本記事では、リフレッシュ休暇の制度内容やメリット・デメリット、導入におけるポイントについて解説します。新しい休暇制度を導入したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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リフレッシュ休暇は「心身の回復を目的とした休暇制度」

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リフレッシュ休暇の制度内容
取得条件
企業独自の取得条件を設け、積極的に休暇取得を推進しているケースも見受けられ、企業の考え方や特徴が反映されていると言えるでしょう。
日数
企業によっては勤続年数に応じて休暇日数を増やすケースもあるため、上記はあくまで平均の数値です。
給与の有無
一般的には、リフレッシュ休暇でも給与を支給している企業が圧倒的に多いと見てよいでしょう。
有給休暇との違い
リフレッシュ休暇は法的な義務がないのに対し、有給休暇は2019年4月の労働基準法の改定により、企業が従業員に取得させることが義務化されました。
第三十九条 使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
引用:厚生労働省「○労働基準法 第三十九条」
また、基本的に有給休暇は次年度に繰り越しできますが、リフレッシュ休暇の場合は企業によって異なります。
リフレッシュ休暇の導入状況

2021年の調査では13.1%の導入率だったことから、リフレッシュ休暇を取り入れる企業が微増していることが分かります。一見数値が低いように思われますが、あくまでリフレッシュ休暇単体での導入状況なので、各企業では夏季休暇や特別休暇などの制度を設けている場合がある点には留意する必要があります。
リフレッシュ休暇を導入する企業のメリット6選

- 従業員のワークライフバランスが向上する
- 従業員のメンタルヘルス対策になる
- 従業員エンゲージメントの向上につながる
- 生産性が向上し、新たなイノベーション獲得につながる
- 属人化防止と従業員の適性をはかる手段になる
- 企業イメージの向上につながる
従業員のワークライフバランスが向上する
趣味を満喫したり、家族や友人とコミュニケーションを取ったりすることで、ワークライフバランスが向上しやすくなるのです。
従業員のメンタルヘルス対策になる
特に、リフレッシュ休暇の取得を推奨している企業では、業務の引き継ぎもしっかりと行われるため、仕事のことを忘れておおいにリフレッシュできるでしょう。
オンとオフの切り替えが明確にできるため、従業員のメンタルヘルス向上が期待できます。
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従業員エンゲージメントの向上につながる
【関連記事:従業員エンゲージメントとは?注目されている背景や取り組み方を紹介】
生産性が向上し、新たなイノベーション獲得につながる
斬新なアイデアによって生産性も向上することから、リフレッシュ休暇の導入は企業にとっても有益なものです。
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属人化防止と従業員の適性をはかる手段になる
属人化を防止することで、他の従業員に業務を任せることで透明性が増したり、リフレッシュ休暇以外に何らかの理由で担当者が不在になった時でも対応可能になったりと、業務が円滑に進むようになります。
また、普段手を付けない業務に携わることで、意外な適性を発揮するケースも少なくありません。適性のある業務に本格的に携わるようになれば、モチベーションや生産性の向上も期待できるでしょう。
企業イメージの向上につながる
休暇制度が充実している企業ほど、ワークライフバランスへの配慮が行き届いていると求職者にアピールできるので、必然的に企業イメージの向上につながります。
【関連記事:「ここで働きたい」と思わせるには?企業が意識したいポイントを解説】
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リフレッシュ休暇を取得する従業員のメリット3選

- 業務フローを見つめなおし、業務効率化につなげられる
- 計画的な休暇の取得が可能になる
- 新しいアイデア創出のきっかけになる
業務フローを見つめなおし、業務効率化につなげられる
もし毎年リフレッシュ休暇を取得する企業であれば、定期的に業務の効率化がなされることになるでしょう。
【関連記事:生産性向上とは?必要とされる背景や具体的な取り組み施策を解説!】
計画的な休暇の取得が可能になる
新しいアイデア創出のきっかけになる
アイデアは業務に役立つことに限らず、私生活を有意義に送るためのものかもしれません。いずれにしても、従業員のエンゲージメントやワークライフバランスの向上につながることは間違いありません。
リフレッシュ休暇を導入する企業のデメリット3選

- 業務過多、および休みにくい雰囲気では制度が形骸化する
- 引き継ぎ不足が起きると業務が停滞する
- 給料や支給金に関する規定を定める必要がある
業務過多、および休みにくい雰囲気では制度が形骸化する
企業全体で業務効率や休暇取得の推進を行わなければ改善が難しい問題であるため、リフレッシュ休暇が計画的に運用できる風土であるかを確認する必要があるでしょう。
引き継ぎ不足が起きると業務が停滞する
リフレッシュ休暇の実態が上記のようだと、ワークライフバランスに魅力を感じて入社した従業員のエンゲージメント低下を招いてしまいます。
給与や支給金に関する規定を定める必要がある
企業によっては、休暇中に給与や支給金を支払うこと自体がデメリットとなる可能性もあるでしょう。
リフレッシュ休暇を取得する従業員のデメリット2選

- 一時的に業務量が増加する
- 場合によっては休暇中でも業務対応が必要になる
一時的に業務量が増加する
【考えられる業務負担の例】
- 引き継ぎに必要な準備や段取り
- 通常業務と引き継ぎ業務の遂行
- 休暇復帰後に滞っていた業務の遂行
場合によっては休暇中でも業務対応が必要になる
休暇中の業務対応は心身が休まる時間がなくなり、復帰後のモチベーション低下につながってしまうでしょう。
リフレッシュ休暇を導入する際のポイント4選

- 取得条件を明確化して全体に周知する
- 経営陣や上司が率先して取得推進を図る
- 引き継ぎが滞りなく行えるための対策を行う
- 柔軟に休暇を取得できるように運用する
取得条件を明確化して全体に周知する
実際に検討しておきたい取得条件の例は以下のとおりです。
- 対象者:雇用形態による取得条件を設けるかどうか、退職予定者や試用期間中はどう扱うか
- 勤続年数:一定の勤続年数で取得するか、毎年取得できるようにするか
- 休暇日数:一定の日数を付与するか、勤続年数で日数を増やすか
- 取得可能期限:取得可能日から〇ヶ月以内を期限とするか、次年度への繰り越しを可能とするか
- 勤続年数で取得させる場合は、該当社員にメールなどで通知する
- 実際に取得した従業員に広報担当者がインタビューを行い、社内報などで周知する
- 取得条件や取得方法を明記したポスターを掲示する など
経営陣や上司が率先して取得推進を図る
日本人ならではの考え方として、忙しい同僚を差し置いて休暇を取得するのを後ろめたいと思ってしまいがちです。そこで、経営陣や上司が率先して取得し、他の従業員にも積極的に勧めることで、休暇を取得しやすい雰囲気を作っていきましょう。
他にも、リフレッシュ休暇を取得する部下の引き継ぎを率先してサポートするのも、リフレッシュ休暇取得をうながす潤滑油となります。
引き継ぎが滞りなく行えるための対策を行う
属人化が常態化すると、特定の従業員にしか分からない業務が増加し、情報共有不足や担当者不在時の業務が停滞する原因となります。
もし属人化傾向にある組織がリフレッシュ休暇を導入する場合は、マニュアルを作成して業務をシステム化するのが効果的です。誰が取り組んでも一定の成果がでる仕組みにすることで、引き継ぎが容易になり休暇を取りやすくなるでしょう。
【関連記事:ブラックボックス化とは?属人化との関係性やリスク、解消方法を解説】
柔軟に休暇を取得できるように運用する
リフレッシュ休暇の活用事例
株式会社ワークスメディア
従業員の過ごし方は人それぞれで、海外旅行・実家への帰省・お店めぐり・友人に会うなど多種多様です。また同社では従業員全員が「仕事は定刻内に終わらせるようにする」意識で働いているため、長時間労働や休日出勤がありません。リフレッシュ休暇を導入しやすい風土であると言えるでしょう。
リフレッシュ休暇が毎年取得できることに加えて、ワークライフバランスの充実も図れることから、同社の企業イメージ向上に大いに役立っています。
出典:株式会社ワークスメディア「福利厚生」
株式会社ノバレーゼ
他にも同社には「徹底的に楽しむ文化」に基づき、前年度のMVPの公表やアーティストを招く「社員総会NOVASPO」、会社から年2回付与される「Rockの日」、勤続10年目に同期と海外旅行に行ける「勤続10周年記念海外旅行」といった休暇制度もあります。
出典:株式会社ノバレーゼ「ノバレーゼの企業理念、文化について」
企業独自のユニークな休暇制度も紹介

ここからは独自の休暇制度を導入している企業を4社紹介します。リフレッシュ休暇だけに縛られず、さまざまな休暇制度の創設を検討してみてください。
株式会社伊藤商会│ファミリーケア休暇
出典:株式会社伊藤商会「社内制度」
株式会社アイ・ティ・エス│健康促進休暇制度
出典:株式会社アイ・ティ・エス「面白い制度」
株式会社東邦銀行│イクまご休暇
また、「イクまご休暇」という分かりやすいネーミングも、行員への周知徹底に役立っているそうです。
出典:株式会社東邦銀行「孫のために休む「イクまご休暇」を特別休暇に 追加し年次有給休暇の未取得分を有効活用」
株式会社髙島屋│おかえりなさい休暇
同社はシフト制の週休2日制であり、数日おきに1日休むのが基本です。そのため、おかえりなさい休暇を有効活用し、日帰りでは不十分な家族の時間を多く確保できるようにしています。
出典:厚生労働省「株式会社高島屋 ボランティア休暇 / スクールイベント休暇 /おかえりなさい休暇」
従業員のエンゲージメントを高めるには「ミイダス」

そこで、今回はアセスメントツールの中から、以下の3つを紹介していきます。
- コンピテンシー診断:人材の適性や資質を可視化する人材アセスメントツール機能
- 組織サーベイ:5分程度のアンケートで従業員のコンディションを分析し、適切なアクションを起こすタイミングを見定める機能
- はたらきがいサーベイ:従業員の「はたらきがい」や「課題」を「満足度」と「重要度」の両面から可視化する機能
コンピテンシー診断
具体的なコンピテンシー診断の診断項目の一例は以下のとおりです。
【コンピテンシー診断の診断項目一例】
コンピテンシー項目 | コンピテンシー定義 (5以上) | コンピテンシー定義 (5以下) |
---|---|---|
ヴァイタリティ | 活動的 行動することで生き生きとする。常に忙しくしていたい。 やるべきことが沢山ある状態を楽しいと思う。 競争性 勝ちたいと思う。競争を楽しみ、負けることを嫌う。 | 活動的 物事を一定のペースでやりたがる。負荷が大きすぎる仕事を好まない。 競争性 人と競争することを好まない。勝つことよりも参加することに意義を見出す。 |
人あたり | 社会性 初対面の人と会うのも気楽である。公式の場でもくつろげる。 面倒み 他人に共感でき、思いやりがある。世話好きで他人の個人的な問題にも支援を惜しまない。 | 社会性 公式な場でないほうが気楽である。初対面の人と会う時ぎこちない。 面倒み 誰に対しても思いやりの態度を取るわけではない。他人の個人的な問題から距離を置く。 |
チームワーク | 社会性 初対面の人と会うのも気楽である。公式の場でもくつろげる。 協議性 広く相談し、他の人に意思決定への参加を求める。自分一人で決定を下すことは少ない。 | 社会性 公式な場でないほうが気楽である。初対面の人と会う時ぎこちない。 協議性 人に相談せず決定しようとする。自分一人で決定を下すことを好む。 |
創造的思考力 | 創造的 新しいアイデアを生み出す。新しいものを作り上げることを好む。独創的な解決法を考える。 概念性 理論に関心を持つ。抽象的な概念について話し合うことを楽しいと思う。 | 創造性 アイデアを生み出すよりも、既にあるものの上に積み上げていくほうである。新しいものを作り出したり、発明したりすることは少ない。 概念性 理論的な問題よりも実務的な問題を扱うことを好む。抽象的な概念を扱うことを嫌う。 |
問題解決力 | データへの関心 数字を扱うことが好きで統計データを分析することを楽しむ。事実や数字に基づいて判断する。 概念性 理論に関心を持つ。抽象的な概念について話し合うことを楽しいと思う。 | データへの関心 事実や数字よりも、意見や気持ちなどを重視する。統計データ等を使うことを避けようとする。 概念性 理論的な問題よりも実務的な問題を扱うことを好む。抽象的な概念を扱うことを嫌う。 |
状況適応力 | 社会性 初対面の人と会うのも気楽である。公式の場でもくつろげる。 人間への関心 人の行動や動機を理解しようとする。人を分析することを楽しむ。 | 社会性 公式な場でないほうが気楽である。初対面の人と会う時ぎこちない。 人間への関心 人の行動の背景に関心がない。人を分析しようとしない。 |
プレッシャーへの耐力 | 余裕 リラックスできる。あまり緊張しない。概ね冷静で落ち着いている。 タフ あまり他人の言動で傷ついたりしない。侮辱を聞き流せる。自分への批判に対して鈍感である。 | 余裕 緊張しやすい。リラックスしにくい。仕事からの気分転換がなかなかできない。 タフ 感じやすく批判されると傷つきやすい。理不尽な発言や侮辱に動揺する。 |
オーガナイズ能力 | 先見性 長期的な見方をする。将来の目標を設定し、戦略的に考える。 緻密 物事の細部に目がいく。物事を順序立てて系統的に処理することを好む。細部にとらわれすぎることがある。 | 先見性 長期的な問題よりも、目の前の問題に目がいく。物事をあまり戦略的に考えない。 緻密 細かなことにとらわれない。物事を順序立てて系統的に考えることに苦手意識がある。細かい仕事を嫌う。 |
統率力 | 指導性 リーダーとなって指揮を取り、何をすべきか人に指示する。主導権を取ることを好む。 協議性 広く相談し、他の人に意思決定への参加を求める。自分一人で決定を下すことは少ない。 | 指導性 人にリードしてもらうほうが良い。何をすべきか人に指示することを好まず、指揮をとることはあまりない。 協議性 人に相談せず決定しようとする。自分一人で決定を下すことを好む。 |
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組織サーベイ

【組織サーベイのアンケートカテゴリ】
能力の発揮、成長実感など、仕事にやりがいを持って取り組んでいるか
ミッション
会社からの評価、適切な難易度など、自身のミッションを適切ととらえ、前向きに取り組んでいるか。
健康
精神的ストレス、肉体的ストレス、十分な休息など、健康的に働けているか
支援
上司や同僚から、仕事を進めるうえで適切なサポートを受けられているか
人間関係
職場の上司や同僚とは良好な関係を築けているか、気軽に会話することができるか
組織
経営陣や上司への信頼、事業やミッションへの共感など、会社組織に対して信頼はあるか
アンケートの所要時間は1回につき5分と短く、従業員の業務に支障をきたすおそれがありません。定期的なアンケートにより、都度変化するモチベーション把握や離職の兆候をとらえ、適切な対応ができるようになります。
【関連記事:ミイダス組織サーベイとは?使い方の流れや導入事例を紹介】
はたらきがいサーベイ

具体的には、以下のような内容を分析・可視化し、従業員が抱える不満に対して適切なアプローチができるようになります。
- 会社への貢献意欲
- 従業員が会社、および組織に求めるもの
- はたらきがいのある環境であるか
- 解決すべき課題の優先順位 など
組織サーベイやはたらきがいサーベイのような「エンゲージメントサーベイ」は、他社だと年間で数十万〜数百万円もの利用料がかかるところ、ミイダスでは無料でご利用いただけます。
【関連記事:無料で使える「ミイダスはたらきがいサーベイ」とは?導入のメリットや使い方を紹介】
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