「オリエンテーションと研修とはどのような違いがあるのだろう」と疑問に思ったことはありませんか。新しい環境に飛び込む際、必ずと言っていいほど耳にする「オリエンテーション」。なんとなく雰囲気はわかるけれど、実際は何をするのか、その目的や意義は何なのかと疑問を持つ方も多いことでしょう。
本記事では、オリエンテーションの意味や目的、当日の流れ、準備するものまで、徹底的に解説します。オリエンテーションの企画・運営に携わる方や人事担当者の方はぜひご覧ください。
また、部下育成・新人育成に関するお悩みや動画で効率よく学びが進むコンテンツについての資料もご用意しております。あわせてお役立てください。
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▼この記事でわかること
オリエンテーションとはオリエンテーションとは、新しい環境や状況にスムーズに適応できるようにするための導入的な説明やガイダンスのことです。職場、学校、プロジェクト、イベントなど、さまざまな場面で行われます。
参加者に対して、その場におけるルールやマナー、目的、活動内容などを伝え、不安や疑問を解消し、円滑なスタートを切れるようにサポートすることを目的としています。
オリエンテーションの意味
オリエンテーション (orientation) は、英語で「方向づけ」「適応」「進路指導」といった意味を持つ言葉です。新しい環境や状況に置かれた際に、その場に適応し、適切な方向へ進むための手助けとなるように行われるのがオリエンテーションです。単に情報を伝えるだけでなく、参加者同士の交流を深めたり、組織への帰属意識を高めたりする効果も期待されます。
オリエンテーションの目的
オリエンテーションの目的は、大きく以下の3つに分類できます。オリエンテーション ガイダンス 研修 目的 新しい環境への適応 特定の行動や手続きに関する案内 知識やスキルの向上 内容 組織概要、ルール、人間関係構築など 手続き方法、施設利用方法など 専門知識、業務スキルなど 期間 短期間(数時間~数日) 短時間~中期間 短期間~長期間 例 新入社員オリエンテーション、入学オリエンテーション 進路ガイダンス、就職活動ガイダンス 新入社員研修、管理職研修
ガイダンスは、進路相談や就職活動支援など、特定の行動や手続きに関する案内を指すことが多い言葉です。研修は、業務に必要な知識やスキルを習得させるための教育プログラムを指し、オリエンテーションよりも専門的で、期間も長くなる傾向があります。
オリエンテーションは新しい環境への適応を目的とする点で、ガイダンスや研修とは区別されます。
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企業におけるオリエンテーションの種類企業におけるオリエンテーションは、対象者や目的によってさまざまな種類があります。たとえば新入社員向け、中途採用者向け、異動者向け、プロジェクト参画者向けの3つの種類に分類できます。そのほか、役員向け、経営層向け、派遣社員向け、アルバイト向け、インターン向けなど、さまざまな種類があります。
それぞれのオリエンテーションで目的や内容が異なるため、適切なプログラムを設計することが重要です。
新入社員オリエンテーション
新入社員オリエンテーションは、新卒や第二新卒で入社した社員を対象としたオリエンテーションです。企業理念やビジョン、就業規則、社内システム、福利厚生など、企業で働くうえで必要な基礎知識を学ぶことを目的としています。また、同期や先輩社員との交流を通して、早期の職場適応を促進することも重要な役割です。
ビジネスマナー研修やコンプライアンス研修なども含まれる場合が多く、社会人としての基礎を築くための重要な機会となります。
中途採用者オリエンテーション
中途採用者は、すでに社会人経験を持つため、新入社員とは異なるオリエンテーションが必要です。企業文化や社風、配属部署の業務内容、チームメンバーの紹介などを中心に行います。
即戦力として活躍するために必要な知識やスキルを習得させるための研修なども実施される場合があります。スムーズな職場への適応と早期の戦力化を支援することが目的です。
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異動後のオリエンテーション
異動後のオリエンテーションは、部署異動や転勤などにより新しい職場で働くことになった社員を対象としています。新しい部署の役割や業務内容、チームメンバーの紹介、職場環境の説明などを行います。
異動に伴う不安を解消し、スムーズに新しい職場で活躍できるよう支援することが目的です。前任者からの引き継ぎなどもこのタイミングで行われることがあります。
【関連記事:人事異動の目的を解説!適材適所を実現する流れとポイントとは?】
プロジェクトのオリエンテーション
プロジェクトのオリエンテーションは、新しく立ち上がったプロジェクトに参画するメンバーを対象としています。プロジェクトの目的や目標、役割分担、スケジュール、使用ツール、コミュニケーション方法などを共有し、チームメンバー間の認識を一致させることを目的とします。
プロジェクトを円滑に進めるための重要なステップであり、成功に大きく影響します。
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その他のオリエンテーション
そのほか、マネジメントやさまざまな働き方に対応したオリエンテーションもあります。種類 対象者 目的 役員オリエンテーション 新任の役員 企業の経営方針や戦略、役員としての役割と責任などを理解させる 経営層オリエンテーション 経営層 最新の経営情報や市場動向を共有し、戦略策定に役立てる 派遣社員オリエンテーション 派遣社員 就業規則や業務内容、職場環境などを説明し、スムーズな就業開始を支援する アルバイトオリエンテーション アルバイト 業務内容や勤務時間、ルールなどを説明し、円滑な業務遂行を支援する インターンオリエンテーション インターン 企業や業務内容を理解させ、就業体験をスムーズに行えるようにする
これらのほかにも、企業のニーズに合わせてさまざまなオリエンテーションが実施されています。たとえば、新任管理職向けのオリエンテーションや、階層別研修の一環としてのオリエンテーションなども存在します。それぞれのオリエンテーションの目的を明確にし、効果的なプログラムを設計することが重要です。オリエンテーションの一連の流れオリエンテーションは、綿密な計画と準備を経て実施されます。成功させるためには、以下の流れを参考に、各ステップを着実に実行することが重要です。目的の把握
まず、オリエンテーションの目的を明確に定義します。新入社員の早期戦力化、異動者のスムーズな職場への適応、プロジェクトメンバーの共通認識の醸成など、目的に応じて内容や構成が大きく変わります。目的を明確にすることで、オリエンテーション全体の指針となり、効果的なプログラムを設計できます。
企画
目的を達成するために必要なコンテンツを洗い出し、オリエンテーション全体の構成を企画します。日程、時間、場所、対象者、プログラム内容、担当者、予算などを具体的に決定します。
ターゲット層に合わせたコンテンツ設計が重要です。たとえば、新入社員向けであれば会社の概要やビジョン、就業規則、社内システムの使い方などを盛り込み、プロジェクトメンバー向けであればプロジェクトの目的、役割分担、スケジュールなどを中心に構成します。
稟議
必要に応じて、予算や内容について上長や関係部署に稟議を提出します。稟議書には、オリエンテーションの目的、内容、費用、期待される効果などを明確に記載します。稟議を通すことで、オリエンテーション実施に必要な承認を得られます。社内周知
オリエンテーションの実施について、社内関係部署に周知します。開催日時、場所、参加者などを伝え、協力を依頼します。関係部署との連携をスムーズにすることで、オリエンテーションを円滑に進められるでしょう。対象者と上長への連絡
オリエンテーションの対象者と、その上長に連絡します。開催日時、場所、持ち物などを伝え、参加を促します。対象者への事前連絡は、参加率向上につながります。物品調達
オリエンテーションに必要な物品を調達します。名札、資料、筆記用具、プロジェクター、スクリーン、マイクなど、必要なものをリストアップし、事前に準備します。当日のスムーズな進行のために、余裕を持って調達しましょう。講師依頼
外部講師を招く場合は、依頼内容、謝礼、スケジュールなどを確認し、契約を締結します。専門的な知識やスキルを持つ外部講師を招くことで、オリエンテーションの内容をより充実させられます。社内の人材が講師になる場合も、時間の確保に関する交渉や部署との連絡・調整が必要です。会場・環境準備
会場の手配、レイアウト、ネットワーク環境の確認などを行います。オンラインで実施する場合は、使用するプラットフォームの選定、動作確認、参加者へのアクセス方法の案内なども行います。快適な環境を用意することで、参加者の集中力が高まります。資料準備
オリエンテーションで使用する資料を作成、印刷、配布します。内容がわかりやすく、見やすいように工夫します。
講師に資料作成を依頼する場合は、印刷しない場合でも遅くとも前日までにデータを受け取っておきましょう。なんらかのトラブルがあっても事務局がデータを預かっておけば、代わりにスライドを投影したり、資料を配布したりできます。
アンケート準備
オリエンテーションの効果測定や改善のために、アンケートを作成します。アンケートを通じて、参加者の理解度や満足度を把握し、今後のオリエンテーションに反映させることができます。オリエンテーション実施
準備した内容に基づき、オリエンテーションを実施します。時間管理、進行、質疑応答など、スムーズな運営を心がけましょう。トラブルシューティング
想定されるトラブルを事前に洗い出し、対応策を準備しておきます。たとえば、プロジェクターの不具合、ネットワークの接続不良、参加者の急な欠席など、発生しやすいトラブルへの対処法を明確にしておきます。トラブル発生時の迅速な対応は、オリエンテーションの円滑な進行に不可欠です。
近年欠かせないのが、体調不良や感染症発生時の対応と予防策です。検温・マスク・消毒液の準備や換気、参加を自粛してもらう場合やリモート対応など、マニュアルを作成しておきましょう。
撮影・実施状況の記録
オリエンテーションの様子を写真や動画で記録します。記録を残すことで、後から振り返り、改善点を洗い出せます。また、参加者への共有資料としても活用できます。記録は、次回のオリエンテーション企画にも役立ちます。質問・課題・アンケートの回収
参加者からの質問や課題、アンケートを回収します。回収した内容は、参加者の育成や今後のオリエンテーションの改善に役立てます。会場の片付け
オリエンテーション終了後は、会場の片付けを行います。机や椅子の配置を元に戻し、使用した機器を片付け、ゴミを回収します。オンラインの場合も、ミーティングルームを閉じ、記録物のバックアップをとるなどの処理が必要です。質問への対応
回収した質問に対して、適切な回答を返します。回答は個別に返答するだけでなく、FAQとしてまとめることで、ほかの参加者にも共有できます。
課題回収後の対応
回収した課題を評価し、フィードバックを行います。課題を通じて、参加者の理解度を把握し、今後の研修に役立てます。アンケート集計
回収したアンケートを集計し、結果を分析します。アンケート結果から、オリエンテーションの改善点を洗い出し、次回の企画に反映させます。修了状況の取りまとめ
参加者の修了状況を取りまとめ、記録します。修了証の発行や、研修データベースへの登録などを行います。上長へのフィードバック
オリエンテーションの結果を参加者の上長にフィードバックします。参加者の理解度や課題、今後の育成方針などを共有することで、職場での育成につなげます。参加者へのフィードバック
参加者へも、オリエンテーションの結果や今後の学習についてフィードバックを行います。個別の課題や質問への回答、全体的な講評などを伝えることで、学習意欲の向上を促します。ステップ 実施内容 ポイント 目的の把握 オリエンテーションの目的を明確化 具体的な目標設定 企画 プログラム内容、日程、担当者などを決定 ターゲットに合わせた内容 稟議 必要に応じて予算や内容の承認を得る 関係部署との調整 社内周知 関係部署に実施内容を周知 スムーズな連携 連絡 対象者と上長に連絡 参加の促進 物品調達 必要な物品を準備 事前の手配 講師依頼 外部・内部講師の選定、依頼 専門知識の活用 会場準備 会場の手配、環境整備 快適な環境 資料準備 資料作成、配布 分かりやすい内容 アンケート準備 アンケート作成 効果測定
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オリエンテーション当日の流れオリエンテーション当日の流れは、オンサイト(会場実施)の場合とオンラインの場合で異なります。それぞれの場合について、具体的な流れを説明します。オンサイト(会場実施)の場合の流れ
オンサイトでのオリエンテーションは、対面でのコミュニケーションを重視した形式です。以下のような流れで進められることが一般的です。
【3時間で終了する場合】時間 内容 担当 備考 開始15分前 受付開始 人事部担当者 名簿で参加者を確認、名札を配布、資料を配布 開始時間 開会 司会者 オリエンテーションの目的、スケジュール説明 開始後30分 会社概要説明 人事部担当者 会社の理念、事業内容、沿革などを説明 開始後1時間 就業規則説明 人事部担当者 労働時間、休日、給与、服務規程などを説明 開始後1時間30分 質疑応答 人事部担当者、各部署担当者 参加者からの質問に回答 開始後2時間 部署紹介 各部署担当者 各部署の役割、業務内容などを説明 開始後2時間30分 先輩社員との交流会 先輩社員 気軽に質問できる場を設ける 開始後3時間 閉会 司会者 今後の流れ、連絡事項などを説明
受付
参加者がスムーズに受付を済ませられるよう、受付場所をわかりやすく表示し、必要な人員を配置します。名簿で参加者を確認し、名札や資料を配布します。
受付開始時刻よりも前に受付を開始し、余裕を持った運営を心がけましょう。参加者への挨拶も忘れずに行い、歓迎の意を表します。
開会
定刻になったら開会アナウンスを行い、オリエンテーションの目的とスケジュールを説明します。参加者へ改めて歓迎の意を表し、オリエンテーションに集中できる雰囲気づくりを心がけましょう。
説明
オリエンテーションの目的や内容に応じて、会社概要、事業内容、就業規則、部署紹介など、必要な情報を説明します。説明資料はわかりやすく、重要な点は強調して説明します。また、質疑応答の時間を設けることも重要です。質疑応答
参加者からの質問を受け付け、丁寧に回答します。質問しやすい雰囲気を作ることで、参加者の不安や疑問を解消することができます。事前に想定される質問と回答を準備しておくとスムーズです。その場で回答できない質問については、後日改めて回答することを伝えましょう。閉会
すべての説明が終了したら閉会のアナウンスを行い、今後の流れや連絡事項などを説明します。参加者への感謝の言葉を伝えることも忘れずに行いましょう。オンラインの場合の流れ
オンラインでのオリエンテーションは、場所や時間を選ばないというメリットがあります。以下のような流れで進められることが一般的です。
【3時間で終了する場合】
時間 内容 担当 備考 開始15分前 ツールの起動・動作確認、講師・参加者を入室させる 人事部担当者 接続の確認、参加者の名前を確認 開始時間 開会 司会者 オリエンテーションの目的、スケジュール説明 開始後30分 会社概要説明 人事部担当者 会社の理念、事業内容、沿革などを説明
資料を画面共有しながら説明 開始後1時間 就業規則説明 人事部担当者 労働時間、休日、給与、服務規程などを説明
資料を画面共有しながら説明 開始後1時間30分 質疑応答 人事部担当者、各部署担当者 チャット機能や音声で質問を受け付ける 開始後2時間 部署紹介 各部署担当者 各部署の役割、業務内容などを説明
資料を画面共有しながら説明 開始後2時間30分 先輩社員との交流会(ブレイクアウトルーム) 先輩社員 少人数のグループに分かれて交流
気軽に質問できる場を設ける 開始後3時間 閉会 司会者 今後の流れ、連絡事項などを説明
ツールの起動・動作確認
使用するオンラインツール(Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど)を事前に起動し、音声やカメラ、画面共有などの動作確認を行います。参加者にも事前にツールのインストールや動作確認を促すことが重要です。トラブル発生時の対応方法についても事前に準備しておきましょう。講師・参加者を入室させる
開始時刻前に参加者を入室させ、接続状況を確認します。参加者の名前を確認し、全員が揃っているかを確認します。必要に応じて、ミュートの設定やチャット機能の使い方などを説明します。開会
オンサイトの場合と同様に、定刻になったら開会アナウンスを行い、オリエンテーションの目的とスケジュールを説明します。オンライン上でも参加者へ歓迎の意を表し、オリエンテーションに集中できる雰囲気づくりを心がけましょう。説明
資料を画面共有しながら、会社概要、事業内容、就業規則、部署紹介など、必要な情報を説明します。説明は簡潔で分かりやすく、重要な点は強調して説明します。適宜、参加者の理解度を確認しながら進めることが重要です。オンラインでは集中力が途切れやすいので、適度な休憩を挟むことも効果的です。質疑応答
チャット機能や音声で質問を受け付け、丁寧に回答します。すべての質問に回答する時間を確保し、参加者の疑問を解消します。オンラインでは、質問しづらいと感じる参加者もいるため、匿名投稿できるQ&Aを利用するなど、質問を促す工夫も必要です。閉会
すべての説明が終了したら閉会アナウンスを行い、今後の流れや連絡事項などを説明します。参加者への感謝の言葉を伝えることも忘れずに行いましょう。また、録画したオリエンテーション動画を後日共有することで、参加者は必要に応じて内容を再確認できます。
【関連記事:ミイダスのオンライン研修講座「活躍ラーニング」とは?サービス概要を紹介】
オリエンテーション実施者が準備するものオリエンテーションをスムーズに進めるためには、事前の準備が不可欠です。実施者が準備すべきものを網羅的に紹介します。会場・設備関連
社内の会議室などを使う場合もありますが、外部の会場を借りる場合は慎重に会場を選びましょう。オンラインでもツールの利用方法を確認しておく必要があります。項目 詳細 補足 会場 社内会議室、研修室、貸会議室など。参加人数や内容に合わせて適切な広さの会場を確保する オンライン開催の場合は、使用するWeb会議システムを決定し、アカウントを用意する。 たとえば、Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど 机・椅子 参加人数分の机と椅子を用意。レイアウトはオリエンテーションの内容に合わせて適宜変更する グループワークを行う場合は、島型に配置するなど工夫が必要。オンライン開催の場合は不要 プロジェクター・スクリーン 資料を投影するために必要。動作確認を事前に行う 代替として大型モニターを使用しても良い。オンライン開催の場合は、画面共有機能を使用する パソコン プレゼンテーション資料の表示、Web会議システムの利用などに使用する。充電をしておく トラブルに備えて予備のパソコンを用意しておくと安心 マイク・スピーカー 会場の広さや参加人数に応じて適切なものを用意する。ハウリングの確認など、事前の音響チェックは必須 オンライン開催の場合は、ヘッドセットやマイク付きイヤホンを使用する インターネット回線 オンライン開催の場合、安定した回線を確保する モバイルWi-Fiルーターなどを用意しておくと、回線トラブル発生時のバックアップとして有効
資料・ツール関連
オリエンテーションの内容や実施方法によって準備の仕方は異なりますが、一般的に以下のものが必要となります。- オリエンテーション資料:配布資料や、投影用のスライドを作成する。参加者に合わせて内容を調整する
- 筆記用具:参加者自身でメモを取るための筆記用具を用意するか、または配布する
- 参加者リスト:出欠確認や、名札作成などに使用する
- 名札:参加者同士がスムーズにコミュニケーションを取れるように準備する。事前に氏名や所属部署などを記入しておく
- アンケート:オリエンテーションの内容や満足度を把握するためのアンケート用紙を用意する。オンライン開催の場合は、Googleフォームなどのツールを活用する
- カメラ:オリエンテーションの様子を記録するために必要。写真や動画で記録を残すことで、今後のオリエンテーション改善に役立つ
その他
グループワークや交流など、内容に合わせて以下のものを準備するのも効果的です。- アイスブレイクやグループワークで使用する物品:付箋、ホワイトボード、マーカー、模造紙など、内容に合わせて準備する。ペンを使う場合は裏写りしないものを用意する
- 飲み物:休憩時間の際にお茶やコーヒーなど、提供する飲み物を用意する
- 緊急連絡網:参加者の緊急連絡先を事前に確認し、リストを作成しておく
- タイムスケジュール:オリエンテーション全体の流れを時間ごとに示したタイムスケジュールを作成し、参加者と共有することでスムーズな進行を促す
- 新型コロナウイルス感染症対策グッズ:アルコール消毒液、マスク、非接触型体温計などを用意し、感染症対策を徹底する。必要に応じて、換気やソーシャルディスタンスの確保にも配慮する
上記以外にも、オリエンテーションの内容や規模に応じて必要なものを適宜準備しましょう。事前の準備をしっかりと行うことで、スムーズで効果的なオリエンテーションを実施できるでしょう。オリエンテーションを実施する際の注意点オリエンテーションは、新しい環境への適応をスムーズにし、今後の活動の基盤を作る大切な機会です。そのため、実施にあたってはさまざまな点に注意を払う必要があります。参加者情報を把握しておく
オリエンテーションを効果的に実施するためには、参加者に関する情報を事前に把握しておくことが重要です。年齢、経験、知識レベル、バックグラウンドなどを理解することで、適切なコンテンツや進行方法を選択できます。
たとえば、新入社員であれば社会人としての基本的な知識やビジネスマナーに関する研修を取り入れる、経験者であれば企業文化やチームの現状に関する情報共有に重点を置くなど、参加者のニーズに合わせたプログラムを構成することが重要です。また、障がいを持つ参加者や外国籍の参加者がいる場合は、必要な配慮を事前に検討し、スムーズな参加をサポートする体制を整える必要があります。
参加者に必要な配慮を行う
参加者のなかには、さまざまな事情を抱えている人がいる可能性があります。オリエンテーションには、これからともに働く人の事情を把握して、職場でスムーズに働くために、配属先に適切な情報を提供するという役割もあります。採用選考の段階で情報を得ていたとしても、より細やかに希望を聴き取り、すり合わせるチャンスでもあります。
たとえば、アレルギーを持つ参加者には、食事や飲み物に配慮が必要となるでしょう。また、宗教的な理由で特定の食品が食べられない参加者もいるかもしれません。身体的な障がいを持つ参加者には、会場のバリアフリー化や移動のサポートが必要となる場合もあります。
事前に参加者へアンケートなどを実施し、個別のニーズを把握することで、適切な配慮を行い、誰もが安心して参加できる環境を作るように心がけましょう。
配慮事項 具体的な対応 アレルギー 食事内容の確認、代替食の提供 宗教上の理由 食事内容への配慮、祈祷場所の提供 身体障がい バリアフリー対応、移動サポート、手話通訳、文字通訳 聴覚障がい 手話通訳、文字通訳、資料の事前提供 視覚障がい 音声ガイド、点字資料、拡大文字資料 発達障がい プログラムの事前説明、休憩時間の確保、感覚過敏への配慮
これらの配慮は、参加者にとってオリエンテーションがより快適で有益なものになるだけでなく、企業の多様性への理解を示す重要な機会となります。参加者一人ひとりの状況を理解し、必要なサポートを提供することで、インクルーシブな職場環境づくりに貢献できるでしょう。社内連絡を密にする
オリエンテーションを円滑に進めるためには、関係部署との連携が不可欠です。人事部、総務部、情報システム部など、オリエンテーションに関わる部署との連絡を密に取り、情報共有や協力体制の構築に努めましょう。たとえば、会場の予約や設備の準備、参加者名簿の作成、資料の配布など、さまざまな業務が発生しますが、各部署が連携して役割分担することで、スムーズなオリエンテーション運営が可能になります。
また、オリエンテーション中にトラブルが発生した場合にも、迅速な対応ができるように、事前に連絡体制を確認しておくことが重要です。たとえば、急な参加者の変更や設備の故障など、予期せぬ事態が発生した場合でも、関係部署に速やかに連絡し、適切な対応策を協議することで、混乱を最小限に抑えられます。
実務にスムーズに入れるようなコンテンツを用意する
オリエンテーションの目的は、新しい環境への適応を支援し、早期の戦力化を促進することです。そのため、オリエンテーションで提供するコンテンツは、実務に役立つ実践的な内容である必要があります。座学だけでなく、グループワークやロールプレイングなど、参加者が主体的に学べるようなプログラムを取り入れることで、より効果的な学習を促せるでしょう。
また、企業文化や価値観を伝えることも重要ですが、一方的な情報伝達ではなく、参加者との対話を通じて相互理解を深めるように心がけましょう。たとえば、先輩社員との交流会や質疑応答の時間を設けることで、参加者は疑問や不安を解消し、安心して実務に取り組めるようになります。メンター制度を導入し、経験豊富な社員が新入社員をサポートする体制を構築することで、よりスムーズな職場への適応を支援する場合もあります。
【関連記事:人材アセスメントを企業研修に活かすには?】
効率よく人材育成ができるミイダスの「活躍ラーニング」新入社員の早期戦力化や既存社員のスキルアップは、企業の成長にとって重要な課題です。しかし、効果的なオリエンテーションや研修プログラムを設計・実施するには、時間やリソースの制約がつきものです。
自社で活躍する人材を定着させるには、動画で自ら学べるコンテンツに加え、自社に合う人物を探るアセスメント機能を持ち合わせたツール「ミイダス」を用いるのがおすすめです。
437,342社(2024年1月現在)が導入するアセスメントリクルーティングサービス「ミイダス」には、「活躍要因診断」という診断機能があります。活躍要因診断は自社に合う人物像を探り、簡単に採用に活かせる機能です。自社でどのような社員が定着・活躍できるのかについて定量的な分析が可能です。
活躍要因診断のコア機能「コンピテンシー診断」では、活躍する社員を41の項目から分析し、自社に必要な人材のコンピテンシーモデルを簡単に作成できます。
【関連記事:コンピテンシーモデルとは?5つのモデル化手順と注意点を徹底解説!】
コンピテンシー診断の内容を用いて社風や現在のチームにフィットしやすい人材を分析し、可視化できる「フィッティング人材分析」の機能もあります。採用だけでなく、異動や配置転換を検討する場合のミスマッチ回避にも重要な機能です。
採用や人材配置に役立つ客観的なデータが得られるため、採用や人材配置を担当する人の感覚や力量による差やブレを防ぎます。
ミイダスにはコンピテンシー診断を受検した求職者が20万人以上登録しています。1,733もの項目から重視する特徴を絞り込んで検索でき、応募者の獲得に頭を悩ませることもなくなるでしょう。フィットする人材への自動アプローチも可能で、採用担当者の工数を削減できるのも嬉しいポイントです。
また、ミイダスご契約企業様のみお使いいただける、コンピテンシーを活用して人事の力を高める「活躍ラーニング」という学習コンテンツも用意しています。活躍ラーニングには「コンピテンシー活用講座」と「バイアス診断ゲーム研修講座」があります。
活躍ラーニングでは、オリエンテーションにも役立つコンテンツを用意しています。オリエンテーションは企画から準備、実施、実施後のフォローなど、大変煩雑な工程を含んでいます。活躍ラーニングはミイダスご契約中であればご利用いただけるため、コスト・手間の両面において人事担当者の方の負担を最小限にできます。参加者にとっても、自分のペースで学べることでこれからの業務への不安を解消しやすくなるでしょう。
各講座については以下の紹介動画もぜひご覧ください。
活躍ラーニングについてくわしく見る
ミイダスでは、採用後のマネジメントに役立つ機能「ミイダス組織サーベイ」「はたらきがいサーベイ」も提供しています。組織サーベイでは社員に定期的なアンケートを実施し、組織の現状把握とタイミングを逃さないフォローアップが行えます。どなたでも利用できるはたらきがいサーベイを活用すれば、社員のエンゲージメントをアンケートを通して集計し、従業員満足度や貢献意欲などを数値で分析可能です。これにより、会社の「はたらきがい」を正確に算定できます。組織サーベイについてくわしく見る
はたらきがいサーベイについてくわしく見る
オリエンテーションの実施だけでなく、採用時のマッチングや日頃のマネジメントに至るまでシームレスに人事の活動を支え、費用も時間・手間も効率化しながら、適材適所で組織のパフォーマンスを最大化するミイダスを利用してみませんか?【1分で登録完了】ミイダスの機能を無料で体験する
参加者に対して、その場におけるルールやマナー、目的、活動内容などを伝え、不安や疑問を解消し、円滑なスタートを切れるようにサポートすることを目的としています。
オリエンテーション | ガイダンス | 研修 | |
目的 | 新しい環境への適応 | 特定の行動や手続きに関する案内 | 知識やスキルの向上 |
内容 | 組織概要、ルール、人間関係構築など | 手続き方法、施設利用方法など | 専門知識、業務スキルなど |
期間 | 短期間(数時間~数日) | 短時間~中期間 | 短期間~長期間 |
例 | 新入社員オリエンテーション、入学オリエンテーション | 進路ガイダンス、就職活動ガイダンス | 新入社員研修、管理職研修 |
オリエンテーションは新しい環境への適応を目的とする点で、ガイダンスや研修とは区別されます。
【関連記事:新人研修カリキュラムの作り方とは?具体的な事例や面白い内容を解説】
企業におけるオリエンテーションは、対象者や目的によってさまざまな種類があります。たとえば新入社員向け、中途採用者向け、異動者向け、プロジェクト参画者向けの3つの種類に分類できます。そのほか、役員向け、経営層向け、派遣社員向け、アルバイト向け、インターン向けなど、さまざまな種類があります。
それぞれのオリエンテーションで目的や内容が異なるため、適切なプログラムを設計することが重要です。
それぞれのオリエンテーションで目的や内容が異なるため、適切なプログラムを設計することが重要です。
新入社員オリエンテーション
新入社員オリエンテーションは、新卒や第二新卒で入社した社員を対象としたオリエンテーションです。企業理念やビジョン、就業規則、社内システム、福利厚生など、企業で働くうえで必要な基礎知識を学ぶことを目的としています。また、同期や先輩社員との交流を通して、早期の職場適応を促進することも重要な役割です。
ビジネスマナー研修やコンプライアンス研修なども含まれる場合が多く、社会人としての基礎を築くための重要な機会となります。
ビジネスマナー研修やコンプライアンス研修なども含まれる場合が多く、社会人としての基礎を築くための重要な機会となります。
中途採用者オリエンテーション
中途採用者は、すでに社会人経験を持つため、新入社員とは異なるオリエンテーションが必要です。企業文化や社風、配属部署の業務内容、チームメンバーの紹介などを中心に行います。
即戦力として活躍するために必要な知識やスキルを習得させるための研修なども実施される場合があります。スムーズな職場への適応と早期の戦力化を支援することが目的です。
【関連記事:失敗しない人材採用とは?意味や課題、戦略を成功させる方法】
即戦力として活躍するために必要な知識やスキルを習得させるための研修なども実施される場合があります。スムーズな職場への適応と早期の戦力化を支援することが目的です。
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異動後のオリエンテーション
異動後のオリエンテーションは、部署異動や転勤などにより新しい職場で働くことになった社員を対象としています。新しい部署の役割や業務内容、チームメンバーの紹介、職場環境の説明などを行います。
異動に伴う不安を解消し、スムーズに新しい職場で活躍できるよう支援することが目的です。前任者からの引き継ぎなどもこのタイミングで行われることがあります。
【関連記事:人事異動の目的を解説!適材適所を実現する流れとポイントとは?】
異動に伴う不安を解消し、スムーズに新しい職場で活躍できるよう支援することが目的です。前任者からの引き継ぎなどもこのタイミングで行われることがあります。
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プロジェクトのオリエンテーション
プロジェクトのオリエンテーションは、新しく立ち上がったプロジェクトに参画するメンバーを対象としています。プロジェクトの目的や目標、役割分担、スケジュール、使用ツール、コミュニケーション方法などを共有し、チームメンバー間の認識を一致させることを目的とします。
プロジェクトを円滑に進めるための重要なステップであり、成功に大きく影響します。
【関連記事:スタートアップ企業採用ノウハウ|資金が少ない中でも効果的な採用活動】
プロジェクトを円滑に進めるための重要なステップであり、成功に大きく影響します。
【関連記事:スタートアップ企業採用ノウハウ|資金が少ない中でも効果的な採用活動】
その他のオリエンテーション
そのほか、マネジメントやさまざまな働き方に対応したオリエンテーションもあります。
種類 | 対象者 | 目的 |
役員オリエンテーション | 新任の役員 | 企業の経営方針や戦略、役員としての役割と責任などを理解させる |
経営層オリエンテーション | 経営層 | 最新の経営情報や市場動向を共有し、戦略策定に役立てる |
派遣社員オリエンテーション | 派遣社員 | 就業規則や業務内容、職場環境などを説明し、スムーズな就業開始を支援する |
アルバイトオリエンテーション | アルバイト | 業務内容や勤務時間、ルールなどを説明し、円滑な業務遂行を支援する |
インターンオリエンテーション | インターン | 企業や業務内容を理解させ、就業体験をスムーズに行えるようにする |
これらのほかにも、企業のニーズに合わせてさまざまなオリエンテーションが実施されています。たとえば、新任管理職向けのオリエンテーションや、階層別研修の一環としてのオリエンテーションなども存在します。それぞれのオリエンテーションの目的を明確にし、効果的なプログラムを設計することが重要です。
オリエンテーションの一連の流れオリエンテーションは、綿密な計画と準備を経て実施されます。成功させるためには、以下の流れを参考に、各ステップを着実に実行することが重要です。目的の把握
まず、オリエンテーションの目的を明確に定義します。新入社員の早期戦力化、異動者のスムーズな職場への適応、プロジェクトメンバーの共通認識の醸成など、目的に応じて内容や構成が大きく変わります。目的を明確にすることで、オリエンテーション全体の指針となり、効果的なプログラムを設計できます。
企画
目的を達成するために必要なコンテンツを洗い出し、オリエンテーション全体の構成を企画します。日程、時間、場所、対象者、プログラム内容、担当者、予算などを具体的に決定します。
ターゲット層に合わせたコンテンツ設計が重要です。たとえば、新入社員向けであれば会社の概要やビジョン、就業規則、社内システムの使い方などを盛り込み、プロジェクトメンバー向けであればプロジェクトの目的、役割分担、スケジュールなどを中心に構成します。
稟議
必要に応じて、予算や内容について上長や関係部署に稟議を提出します。稟議書には、オリエンテーションの目的、内容、費用、期待される効果などを明確に記載します。稟議を通すことで、オリエンテーション実施に必要な承認を得られます。社内周知
オリエンテーションの実施について、社内関係部署に周知します。開催日時、場所、参加者などを伝え、協力を依頼します。関係部署との連携をスムーズにすることで、オリエンテーションを円滑に進められるでしょう。対象者と上長への連絡
オリエンテーションの対象者と、その上長に連絡します。開催日時、場所、持ち物などを伝え、参加を促します。対象者への事前連絡は、参加率向上につながります。物品調達
オリエンテーションに必要な物品を調達します。名札、資料、筆記用具、プロジェクター、スクリーン、マイクなど、必要なものをリストアップし、事前に準備します。当日のスムーズな進行のために、余裕を持って調達しましょう。講師依頼
外部講師を招く場合は、依頼内容、謝礼、スケジュールなどを確認し、契約を締結します。専門的な知識やスキルを持つ外部講師を招くことで、オリエンテーションの内容をより充実させられます。社内の人材が講師になる場合も、時間の確保に関する交渉や部署との連絡・調整が必要です。会場・環境準備
会場の手配、レイアウト、ネットワーク環境の確認などを行います。オンラインで実施する場合は、使用するプラットフォームの選定、動作確認、参加者へのアクセス方法の案内なども行います。快適な環境を用意することで、参加者の集中力が高まります。資料準備
オリエンテーションで使用する資料を作成、印刷、配布します。内容がわかりやすく、見やすいように工夫します。
講師に資料作成を依頼する場合は、印刷しない場合でも遅くとも前日までにデータを受け取っておきましょう。なんらかのトラブルがあっても事務局がデータを預かっておけば、代わりにスライドを投影したり、資料を配布したりできます。
アンケート準備
オリエンテーションの効果測定や改善のために、アンケートを作成します。アンケートを通じて、参加者の理解度や満足度を把握し、今後のオリエンテーションに反映させることができます。オリエンテーション実施
準備した内容に基づき、オリエンテーションを実施します。時間管理、進行、質疑応答など、スムーズな運営を心がけましょう。トラブルシューティング
想定されるトラブルを事前に洗い出し、対応策を準備しておきます。たとえば、プロジェクターの不具合、ネットワークの接続不良、参加者の急な欠席など、発生しやすいトラブルへの対処法を明確にしておきます。トラブル発生時の迅速な対応は、オリエンテーションの円滑な進行に不可欠です。
近年欠かせないのが、体調不良や感染症発生時の対応と予防策です。検温・マスク・消毒液の準備や換気、参加を自粛してもらう場合やリモート対応など、マニュアルを作成しておきましょう。
撮影・実施状況の記録
オリエンテーションの様子を写真や動画で記録します。記録を残すことで、後から振り返り、改善点を洗い出せます。また、参加者への共有資料としても活用できます。記録は、次回のオリエンテーション企画にも役立ちます。質問・課題・アンケートの回収
参加者からの質問や課題、アンケートを回収します。回収した内容は、参加者の育成や今後のオリエンテーションの改善に役立てます。会場の片付け
オリエンテーション終了後は、会場の片付けを行います。机や椅子の配置を元に戻し、使用した機器を片付け、ゴミを回収します。オンラインの場合も、ミーティングルームを閉じ、記録物のバックアップをとるなどの処理が必要です。質問への対応
回収した質問に対して、適切な回答を返します。回答は個別に返答するだけでなく、FAQとしてまとめることで、ほかの参加者にも共有できます。
課題回収後の対応
回収した課題を評価し、フィードバックを行います。課題を通じて、参加者の理解度を把握し、今後の研修に役立てます。アンケート集計
回収したアンケートを集計し、結果を分析します。アンケート結果から、オリエンテーションの改善点を洗い出し、次回の企画に反映させます。修了状況の取りまとめ
参加者の修了状況を取りまとめ、記録します。修了証の発行や、研修データベースへの登録などを行います。上長へのフィードバック
オリエンテーションの結果を参加者の上長にフィードバックします。参加者の理解度や課題、今後の育成方針などを共有することで、職場での育成につなげます。参加者へのフィードバック
参加者へも、オリエンテーションの結果や今後の学習についてフィードバックを行います。個別の課題や質問への回答、全体的な講評などを伝えることで、学習意欲の向上を促します。ステップ 実施内容 ポイント 目的の把握 オリエンテーションの目的を明確化 具体的な目標設定 企画 プログラム内容、日程、担当者などを決定 ターゲットに合わせた内容 稟議 必要に応じて予算や内容の承認を得る 関係部署との調整 社内周知 関係部署に実施内容を周知 スムーズな連携 連絡 対象者と上長に連絡 参加の促進 物品調達 必要な物品を準備 事前の手配 講師依頼 外部・内部講師の選定、依頼 専門知識の活用 会場準備 会場の手配、環境整備 快適な環境 資料準備 資料作成、配布 分かりやすい内容 アンケート準備 アンケート作成 効果測定
ミイダスなら、オリエンテーションにも使える
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オリエンテーション当日の流れオリエンテーション当日の流れは、オンサイト(会場実施)の場合とオンラインの場合で異なります。それぞれの場合について、具体的な流れを説明します。オンサイト(会場実施)の場合の流れ
オンサイトでのオリエンテーションは、対面でのコミュニケーションを重視した形式です。以下のような流れで進められることが一般的です。
【3時間で終了する場合】時間 内容 担当 備考 開始15分前 受付開始 人事部担当者 名簿で参加者を確認、名札を配布、資料を配布 開始時間 開会 司会者 オリエンテーションの目的、スケジュール説明 開始後30分 会社概要説明 人事部担当者 会社の理念、事業内容、沿革などを説明 開始後1時間 就業規則説明 人事部担当者 労働時間、休日、給与、服務規程などを説明 開始後1時間30分 質疑応答 人事部担当者、各部署担当者 参加者からの質問に回答 開始後2時間 部署紹介 各部署担当者 各部署の役割、業務内容などを説明 開始後2時間30分 先輩社員との交流会 先輩社員 気軽に質問できる場を設ける 開始後3時間 閉会 司会者 今後の流れ、連絡事項などを説明
受付
参加者がスムーズに受付を済ませられるよう、受付場所をわかりやすく表示し、必要な人員を配置します。名簿で参加者を確認し、名札や資料を配布します。
受付開始時刻よりも前に受付を開始し、余裕を持った運営を心がけましょう。参加者への挨拶も忘れずに行い、歓迎の意を表します。
開会
定刻になったら開会アナウンスを行い、オリエンテーションの目的とスケジュールを説明します。参加者へ改めて歓迎の意を表し、オリエンテーションに集中できる雰囲気づくりを心がけましょう。
説明
オリエンテーションの目的や内容に応じて、会社概要、事業内容、就業規則、部署紹介など、必要な情報を説明します。説明資料はわかりやすく、重要な点は強調して説明します。また、質疑応答の時間を設けることも重要です。質疑応答
参加者からの質問を受け付け、丁寧に回答します。質問しやすい雰囲気を作ることで、参加者の不安や疑問を解消することができます。事前に想定される質問と回答を準備しておくとスムーズです。その場で回答できない質問については、後日改めて回答することを伝えましょう。閉会
すべての説明が終了したら閉会のアナウンスを行い、今後の流れや連絡事項などを説明します。参加者への感謝の言葉を伝えることも忘れずに行いましょう。オンラインの場合の流れ
オンラインでのオリエンテーションは、場所や時間を選ばないというメリットがあります。以下のような流れで進められることが一般的です。
【3時間で終了する場合】
時間 内容 担当 備考 開始15分前 ツールの起動・動作確認、講師・参加者を入室させる 人事部担当者 接続の確認、参加者の名前を確認 開始時間 開会 司会者 オリエンテーションの目的、スケジュール説明 開始後30分 会社概要説明 人事部担当者 会社の理念、事業内容、沿革などを説明
資料を画面共有しながら説明 開始後1時間 就業規則説明 人事部担当者 労働時間、休日、給与、服務規程などを説明
資料を画面共有しながら説明 開始後1時間30分 質疑応答 人事部担当者、各部署担当者 チャット機能や音声で質問を受け付ける 開始後2時間 部署紹介 各部署担当者 各部署の役割、業務内容などを説明
資料を画面共有しながら説明 開始後2時間30分 先輩社員との交流会(ブレイクアウトルーム) 先輩社員 少人数のグループに分かれて交流
気軽に質問できる場を設ける 開始後3時間 閉会 司会者 今後の流れ、連絡事項などを説明
ツールの起動・動作確認
使用するオンラインツール(Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど)を事前に起動し、音声やカメラ、画面共有などの動作確認を行います。参加者にも事前にツールのインストールや動作確認を促すことが重要です。トラブル発生時の対応方法についても事前に準備しておきましょう。講師・参加者を入室させる
開始時刻前に参加者を入室させ、接続状況を確認します。参加者の名前を確認し、全員が揃っているかを確認します。必要に応じて、ミュートの設定やチャット機能の使い方などを説明します。開会
オンサイトの場合と同様に、定刻になったら開会アナウンスを行い、オリエンテーションの目的とスケジュールを説明します。オンライン上でも参加者へ歓迎の意を表し、オリエンテーションに集中できる雰囲気づくりを心がけましょう。説明
資料を画面共有しながら、会社概要、事業内容、就業規則、部署紹介など、必要な情報を説明します。説明は簡潔で分かりやすく、重要な点は強調して説明します。適宜、参加者の理解度を確認しながら進めることが重要です。オンラインでは集中力が途切れやすいので、適度な休憩を挟むことも効果的です。質疑応答
チャット機能や音声で質問を受け付け、丁寧に回答します。すべての質問に回答する時間を確保し、参加者の疑問を解消します。オンラインでは、質問しづらいと感じる参加者もいるため、匿名投稿できるQ&Aを利用するなど、質問を促す工夫も必要です。閉会
すべての説明が終了したら閉会アナウンスを行い、今後の流れや連絡事項などを説明します。参加者への感謝の言葉を伝えることも忘れずに行いましょう。また、録画したオリエンテーション動画を後日共有することで、参加者は必要に応じて内容を再確認できます。
【関連記事:ミイダスのオンライン研修講座「活躍ラーニング」とは?サービス概要を紹介】
オリエンテーション実施者が準備するものオリエンテーションをスムーズに進めるためには、事前の準備が不可欠です。実施者が準備すべきものを網羅的に紹介します。会場・設備関連
社内の会議室などを使う場合もありますが、外部の会場を借りる場合は慎重に会場を選びましょう。オンラインでもツールの利用方法を確認しておく必要があります。項目 詳細 補足 会場 社内会議室、研修室、貸会議室など。参加人数や内容に合わせて適切な広さの会場を確保する オンライン開催の場合は、使用するWeb会議システムを決定し、アカウントを用意する。 たとえば、Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど 机・椅子 参加人数分の机と椅子を用意。レイアウトはオリエンテーションの内容に合わせて適宜変更する グループワークを行う場合は、島型に配置するなど工夫が必要。オンライン開催の場合は不要 プロジェクター・スクリーン 資料を投影するために必要。動作確認を事前に行う 代替として大型モニターを使用しても良い。オンライン開催の場合は、画面共有機能を使用する パソコン プレゼンテーション資料の表示、Web会議システムの利用などに使用する。充電をしておく トラブルに備えて予備のパソコンを用意しておくと安心 マイク・スピーカー 会場の広さや参加人数に応じて適切なものを用意する。ハウリングの確認など、事前の音響チェックは必須 オンライン開催の場合は、ヘッドセットやマイク付きイヤホンを使用する インターネット回線 オンライン開催の場合、安定した回線を確保する モバイルWi-Fiルーターなどを用意しておくと、回線トラブル発生時のバックアップとして有効
資料・ツール関連
オリエンテーションの内容や実施方法によって準備の仕方は異なりますが、一般的に以下のものが必要となります。- オリエンテーション資料:配布資料や、投影用のスライドを作成する。参加者に合わせて内容を調整する
- 筆記用具:参加者自身でメモを取るための筆記用具を用意するか、または配布する
- 参加者リスト:出欠確認や、名札作成などに使用する
- 名札:参加者同士がスムーズにコミュニケーションを取れるように準備する。事前に氏名や所属部署などを記入しておく
- アンケート:オリエンテーションの内容や満足度を把握するためのアンケート用紙を用意する。オンライン開催の場合は、Googleフォームなどのツールを活用する
- カメラ:オリエンテーションの様子を記録するために必要。写真や動画で記録を残すことで、今後のオリエンテーション改善に役立つ
その他
グループワークや交流など、内容に合わせて以下のものを準備するのも効果的です。- アイスブレイクやグループワークで使用する物品:付箋、ホワイトボード、マーカー、模造紙など、内容に合わせて準備する。ペンを使う場合は裏写りしないものを用意する
- 飲み物:休憩時間の際にお茶やコーヒーなど、提供する飲み物を用意する
- 緊急連絡網:参加者の緊急連絡先を事前に確認し、リストを作成しておく
- タイムスケジュール:オリエンテーション全体の流れを時間ごとに示したタイムスケジュールを作成し、参加者と共有することでスムーズな進行を促す
- 新型コロナウイルス感染症対策グッズ:アルコール消毒液、マスク、非接触型体温計などを用意し、感染症対策を徹底する。必要に応じて、換気やソーシャルディスタンスの確保にも配慮する
上記以外にも、オリエンテーションの内容や規模に応じて必要なものを適宜準備しましょう。事前の準備をしっかりと行うことで、スムーズで効果的なオリエンテーションを実施できるでしょう。オリエンテーションを実施する際の注意点オリエンテーションは、新しい環境への適応をスムーズにし、今後の活動の基盤を作る大切な機会です。そのため、実施にあたってはさまざまな点に注意を払う必要があります。参加者情報を把握しておく
オリエンテーションを効果的に実施するためには、参加者に関する情報を事前に把握しておくことが重要です。年齢、経験、知識レベル、バックグラウンドなどを理解することで、適切なコンテンツや進行方法を選択できます。
たとえば、新入社員であれば社会人としての基本的な知識やビジネスマナーに関する研修を取り入れる、経験者であれば企業文化やチームの現状に関する情報共有に重点を置くなど、参加者のニーズに合わせたプログラムを構成することが重要です。また、障がいを持つ参加者や外国籍の参加者がいる場合は、必要な配慮を事前に検討し、スムーズな参加をサポートする体制を整える必要があります。
参加者に必要な配慮を行う
参加者のなかには、さまざまな事情を抱えている人がいる可能性があります。オリエンテーションには、これからともに働く人の事情を把握して、職場でスムーズに働くために、配属先に適切な情報を提供するという役割もあります。採用選考の段階で情報を得ていたとしても、より細やかに希望を聴き取り、すり合わせるチャンスでもあります。
たとえば、アレルギーを持つ参加者には、食事や飲み物に配慮が必要となるでしょう。また、宗教的な理由で特定の食品が食べられない参加者もいるかもしれません。身体的な障がいを持つ参加者には、会場のバリアフリー化や移動のサポートが必要となる場合もあります。
事前に参加者へアンケートなどを実施し、個別のニーズを把握することで、適切な配慮を行い、誰もが安心して参加できる環境を作るように心がけましょう。
配慮事項 具体的な対応 アレルギー 食事内容の確認、代替食の提供 宗教上の理由 食事内容への配慮、祈祷場所の提供 身体障がい バリアフリー対応、移動サポート、手話通訳、文字通訳 聴覚障がい 手話通訳、文字通訳、資料の事前提供 視覚障がい 音声ガイド、点字資料、拡大文字資料 発達障がい プログラムの事前説明、休憩時間の確保、感覚過敏への配慮
これらの配慮は、参加者にとってオリエンテーションがより快適で有益なものになるだけでなく、企業の多様性への理解を示す重要な機会となります。参加者一人ひとりの状況を理解し、必要なサポートを提供することで、インクルーシブな職場環境づくりに貢献できるでしょう。社内連絡を密にする
オリエンテーションを円滑に進めるためには、関係部署との連携が不可欠です。人事部、総務部、情報システム部など、オリエンテーションに関わる部署との連絡を密に取り、情報共有や協力体制の構築に努めましょう。たとえば、会場の予約や設備の準備、参加者名簿の作成、資料の配布など、さまざまな業務が発生しますが、各部署が連携して役割分担することで、スムーズなオリエンテーション運営が可能になります。
また、オリエンテーション中にトラブルが発生した場合にも、迅速な対応ができるように、事前に連絡体制を確認しておくことが重要です。たとえば、急な参加者の変更や設備の故障など、予期せぬ事態が発生した場合でも、関係部署に速やかに連絡し、適切な対応策を協議することで、混乱を最小限に抑えられます。
実務にスムーズに入れるようなコンテンツを用意する
オリエンテーションの目的は、新しい環境への適応を支援し、早期の戦力化を促進することです。そのため、オリエンテーションで提供するコンテンツは、実務に役立つ実践的な内容である必要があります。座学だけでなく、グループワークやロールプレイングなど、参加者が主体的に学べるようなプログラムを取り入れることで、より効果的な学習を促せるでしょう。
また、企業文化や価値観を伝えることも重要ですが、一方的な情報伝達ではなく、参加者との対話を通じて相互理解を深めるように心がけましょう。たとえば、先輩社員との交流会や質疑応答の時間を設けることで、参加者は疑問や不安を解消し、安心して実務に取り組めるようになります。メンター制度を導入し、経験豊富な社員が新入社員をサポートする体制を構築することで、よりスムーズな職場への適応を支援する場合もあります。
【関連記事:人材アセスメントを企業研修に活かすには?】
効率よく人材育成ができるミイダスの「活躍ラーニング」新入社員の早期戦力化や既存社員のスキルアップは、企業の成長にとって重要な課題です。しかし、効果的なオリエンテーションや研修プログラムを設計・実施するには、時間やリソースの制約がつきものです。
自社で活躍する人材を定着させるには、動画で自ら学べるコンテンツに加え、自社に合う人物を探るアセスメント機能を持ち合わせたツール「ミイダス」を用いるのがおすすめです。
437,342社(2024年1月現在)が導入するアセスメントリクルーティングサービス「ミイダス」には、「活躍要因診断」という診断機能があります。活躍要因診断は自社に合う人物像を探り、簡単に採用に活かせる機能です。自社でどのような社員が定着・活躍できるのかについて定量的な分析が可能です。
活躍要因診断のコア機能「コンピテンシー診断」では、活躍する社員を41の項目から分析し、自社に必要な人材のコンピテンシーモデルを簡単に作成できます。
【関連記事:コンピテンシーモデルとは?5つのモデル化手順と注意点を徹底解説!】
コンピテンシー診断の内容を用いて社風や現在のチームにフィットしやすい人材を分析し、可視化できる「フィッティング人材分析」の機能もあります。採用だけでなく、異動や配置転換を検討する場合のミスマッチ回避にも重要な機能です。
採用や人材配置に役立つ客観的なデータが得られるため、採用や人材配置を担当する人の感覚や力量による差やブレを防ぎます。
ミイダスにはコンピテンシー診断を受検した求職者が20万人以上登録しています。1,733もの項目から重視する特徴を絞り込んで検索でき、応募者の獲得に頭を悩ませることもなくなるでしょう。フィットする人材への自動アプローチも可能で、採用担当者の工数を削減できるのも嬉しいポイントです。
また、ミイダスご契約企業様のみお使いいただける、コンピテンシーを活用して人事の力を高める「活躍ラーニング」という学習コンテンツも用意しています。活躍ラーニングには「コンピテンシー活用講座」と「バイアス診断ゲーム研修講座」があります。
活躍ラーニングでは、オリエンテーションにも役立つコンテンツを用意しています。オリエンテーションは企画から準備、実施、実施後のフォローなど、大変煩雑な工程を含んでいます。活躍ラーニングはミイダスご契約中であればご利用いただけるため、コスト・手間の両面において人事担当者の方の負担を最小限にできます。参加者にとっても、自分のペースで学べることでこれからの業務への不安を解消しやすくなるでしょう。
各講座については以下の紹介動画もぜひご覧ください。
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ミイダスでは、採用後のマネジメントに役立つ機能「ミイダス組織サーベイ」「はたらきがいサーベイ」も提供しています。組織サーベイでは社員に定期的なアンケートを実施し、組織の現状把握とタイミングを逃さないフォローアップが行えます。どなたでも利用できるはたらきがいサーベイを活用すれば、社員のエンゲージメントをアンケートを通して集計し、従業員満足度や貢献意欲などを数値で分析可能です。これにより、会社の「はたらきがい」を正確に算定できます。組織サーベイについてくわしく見る
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講師に資料作成を依頼する場合は、印刷しない場合でも遅くとも前日までにデータを受け取っておきましょう。なんらかのトラブルがあっても事務局がデータを預かっておけば、代わりにスライドを投影したり、資料を配布したりできます。
近年欠かせないのが、体調不良や感染症発生時の対応と予防策です。検温・マスク・消毒液の準備や換気、参加を自粛してもらう場合やリモート対応など、マニュアルを作成しておきましょう。
ステップ | 実施内容 | ポイント |
目的の把握 | オリエンテーションの目的を明確化 | 具体的な目標設定 |
企画 | プログラム内容、日程、担当者などを決定 | ターゲットに合わせた内容 |
稟議 | 必要に応じて予算や内容の承認を得る | 関係部署との調整 |
社内周知 | 関係部署に実施内容を周知 | スムーズな連携 |
連絡 | 対象者と上長に連絡 | 参加の促進 |
物品調達 | 必要な物品を準備 | 事前の手配 |
講師依頼 | 外部・内部講師の選定、依頼 | 専門知識の活用 |
会場準備 | 会場の手配、環境整備 | 快適な環境 |
資料準備 | 資料作成、配布 | 分かりやすい内容 |
アンケート準備 | アンケート作成 | 効果測定 |
ミイダスなら、オリエンテーションにも使える
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オリエンテーション当日の流れは、オンサイト(会場実施)の場合とオンラインの場合で異なります。それぞれの場合について、具体的な流れを説明します。
オンサイト(会場実施)の場合の流れ
オンサイトでのオリエンテーションは、対面でのコミュニケーションを重視した形式です。以下のような流れで進められることが一般的です。
【3時間で終了する場合】
【3時間で終了する場合】
時間 | 内容 | 担当 | 備考 |
開始15分前 | 受付開始 | 人事部担当者 | 名簿で参加者を確認、名札を配布、資料を配布 |
開始時間 | 開会 | 司会者 | オリエンテーションの目的、スケジュール説明 |
開始後30分 | 会社概要説明 | 人事部担当者 | 会社の理念、事業内容、沿革などを説明 |
開始後1時間 | 就業規則説明 | 人事部担当者 | 労働時間、休日、給与、服務規程などを説明 |
開始後1時間30分 | 質疑応答 | 人事部担当者、各部署担当者 | 参加者からの質問に回答 |
開始後2時間 | 部署紹介 | 各部署担当者 | 各部署の役割、業務内容などを説明 |
開始後2時間30分 | 先輩社員との交流会 | 先輩社員 | 気軽に質問できる場を設ける |
開始後3時間 | 閉会 | 司会者 | 今後の流れ、連絡事項などを説明 |
受付
参加者がスムーズに受付を済ませられるよう、受付場所をわかりやすく表示し、必要な人員を配置します。名簿で参加者を確認し、名札や資料を配布します。
受付開始時刻よりも前に受付を開始し、余裕を持った運営を心がけましょう。参加者への挨拶も忘れずに行い、歓迎の意を表します。
受付開始時刻よりも前に受付を開始し、余裕を持った運営を心がけましょう。参加者への挨拶も忘れずに行い、歓迎の意を表します。
開会
定刻になったら開会アナウンスを行い、オリエンテーションの目的とスケジュールを説明します。参加者へ改めて歓迎の意を表し、オリエンテーションに集中できる雰囲気づくりを心がけましょう。
説明
オリエンテーションの目的や内容に応じて、会社概要、事業内容、就業規則、部署紹介など、必要な情報を説明します。説明資料はわかりやすく、重要な点は強調して説明します。また、質疑応答の時間を設けることも重要です。
質疑応答
参加者からの質問を受け付け、丁寧に回答します。質問しやすい雰囲気を作ることで、参加者の不安や疑問を解消することができます。事前に想定される質問と回答を準備しておくとスムーズです。その場で回答できない質問については、後日改めて回答することを伝えましょう。
閉会
すべての説明が終了したら閉会のアナウンスを行い、今後の流れや連絡事項などを説明します。参加者への感謝の言葉を伝えることも忘れずに行いましょう。
オンラインの場合の流れ
オンラインでのオリエンテーションは、場所や時間を選ばないというメリットがあります。以下のような流れで進められることが一般的です。
【3時間で終了する場合】
【3時間で終了する場合】
時間 | 内容 | 担当 | 備考 |
開始15分前 | ツールの起動・動作確認、講師・参加者を入室させる | 人事部担当者 | 接続の確認、参加者の名前を確認 |
開始時間 | 開会 | 司会者 | オリエンテーションの目的、スケジュール説明 |
開始後30分 | 会社概要説明 | 人事部担当者 | 会社の理念、事業内容、沿革などを説明 資料を画面共有しながら説明 |
開始後1時間 | 就業規則説明 | 人事部担当者 | 労働時間、休日、給与、服務規程などを説明 資料を画面共有しながら説明 |
開始後1時間30分 | 質疑応答 | 人事部担当者、各部署担当者 | チャット機能や音声で質問を受け付ける |
開始後2時間 | 部署紹介 | 各部署担当者 | 各部署の役割、業務内容などを説明 資料を画面共有しながら説明 |
開始後2時間30分 | 先輩社員との交流会(ブレイクアウトルーム) | 先輩社員 | 少人数のグループに分かれて交流 気軽に質問できる場を設ける |
開始後3時間 | 閉会 | 司会者 | 今後の流れ、連絡事項などを説明 |
ツールの起動・動作確認
使用するオンラインツール(Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど)を事前に起動し、音声やカメラ、画面共有などの動作確認を行います。参加者にも事前にツールのインストールや動作確認を促すことが重要です。トラブル発生時の対応方法についても事前に準備しておきましょう。
講師・参加者を入室させる
開始時刻前に参加者を入室させ、接続状況を確認します。参加者の名前を確認し、全員が揃っているかを確認します。必要に応じて、ミュートの設定やチャット機能の使い方などを説明します。
開会
オンサイトの場合と同様に、定刻になったら開会アナウンスを行い、オリエンテーションの目的とスケジュールを説明します。オンライン上でも参加者へ歓迎の意を表し、オリエンテーションに集中できる雰囲気づくりを心がけましょう。
説明
資料を画面共有しながら、会社概要、事業内容、就業規則、部署紹介など、必要な情報を説明します。説明は簡潔で分かりやすく、重要な点は強調して説明します。適宜、参加者の理解度を確認しながら進めることが重要です。オンラインでは集中力が途切れやすいので、適度な休憩を挟むことも効果的です。
質疑応答
チャット機能や音声で質問を受け付け、丁寧に回答します。すべての質問に回答する時間を確保し、参加者の疑問を解消します。オンラインでは、質問しづらいと感じる参加者もいるため、匿名投稿できるQ&Aを利用するなど、質問を促す工夫も必要です。
閉会
すべての説明が終了したら閉会アナウンスを行い、今後の流れや連絡事項などを説明します。参加者への感謝の言葉を伝えることも忘れずに行いましょう。また、録画したオリエンテーション動画を後日共有することで、参加者は必要に応じて内容を再確認できます。
【関連記事:ミイダスのオンライン研修講座「活躍ラーニング」とは?サービス概要を紹介】
【関連記事:ミイダスのオンライン研修講座「活躍ラーニング」とは?サービス概要を紹介】
オリエンテーション実施者が準備するものオリエンテーションをスムーズに進めるためには、事前の準備が不可欠です。実施者が準備すべきものを網羅的に紹介します。会場・設備関連
社内の会議室などを使う場合もありますが、外部の会場を借りる場合は慎重に会場を選びましょう。オンラインでもツールの利用方法を確認しておく必要があります。項目 詳細 補足 会場 社内会議室、研修室、貸会議室など。参加人数や内容に合わせて適切な広さの会場を確保する オンライン開催の場合は、使用するWeb会議システムを決定し、アカウントを用意する。 たとえば、Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど 机・椅子 参加人数分の机と椅子を用意。レイアウトはオリエンテーションの内容に合わせて適宜変更する グループワークを行う場合は、島型に配置するなど工夫が必要。オンライン開催の場合は不要 プロジェクター・スクリーン 資料を投影するために必要。動作確認を事前に行う 代替として大型モニターを使用しても良い。オンライン開催の場合は、画面共有機能を使用する パソコン プレゼンテーション資料の表示、Web会議システムの利用などに使用する。充電をしておく トラブルに備えて予備のパソコンを用意しておくと安心 マイク・スピーカー 会場の広さや参加人数に応じて適切なものを用意する。ハウリングの確認など、事前の音響チェックは必須 オンライン開催の場合は、ヘッドセットやマイク付きイヤホンを使用する インターネット回線 オンライン開催の場合、安定した回線を確保する モバイルWi-Fiルーターなどを用意しておくと、回線トラブル発生時のバックアップとして有効
資料・ツール関連
オリエンテーションの内容や実施方法によって準備の仕方は異なりますが、一般的に以下のものが必要となります。- オリエンテーション資料:配布資料や、投影用のスライドを作成する。参加者に合わせて内容を調整する
- 筆記用具:参加者自身でメモを取るための筆記用具を用意するか、または配布する
- 参加者リスト:出欠確認や、名札作成などに使用する
- 名札:参加者同士がスムーズにコミュニケーションを取れるように準備する。事前に氏名や所属部署などを記入しておく
- アンケート:オリエンテーションの内容や満足度を把握するためのアンケート用紙を用意する。オンライン開催の場合は、Googleフォームなどのツールを活用する
- カメラ:オリエンテーションの様子を記録するために必要。写真や動画で記録を残すことで、今後のオリエンテーション改善に役立つ
その他
グループワークや交流など、内容に合わせて以下のものを準備するのも効果的です。- アイスブレイクやグループワークで使用する物品:付箋、ホワイトボード、マーカー、模造紙など、内容に合わせて準備する。ペンを使う場合は裏写りしないものを用意する
- 飲み物:休憩時間の際にお茶やコーヒーなど、提供する飲み物を用意する
- 緊急連絡網:参加者の緊急連絡先を事前に確認し、リストを作成しておく
- タイムスケジュール:オリエンテーション全体の流れを時間ごとに示したタイムスケジュールを作成し、参加者と共有することでスムーズな進行を促す
- 新型コロナウイルス感染症対策グッズ:アルコール消毒液、マスク、非接触型体温計などを用意し、感染症対策を徹底する。必要に応じて、換気やソーシャルディスタンスの確保にも配慮する
上記以外にも、オリエンテーションの内容や規模に応じて必要なものを適宜準備しましょう。事前の準備をしっかりと行うことで、スムーズで効果的なオリエンテーションを実施できるでしょう。オリエンテーションを実施する際の注意点オリエンテーションは、新しい環境への適応をスムーズにし、今後の活動の基盤を作る大切な機会です。そのため、実施にあたってはさまざまな点に注意を払う必要があります。参加者情報を把握しておく
オリエンテーションを効果的に実施するためには、参加者に関する情報を事前に把握しておくことが重要です。年齢、経験、知識レベル、バックグラウンドなどを理解することで、適切なコンテンツや進行方法を選択できます。
たとえば、新入社員であれば社会人としての基本的な知識やビジネスマナーに関する研修を取り入れる、経験者であれば企業文化やチームの現状に関する情報共有に重点を置くなど、参加者のニーズに合わせたプログラムを構成することが重要です。また、障がいを持つ参加者や外国籍の参加者がいる場合は、必要な配慮を事前に検討し、スムーズな参加をサポートする体制を整える必要があります。
参加者に必要な配慮を行う
参加者のなかには、さまざまな事情を抱えている人がいる可能性があります。オリエンテーションには、これからともに働く人の事情を把握して、職場でスムーズに働くために、配属先に適切な情報を提供するという役割もあります。採用選考の段階で情報を得ていたとしても、より細やかに希望を聴き取り、すり合わせるチャンスでもあります。
たとえば、アレルギーを持つ参加者には、食事や飲み物に配慮が必要となるでしょう。また、宗教的な理由で特定の食品が食べられない参加者もいるかもしれません。身体的な障がいを持つ参加者には、会場のバリアフリー化や移動のサポートが必要となる場合もあります。
事前に参加者へアンケートなどを実施し、個別のニーズを把握することで、適切な配慮を行い、誰もが安心して参加できる環境を作るように心がけましょう。
配慮事項 具体的な対応 アレルギー 食事内容の確認、代替食の提供 宗教上の理由 食事内容への配慮、祈祷場所の提供 身体障がい バリアフリー対応、移動サポート、手話通訳、文字通訳 聴覚障がい 手話通訳、文字通訳、資料の事前提供 視覚障がい 音声ガイド、点字資料、拡大文字資料 発達障がい プログラムの事前説明、休憩時間の確保、感覚過敏への配慮
これらの配慮は、参加者にとってオリエンテーションがより快適で有益なものになるだけでなく、企業の多様性への理解を示す重要な機会となります。参加者一人ひとりの状況を理解し、必要なサポートを提供することで、インクルーシブな職場環境づくりに貢献できるでしょう。社内連絡を密にする
オリエンテーションを円滑に進めるためには、関係部署との連携が不可欠です。人事部、総務部、情報システム部など、オリエンテーションに関わる部署との連絡を密に取り、情報共有や協力体制の構築に努めましょう。たとえば、会場の予約や設備の準備、参加者名簿の作成、資料の配布など、さまざまな業務が発生しますが、各部署が連携して役割分担することで、スムーズなオリエンテーション運営が可能になります。
また、オリエンテーション中にトラブルが発生した場合にも、迅速な対応ができるように、事前に連絡体制を確認しておくことが重要です。たとえば、急な参加者の変更や設備の故障など、予期せぬ事態が発生した場合でも、関係部署に速やかに連絡し、適切な対応策を協議することで、混乱を最小限に抑えられます。
実務にスムーズに入れるようなコンテンツを用意する
オリエンテーションの目的は、新しい環境への適応を支援し、早期の戦力化を促進することです。そのため、オリエンテーションで提供するコンテンツは、実務に役立つ実践的な内容である必要があります。座学だけでなく、グループワークやロールプレイングなど、参加者が主体的に学べるようなプログラムを取り入れることで、より効果的な学習を促せるでしょう。
また、企業文化や価値観を伝えることも重要ですが、一方的な情報伝達ではなく、参加者との対話を通じて相互理解を深めるように心がけましょう。たとえば、先輩社員との交流会や質疑応答の時間を設けることで、参加者は疑問や不安を解消し、安心して実務に取り組めるようになります。メンター制度を導入し、経験豊富な社員が新入社員をサポートする体制を構築することで、よりスムーズな職場への適応を支援する場合もあります。
【関連記事:人材アセスメントを企業研修に活かすには?】
効率よく人材育成ができるミイダスの「活躍ラーニング」新入社員の早期戦力化や既存社員のスキルアップは、企業の成長にとって重要な課題です。しかし、効果的なオリエンテーションや研修プログラムを設計・実施するには、時間やリソースの制約がつきものです。
自社で活躍する人材を定着させるには、動画で自ら学べるコンテンツに加え、自社に合う人物を探るアセスメント機能を持ち合わせたツール「ミイダス」を用いるのがおすすめです。
437,342社(2024年1月現在)が導入するアセスメントリクルーティングサービス「ミイダス」には、「活躍要因診断」という診断機能があります。活躍要因診断は自社に合う人物像を探り、簡単に採用に活かせる機能です。自社でどのような社員が定着・活躍できるのかについて定量的な分析が可能です。
活躍要因診断のコア機能「コンピテンシー診断」では、活躍する社員を41の項目から分析し、自社に必要な人材のコンピテンシーモデルを簡単に作成できます。
【関連記事:コンピテンシーモデルとは?5つのモデル化手順と注意点を徹底解説!】
コンピテンシー診断の内容を用いて社風や現在のチームにフィットしやすい人材を分析し、可視化できる「フィッティング人材分析」の機能もあります。採用だけでなく、異動や配置転換を検討する場合のミスマッチ回避にも重要な機能です。
採用や人材配置に役立つ客観的なデータが得られるため、採用や人材配置を担当する人の感覚や力量による差やブレを防ぎます。
ミイダスにはコンピテンシー診断を受検した求職者が20万人以上登録しています。1,733もの項目から重視する特徴を絞り込んで検索でき、応募者の獲得に頭を悩ませることもなくなるでしょう。フィットする人材への自動アプローチも可能で、採用担当者の工数を削減できるのも嬉しいポイントです。
また、ミイダスご契約企業様のみお使いいただける、コンピテンシーを活用して人事の力を高める「活躍ラーニング」という学習コンテンツも用意しています。活躍ラーニングには「コンピテンシー活用講座」と「バイアス診断ゲーム研修講座」があります。
活躍ラーニングでは、オリエンテーションにも役立つコンテンツを用意しています。オリエンテーションは企画から準備、実施、実施後のフォローなど、大変煩雑な工程を含んでいます。活躍ラーニングはミイダスご契約中であればご利用いただけるため、コスト・手間の両面において人事担当者の方の負担を最小限にできます。参加者にとっても、自分のペースで学べることでこれからの業務への不安を解消しやすくなるでしょう。
各講座については以下の紹介動画もぜひご覧ください。
活躍ラーニングについてくわしく見る
ミイダスでは、採用後のマネジメントに役立つ機能「ミイダス組織サーベイ」「はたらきがいサーベイ」も提供しています。組織サーベイでは社員に定期的なアンケートを実施し、組織の現状把握とタイミングを逃さないフォローアップが行えます。どなたでも利用できるはたらきがいサーベイを活用すれば、社員のエンゲージメントをアンケートを通して集計し、従業員満足度や貢献意欲などを数値で分析可能です。これにより、会社の「はたらきがい」を正確に算定できます。組織サーベイについてくわしく見る
はたらきがいサーベイについてくわしく見る
オリエンテーションの実施だけでなく、採用時のマッチングや日頃のマネジメントに至るまでシームレスに人事の活動を支え、費用も時間・手間も効率化しながら、適材適所で組織のパフォーマンスを最大化するミイダスを利用してみませんか?【1分で登録完了】ミイダスの機能を無料で体験する
項目 | 詳細 | 補足 |
会場 | 社内会議室、研修室、貸会議室など。参加人数や内容に合わせて適切な広さの会場を確保する | オンライン開催の場合は、使用するWeb会議システムを決定し、アカウントを用意する。 たとえば、Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど |
机・椅子 | 参加人数分の机と椅子を用意。レイアウトはオリエンテーションの内容に合わせて適宜変更する | グループワークを行う場合は、島型に配置するなど工夫が必要。オンライン開催の場合は不要 |
プロジェクター・スクリーン | 資料を投影するために必要。動作確認を事前に行う | 代替として大型モニターを使用しても良い。オンライン開催の場合は、画面共有機能を使用する |
パソコン | プレゼンテーション資料の表示、Web会議システムの利用などに使用する。充電をしておく | トラブルに備えて予備のパソコンを用意しておくと安心 |
マイク・スピーカー | 会場の広さや参加人数に応じて適切なものを用意する。ハウリングの確認など、事前の音響チェックは必須 | オンライン開催の場合は、ヘッドセットやマイク付きイヤホンを使用する |
インターネット回線 | オンライン開催の場合、安定した回線を確保する | モバイルWi-Fiルーターなどを用意しておくと、回線トラブル発生時のバックアップとして有効 |
オリエンテーションは、新しい環境への適応をスムーズにし、今後の活動の基盤を作る大切な機会です。そのため、実施にあたってはさまざまな点に注意を払う必要があります。
参加者情報を把握しておく
オリエンテーションを効果的に実施するためには、参加者に関する情報を事前に把握しておくことが重要です。年齢、経験、知識レベル、バックグラウンドなどを理解することで、適切なコンテンツや進行方法を選択できます。
たとえば、新入社員であれば社会人としての基本的な知識やビジネスマナーに関する研修を取り入れる、経験者であれば企業文化やチームの現状に関する情報共有に重点を置くなど、参加者のニーズに合わせたプログラムを構成することが重要です。また、障がいを持つ参加者や外国籍の参加者がいる場合は、必要な配慮を事前に検討し、スムーズな参加をサポートする体制を整える必要があります。
たとえば、新入社員であれば社会人としての基本的な知識やビジネスマナーに関する研修を取り入れる、経験者であれば企業文化やチームの現状に関する情報共有に重点を置くなど、参加者のニーズに合わせたプログラムを構成することが重要です。また、障がいを持つ参加者や外国籍の参加者がいる場合は、必要な配慮を事前に検討し、スムーズな参加をサポートする体制を整える必要があります。
参加者に必要な配慮を行う
参加者のなかには、さまざまな事情を抱えている人がいる可能性があります。オリエンテーションには、これからともに働く人の事情を把握して、職場でスムーズに働くために、配属先に適切な情報を提供するという役割もあります。採用選考の段階で情報を得ていたとしても、より細やかに希望を聴き取り、すり合わせるチャンスでもあります。
たとえば、アレルギーを持つ参加者には、食事や飲み物に配慮が必要となるでしょう。また、宗教的な理由で特定の食品が食べられない参加者もいるかもしれません。身体的な障がいを持つ参加者には、会場のバリアフリー化や移動のサポートが必要となる場合もあります。
事前に参加者へアンケートなどを実施し、個別のニーズを把握することで、適切な配慮を行い、誰もが安心して参加できる環境を作るように心がけましょう。
たとえば、アレルギーを持つ参加者には、食事や飲み物に配慮が必要となるでしょう。また、宗教的な理由で特定の食品が食べられない参加者もいるかもしれません。身体的な障がいを持つ参加者には、会場のバリアフリー化や移動のサポートが必要となる場合もあります。
事前に参加者へアンケートなどを実施し、個別のニーズを把握することで、適切な配慮を行い、誰もが安心して参加できる環境を作るように心がけましょう。
配慮事項 | 具体的な対応 |
アレルギー | 食事内容の確認、代替食の提供 |
宗教上の理由 | 食事内容への配慮、祈祷場所の提供 |
身体障がい | バリアフリー対応、移動サポート、手話通訳、文字通訳 |
聴覚障がい | 手話通訳、文字通訳、資料の事前提供 |
視覚障がい | 音声ガイド、点字資料、拡大文字資料 |
発達障がい | プログラムの事前説明、休憩時間の確保、感覚過敏への配慮 |
これらの配慮は、参加者にとってオリエンテーションがより快適で有益なものになるだけでなく、企業の多様性への理解を示す重要な機会となります。参加者一人ひとりの状況を理解し、必要なサポートを提供することで、インクルーシブな職場環境づくりに貢献できるでしょう。
社内連絡を密にする
オリエンテーションを円滑に進めるためには、関係部署との連携が不可欠です。人事部、総務部、情報システム部など、オリエンテーションに関わる部署との連絡を密に取り、情報共有や協力体制の構築に努めましょう。たとえば、会場の予約や設備の準備、参加者名簿の作成、資料の配布など、さまざまな業務が発生しますが、各部署が連携して役割分担することで、スムーズなオリエンテーション運営が可能になります。
また、オリエンテーション中にトラブルが発生した場合にも、迅速な対応ができるように、事前に連絡体制を確認しておくことが重要です。たとえば、急な参加者の変更や設備の故障など、予期せぬ事態が発生した場合でも、関係部署に速やかに連絡し、適切な対応策を協議することで、混乱を最小限に抑えられます。
また、オリエンテーション中にトラブルが発生した場合にも、迅速な対応ができるように、事前に連絡体制を確認しておくことが重要です。たとえば、急な参加者の変更や設備の故障など、予期せぬ事態が発生した場合でも、関係部署に速やかに連絡し、適切な対応策を協議することで、混乱を最小限に抑えられます。
実務にスムーズに入れるようなコンテンツを用意する
オリエンテーションの目的は、新しい環境への適応を支援し、早期の戦力化を促進することです。そのため、オリエンテーションで提供するコンテンツは、実務に役立つ実践的な内容である必要があります。座学だけでなく、グループワークやロールプレイングなど、参加者が主体的に学べるようなプログラムを取り入れることで、より効果的な学習を促せるでしょう。
また、企業文化や価値観を伝えることも重要ですが、一方的な情報伝達ではなく、参加者との対話を通じて相互理解を深めるように心がけましょう。たとえば、先輩社員との交流会や質疑応答の時間を設けることで、参加者は疑問や不安を解消し、安心して実務に取り組めるようになります。メンター制度を導入し、経験豊富な社員が新入社員をサポートする体制を構築することで、よりスムーズな職場への適応を支援する場合もあります。
【関連記事:人材アセスメントを企業研修に活かすには?】
また、企業文化や価値観を伝えることも重要ですが、一方的な情報伝達ではなく、参加者との対話を通じて相互理解を深めるように心がけましょう。たとえば、先輩社員との交流会や質疑応答の時間を設けることで、参加者は疑問や不安を解消し、安心して実務に取り組めるようになります。メンター制度を導入し、経験豊富な社員が新入社員をサポートする体制を構築することで、よりスムーズな職場への適応を支援する場合もあります。
【関連記事:人材アセスメントを企業研修に活かすには?】
効率よく人材育成ができるミイダスの「活躍ラーニング」新入社員の早期戦力化や既存社員のスキルアップは、企業の成長にとって重要な課題です。しかし、効果的なオリエンテーションや研修プログラムを設計・実施するには、時間やリソースの制約がつきものです。
自社で活躍する人材を定着させるには、動画で自ら学べるコンテンツに加え、自社に合う人物を探るアセスメント機能を持ち合わせたツール「ミイダス」を用いるのがおすすめです。
437,342社(2024年1月現在)が導入するアセスメントリクルーティングサービス「ミイダス」には、「活躍要因診断」という診断機能があります。活躍要因診断は自社に合う人物像を探り、簡単に採用に活かせる機能です。自社でどのような社員が定着・活躍できるのかについて定量的な分析が可能です。
活躍要因診断のコア機能「コンピテンシー診断」では、活躍する社員を41の項目から分析し、自社に必要な人材のコンピテンシーモデルを簡単に作成できます。
【関連記事:コンピテンシーモデルとは?5つのモデル化手順と注意点を徹底解説!】
コンピテンシー診断の内容を用いて社風や現在のチームにフィットしやすい人材を分析し、可視化できる「フィッティング人材分析」の機能もあります。採用だけでなく、異動や配置転換を検討する場合のミスマッチ回避にも重要な機能です。
採用や人材配置に役立つ客観的なデータが得られるため、採用や人材配置を担当する人の感覚や力量による差やブレを防ぎます。
ミイダスにはコンピテンシー診断を受検した求職者が20万人以上登録しています。1,733もの項目から重視する特徴を絞り込んで検索でき、応募者の獲得に頭を悩ませることもなくなるでしょう。フィットする人材への自動アプローチも可能で、採用担当者の工数を削減できるのも嬉しいポイントです。
また、ミイダスご契約企業様のみお使いいただける、コンピテンシーを活用して人事の力を高める「活躍ラーニング」という学習コンテンツも用意しています。活躍ラーニングには「コンピテンシー活用講座」と「バイアス診断ゲーム研修講座」があります。
活躍ラーニングでは、オリエンテーションにも役立つコンテンツを用意しています。オリエンテーションは企画から準備、実施、実施後のフォローなど、大変煩雑な工程を含んでいます。活躍ラーニングはミイダスご契約中であればご利用いただけるため、コスト・手間の両面において人事担当者の方の負担を最小限にできます。参加者にとっても、自分のペースで学べることでこれからの業務への不安を解消しやすくなるでしょう。
各講座については以下の紹介動画もぜひご覧ください。
活躍ラーニングについてくわしく見る
ミイダスでは、採用後のマネジメントに役立つ機能「ミイダス組織サーベイ」「はたらきがいサーベイ」も提供しています。組織サーベイでは社員に定期的なアンケートを実施し、組織の現状把握とタイミングを逃さないフォローアップが行えます。どなたでも利用できるはたらきがいサーベイを活用すれば、社員のエンゲージメントをアンケートを通して集計し、従業員満足度や貢献意欲などを数値で分析可能です。これにより、会社の「はたらきがい」を正確に算定できます。組織サーベイについてくわしく見る
はたらきがいサーベイについてくわしく見る
オリエンテーションの実施だけでなく、採用時のマッチングや日頃のマネジメントに至るまでシームレスに人事の活動を支え、費用も時間・手間も効率化しながら、適材適所で組織のパフォーマンスを最大化するミイダスを利用してみませんか?【1分で登録完了】ミイダスの機能を無料で体験する
自社で活躍する人材を定着させるには、動画で自ら学べるコンテンツに加え、自社に合う人物を探るアセスメント機能を持ち合わせたツール「ミイダス」を用いるのがおすすめです。
437,342社(2024年1月現在)が導入するアセスメントリクルーティングサービス「ミイダス」には、「活躍要因診断」という診断機能があります。活躍要因診断は自社に合う人物像を探り、簡単に採用に活かせる機能です。自社でどのような社員が定着・活躍できるのかについて定量的な分析が可能です。
活躍要因診断のコア機能「コンピテンシー診断」では、活躍する社員を41の項目から分析し、自社に必要な人材のコンピテンシーモデルを簡単に作成できます。
【関連記事:コンピテンシーモデルとは?5つのモデル化手順と注意点を徹底解説!】
コンピテンシー診断の内容を用いて社風や現在のチームにフィットしやすい人材を分析し、可視化できる「フィッティング人材分析」の機能もあります。採用だけでなく、異動や配置転換を検討する場合のミスマッチ回避にも重要な機能です。
採用や人材配置に役立つ客観的なデータが得られるため、採用や人材配置を担当する人の感覚や力量による差やブレを防ぎます。
ミイダスにはコンピテンシー診断を受検した求職者が20万人以上登録しています。1,733もの項目から重視する特徴を絞り込んで検索でき、応募者の獲得に頭を悩ませることもなくなるでしょう。フィットする人材への自動アプローチも可能で、採用担当者の工数を削減できるのも嬉しいポイントです。
また、ミイダスご契約企業様のみお使いいただける、コンピテンシーを活用して人事の力を高める「活躍ラーニング」という学習コンテンツも用意しています。活躍ラーニングには「コンピテンシー活用講座」と「バイアス診断ゲーム研修講座」があります。
活躍ラーニングでは、オリエンテーションにも役立つコンテンツを用意しています。オリエンテーションは企画から準備、実施、実施後のフォローなど、大変煩雑な工程を含んでいます。活躍ラーニングはミイダスご契約中であればご利用いただけるため、コスト・手間の両面において人事担当者の方の負担を最小限にできます。参加者にとっても、自分のペースで学べることでこれからの業務への不安を解消しやすくなるでしょう。
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