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採用

ビジョンとは?意味や例、企業におけるビジョンの策定方法を解説

「ビジョン(vision)」とは将来の見通しや未来像などを意味する英単語で、日本ではおもに「企業(個人)の目指している将来像」を指します。

採用活動においても、企業説明会や採用サイトなどで企業のビジョンをアピールすることが多いでしょう。

本記事ではビジネスシーンにおける「ビジョン」の意味や例、類義語との違いについて解説します。企業におけるビジョンの策定方法や魅力的なビジョンを策定するポイントについても紹介しますので、ぜひご一読ください。

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ビジョン(vision)とは?重要性や類義語との違いを解説

「ビジョン(vision)」は将来像や未来への展望の意味で使用されます。
  • 企業や組織のビジョン:事業を通して実現したい自社の未来の姿
  • 個人のビジョン:将来像、なりたい自分像
どこまでの未来を想定して「ビジョン」を使用するかはケースバイケースですが、短期的ビジョンはおおよそ3年〜5年以内、長期的ビジョンは5年〜10年以上を想定していることが多いでしょう。

また長期的ビジョンと短期的ビジョンの両方を設定する場合は、短期的ビジョンは「ゴールまでの通過点」のニュアンスが強くなります。

なぜ企業にとってビジョンが重要なのか?

企業が成長するうえでビジョンは重要な要素です。魅力的なビジョンの策定は、企業に以下のようなメリットをもたらします。
  • 組織の行動や意思決定に一貫性を持たせられる
  • ビジョンの周知により、組織と従業員が方向性を共有しやすくなる
  • 企業のステークホルダーの支持や理解を獲得しやすくなる
3つ目の「企業のステークホルダー」には求職者も含まれます。魅力的なビジョンは、そのビジョンに共感する人材、ひいては自社の社風にマッチする人材を集めることにも寄与するのです。

ビジョンがない企業に将来性を感じる投資家や顧客は少ないでしょう。ビジョンの策定は、採用活動や広報活動などさまざまなシーンで効果を発揮するのです。

ビジョンと目標の違い

「ビジョン」と近い意味の言葉に「目標」がありますが、ビジネスシーンにおける「目標」はおもに短中期での数値目標を指します。たとえば「昨年より売上を10%アップさせる」、「内定者数を昨年の2倍にする」といった場合は、ビジョンより目標を使うほうが適切です。
  • 目標:測定可能な数値など定量的に示されているもの
  • ビジョン:理想としている状態など定性的に示されているもの

ビジョンとミッション、バリューの違い

多くの企業では、ビジョンと一緒にミッション(mission)とバリュー(value)を策定しています。
  • ミッション:企業の使命や存在意義を意味し、「何のために企業があるのか」を言語化したもの
  • バリュー:企業全体で共有している価値観を表したもので、組織の行動指針とも言い換えられる
ミッション、ビジョン、バリューは3つあわせて「MVV」と略され、企業サイトでは経営理念とともによく提示されています。

ただ、企業ごとにMVVの捉え方にはグラデーションがあり、明確な区別が難しい場合も少なくありません。

とくにミッションとビジョンは混同されがちですが、ミッションは「企業がすぐに行動できる内容」を、ビジョンは「ミッションを達成した結果として得たい将来像」を示している点に違いがあります。時間軸に注目すると区別しやすくなるでしょう。

なお近年ではMVVではなく、志や存在意義などを意味するパーパス(purpose)を使用している企業もあります。パーパスはMVVより高い抽象度で表現される傾向にありますが、おおよそミッションと同義と捉えて問題ありません。

【関連記事:パーパスブランディングとは?採用・人材育成に活かすポイントを解説

ビジョンと経営理念との違い

経営理念は経営哲学や信念、存在意義、方向性などを明文化したものです。ビジネスにおけるMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)を包括したものが企業理念とも言えるでしょう。

経営理念については以下の記事をご覧ください。

【関連記事:経営理念とは?意味や重要性、作り方、有名企業の事例を紹介

日本企業のビジョン例

日本企業が掲げているビジョンを具体例として紹介します。
  • パーソルグループ
  • トヨタグループ
  • サントリーホールディングス株式会社

パーソルグループ

パーソルグループではグループビジョンとありたい姿を切り分け、以下のように設定しています。
グループビジョン「はたらいて、笑おう。」
ありたい姿「“はたらくWell-bing”創造カンパニー」
転職・就職支援や人材派遣などの事業を展開する企業として、多様化する働き方・生き方を応援したいとの想いが込められています。

参考:PERSOL|経営理念・グループビジョン

トヨタグループ

世界的自動車メーカーのトヨタは、2024年1月末のニュースリリースにて、新しいグループビジョンを発表しました。
グループビジョン「次の道を発明しよう」
自動車産業を取り巻く環境が大きく変わるなか「多様なモビリティサービスを通じて、世界中のすべての人に笑顔や幸せを提供する企業グループへのモデルチェンジを目指す」との想いが込められています。

ビジョンとあわせてグループの「心構え」も策定・発表されており、トヨタグループの原点とも言えるモノづくりへの情熱が示されています。

参考:TOYOTA|トヨタグループ17社、未来への指針となる「ビジョン」と「心構え」を共有

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社

日本国内でコカコーラを製造・販売しているコカ・コーラ ボトラーズジャパンでは、以下の4文にわけてビジョンを示しています。
・すべてのお客さまから選ばれるパートナーであり続けます
・持続可能な成長により、市場で勝ちます
・常に学びながら成長します
・コカ・コーラに誇りを持ち、誰もが働きたいと思う職場をつくります
抽象的な表現でビジョンを示す企業が多いなかで、「〜します」という標語の形を取っているのが特徴的です。

参考:コカ・コーラ ボトラーズジャパン|企業理念

日本企業におけるビジョンの傾向

前項で日本企業のビジョンを紹介しました。企業ビジョンに共通の書き方やルールは存在しませんが、日本企業のビジョンを見比べると大企業と中小・ベンチャー企業で以下のような傾向が見られます。

<大企業ビジョンの傾向>
  • 長期的な安定性を意識したビジョンが多い
  • 技術力を土台に時代の変化への対応を目指すビジョンが多い
<ベンチャー企業や中小企業のビジョンの傾向>
  • はじめからグローバル視点を持ったビジョンが多い
  • 新技術や新しいビジネスモデルで市場の変革を目指すものが多い

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企業ビジョンの策定方法

ビジョンは企業の将来像を示しているため、未来のビジネス環境を想定しながら策定する必要があります。

ビジョンの策定方法を4ステップで紹介します。
  • Step 1. 事業内容の現状分析
  • Step 2. ビジネス環境の将来を描く
  • Step 3. 未来のありたい姿を描く
  • Step 4. 社内外へビジョンを共有する

Step 1. 事業内容の現状分析

まずは企業が現在展開している各事業の強み・弱みと事業環境を分析します。現状分析を行うことで、実現性が乏しいビジョンや企業の良さを損なうようなビジョンを設定してしまうミスを防げます。

SWOT分析などで内部環境と外部環境のプラス要素とマイナス要素を分析し、その後に市場トレンドや顧客ニーズなどを整理して、企業の状況を客観的に把握しましょう。

SWOT分析などのフレームワークについては以下の記事で紹介しています。

【関連記事:採用戦略に使えるフレームワーム5選!導入のメリットや戦略の立て方は?

Step 2. ビジネス環境の将来を描く

企業を取り巻くビジネス環境が5年後、10年後どのように変わっているかを検討します。

PEST分析などのフレームワークを使用し、技術革新の可能性や、社会動向、政治・経済動向など、事業に影響を与える可能性のある要因を洗い出しましょう。短期から長期に至るまでビジネス環境の変化を具体的に検討する必要があります。

このとき、もっとも発生する可能性の高い未来のほかに、企業にとって最悪の未来も検討しておくと、市場変化に対して柔軟性が高いビジョンの策定につながります。

Step 3. 未来のありたい姿を描いて言語化する

Step 1の現状を踏まえ、Step 2で描いた環境変化において企業がどのように変化・成長していくべきかを描きます。このとき、ミッションとバリューを考慮して以下の視点を取り入れましょう。
  • 企業としてどのように未来の社会に貢献したいか
  • 企業が5年後、10年後も大切にしたい価値観はなにか
地域との連携を大切にしている企業であれば、地域への貢献を軸として将来像を描くことになるでしょう。組織の文化やこれまでの歴史を踏まえ、従業員も共感しやすい現実的な将来像を描くことが大切です。

その後、描いた将来像をシンプルでわかりやすい言葉に落とし込んでビジョンとします。

Step 4. 社内外へビジョンを共有する

ビジョンを策定したら、社内報やコミュニケーションツール、研修などで従業員にビジョンを公開します。社外に対しては、企業サイトや企業SNS、プレスリリースなどを活用します。

とくにビジョンの社内への周知徹底は重要なステップです。ビジョンは従業員に共有されてこそ効果を発揮します。ビジョン策定の背景や込めた想いとともに繰り返し周知し、組織へ浸透させましょう。

魅力的なビジョンを策定するポイント

明確で力強いビジョンは、従業員のモチベーションを高め、競合との差別化にもつながります。魅力的なビジョンを策定するポイントを4つ紹介します。
  • 世の中との関わり方を盛り込む
  • 遠い未来を想定しすぎない
  • 経営者・従業員・顧客の三方の意見を取り入れる
  • ミッションとバリューとの整合性を取る

世の中との関わり方を盛り込む

ビジネスを展開することで、企業として世の中とどう関わっていきたいのかをビジョンのなかに盛り込みましょう。

たとえばソフトバンク株式会社はビジョンに「『世界に最も必要とされる会社』」を目指して」を掲げています。これが仮に「世界のトップ企業を目指す」であれば、受ける印象は大きく異なるでしょう。

企業成長によって社会の発展や幸福にどのように貢献したいのかを含めると、力強さと魅力を兼ねたビジョンが策定できます。

参考:ソフトバンク|理念・ビジョン・戦略

遠い未来を想定しすぎない

日本の大企業は長期的なビジョンを掲げる傾向がありますが、スタートアップや中小企業のビジョンは10年先のような比較的近い未来での自社の在り方を設定することをおすすめします。

現状と地続きかつ実現可能なビジョンを策定することで、従業員も自分ごと化して捉えやすくなります。

経営者・従業員・顧客の三方の意見を取り入れる

ビジョンの策定は経営者層がトップダウンで策定するのが一般的ですが、上層部が一方的に決めたビジョンは従業員・顧客から共感されないおそれがあります。

経営者層が中心になってビジョンを決める場合でも、従業員や顧客の声はリサーチすることをおすすめします。

たとえば「自社の良さと課題はどこにあると思うか」「なぜ自社の商品・サービスを利用しているのか」を調べると、経営者層が見落としていた企業価値や解決すべき課題が把握できるでしょう。

ミッション・バリューとの整合性を取る

企業サイトや採用サイトなどでは、経営理念と一緒にミッション、ビジョン、バリューの3つがセットで提示されることがよくあります。よって、ビジョンと他2つの整合性は重要です。

ミッションとビジョンの方向性がずれていたり、バリューとビジョンが矛盾していたりすると、非現実的なビジョンという印象を受けてしまいます。「バリューに基づき、ミッションの遂行によってビジョンを実現する」と矛盾なく説明できるように策定しましょう。

ビジョン策定は採用活動などにもメリットがある

多くの企業は企業サイトや採用サイトなどで企業のビジョン、将来のありたい姿を提示しています。ビジョンは企業が目指す方向を示すものであり、明確かつ共感できるビジョンは従業員のエンゲージメントを高めるとともに求職者の目にも魅力的に映ります。

売り手市場が続くなか、採用活動で優秀な人材を獲得するためにも、魅力的なビジョンを策定しましょう。

またビジョンは策定して終わりではなく、組織に浸透してこそ意味があります。すでにビジョンを策定している企業も、現在のビジョンが従業員に十分に理解されているのか確認することをおすすめします。

ビジョンの組織への浸透および従業員のエンゲージメント状況を評価する方法としては、たとえばミイダスが提供しているエンゲージメント分析ツール「はたらきがいサーベイ」が有効です。

以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご一読ください。

【関連記事:無料で使える「ミイダスはたらきがいサーベイ」とは?導入のメリットや使い方を紹介

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