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採用

採用業務を効率化する方法とは?活用できるツールも解説

「コストや時間を最小限に抑えつつ、より優れた人材を採用する」
「入社後の定着率が高いので、採用にかけた時間が無駄にならない」

上記のような効率のよい採用業務を行うには、どうすればよいのでしょうか。

本記事では、採用業務を効率化する具体的な方法や役立つツール、実際に効率化に成功した企業事例などについて解説します。

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採用業務の効率化が必要な理由

採用の担当者が任されている業務は、以下のように多岐にわたります。

<採用業務の一般的な流れ>
  • 採用戦略を立てる
  • 募集要項を決める
  • 求人情報を公開する
  • 説明会やセミナーを開く
  • 選考(書類・面接・適性検査)
  • 内定通知・内定者へのフォロー対応
  • 入社手続き
こうした工程の一つひとつは予想以上に時間がかかるものです。とくに採用担当者がほかの業務も兼任する場合は、効率化は不可欠でしょう。

また、採用の質を上げるためにも、採用業務の効率化は有効です。無駄な作業時間を削減して、その分、採用戦略の立案に注ぐ時間を確保したり、採用をスピードアップすることで優れた人材を獲得しやすくなったりする効果が期待できるためです。

採用業務を効率化する方法

採用業務の効率化は、単に作業の無駄を省くだけではありません。より優れた人材や自社にフィットする人材を、最小限の時間やコストで、いかに効果的に採用できるかが重要なテーマです。

本章では、採用業務の効率化に役立つ、以下の8つの方法をご紹介します。

<採用業務を効率化する方法>
●採用プロセスの改善
●採用業務のマニュアル作成
●評価基準の統一
●オンラインの活用
●応募者対応の自動化
●採用マーケティングの導入
●採用代行(RPO)サービスの活用
●採用システムやツールの活用
それぞれの特徴について見ていきましょう。

採用プロセスの改善

採用プロセスとは、採用の計画から応募者と出会い、採用に至るまでの過程です。そのプロセスの中で、コストや労力の無駄が起こっていないか見直してみましょう。

たとえば、「応募に来る人がターゲット外であることが多く、その対応に時間を割かれている」という場合、求人情報で公開した仕事内容を、より具体的に書き変えることが有効です。

また、「面接をしても合格者がなかなか出ない」という場合は、面接官によって評価にばらつきがあることが考えられるため、評価基準を統一させます。

このように、採用プロセスの各ステップでかけるコストや労力と、効果のバランスを考慮しながら分析をし、改善策を実行していきましょう。

採用業務のマニュアル作成

採用業務の無駄を省くには、マニュアルを作ることも有効です。マニュアルがあるとスピード感が上がるだけでなく、採用活動に一貫性が生まれる効果も期待できます。

採用業務のマニュアル作りでは、自社の採用にまつわる全プロセスを文書にします。「応募者への連絡はどう行う?」といった採用プロセスの各ステップでの細かな手順や方法はもちろん、企業理念や求める人物像、面接での評価基準、採用業務に関連する法令についてなどもまとめておくとよいでしょう。

マニュアルを作る前には、これまでの採用プロセスにおける課題を洗い出し、求める人物像について社内でのヒアリングをするなど、事前準備も十分に行えると理想的です。

評価基準の統一

採用後にミスマッチから早期退職を生み、再募集することになった……という事態を防ぐには、選考時の評価基準を明確にすることが大事です。

「どのような人を採用したいか」について、採用担当者と面接官の意見をすり合わせて採用基準を統一させておくと、自社に合う人材を採用しやすくなります。評価基準に満たない応募者は見送ることができ、複数の応募者の中から採用者を決める会議に擁する時間も削減できるでしょう。

評価基準は大まかではなく、行動基準にまで具体化することが成功のコツです。たとえば、「コミュニケーションスキルを重視する」という設定に留めず、「笑顔があり、ハキハキと喋れるか面接時に注視する」などとしましょう。

オンラインの活用

応募者を効率的に集めるには、「オンライン面接」「オンライン説明会」を活用するのもよいでしょう。

ZoomやGoogle Meetなどのオンラインツールを使って面接や説明会を行うものです。パソコンやスマートフォンがあれば、全国各地からユーザーが参加できます。

また、会場を借りて会社説明会を行う場合に発生する設営、片付けなどの時間も、オンライン会社説明会であれば必要ありません。業務の効率化にも役立ちます。

一方で面接については「オンラインでは、応募者の見極めが難しいのでは?」といった不安もあるでしょう。オンライン面接で見極めの精度を上げるには、すべての応募者に対し、あらかじめ決めておいた同じ質問を投げかけ、一定の基準に基づいて評価する「構造化面接」が有効です。「構造化面接」の併用も検討してみましょう。

関連記事:コロナ禍で進む「オンライン面接」。 「構造化面接」との併用で、見極め精度は格段に向上する!

応募者対応の自動化

主に大手企業では、応募者対応をAIツールで自動化するケースも増えてきました。AI採用ツールによっては、応募者の中から自社が求める経験やスキルをもつ人材だけをAIが選り分けてくれます。エントリーを受けたらチャットボットが自動応答し、面接の日程も調整してくれるものなども登場しています。

応募者にとっても、返信が早く、選考がスムーズに進むことはメリットがあります。その企業に対する印象がよくなり、内定承諾率を上げることにもつながるでしょう。

ただし、AI ツールなどでの自動化は利用料が高額なことがよくあります。社内にツールを使いこなせる人材がいるかどうかも含め、コストとの費用対効果を事前に吟味する必要があるでしょう。

採用マーケティングの導入

「採用マーケティング」とは、自社のファンを育てる取り組みです。まだ転職を考えていない潜在層にもアプローチし、認知され、応募され、入社後に活躍してもらうといった流れを促します。

ブログやSNSで社内の雰囲気を発信したり、イベントを開催したり、採用マーケティングのやり方はさまざまです。「こんな人に応募してほしい」というターゲット層が何を求めているのか、それに合わせた情報を発信していきます。

採用マーケティングを行うと、「この会社ではたらきたい」という意欲や誇りをもった人材に出あいやすくなります。応募者を効果的に増やせるだけでなく、内定辞退や早期離職を防ぐ効果も期待できるのです。

RPO(採用代行サービス)の活用

「採用担当者の数が足りない」「採用戦略を立てるための時間を割けない」といった場合には、RPO(採用代行サービス)を活用する方法もあります。国内にはいくつものRPOが存在し、業務の一部またはすべてを委託することができます。

この方法のよいところは、専門家が採用戦略を立てたり応募者に対応したりすることで、採用活動の質向上が期待できることです。

一方で、採用に関するノウハウが社内に蓄積されにくくなります。また、委託先と自社で認識のずれが生じ、採用のミスマッチが起こるリスクもあります。

リスク発生を防止するために、RPOを活用するときは社内に担当者を決め、委託先と擦り合わせを定期的に行うようにしましょう。

採用システムやツールの活用

採用業務は人の判断が必要な場面が多いものの、システムやツールを活用して効率化ができる部分もあります。システムやツールのなかには無料で使えるものも存在するので、まずは無料トライアルなどで試すのもよいでしょう。

たとえば、ATS(採用管理システム)やRPA(ロボティックプロセスオートメーション)は、データ入力など煩雑な作業を省くことができるツールです。近年では当たり前となっている「オンライン面接」に役立つツールも機能性の高いものが開発されています。

採用システムやツールについては、次の章でもご紹介するので参考にしてみてください。

採用業務の効率化に役立つツール

採用業務を効率化するツールは各社からさまざまなものが登場しています。それらを大きく分類したとき、まず知っておきたいのが以下の3種類です。

<採用業務効率化ツールの種類>
●ATS(採用管理システム)
●オンライン面接ツール
●RPA(ロボティックプロセスオートメーション)
ツールを導入すると採用業務がどのように変わるのか、それぞれ解説していきましょう。

ATS(採用管理システム)

ATS(採用管理システム)とは「Applicant Tracking System:(応募者追跡システム)」の略です。採用にかかわる業務を一元管理し、効率化を目指すシステムです。

ATSを導入すると、求人情報を複数の媒体に一斉配信できたり、各媒体への応募数やアクセス数のデータを取得できたりします。ほかにも、応募者の履歴書データ入力、面接スケジュール調整の自動化、選考結果の自動集計やレポート作成などにも対応できます。

ただし、ATSは商品によって得意とする部分が異なるので、利用料金だけで選ぶのではなく、自社のニーズに合うものを選ぶことが大事です。

関連記事:ATS(採用管理システム)とは?採用に使うメリット・デメリットや機能、種類、選び方を解説

オンライン面接ツール

オンライン面接のツールはZoomやGoogle Meetなど無料で使えるものが主流ですが、有料のツールも増えています。有料のツールは録画機能や自動で議事録を作るもの、AIがヒアリングして分析をするものなども登場しています。

「オンライン面接で人材を見極めることは難しい」と感じる場合は、人材の適性や能力を可視化するツールを併用する方法もあります。たとえば、「ミイダス」の「コンピテンシー診断(特性診断)」は、その人の志向性や行動特性など内面的な特徴を分析できるので、自社にフィットする人材を採用しやすくなります。

関連記事:どうしたらいい?失敗しないオンライン面接の方法とは?

RPA(ロボティックプロセスオートメーション)

RPAとは「Robotic Process Automation」の略で、「人間が行う作業をロボットが自動化する技術」という意味をもちます。ルーチン作業の自動化ができるため、業務効率化が期待できます。

RPAにはデスクトップ型、サーバー形、クラウド型の3種類があり、自動化のレベルもさまざまです。なかでも現在の主流はデータ入力やファイル転送といったパソコン上のルーチン作業を自動化できるRPAです。

RPAで単純作業にかけていた時間を削減できれば、その分、採用戦略を考えるなど、人が行う価値の高い業務に時間を使えるようになるでしょう。

関連記事:RPAとは?意味や効率化できる業務の例・導入方法を簡単に解説

採用業務の効率化の際に起こる失敗

ここまで、採用業務を効率化するためのさまざまな方法をご紹介してきました。しかし、いざ実践しようとすると以下のような事態に陥ることがあります。

<採用業務を効率化するときに起こりやすい失敗>
●まとめて改善を行い、どれも中途半端になってしまう
●データではなく感覚で効率化する業務を判断している
●ツールを導入して満足してしまう
●効率化を優先して採用の質を下げてしまっている
採用業務が失敗してしまう原因と対策を見ていきましょう。

まとめて改善を行い、どれも中途半端になってしまう

「効率化の方法が分かったから、すべて実践しよう」とすると、現場の混乱を招くことがあります。

とくに、前章で取り上げたATSやRPAなど新しいシステムを導入する場合は、採用担当者がそれを使いこなすためのトレーニングが必要になるため、複数のシステムを同時に導入することは避けたいところです。

改善はどこから始めるとよいのか、自社の状況に合わせて優先順位を付け、段階的に進めていくとよいでしょう。

データではなく感覚で効率化する業務を判断している

採用担当者がこれまでに培った経験や感覚は貴重な財産ですが、業務の効率化を図るうえで、感覚での判断は「賭け」ともなりかねません。

効率化を試みるときは、感覚ではなくデータに注目することが大事です。応募数、書類選考通過率、面接通過率、内定承諾率、採用コスト、入社後の定着率といった各データを分析していきましょう。

そのデータから課題を特定し、改善策を実行することで、より効率的な採用プロセスを確立することができます。

ツールを導入して満足してしまう

便利なツールを導入したものの、使いこなせないことがあるかもしれません。「評判がよいツールだから」などと、自社の業務フローに合わないツールを導入してしまうケースも多いようです。

導入の際には、自社の実態に合うツールを厳選することが不可欠です。無料のお試し期間などがあれば活用し、現場で運用してみて判断をしましょう。

また、ツールを使う担当者を決め、標準化する期限を設けるなどルールを作ることも有効です。

効率化を優先して採用の質を下げてしまっている

「業務の無駄を省こう」と効率化を優先するあまり、応募者との接し方が浅くなると、優れた人材を採用しにくくなることがあります。人材の見極めが難しくなり、自社の魅力も伝えきれず内定辞退や早期退職につながるリスクがあるためです。

採用業務の効率化を行うときは、単に無駄を削減するのではなく、人材を見極めるためのツールを活用したり、採用マーケティングをしたりするなど工夫をしましょう。

採用業務の効率化・採用DXの実現ならミイダス

採用業務はデジタル技術を活用した革新(採用DX)で、効率化が大きく進みます。しかし、採用DXはどこから始めるとよいのか迷うケースも多いでしょう。

採用DXによる採用業務の効率化を実現できるツール「ミイダス」の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

ミイダスは経歴やスキルだけでなく、ポテンシャルから活躍する人材を絞り込んでスカウトできる採用強化ブランディングツールで、採用業務の効率化を支援する機能を用意しています。たとえば、独自の「コンピテンシー診断(特性診断)」を活用すれば、採用ミスマッチの削減や選考時間の短縮などの成果を期待できます。

また、中途採用は1年間の定額制で何人採用しても追加費用が発生しないため、コスト面でも効果的に採用を行えます。

気になった方は、ぜひミイダスの無料トライアルで使い勝手を試してみてください。

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ミイダスの概要資料については、以下よりご覧ください。

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ミイダスを利用して採用業務を効率化した事例

ここからは、ミイダスを活用して採用業務の効率化に成功した企業事例を3つご紹介します。採用活動の参考にぜひご覧ください。

導入事例(1)株式会社近藤工務店さま

北海道標津郡と釧路に拠点を置く株式会社近藤工務店さまは、新築住宅建築・販売、リフォームのほか、住宅用地の仲介など不動産事業も手掛けておられます。

ハローワークによる採用活動では、設計や施工管理といった経験者を求める専門職は反響がまったくありませんでした。

そんなとき、ミイダスは登録ユーザーの経験、現在の年収などの情報をもとにスカウトを送れると知り、導入を決意。1年間定額制で、複数名採用できれば採用コストは大幅に抑えられることも決め手でした。

取材当時、人事1人体制でしたが、ミイダスの機能を活用して効率よく採用を進められているとのことでした。

関連記事:「ミイダス」なら効率の良い採用活動と組織分析が可能。企業成長を支える人材サービスを導入し、組織を変える!|株式会社近藤工務店さま導入事例

導入事例(2)株式会社栄進工業さま

鳥取県東伯郡を拠点に、建築資材の製造・販売を手掛ける株式会社栄進工業さまは、即戦力の営業職を求めるものの「地方において、営業のノウハウと建築業界のノウハウをもつ人材は少ない」とお悩みでした。

ミイダス導入後は、独自の「コンピテンシー診断(特性診断)」により、登録ユーザーの経歴など詳細を見ながらスカウトメールを送れるようになりました。

また、「コンピテンシー診断(特性診断)」を営業として活躍する従業員のタイプも分析し、タイプが同じ、あるいは近いことも「即戦力」の条件に加え、効果的な採用活動ができるようになったそうです。

関連記事:「採用の効率化」の実現を目指して「ミイダス」を導入。求職者情報を把握して選考に進めるのが良い|株式会社栄進工業さま導入事例

導入事例(3)株式会社デジサインさま

3つ目に紹介するのは、東京都中央区で電子認証を利用したシステム開発やサービスの提供をメインに、幅広い事業を展開する株式会社デジサインさまの事例です。

エンジニアの増員を図られましたが、近年、IT系エンジニアは人手不足続き。IT系に特化した転職サイトを利用されたものの、求める人材の採用は困難な状況でした。

そこで、より幅広い人材を集めることを目的にミイダスを導入。その日のうちにスカウトを送れる機能で、採用活動が迅速化しました。

また、ミイダスの「コンピテンシー診断(特性診断)」を従業員にも受けてもらって適性を分析し、自社に合う人材の採用に生かしているそうです。

関連記事:その場ですぐにスカウトを送信。ミイダス導入で手間暇のかからない効率良い採用を実現。さらにミイダス コンピテンシー診断(特性診断)で入社後のミスマッチも解消|株式会社デジサインさま導入事例

まとめ

本記事では、採用業務の効率化を行うための方法やツール、成功事例などをご紹介しました。ツールやシステムをうまく活用し、採用戦略の立案に注ぐ時間を確保し、採用スピードを上げて、採用の質を向上させていきましょう。

なお採用業務の効率化を考えている方は、この機会に採用強化ブランディングツール「ミイダス」の導入を考えてみてはいかがでしょうか。無料トライアルでも、求めている人材の検索など一部機能は利用できるので、ぜひ一度お試しください。

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※本記事は掲載時点の情報であり、最新のサービス内容と異なる場合があります。最新の情報は、必ずサービスサイトでご確認ください。
 
監修者
記事監修者平井 厚子

Officeまいとれいや代表/キャリアコンサルタント・産業カウンセラー

国家資格キャリアコンサルタントをはじめ、1級キャリアコンサルティング技能士や産業カウンセラーなどの資格を持つ。数々の企業で人材育成やキャリア開発を行い、2012年よりキャリアコンサルタントとして就職支援や就職後の定着支援を実施。2020年には「可能性を広げて納得できる働き方を!」を理念に60歳で起業。現在ではフリーで、就職・キャリア相談や研修講師などを行っている。

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