できるため、予測困難な時代でも競争力を維持し、持続的な成長を支えることにつながります。

コンセプチュアルスキルを高めるには

Skill up(スキルアップ)の文字が書かれたメモ
コンセプチュアルスキルを高めるには、日常的な思考や行動を意識的に変えることが必要になります。たとえば、以下のようなアプローチが効果的です。
  • 抽象化・具体化の練習をする
  • MECE(ミーシー)を意識する
  • 物事の本質を問う習慣をつける
  • 多様な情報に触れる

抽象化・具体化の練習をする

抽象化と具体化を繰り返し練習することが、コンセプチュアルスキルの向上に直結します。抽象化によって複数の事例から共通点や本質を見抜くことが概念化の前提となり、さらに具体化によってその本質を現実の課題に応用できるからです。

たとえば、日々の業務で発生する課題やトラブルに対し、次のような問いを立てて考えてみましょう。
  • この問題は何を意味しているのか?
  • 似たケースに共通する要素は何か?
  • 今回のトラブルは前例と何が同じで、何が異なるのか?
こうした視点で思考を深め、本質的な要素を抽出することが、新たな課題の解決に活かされます。また、業務報告や会議の場では、抽象的な考えを具体例で補足したり、具体的な事象から共通パターンを抽出するトレーニングを重ねることで、思考の柔軟性と構造化の力が鍛えられます。

MECE(ミーシー)を意識する

コンセプチュアルスキルを高めるには、MECE(ミーシー:Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive の略)の考え方を意識することが重要です。これは論理的思考に欠かせないフレームワークで、物事を分析したりアイデアを整理したりする際に「モレなく、ダブりなく」情報を捉えることを目指します。

MECEを意識することで、問題の原因や重要な情報を見落とすリスクを減らし、同じことを繰り返し考えるといった無駄も防げます。結果として、全体像をバランス良く網羅的に捉える力が養われるのです。

【関連記事:MECE(ミーシー)とは?思考の基本や身につける方法、使い方を解説

物事の本質を問う習慣をつける

目の前の出来事や情報に対して、根本にある本質を問い続ける習慣を身につけることも不可欠です。
  • なぜ?
  • そもそも?
こうした問いは、表面的な事象に惑わされず、問題の根本原因や、取り組むべき本質的な課題を見つけ出すための強力なアプローチです。たとえば、売上が下がったときに「なぜ売上が下がったのか?」を繰り返し掘り下げることで、単なる数字の変動ではなく、顧客ニーズの変化や競合の動きなどの本質的な要因に気づけます。

多様な情報に触れる

コンセプチュアルスキルを向上させるには、日頃からさまざまな情報に触れることも心がけましょう。幅広い分野の知識や事例に接することで、思考の引き出しが増え、より柔軟かつ多角的な発想が可能になります。

適切な概念化を行うには、偏った知識や経験では限界があります。自分の専門領域にとどまらず、異なる分野の書籍を読んだり、異業種の人と交流したりする中で、新たな視点を取り入れる習慣を持つことが効果的です。

コンセプチュアルスキルを身につける効果的な方法

集合研修でコンセプチュアルスキルを学ぶ従業員たち
従業員にコンセプチュアルスキルを身につけてもらうには、単に知識を教えるだけでなく、多角的な育成アプローチが求められます。コンセプチュアルスキルは複合的かつ高度なスキルであり、簡単に習得できるものではないためです。

具体的には、以下のような方法が考えられます。
  • OFF-JT(集合研修)
  • OJT(実務での指導)
  • eラーニング(自己学習)
  • メンター制度

OFF-JT(集合研修)

OFF-JT(集合研修)は、体系的な知識や思考のフレームワークを効率的に学ぶうえで有効な方法です。専門の講師から集中的に指導を受けることで、複雑な概念も整理して理解しやすく、他の参加者との意見交換やグループワークを通じて、自分一人では気づけない多様な視点や考え方に触れられます。

たとえば、論理的に物事を考える「ロジカルシンキング研修」や、問題解決の手法を学ぶ研修などが代表的です。実際のビジネスシーンを想定したケーススタディを用いて、参加者同士で議論しながら本質を見抜くトレーニングも役立ちます。

【関連記事:集合研修とは?オンライン研修と組み合わせるメリットや内容を解説

OJT(実務での指導)

OFF-JTに加え、OJT(実務での指導)も欠かせません。研修で学んだ知識や考え方も、日常業務の中で意識して使わなければ、実際はなかなか身につかないからです。

具体的な業務の問題に対して、上司や先輩が「この問題の本質は何だと思う?」「どうすればもっと広い視野で考えられる?」などと問いかけをしたり、思考のプロセスを一緒に辿ったりすることで、生きたスキルとして定着していきます。

【関連記事:OJTとは?意味をわかりやすく解説!OFF-JTとの違いや研修の進め方など

eラーニング(自己学習)

必要に応じて、eラーニング(自己学習)も活用すると良いでしょう。eラーニングには、従業員一人ひとりが自分のペースで知識を深め、納得いくまで繰り返し学習できるメリットがあります。時間や場所に縛られずに学べるため、忙しい業務の合間にも取り組みやすく、それぞれの理解度や進捗に合わせて学習を進められるのも特徴です。
メンター制度
メンター制度を導入すれば、研修や自己学習だけでは難しい高度な視点や深い思考も身につけやすくなります。経験豊富な先輩や上司から定期的にアドバイスをもらうことで、自分では気づきにくい課題や伸びしろを発見できるからです。また、信頼できる先輩に気軽に相談できる環境は、安心して新しい挑戦をする上での心の支えにもなるでしょう。

【関連記事:メンターとは?制度の導入で得られる効果やデメリット、成功のポイントを解説

コンセプチュアルスキルを身につけて成長につなげよう

スキルについて話し合うビジネスパーソンたち
本記事では、コンセプチュアルスキルの意味や具体的な構成要素、このスキルが高い人の特徴、習得の方法などを詳しく解説しました。

コンセプチュアルスキル(概念化能力)は、複雑な情報や状況を抽象化して抽出し、物事の本質を抽出して捉える能力です。変化の激しい現代のビジネス環境において、企業の課題解決やイノベーション創出に欠かせません。

本記事で紹介した内容を参考に、自社に合わせた取り組みを実践し、個人および組織の成長につなげていきましょう。
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