企業の取引先のひとつである「サプライヤー」。日常業務で意識することばかりではないかもしれませんが、稟議や提案のタイミングで正確な意味が気になったことはありませんか。
本記事ではサプライヤーの意味や仕事の内容、さらにサプライヤーの選び方や関係構築について解説します。業務効率化やコストの最適化に関心のある方はぜひ最後までご覧ください。
本記事ではサプライヤーの意味や仕事の内容、さらにサプライヤーの選び方や関係構築について解説します。業務効率化やコストの最適化に関心のある方はぜひ最後までご覧ください。
▼この記事でわかること
ビジネスにおけるサプライヤーの意味とはビジネスにおける「サプライヤー」とは、製品・サービスを売るために必要なものを供給する存在を指します。以下の5つともサプライヤーといえます。- 仕入業者
- 納品業者
- 供給業者
- 卸売業者
- 製造業者
業界や業態により具体的な形が異なるため、整理しながら解説します。
関連する用語もあわせて押さえましょう。サプライヤーの意味
英単語の "supplier" を直訳すると「供給者」です。ビジネスにおけるサプライヤーは、自社の製品・サービスを提供するために必要な以下のものを供給する存在です。- 材料
- サービスの一部輸送、場所の提供など
- 製品・サービスの生産・提供に付随するもの
- 完成された製品・サービス
上記それぞれを製造業の場合で考えてみましょう。【材料】
製品の素材、部材、部品などを供給します。
材料にも原材料やある程度加工された部品などさまざまなものがあり、製造業の場合は加工の段階ごとに下請け業者が存在することが珍しくありません。
材料のサプライヤーは、次の工程の業者や企業あてに供給を行います。【サービスの一部】
製品の製造やサービス提供の一部となる工程を担うサプライヤーも存在します。たとえば、納品のための輸送やサービスを行うための場所を提供するケースです。
納品までの保管場所を提供する倉庫業などもここに含まれます。【製品・サービスの生産・提供に付随するもの】
下請け企業というイメージではありませんが、品質管理や検査・認証機関、さらに広告など関連する業者も広い意味ではサプライヤーと考えられます。
製品・サービスが完成していても販売・提供するために必要な措置を施すために外部業者が介入する場合、その業者がサプライヤーとなります。【完成された製品・サービス】
材料の供給だけでなく、完成品を納入する業者がサプライヤーとなるケースもあります。
製造やサービスの企画・準備を行う業者と実際の販売・サービス実施を行う業者が別である場合、販売・サービス業者に完成された製品・サービスを納品します。この場合完成されたものを納める業者がサプライヤーとなります。サプライヤーの関連用語
サプライヤーと似た言葉や関連する言葉として以下が挙げられます。- メーカー
- ベンダー
- ディストリビューター
- バイヤー
- サプライチェーン
これらの意味やサプライヤーとの違いについて確認しましょう。【メーカー】
メーカー (maker) とは、生産者を意味する言葉です。
メーカーとサプライヤーを分けて考える場合、以下のように整理できます。- メーカー:完成品を生産する業者
- サプライヤー:完成品に必要な材料・サービスを供給する業者
製造業で部品の供給を行うケースを想定してみましょう。その場合、部品の生産・供給を行う業者はメーカーでもあり完成品のメーカーにとってはサプライヤーでもあります。
また、完成品を生産するメーカーが販売店や卸売業者に製品を納品し、販売してもらうシステムである場合もあります。その場合は完成品のメーカーは販売店や卸売業者に対するサプライヤーとなります。
「メーカーだからサプライヤーではない」「サプライヤーだからメーカーではない」ということはなく、業者同士の関係性によると言えるでしょう。【ベンダー】
ベンダー (vendor) とは、販売者のことです。IT業界では少し意味合いが複雑になりますが、「エンドユーザーに製品・サービスを販売する業者」を指します。メーカーが販売まで行うケースでは、メーカーがベンダーを兼ねていることもあります。
メーカーとベンダーが異なるケースで最も身近なものは食品や化粧品です。パッケージの裏側にそれぞれ異なる「製造者」と「販売者」が記載されている場合、製造者がメーカーであり、販売者がベンダーです。自らの名前で製品・サービスを提供したいものの工場や生産体制が自社にないとき、メーカーに依頼して生産を担当してもらい、完成品を仕入れて販売する体制をとります。
IT業界の場合、大手のパソコン・家電メーカーなどが親会社となり開発を行い、子会社であるベンダーが販売を行うケースや代理店として販売のみを手がけるケース、システム開発から販売に至るまで一連の流れをベンダーが担うケースなど多くの類型があります。【ディストリビューター】
ディストリビューター (distributor) とは、配給者・分配者の意味を持ちます。メーカーから製品を仕入れて小売店に卸売を行う存在で、中間業者とも言い換えられます。
市場で競り落としたものをそれぞれの業者に卸す仲卸業者はディストリビューターの一種です。【バイヤー】
バイヤー (buyer) とは、製品や材料を買い付ける業者・担当者のことです。
仕入業者のほかに企業内で購買・調達を担当する人もバイヤーであり、バイヤーが買い付けたものを販売するだけではありません。企業内バイヤーの場合、その時々の在庫や相場の変動を把握し、物品が不足しない範囲で経費を削減・最適化する役割やトレンドを把握して売れそうなものを仕入れてくる役割も担っています。【サプライチェーン】
サプライチェーンとは、製品がエンドユーザーの元に届くまでの一連の取引の流れのことです。鎖のように業者間の取引が連なっていることからサプライチェーンと呼ばれています。
製品がエンドユーザーの元に届くまでには、材料の調達に始まり、各メーカーでの製造、品質・在庫管理、輸送、販売の流れを踏みます。そして、次の販売に備えて使用・消費されるペースや耐用年数も考慮されます。
この流れには複数の企業が介在しており、過剰な生産・供給を防いだり、最適なタイミングで仕入れを行ったりできることでそれぞれの業者の業務効率化・コストの最適化が実現します。企業間にまたがる取引の管理を行うサプライチェーンマネジメント (SCM: Supply Chain Management) も近年の製造業では重視されています。サプライヤーの仕事を業界別に解説サプライヤーの仕事や役割は業界により特徴がわかれます。- 自動車業界
- 家電業界
- IT業界
- 建築業界
- アパレル業界
- 食品業界
- 貿易業界
- 旅行業界
それぞれ解説します。自動車業界とサプライヤー
自動車業界では、完成品のメーカーに連なる形で多数の下請け業者が存在し、サプライヤーの関係が多重構造になっています。自動車の部品ごとにサプライヤーが異なったり、下請け企業にさらに孫請け企業が連なっていたりすることが珍しくありません。
また、国内の自動車メーカーの多くはメーカーが傘下のディーラーを抱えていることも特徴的です。新車販売の場合、販売店では主に系列の親会社の車を販売します。
そのため、完成された自動車をディーラーに納品する時点では完成品のメーカーがサプライヤーとなります。
従来は元請け企業と下請け・孫請け業者とが密接に結びついており、中間材料のサプライヤーはとくに特定の元請け企業のみと取引するケースが多くみられました。しかし、時代の変化とともに複数の企業と取引を行う部品・材料系のサプライヤーも増えています。
自動車の場合、安全基準が国によって異なるため、試験機関や貿易関連業者においても国ごとに対応する複雑な取引が発生しやすい特徴もあります。家電業界とサプライヤー
家電業界も部品や製品ごとにサプライヤーが異なり、大きなサプライチェーンを形成していることがあります。
メーカーが直接消費者に販売するのではなく、家電量販店や販売店を経由してエンドユーザーの手に製品が届きます。その意味で、材料の供給者や配送業者だけでなく完成品のメーカーが販売店に対するサプライヤーとなります。
ECサイトで買い物をする消費者が増えることで、メーカーや卸売業者からの納品先が多様化しており、サプライヤーの采配が求められる機会は多くなっていると考えられます。IT業界とサプライヤー
IT業界は自動車業界と同じくらい、長く連なる下請け構造を持っています。元請け企業がエンドユーザーからシステムの開発を受注した場合、機能や業務・工程ごとに切り分けて下請け業者に開発を発注し、さらに孫請け業者へと連なっていきます。
たとえばある基幹システムを導入する場合、連携させるシステムを供給するサプライヤーや、さらに連携システム内で動くアプリ、集金システムなどの供給を行うサプライヤーが続きます。建築業界とサプライヤー
建設業界においては、下請け・孫請けと連なる構造だけでなく、工程ごとにそれぞれの専門家が各々のサプライチェーンを有しているところが特徴です。この重層的な構造は各工程の専門性や法規制の影響を受けています。
たとえば、設計においては大掛かりなコンセプトデザインや全体の設計・構造計算が行われ、水まわりやエクステリアなどパーツごとの設計・デザインが下請け業者に発注されます。
施工の段階では、全体の施工管理を行う元請け企業に対して電気工事、水道工事、左官などの下請け企業がサプライヤーとなります。さらに各工程の下請け業者から孫請け業者・材料供給業者へと発注が続きます。アパレル業界とサプライヤー
アパレル業界では、アパレルメーカー(ブランド)でデザインを行い、材料を仕入れて生産を外注するケースが大半です。そのため、原材料となる糸や繊維・部品メーカー・商社や卸売業者がサプライヤーとなります。
ブランドによりますが、完成品の生産と検品を外注している場合は外注先から小売業者にそのまま製品が納品されることもあります。その外注業者も、広い意味では元請け企業であるアパレルメーカーのサプライヤーと言えるでしょう。
そして、完成品を卸売業者や小売業者に納品する段階では、アパレルメーカーがサプライヤーとなります。食品業界とサプライヤー
食品業界では、最終的に消費者が飲食物を口にするまでに食品の生産を行う業者と調理・加工を行う業者、運送業者が関与しています。
まず農業・漁業などの一次産業での生産者や商社から食品メーカーに原材料が供給されます。次に食品メーカーから卸売業者を経て小売業者やレストランなどに製品が供給される構造です。
食品業界の場合、天候や季節、さらに世界情勢がかかわるため、同種のものでも複数のサプライヤーとの取引ができるように備えている企業もあります。貿易業界とサプライヤー
貿易業界は、貿易を行う企業自体が取引のいずれかの段階でサプライヤーとなるのが通常です。貿易を専門とする商社や企業内の貿易部門などが貿易業務の担い手です。
海外から仕入れを行う場合は輸入元がサプライヤーとなり、仕入れたものや加工品を販売する時点では自社がサプライヤーとなります。
あるいは、製品を輸出する場合は、自社が買い手企業に対するサプライヤーとなります。旅行業界とサプライヤー
メーカーや流通業界以外でもサプライヤーは存在します。その代表例を旅行業界で説明します。
旅行業界では、企画旅行を取り扱う旅行業者が旅行商品の企画を行います。旅行業者は自らが航空会社やバス会社、ホテルなどでない限り旅客運送や宿泊などを外部の業者から手配します。そのため、旅客運送業者や宿泊施設、レジャー施設等は旅行会社のサプライヤーとなります。
また、旅行業者が企画した旅行商品を旅行代理店が販売する場合、旅行業者は旅行代理店のサプライヤーとなります。業務効率化・費用適正化につながるサプライヤーの選び方ここまで、サプライヤーはあらゆる業界での企業間取引で重要な役割を担っていることを確認しました。
サプライヤーとは、単に企業間取引において材料やサービスの提供を行う業者というだけではありません。サプライヤーからもたらされる材料・サービスや供給のされ方は、自社の利益に大きな影響を与えるものです。
サプライヤーからの供給と自社の利益の関係性、さらに自社の利益を高めるためのサプライヤーの選び方のポイントを解説します。サプライヤーからの供給と自社の利益の関係性
サプライヤーからの供給の質は自社の利益を大きく左右します。以下の4つの点からサプライヤーからの供給と自社の利益の関係性について考えてみましょう。- 供給される材料・サービスの質と量
- 供給のタイミング・時間
- 供給の手間
- サプライヤーに支払う費用
【供給される材料・サービスの質と量】
サプライヤーから供給される材料やサービスの質が悪ければ、供給されても自社で加工したり、サービスを提供したりする際に不都合が生じます。自社の製品・サービスとして市場に出すうえで加工や修正の必要があったり、顧客からの不満につながったりするからです。継続的な取引をするうえで品質にばらつきが多い場合もリスク因子となります。
また、量が足りないことも問題になります。供給はされてくるものの要求している量を満たせなかったり、供給量が安定しなかったり、ニーズの増加に耐えきれなかったりする場合は、自社の事業継続が難しくなります。
供給されるものの質と量が安定し、良好な状態にあることが自社の利益確保につながるでしょう。【供給のタイミング・時間】
供給されてくるタイミングや時間も大きなポイントです。とくに以下の3つは自社の利益を大きく左右する要素です。- 納期
- 連絡・対応の迅速さ
- 取引・フォローの頻度
納期が守れなかったり、たびたび納期の調整を依頼してきたりする場合は、自社の営業に差し支えるおそれがあります。納期を守れるサプライヤー、予定外の事情がある場合の対応策があらかじめ用意されているサプライヤーとの取引であれば、予定どおり自社の製品・サービスを展開でき、万が一のときにも対応してもらえるので安心できます。
また、連絡や対応が迅速に行われるかも重要なポイントです。問い合わせを行っても返事が来ない、あるいは緊急連絡先がない場合、事故などが起きたときの対処が遅れて損害が大きくなる可能性があります。依頼したことに対してスムーズに動いてくれるかどうかも大きなポイントです。対応が自動化されていたり、質問集がまとまっていたりする形でもスマートに対処できるでしょう。
取引やフォローの頻度が低すぎないかも確認すると良いでしょう。取引の頻度が低い場合、高頻度で取引する業者よりもコストが高くなったり、関係構築が難しく細かな依頼がしづらかったりというデメリットがあります。また、フォローアップがこまめに受けられれば、次回以降の取引の質を高めていくことにもつながります。
あまり取引ややりとり・利用の頻度が高くない業者と取引を続ける理由を整理し、他の業者の製品・サービスでまとめて対応できるものに切り替えることも選択肢のひとつだと言えます。【供給の手間】
サプライヤーとのやりとりや取引に関する手続き・事前事後の処理に大きな手間がかかっているようであれば、担当者の業務負担が増え、他の業務の時間を圧迫してしまう可能性があります。業務効率化の視点で考えると、手間がかかりすぎる供給取引は好ましくありません。
また、手間がかかり社員が疲弊することで、ミスが増えたり生産性が下がったりするのも経営からみればやがて大きなダメージにつながる点です。一見良質な品が供給されていても取り扱いに大きな手間がかかったり、費用が小さくても処理に大きな時間と人手を要したりしていないか見直すことが大切です。【サプライヤーに支払う費用】
費用は経営指標に直接的にかかわるポイントです。同種のものと比べてあまりにも費用が高すぎるのであれば、見直すことも必要かもしれません。
一方で、費用だけに意識を奪われてしまうのではなく、人件費や手間などから費用対効果を考えてサプライヤーを選ぶことが重要です。費用が下がっても供給される製品・サービスの質が下がったり、納期が安定しなかったり、自社の担当者の手間が増えたりするようでは逆効果になることもあるからです。サプライヤー選びのポイント・QCD+Dと7つのC
前述のとおり、サプライヤーとの取引は長い目で見て自社の利益につながります。そこで、自社の利益を最大化できるサプライヤーの選び方のポイントを2つに分けて解説します。- QCD+D
- 7つのC
【QCD+D】
QCD+Dとは、製造業のサプライヤーを選定するために良く用いられる評価指標です。以下の4つの観点で評価を行います。- Quality:品質
- Cost:コストパフォマンス、コストの最適化
- Delivery:納期
- Development:供給するものや供給方法の開発力
供給されるものや供給方法の質、費用、納期を見極め、サプライヤー自身がさらによい供給ができるよう改善・開発を行っているかどうか評価しましょう。【7つのC】
サプライヤーの選定・評価におけるチェック項目として、「7つのC」が用いられることもあります。7つのCとは以下のとおりです。- Competency:管理力、技術力
- Capacity:供給のためのキャパシティ(資金、物量、マンパワーなどからみる)
- Commitment:供給を約束できること
- Control:情報システムや管理の体制構築
- Cash resources:財務安定性・利益率
- Cost:トータルコスト
- Consistency:品質や流通の安定性の確保
コストや供給される製品・サービスそのものだけでなく、サプライヤーの企業体制も評価することでより安心して取引ができます。株式公開企業や一定以上の規模の企業であれば、IR情報や経営に関する情報として企業のWebサイトなどで情報が公開されている場合があるので、確認すると良いでしょう。
人事領域におけるコスト削減については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
【関連記事:採用コストの削減方法とは?コストが増えてしまう原因や減らすコツを紹介】業務効率化・費用の適正化に必要なDXの視点
自社の利益を確保し、安定的に供給を受けるために前述のポイントを意識することが大切です。さらに、サプライヤー選び次第では業務効率化や費用の最適化につながることもあります。そのために意識したいのがDXです。
経済産業省は、DX (Digital Transformation) を以下のように定義しています。企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
引用:経済産業省「デジタルガバナンス・コード2.0 」
データ化やデジタル技術の活用によって、これまでの業務プロセスそのものを変化させ、新たな価値が創出されることで自社の競争力が高まることがDXです。DXは、組織内のどのような部門であっても関係する概念です。
サプライヤーから供給を受けるのは自社の商材となるものを生産・販売している部門だけではありません。バックオフィスと呼ばれる総務・人事・経理などの部門でも取引先から供給を受けて業務が成り立っています。
人事領域の業務では、かつてはすべて紙で履歴書を受け取り、郵送し、行政の窓口に出向いて手続きをしていました。現在では採用関連ツールや連絡ツール、行政とのやり取りについても電子申請等が発達し、業務の流れが大きく変わっています。
そして、社員の情報をデータで管理できるようになったことで、社員の統計資料が容易に作成できるなど、労務管理やマネジメントに応用されています。企業価値を高めるためのコーポレートPRや資金調達の際などに各種データを活用する企業も出ており、そのような企業には優秀な人材が集まりやすく、採用力も高まります。これがDXの例です。
DXが実現すれば、無駄な業務工程がカットされ業務が効率化されるだけでなく、データの利活用によってさらなる価値が生まれます。人事領域では、効果的にDXが進めばその時点でどこに重点的に費用を配分すべきか、何に注力すべきかわかるため、結果的に費用配分が最適化されることになります。
人事領域におけるDXについては、以下の記事でもくわしく解説しています。ぜひご覧ください。
【関連記事:採用DXとは?導入するメリットやミイダスの事例を紹介】サプライヤーとの関係構築と従業員エンゲージメント自社に合ったサプライヤーを選ぶだけでなく、良好な関係を築き、サプライヤーの供給してくれるものをよりよく活用できることも大きなポイントです。
現代では、多くの人々がSDGsやESGといった社会との接点となる事柄に価値を感じています。とくに若手世代には自らが働く組織の社会的な側面を意識し、職場選びをしている傾向がみられ、顧客とのつながりや社員を大切にするか否かだけでなく、取引先との関係性が良好であることも重視する人が増えています。
ESGについては以下の記事も参考にしてください。
【関連記事:ESG経営とは?取り組み例・人材採用へのメリットも簡単に解説】
求職者の多くは口コミサイトやSNSからも情報を得ています。自社とステークホルダーとの関係についての投稿を求職者が目にする可能性もあります。
サプライヤーは会社にとって重要なステークホルダーのひとつです。サプライヤーとの取引や関係性が好ましくない場合、ネガティブな情報が流れ、求職者や社員を不安にさせるかもしれません。一方でサプライヤーとの関係が良好に保てていれば、社員や取引先から好意的な評判が流れたり、社員自身が安心して働けるため、結果的に従業員エンゲージメントが高まったりすることも考えられます。
従業員エンゲージメントが高まると、生産性が高まり、経営にもプラスの作用をもたらします。
ステークホルダーとの関係構築と従業員エンゲージメントとの関係性については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
【関連記事:インテグリティとは?コンプライアンスとの違いや組織に必要な理由】
【関連記事:レピュテーションリスクとは?意味や具体例、人事・採用への影響を解説】
サプライヤーとの関係性について考える場合、サプライヤーのサービスや品質が良いことはもちろん大切です。
人事領域の場合、実際に供給された製品・サービスが円滑に業務に活用でき、直感的に使いこなせて自らの業務の役に立つと感じられるものを選ぶことも重要なポイントです。実際の機能を試してから選定すると良いでしょう。人事業務を一気通貫で支える「ミイダス」でDXが実現42万4,950社(2022年12月時点)が導入するサービス「ミイダス」は、人事領域の業務を一気通貫でサポートするツールです。
採用には「活躍要因診断」という診断機能が便利です。活躍要因診断は自社で定着・活躍する社員の特性(コンピテンシー)を定量的な分析によって可視化できる機能です。
活躍要因診断のコア機能・コンピテンシー診断では、活躍する社員を41の項目から分析し、自社に必要な人材のコンピテンシーモデルを簡単に作成できます。
コンピテンシー診断の内容を用いて社風や現在のチームにフィットしやすい人材を分析し、可視化できる「フィッティング人材分析」の機能もあります。採用だけでなく、異動や配置転換を検討する場合のミスマッチ回避にも重要な機能です。
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組織サーベイについてくわしく見る
はたらきがいサーベイについてくわしく見る
人事領域でも、サプライヤーからよりよい製品・サービスの供給を受けることが重要です。容易に使いこなすことができ、DXが進むツールを導入することで、人事担当者だけでなくあらゆる部門の社員の働きやすさが向上したり、従業員エンゲージメントが高まったりするでしょう。
採用ツール、労務管理ツールと機能別に分かれているツールではなく、人事業務全体に適応するツールを選ぶことで、結果的にコストダウンにつながる可能性もあります。
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材料にも原材料やある程度加工された部品などさまざまなものがあり、製造業の場合は加工の段階ごとに下請け業者が存在することが珍しくありません。
材料のサプライヤーは、次の工程の業者や企業あてに供給を行います。
納品までの保管場所を提供する倉庫業などもここに含まれます。
製品・サービスが完成していても販売・提供するために必要な措置を施すために外部業者が介入する場合、その業者がサプライヤーとなります。
製造やサービスの企画・準備を行う業者と実際の販売・サービス実施を行う業者が別である場合、販売・サービス業者に完成された製品・サービスを納品します。この場合完成されたものを納める業者がサプライヤーとなります。
メーカーとサプライヤーを分けて考える場合、以下のように整理できます。
また、完成品を生産するメーカーが販売店や卸売業者に製品を納品し、販売してもらうシステムである場合もあります。その場合は完成品のメーカーは販売店や卸売業者に対するサプライヤーとなります。
「メーカーだからサプライヤーではない」「サプライヤーだからメーカーではない」ということはなく、業者同士の関係性によると言えるでしょう。
メーカーとベンダーが異なるケースで最も身近なものは食品や化粧品です。パッケージの裏側にそれぞれ異なる「製造者」と「販売者」が記載されている場合、製造者がメーカーであり、販売者がベンダーです。自らの名前で製品・サービスを提供したいものの工場や生産体制が自社にないとき、メーカーに依頼して生産を担当してもらい、完成品を仕入れて販売する体制をとります。
IT業界の場合、大手のパソコン・家電メーカーなどが親会社となり開発を行い、子会社であるベンダーが販売を行うケースや代理店として販売のみを手がけるケース、システム開発から販売に至るまで一連の流れをベンダーが担うケースなど多くの類型があります。
市場で競り落としたものをそれぞれの業者に卸す仲卸業者はディストリビューターの一種です。
仕入業者のほかに企業内で購買・調達を担当する人もバイヤーであり、バイヤーが買い付けたものを販売するだけではありません。企業内バイヤーの場合、その時々の在庫や相場の変動を把握し、物品が不足しない範囲で経費を削減・最適化する役割やトレンドを把握して売れそうなものを仕入れてくる役割も担っています。
製品がエンドユーザーの元に届くまでには、材料の調達に始まり、各メーカーでの製造、品質・在庫管理、輸送、販売の流れを踏みます。そして、次の販売に備えて使用・消費されるペースや耐用年数も考慮されます。
この流れには複数の企業が介在しており、過剰な生産・供給を防いだり、最適なタイミングで仕入れを行ったりできることでそれぞれの業者の業務効率化・コストの最適化が実現します。企業間にまたがる取引の管理を行うサプライチェーンマネジメント (SCM: Supply Chain Management) も近年の製造業では重視されています。
サプライヤーの仕事や役割は業界により特徴がわかれます。
- 自動車業界
- 家電業界
- IT業界
- 建築業界
- アパレル業界
- 食品業界
- 貿易業界
- 旅行業界
それぞれ解説します。
自動車業界とサプライヤー
自動車業界では、完成品のメーカーに連なる形で多数の下請け業者が存在し、サプライヤーの関係が多重構造になっています。自動車の部品ごとにサプライヤーが異なったり、下請け企業にさらに孫請け企業が連なっていたりすることが珍しくありません。
また、国内の自動車メーカーの多くはメーカーが傘下のディーラーを抱えていることも特徴的です。新車販売の場合、販売店では主に系列の親会社の車を販売します。
そのため、完成された自動車をディーラーに納品する時点では完成品のメーカーがサプライヤーとなります。
従来は元請け企業と下請け・孫請け業者とが密接に結びついており、中間材料のサプライヤーはとくに特定の元請け企業のみと取引するケースが多くみられました。しかし、時代の変化とともに複数の企業と取引を行う部品・材料系のサプライヤーも増えています。
自動車の場合、安全基準が国によって異なるため、試験機関や貿易関連業者においても国ごとに対応する複雑な取引が発生しやすい特徴もあります。
また、国内の自動車メーカーの多くはメーカーが傘下のディーラーを抱えていることも特徴的です。新車販売の場合、販売店では主に系列の親会社の車を販売します。
そのため、完成された自動車をディーラーに納品する時点では完成品のメーカーがサプライヤーとなります。
従来は元請け企業と下請け・孫請け業者とが密接に結びついており、中間材料のサプライヤーはとくに特定の元請け企業のみと取引するケースが多くみられました。しかし、時代の変化とともに複数の企業と取引を行う部品・材料系のサプライヤーも増えています。
自動車の場合、安全基準が国によって異なるため、試験機関や貿易関連業者においても国ごとに対応する複雑な取引が発生しやすい特徴もあります。
家電業界とサプライヤー
家電業界も部品や製品ごとにサプライヤーが異なり、大きなサプライチェーンを形成していることがあります。
メーカーが直接消費者に販売するのではなく、家電量販店や販売店を経由してエンドユーザーの手に製品が届きます。その意味で、材料の供給者や配送業者だけでなく完成品のメーカーが販売店に対するサプライヤーとなります。
ECサイトで買い物をする消費者が増えることで、メーカーや卸売業者からの納品先が多様化しており、サプライヤーの采配が求められる機会は多くなっていると考えられます。
メーカーが直接消費者に販売するのではなく、家電量販店や販売店を経由してエンドユーザーの手に製品が届きます。その意味で、材料の供給者や配送業者だけでなく完成品のメーカーが販売店に対するサプライヤーとなります。
ECサイトで買い物をする消費者が増えることで、メーカーや卸売業者からの納品先が多様化しており、サプライヤーの采配が求められる機会は多くなっていると考えられます。
IT業界とサプライヤー
IT業界は自動車業界と同じくらい、長く連なる下請け構造を持っています。元請け企業がエンドユーザーからシステムの開発を受注した場合、機能や業務・工程ごとに切り分けて下請け業者に開発を発注し、さらに孫請け業者へと連なっていきます。
たとえばある基幹システムを導入する場合、連携させるシステムを供給するサプライヤーや、さらに連携システム内で動くアプリ、集金システムなどの供給を行うサプライヤーが続きます。
たとえばある基幹システムを導入する場合、連携させるシステムを供給するサプライヤーや、さらに連携システム内で動くアプリ、集金システムなどの供給を行うサプライヤーが続きます。
建築業界とサプライヤー
建設業界においては、下請け・孫請けと連なる構造だけでなく、工程ごとにそれぞれの専門家が各々のサプライチェーンを有しているところが特徴です。この重層的な構造は各工程の専門性や法規制の影響を受けています。
たとえば、設計においては大掛かりなコンセプトデザインや全体の設計・構造計算が行われ、水まわりやエクステリアなどパーツごとの設計・デザインが下請け業者に発注されます。
施工の段階では、全体の施工管理を行う元請け企業に対して電気工事、水道工事、左官などの下請け企業がサプライヤーとなります。さらに各工程の下請け業者から孫請け業者・材料供給業者へと発注が続きます。
たとえば、設計においては大掛かりなコンセプトデザインや全体の設計・構造計算が行われ、水まわりやエクステリアなどパーツごとの設計・デザインが下請け業者に発注されます。
施工の段階では、全体の施工管理を行う元請け企業に対して電気工事、水道工事、左官などの下請け企業がサプライヤーとなります。さらに各工程の下請け業者から孫請け業者・材料供給業者へと発注が続きます。
アパレル業界とサプライヤー
アパレル業界では、アパレルメーカー(ブランド)でデザインを行い、材料を仕入れて生産を外注するケースが大半です。そのため、原材料となる糸や繊維・部品メーカー・商社や卸売業者がサプライヤーとなります。
ブランドによりますが、完成品の生産と検品を外注している場合は外注先から小売業者にそのまま製品が納品されることもあります。その外注業者も、広い意味では元請け企業であるアパレルメーカーのサプライヤーと言えるでしょう。
そして、完成品を卸売業者や小売業者に納品する段階では、アパレルメーカーがサプライヤーとなります。
ブランドによりますが、完成品の生産と検品を外注している場合は外注先から小売業者にそのまま製品が納品されることもあります。その外注業者も、広い意味では元請け企業であるアパレルメーカーのサプライヤーと言えるでしょう。
そして、完成品を卸売業者や小売業者に納品する段階では、アパレルメーカーがサプライヤーとなります。
食品業界とサプライヤー
食品業界では、最終的に消費者が飲食物を口にするまでに食品の生産を行う業者と調理・加工を行う業者、運送業者が関与しています。
まず農業・漁業などの一次産業での生産者や商社から食品メーカーに原材料が供給されます。次に食品メーカーから卸売業者を経て小売業者やレストランなどに製品が供給される構造です。
食品業界の場合、天候や季節、さらに世界情勢がかかわるため、同種のものでも複数のサプライヤーとの取引ができるように備えている企業もあります。
まず農業・漁業などの一次産業での生産者や商社から食品メーカーに原材料が供給されます。次に食品メーカーから卸売業者を経て小売業者やレストランなどに製品が供給される構造です。
食品業界の場合、天候や季節、さらに世界情勢がかかわるため、同種のものでも複数のサプライヤーとの取引ができるように備えている企業もあります。
貿易業界とサプライヤー
貿易業界は、貿易を行う企業自体が取引のいずれかの段階でサプライヤーとなるのが通常です。貿易を専門とする商社や企業内の貿易部門などが貿易業務の担い手です。
海外から仕入れを行う場合は輸入元がサプライヤーとなり、仕入れたものや加工品を販売する時点では自社がサプライヤーとなります。
あるいは、製品を輸出する場合は、自社が買い手企業に対するサプライヤーとなります。
海外から仕入れを行う場合は輸入元がサプライヤーとなり、仕入れたものや加工品を販売する時点では自社がサプライヤーとなります。
あるいは、製品を輸出する場合は、自社が買い手企業に対するサプライヤーとなります。
旅行業界とサプライヤー
メーカーや流通業界以外でもサプライヤーは存在します。その代表例を旅行業界で説明します。
旅行業界では、企画旅行を取り扱う旅行業者が旅行商品の企画を行います。旅行業者は自らが航空会社やバス会社、ホテルなどでない限り旅客運送や宿泊などを外部の業者から手配します。そのため、旅客運送業者や宿泊施設、レジャー施設等は旅行会社のサプライヤーとなります。
また、旅行業者が企画した旅行商品を旅行代理店が販売する場合、旅行業者は旅行代理店のサプライヤーとなります。
旅行業界では、企画旅行を取り扱う旅行業者が旅行商品の企画を行います。旅行業者は自らが航空会社やバス会社、ホテルなどでない限り旅客運送や宿泊などを外部の業者から手配します。そのため、旅客運送業者や宿泊施設、レジャー施設等は旅行会社のサプライヤーとなります。
また、旅行業者が企画した旅行商品を旅行代理店が販売する場合、旅行業者は旅行代理店のサプライヤーとなります。
業務効率化・費用適正化につながるサプライヤーの選び方ここまで、サプライヤーはあらゆる業界での企業間取引で重要な役割を担っていることを確認しました。
サプライヤーとは、単に企業間取引において材料やサービスの提供を行う業者というだけではありません。サプライヤーからもたらされる材料・サービスや供給のされ方は、自社の利益に大きな影響を与えるものです。
サプライヤーからの供給と自社の利益の関係性、さらに自社の利益を高めるためのサプライヤーの選び方のポイントを解説します。サプライヤーからの供給と自社の利益の関係性
サプライヤーからの供給の質は自社の利益を大きく左右します。以下の4つの点からサプライヤーからの供給と自社の利益の関係性について考えてみましょう。- 供給される材料・サービスの質と量
- 供給のタイミング・時間
- 供給の手間
- サプライヤーに支払う費用
【供給される材料・サービスの質と量】
サプライヤーから供給される材料やサービスの質が悪ければ、供給されても自社で加工したり、サービスを提供したりする際に不都合が生じます。自社の製品・サービスとして市場に出すうえで加工や修正の必要があったり、顧客からの不満につながったりするからです。継続的な取引をするうえで品質にばらつきが多い場合もリスク因子となります。
また、量が足りないことも問題になります。供給はされてくるものの要求している量を満たせなかったり、供給量が安定しなかったり、ニーズの増加に耐えきれなかったりする場合は、自社の事業継続が難しくなります。
供給されるものの質と量が安定し、良好な状態にあることが自社の利益確保につながるでしょう。【供給のタイミング・時間】
供給されてくるタイミングや時間も大きなポイントです。とくに以下の3つは自社の利益を大きく左右する要素です。- 納期
- 連絡・対応の迅速さ
- 取引・フォローの頻度
納期が守れなかったり、たびたび納期の調整を依頼してきたりする場合は、自社の営業に差し支えるおそれがあります。納期を守れるサプライヤー、予定外の事情がある場合の対応策があらかじめ用意されているサプライヤーとの取引であれば、予定どおり自社の製品・サービスを展開でき、万が一のときにも対応してもらえるので安心できます。
また、連絡や対応が迅速に行われるかも重要なポイントです。問い合わせを行っても返事が来ない、あるいは緊急連絡先がない場合、事故などが起きたときの対処が遅れて損害が大きくなる可能性があります。依頼したことに対してスムーズに動いてくれるかどうかも大きなポイントです。対応が自動化されていたり、質問集がまとまっていたりする形でもスマートに対処できるでしょう。
取引やフォローの頻度が低すぎないかも確認すると良いでしょう。取引の頻度が低い場合、高頻度で取引する業者よりもコストが高くなったり、関係構築が難しく細かな依頼がしづらかったりというデメリットがあります。また、フォローアップがこまめに受けられれば、次回以降の取引の質を高めていくことにもつながります。
あまり取引ややりとり・利用の頻度が高くない業者と取引を続ける理由を整理し、他の業者の製品・サービスでまとめて対応できるものに切り替えることも選択肢のひとつだと言えます。【供給の手間】
サプライヤーとのやりとりや取引に関する手続き・事前事後の処理に大きな手間がかかっているようであれば、担当者の業務負担が増え、他の業務の時間を圧迫してしまう可能性があります。業務効率化の視点で考えると、手間がかかりすぎる供給取引は好ましくありません。
また、手間がかかり社員が疲弊することで、ミスが増えたり生産性が下がったりするのも経営からみればやがて大きなダメージにつながる点です。一見良質な品が供給されていても取り扱いに大きな手間がかかったり、費用が小さくても処理に大きな時間と人手を要したりしていないか見直すことが大切です。【サプライヤーに支払う費用】
費用は経営指標に直接的にかかわるポイントです。同種のものと比べてあまりにも費用が高すぎるのであれば、見直すことも必要かもしれません。
一方で、費用だけに意識を奪われてしまうのではなく、人件費や手間などから費用対効果を考えてサプライヤーを選ぶことが重要です。費用が下がっても供給される製品・サービスの質が下がったり、納期が安定しなかったり、自社の担当者の手間が増えたりするようでは逆効果になることもあるからです。サプライヤー選びのポイント・QCD+Dと7つのC
前述のとおり、サプライヤーとの取引は長い目で見て自社の利益につながります。そこで、自社の利益を最大化できるサプライヤーの選び方のポイントを2つに分けて解説します。- QCD+D
- 7つのC
【QCD+D】
QCD+Dとは、製造業のサプライヤーを選定するために良く用いられる評価指標です。以下の4つの観点で評価を行います。- Quality:品質
- Cost:コストパフォマンス、コストの最適化
- Delivery:納期
- Development:供給するものや供給方法の開発力
供給されるものや供給方法の質、費用、納期を見極め、サプライヤー自身がさらによい供給ができるよう改善・開発を行っているかどうか評価しましょう。【7つのC】
サプライヤーの選定・評価におけるチェック項目として、「7つのC」が用いられることもあります。7つのCとは以下のとおりです。- Competency:管理力、技術力
- Capacity:供給のためのキャパシティ(資金、物量、マンパワーなどからみる)
- Commitment:供給を約束できること
- Control:情報システムや管理の体制構築
- Cash resources:財務安定性・利益率
- Cost:トータルコスト
- Consistency:品質や流通の安定性の確保
コストや供給される製品・サービスそのものだけでなく、サプライヤーの企業体制も評価することでより安心して取引ができます。株式公開企業や一定以上の規模の企業であれば、IR情報や経営に関する情報として企業のWebサイトなどで情報が公開されている場合があるので、確認すると良いでしょう。
人事領域におけるコスト削減については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
【関連記事:採用コストの削減方法とは?コストが増えてしまう原因や減らすコツを紹介】業務効率化・費用の適正化に必要なDXの視点
自社の利益を確保し、安定的に供給を受けるために前述のポイントを意識することが大切です。さらに、サプライヤー選び次第では業務効率化や費用の最適化につながることもあります。そのために意識したいのがDXです。
経済産業省は、DX (Digital Transformation) を以下のように定義しています。企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
引用:経済産業省「デジタルガバナンス・コード2.0 」
データ化やデジタル技術の活用によって、これまでの業務プロセスそのものを変化させ、新たな価値が創出されることで自社の競争力が高まることがDXです。DXは、組織内のどのような部門であっても関係する概念です。
サプライヤーから供給を受けるのは自社の商材となるものを生産・販売している部門だけではありません。バックオフィスと呼ばれる総務・人事・経理などの部門でも取引先から供給を受けて業務が成り立っています。
人事領域の業務では、かつてはすべて紙で履歴書を受け取り、郵送し、行政の窓口に出向いて手続きをしていました。現在では採用関連ツールや連絡ツール、行政とのやり取りについても電子申請等が発達し、業務の流れが大きく変わっています。
そして、社員の情報をデータで管理できるようになったことで、社員の統計資料が容易に作成できるなど、労務管理やマネジメントに応用されています。企業価値を高めるためのコーポレートPRや資金調達の際などに各種データを活用する企業も出ており、そのような企業には優秀な人材が集まりやすく、採用力も高まります。これがDXの例です。
DXが実現すれば、無駄な業務工程がカットされ業務が効率化されるだけでなく、データの利活用によってさらなる価値が生まれます。人事領域では、効果的にDXが進めばその時点でどこに重点的に費用を配分すべきか、何に注力すべきかわかるため、結果的に費用配分が最適化されることになります。
人事領域におけるDXについては、以下の記事でもくわしく解説しています。ぜひご覧ください。
【関連記事:採用DXとは?導入するメリットやミイダスの事例を紹介】サプライヤーとの関係構築と従業員エンゲージメント自社に合ったサプライヤーを選ぶだけでなく、良好な関係を築き、サプライヤーの供給してくれるものをよりよく活用できることも大きなポイントです。
現代では、多くの人々がSDGsやESGといった社会との接点となる事柄に価値を感じています。とくに若手世代には自らが働く組織の社会的な側面を意識し、職場選びをしている傾向がみられ、顧客とのつながりや社員を大切にするか否かだけでなく、取引先との関係性が良好であることも重視する人が増えています。
ESGについては以下の記事も参考にしてください。
【関連記事:ESG経営とは?取り組み例・人材採用へのメリットも簡単に解説】
求職者の多くは口コミサイトやSNSからも情報を得ています。自社とステークホルダーとの関係についての投稿を求職者が目にする可能性もあります。
サプライヤーは会社にとって重要なステークホルダーのひとつです。サプライヤーとの取引や関係性が好ましくない場合、ネガティブな情報が流れ、求職者や社員を不安にさせるかもしれません。一方でサプライヤーとの関係が良好に保てていれば、社員や取引先から好意的な評判が流れたり、社員自身が安心して働けるため、結果的に従業員エンゲージメントが高まったりすることも考えられます。
従業員エンゲージメントが高まると、生産性が高まり、経営にもプラスの作用をもたらします。
ステークホルダーとの関係構築と従業員エンゲージメントとの関係性については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
【関連記事:インテグリティとは?コンプライアンスとの違いや組織に必要な理由】
【関連記事:レピュテーションリスクとは?意味や具体例、人事・採用への影響を解説】
サプライヤーとの関係性について考える場合、サプライヤーのサービスや品質が良いことはもちろん大切です。
人事領域の場合、実際に供給された製品・サービスが円滑に業務に活用でき、直感的に使いこなせて自らの業務の役に立つと感じられるものを選ぶことも重要なポイントです。実際の機能を試してから選定すると良いでしょう。人事業務を一気通貫で支える「ミイダス」でDXが実現42万4,950社(2022年12月時点)が導入するサービス「ミイダス」は、人事領域の業務を一気通貫でサポートするツールです。
採用には「活躍要因診断」という診断機能が便利です。活躍要因診断は自社で定着・活躍する社員の特性(コンピテンシー)を定量的な分析によって可視化できる機能です。
活躍要因診断のコア機能・コンピテンシー診断では、活躍する社員を41の項目から分析し、自社に必要な人材のコンピテンシーモデルを簡単に作成できます。
コンピテンシー診断の内容を用いて社風や現在のチームにフィットしやすい人材を分析し、可視化できる「フィッティング人材分析」の機能もあります。採用だけでなく、異動や配置転換を検討する場合のミスマッチ回避にも重要な機能です。
採用や人材配置に役立つ客観的なデータが得られるため、採用や人材配置を担当する人の感覚や力量による差やブレを防ぎます。
ミイダスにはコンピテンシー診断を受験した求職者が20万人以上登録しています。1,733もの項目から重視する特徴を絞り込んで検索でき、応募者の獲得に頭を悩ませることもありません。フィットする人材に自動でアプローチすることも可能で、採用担当者の工数を削減できるのも嬉しいポイントです。
また、ミイダスご契約企業様のみお使いいただける、コンピテンシーを活用して人事の力を高める「活躍ラーニング」という学習コンテンツも用意しています。活躍ラーニングには「コンピテンシー活用講座」と「バイアス診断ゲーム研修講座」があります。
各講座については以下の紹介動画もぜひご覧ください。
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ミイダスでは、採用後のマネジメントに役立つ機能「ミイダス組織サーベイ」「はたらきがいサーベイ」も有しています。組織サーベイでは社員に定期的なアンケートを実施し、組織の現状把握とタイミングを逃さないフォローアップが行えます。どなたでも利用できるはたらきがいサーベイを活用すれば、アンケートを通して社員のエンゲージメントを可視化し、従業員満足度や貢献意欲などを数値で分析。会社の「はたらきがい」を正確に算定できます。
組織サーベイについてくわしく見る
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人事領域でも、サプライヤーからよりよい製品・サービスの供給を受けることが重要です。容易に使いこなすことができ、DXが進むツールを導入することで、人事担当者だけでなくあらゆる部門の社員の働きやすさが向上したり、従業員エンゲージメントが高まったりするでしょう。
採用ツール、労務管理ツールと機能別に分かれているツールではなく、人事業務全体に適応するツールを選ぶことで、結果的にコストダウンにつながる可能性もあります。
DXで採用力や人事の業務効率が上がり、採用のみならず日頃のマネジメントに至るまでシームレスに人事の活動を支え、適材適所で組織のパフォーマンスを最大化するミイダスを利用してみませんか?
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サプライヤーとは、単に企業間取引において材料やサービスの提供を行う業者というだけではありません。サプライヤーからもたらされる材料・サービスや供給のされ方は、自社の利益に大きな影響を与えるものです。
サプライヤーからの供給と自社の利益の関係性、さらに自社の利益を高めるためのサプライヤーの選び方のポイントを解説します。
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供給されるものの質と量が安定し、良好な状態にあることが自社の利益確保につながるでしょう。
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取引やフォローの頻度が低すぎないかも確認すると良いでしょう。取引の頻度が低い場合、高頻度で取引する業者よりもコストが高くなったり、関係構築が難しく細かな依頼がしづらかったりというデメリットがあります。また、フォローアップがこまめに受けられれば、次回以降の取引の質を高めていくことにもつながります。
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また、手間がかかり社員が疲弊することで、ミスが増えたり生産性が下がったりするのも経営からみればやがて大きなダメージにつながる点です。一見良質な品が供給されていても取り扱いに大きな手間がかかったり、費用が小さくても処理に大きな時間と人手を要したりしていないか見直すことが大切です。
一方で、費用だけに意識を奪われてしまうのではなく、人件費や手間などから費用対効果を考えてサプライヤーを選ぶことが重要です。費用が下がっても供給される製品・サービスの質が下がったり、納期が安定しなかったり、自社の担当者の手間が増えたりするようでは逆効果になることもあるからです。
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データ化やデジタル技術の活用によって、これまでの業務プロセスそのものを変化させ、新たな価値が創出されることで自社の競争力が高まることがDXです。DXは、組織内のどのような部門であっても関係する概念です。
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そして、社員の情報をデータで管理できるようになったことで、社員の統計資料が容易に作成できるなど、労務管理やマネジメントに応用されています。企業価値を高めるためのコーポレートPRや資金調達の際などに各種データを活用する企業も出ており、そのような企業には優秀な人材が集まりやすく、採用力も高まります。これがDXの例です。
DXが実現すれば、無駄な業務工程がカットされ業務が効率化されるだけでなく、データの利活用によってさらなる価値が生まれます。人事領域では、効果的にDXが進めばその時点でどこに重点的に費用を配分すべきか、何に注力すべきかわかるため、結果的に費用配分が最適化されることになります。
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自社に合ったサプライヤーを選ぶだけでなく、良好な関係を築き、サプライヤーの供給してくれるものをよりよく活用できることも大きなポイントです。
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ESGについては以下の記事も参考にしてください。
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求職者の多くは口コミサイトやSNSからも情報を得ています。自社とステークホルダーとの関係についての投稿を求職者が目にする可能性もあります。
サプライヤーは会社にとって重要なステークホルダーのひとつです。サプライヤーとの取引や関係性が好ましくない場合、ネガティブな情報が流れ、求職者や社員を不安にさせるかもしれません。一方でサプライヤーとの関係が良好に保てていれば、社員や取引先から好意的な評判が流れたり、社員自身が安心して働けるため、結果的に従業員エンゲージメントが高まったりすることも考えられます。
従業員エンゲージメントが高まると、生産性が高まり、経営にもプラスの作用をもたらします。
ステークホルダーとの関係構築と従業員エンゲージメントとの関係性については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
【関連記事:インテグリティとは?コンプライアンスとの違いや組織に必要な理由】
【関連記事:レピュテーションリスクとは?意味や具体例、人事・採用への影響を解説】
サプライヤーとの関係性について考える場合、サプライヤーのサービスや品質が良いことはもちろん大切です。
人事領域の場合、実際に供給された製品・サービスが円滑に業務に活用でき、直感的に使いこなせて自らの業務の役に立つと感じられるものを選ぶことも重要なポイントです。実際の機能を試してから選定すると良いでしょう。
現代では、多くの人々がSDGsやESGといった社会との接点となる事柄に価値を感じています。とくに若手世代には自らが働く組織の社会的な側面を意識し、職場選びをしている傾向がみられ、顧客とのつながりや社員を大切にするか否かだけでなく、取引先との関係性が良好であることも重視する人が増えています。
ESGについては以下の記事も参考にしてください。
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サプライヤーは会社にとって重要なステークホルダーのひとつです。サプライヤーとの取引や関係性が好ましくない場合、ネガティブな情報が流れ、求職者や社員を不安にさせるかもしれません。一方でサプライヤーとの関係が良好に保てていれば、社員や取引先から好意的な評判が流れたり、社員自身が安心して働けるため、結果的に従業員エンゲージメントが高まったりすることも考えられます。
従業員エンゲージメントが高まると、生産性が高まり、経営にもプラスの作用をもたらします。
ステークホルダーとの関係構築と従業員エンゲージメントとの関係性については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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採用には「活躍要因診断」という診断機能が便利です。活躍要因診断は自社で定着・活躍する社員の特性(コンピテンシー)を定量的な分析によって可視化できる機能です。
活躍要因診断のコア機能・コンピテンシー診断では、活躍する社員を41の項目から分析し、自社に必要な人材のコンピテンシーモデルを簡単に作成できます。
コンピテンシー診断の内容を用いて社風や現在のチームにフィットしやすい人材を分析し、可視化できる「フィッティング人材分析」の機能もあります。採用だけでなく、異動や配置転換を検討する場合のミスマッチ回避にも重要な機能です。
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ミイダスにはコンピテンシー診断を受験した求職者が20万人以上登録しています。1,733もの項目から重視する特徴を絞り込んで検索でき、応募者の獲得に頭を悩ませることもありません。フィットする人材に自動でアプローチすることも可能で、採用担当者の工数を削減できるのも嬉しいポイントです。
また、ミイダスご契約企業様のみお使いいただける、コンピテンシーを活用して人事の力を高める「活躍ラーニング」という学習コンテンツも用意しています。活躍ラーニングには「コンピテンシー活用講座」と「バイアス診断ゲーム研修講座」があります。
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ミイダスでは、採用後のマネジメントに役立つ機能「ミイダス組織サーベイ」「はたらきがいサーベイ」も有しています。組織サーベイでは社員に定期的なアンケートを実施し、組織の現状把握とタイミングを逃さないフォローアップが行えます。どなたでも利用できるはたらきがいサーベイを活用すれば、アンケートを通して社員のエンゲージメントを可視化し、従業員満足度や貢献意欲などを数値で分析。会社の「はたらきがい」を正確に算定できます。
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人事領域でも、サプライヤーからよりよい製品・サービスの供給を受けることが重要です。容易に使いこなすことができ、DXが進むツールを導入することで、人事担当者だけでなくあらゆる部門の社員の働きやすさが向上したり、従業員エンゲージメントが高まったりするでしょう。
採用ツール、労務管理ツールと機能別に分かれているツールではなく、人事業務全体に適応するツールを選ぶことで、結果的にコストダウンにつながる可能性もあります。
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