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採用

カジュアル面談とは?企業が導入するメリットや事前準備、当日の進め方は?

「カジュアル面談とは、どのようなことをするの?採用面接と同じでは?」
「カジュアル面談を導入する際の準備や当日の流れを知りたい」

と思っていませんか?

人材と企業がお互いのことを知り、情報交換する場として「カジュアル面談」が広がりつつあります。採用選考に入る前段階として実施し、自社の認知度向上や採用ミスマッチの防止に効果的です。

しかし、ポイントを押さえて実施しないと、得られるはずのメリットを享受できない可能性もあります。

そこで当記事では、カジュアル面談の目的や採用面接との違い、得られるメリット、事前準備と当日の流れなどを解説します。「自社にフィットする人材を確保するために、求職者へのアプローチ方法を模索している」という方は、ぜひご一読ください。

なお、「人材を採用しても定着しない」という課題を抱える方に向けた、お役立ち資料をご用意しています。無料でご覧いただけますので、採用活動のヒントとしてご活用ください。

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カジュアル面談とは?目的と採用面接との違いを解説

自然光が差し込む会議室
カジュアル面談とは、人材と企業が相互理解を深めるために実施する、情報交換の場のことです。通常の採用面接のように堅苦しい雰囲気ではなく、気軽にコミュニケーションを取りながらお互いのことを知る機会として活用されています。

株式会社学情の調査によると、就業経験3年以上の20代が選考過程で実施してほしいこととして「カジュアルな面談」を挙げた人が54.1%となりました。「自分の目で企業のことを確かめたい」「実際に話を聞いて理解を深めたい」などの意向がうかがえます。

カジュアル面談は求職者からのニーズが高く、企業からも積極的にアプローチできる機会になるとあって注目を集めています。

カジュアル面談の目的

カジュアル面談の目的は、以下の3つです。
  • 相互理解を深めること
  • 多くの人材から自社への興味を持ってもらうこと
  • 採用ミスマッチを防止すること
カジュアル面談の場を設けることで、人材の人柄や雰囲気を把握しながら、自社の魅力も詳しく伝えられます。お互いのことを理解した状態で採用が実現するため、認識の不一致から生じる「採用ミスマッチ」の防止にも効果的です。

カジュアル面談と採用面接の違い

カジュアル面談と採用面接を混同する方もいるようです。しかし、目的や実施スタイルなどは大きく異なります。

以下の表で、カジュアル面談と採用面接を比較してみましょう。
カジュアル面談採用面接
目的人材と企業が情報交換し、相互理解を深めること人材が企業にフィットするか見極め、合否を判断すること
合否の判断なしあり
実施回数通常は1回複数回実施
実施のタイミング採用選考の開始前採用選考中
スタイル聞きたいことを気兼ねなく確認できる面接担当者からの質問に答える
服装オフィスカジュアルでOKスーツが基本
場所オフィス以外の飲食店で実施することもある企業内の会議室や面接室で行われる
参加者の持ち物履歴書や職務経歴書は不要履歴書や職務経歴書が必要
カジュアル面談は参加者を評価し、採用合否の決定をすることが目的ではありません。

企業側がカジュアル面談と通常の採用面接の違いを理解していないために、参加した求職者によれば以下のことも起こっているようです。
  • カジュアル面談に社長が登場して、志望動機などを詳しく聞かれた
  • カジュアル面談のつもりで参加したのに、採用のお見送りメールが来た
カジュアル面談の段階で採用選考さながらの緊張感を与えたり、合否を決めてしまったりすると、参加者から見た自社の印象を悪くする可能性もあります。あくまでも、お互いの理解を深める場であることを認識し、進めていかなくてはなりません。

また、服装はスーツでなくても構いませんし、履歴書や職務経歴書などの書類も不要です。気軽に話し合いができる雰囲気をつくり、カジュアル面談を実施していきましょう。

続いて、カジュアル面談を導入するメリットを解説します。

カジュアル面談を導入する3つのメリット

並べた付箋に「merit」の文字
カジュアル面談を自社で導入するメリットは以下の3つです。
  • 採用ミスマッチの防止につながる
  • 母集団形成ができる
  • 自社に合いそうな人材をスカウトできる
それぞれ見ていきましょう。

【メリット1】採用ミスマッチの防止につながる

カジュアル面談では、自社のビジョンや今後の方向性、社内の雰囲気などを詳細に伝えられます。人材は、自社に対する認識を深めたうえで選考に進むため、入社後に「思っていた企業のイメージと違った」とギャップを感じにくくなります。

特に、エンジニアやプログラマーなどの専門職で、業務内容を理解しにくい場合は、カジュアル面談での説明があると効果的です。

企業側もカジュアル面談によって、人材の性格や人柄、コミュニケーション力など、採用面接ではわかりづらい部分を早期の段階で確認できます。正式な採用選考が始まる前から、自社にフィットする人材かどうかの判断材料が得られるため、採用ミスマッチを防止する取り組みとして有効です。

採用ミスマッチについては、以下の記事にて解説しています。あわせてご一読ください。

【関連記事:採用ミスマッチはなぜ起こる?原因と対策を解説】

【メリット2】母集団形成ができる

カジュアル面談は気軽に参加できるため、母集団形成(自社に興味関心を持つ応募者の集団をつくること)に有効です。たとえば、以下のような人材が参加すると考えられます。
  • 就職・転職したい企業を探している
  • 自社のことを知っていて、業務内容を詳しく知りたい
  • 自社のことは知らないが、業界や職種に興味がある
  • 今は転職のタイミングではないが、情報収集をしたい
いきなり採用選考に応募するより、カジュアル面談のほうがハードルは低いため、多様な状況の人材を集めることが可能です。

現状は、自社への志望度合いが低い場合でも、実際に話を聞くことで興味を持ってもらえる可能性があります。また、転職するタイミングが先になる場合でも、カジュアル面談で自社への興味を高めることができれば、あとから応募が来る可能性も高まるでしょう。

多くの人材と接触する機会を持ち、自社のアピールができるため、母集団形成にも効果を発揮できると言えます。

なお、母集団形成のメリットやプロセスは、以下の記事で解説しています。ぜひご覧ください。

【関連記事:母集団形成とは?採用の質を高める実践8ステップと13の形成手法】

【メリット3】自社に合いそうな人材をスカウトできる

通常の求人をかけるより、多くの人材に出会えるため、自社にフィットしそうな人を発見できる可能性も高まります。自社での活躍が期待できそうな人材には、選考へ進む案内をしたり、直接アプローチしてスカウトしたりすることも可能です。

応募が来るのを待つだけではなく、企業側から積極的にアクションを起こせる点は、大きなメリットになるでしょう。

しかし「自社に合いそうな人材」を定義するのは難しいものです。より客観的な視点で、求める人材像や活躍する可能性が高い人材を定義するには、ミイダスの「フィッティング人材分析」がおすすめです。

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ここまで、カジュアル面談を導入するメリットを3つ解説しました。次の項目では、カジュアル面談を導入するシーンを具体的に紹介します。

カジュアル面談を導入できるシーン

オフィスカジュアルの女性とスーツを着た男性
カジュアル面談を導入できるのは、以下2つの場面です。
  • 多くの人材から自社に興味を持ってもらいたいとき
  • 採用選考の過程にしたいとき
具体的な実施例も解説していきます。

多くの人材から自社に興味を持ってもらいたいとき

多くの人材から興味関心を持ってもらうために、カジュアル面談が有効です。いつでも面談の申し込みをしてもらえるように、採用サイトやSNSなどに窓口を設置しておくと良いでしょう。

カジュアル面談の実施から内定までの流れは以下のとおりです。
1. カジュアル面談の申し込みを受け付ける
2. カジュアル面談の実施
3. 書類選考
4. 採用面接
5. 内定
カジュアル面談の形式には、1 on 1、複数の人材を集めたグループ型、交流会を兼ねたミートアップ型などがあります。対面・オンライン、どちらでも実施可能です。

参加者と深く話したいときは1 on 1、カジュアル面談の参加者が増えて日程調整が難しくなる場合はグループ形式にしてオンラインで実施すると良いでしょう。

採用活動の過程にしたいとき

ダイレクトリクルーティングやリファラル採用などを実施するときには、企業側から人材に「カジュアル面談で気軽に話をしてみませんか?」と誘うこともできます。

どちらの採用方法も、自社への志望度はそこまで高まっていない状態ですので、まずは認知してもらい、興味関心を高めるところから始めましょう。

採用活動の過程にする場合の流れは以下のとおりです。
1. 人材にスカウトを出す or 社員から紹介を受ける
2. カジュアル面談の実施
3. 書類選考
4. 面接
5. 内定
採用活動の過程にするとはいえ、カジュアル面談の目的が変わるわけではありません。スカウトや社員からの紹介を活かした状態で、次の選考につなげていくことが重要です。

これからカジュアル面談を実施していくには、事前準備が大切です。続いて、事前準備の方法と流れを見ていきましょう。

カジュアル面談を実施するための事前準備

メモ帳と付箋とペン
カジュアル面談を実施するときの事前準備として、以下5つのポイントがあります。
1. 自社の魅力を整理する
2. カジュアル面談で参加者に聞きたい質問を決定する
3. カジュアル面談を実施する日程を決める
4. カジュアル面談に参加する社員を選定する
5. 参加者に日程や資料などを共有する
それぞれ見ていきましょう。

【事前準備1】自社の魅力を整理する

カジュアル面談では、参加者に自社の魅力が伝わるように説明しなければなりません。多様な視点から、自社の魅力を整理していきましょう。
  • 自社の商品やサービスの魅力
  • 働いている社員の魅力
  • 働く環境や待遇面の魅力
  • 競合との優位点や将来性の魅力
たとえば「30代までの若手社員が多く、社内に活気があふれている」「社会に貢献する商品を提供している」「充実した制度やサポートがある」などを伝えられると効果的です。

【事前準備2】カジュアル面談で参加者に聞きたい質問を決定する

カジュアル面談をスムーズに進行させ、自社にフィットする人材かどうかの情報を得るために、事前に質問項目を決めておきます。何も質問を用意しない場合は、参加者から聞きたかったことを引き出せないだけではなく、準備不足だと思われる可能性もあるでしょう。

カジュアル面談時に最適な質問項目の例は以下のとおりです。
  • どうしてカジュアル面談を受けようと思ったのか
  • なぜ、この業界や職種に興味があるのか
  • どのような仕事をしてみたいか
  • どのような先輩と働いてみたいか
  • 自社について聞いてみたいことはあるか
カジュアル面談は、採用面接のように合否の判断をする場ではありません。そのため、志望動機や自己PRなど、面接で聞くような質問をしないことが大切です。

また、上記の質問をしながら、参加者がカジュアル面談に来た目的や知りたい内容を把握し、適切に回答することも求められます。自社のアピールに終始せず、参加者の要望にも応える場にしましょう。

【事前準備3】カジュアル面談を実施する日程を決める

カジュアル面談の所要時間は30分~1時間程度と言われています。余裕を持って時間を確保できる日をスケジューリングしましょう。

日程と共に、会場の検討も必要です。
  • オンライン
  • 社内
  • 外部の飲食店 など
参加者がリラックスした状態で話せる場所の選択が重要です。

【事前準備4】カジュアル面談に参加する社員を選定する

カジュアル面談に出席する社員を決定します。人事担当者だけで実施したり、求人募集をしている部署の先輩社員を同席させたりする方法があるため、最適な人を選定しましょう。

先輩社員に参加してもらう場合は、参加者と年齢や立場が近い人だと効果的です。気軽に相談や質問ができ、入社後のイメージを抱きやすくなります。

立場が上の経営層や管理職の社員が担当すると、参加者の緊張が増す原因になるため、避けたほうが無難です。

とはいえ、カジュアル面談では自社の魅力を伝えていかなければなりません。しっかりと自社の魅力を理解し、伝えられる人を選ぶことが重要です。

また、当日の担当者や同席する社員にも、カジュアル面談の目的と採用面接との違いを理解してもらうようにしましょう。

【事前準備5】参加者に日程や資料などを共有する

参加者に日程を知らせると同時に、資料や自社サイトのURLなどを共有します。事前に目を通してもらうことで自社へのイメージがしやすくなり、具体的な質問事項も考えやすくなるのです。

先輩社員が参加する場合は、どの部署の人に話が聞けるのか知らせておくと、より有意義な時間になります。

オンラインで実施するときは、ZoomやGoogle MeetなどのURLも忘れずに共有しましょう。

ここまで、カジュアル面談の事前準備を5つ紹介しました。次の項目では、カジュアル面談当日の流れを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

カジュアル面談当日の進め方

女性の面談をするビジネスマン
カジュアル面談当日は、以下の流れで進めていきます。
1. アイスブレイクをする
2. 自社のビジョンや事業を紹介する
3. 準備しておいた質問を使ってヒアリングする
4. 参加者からの逆質問に回答する
5. 次のステップを案内する
ひとつずつ、見ていきましょう。

1. アイスブレイクをする

アイスブレイクは、参加者の緊張をほぐす目的で行います。お互いの自己紹介をしつつ、以下のポイントもアイスブレイクで伝えるとスムーズに進行できるでしょう。
  • 相互理解や情報交換を目的としていること
  • 気軽に話したり、質問したりして問題ないこと
  • 話した内容は、採用選考に影響しないこと
カジュアル面談の冒頭で、これらを前提として伝えておくと、よりリラックスした状態で会話が可能です。

カジュアル面談の所要時間によってアイスブレイクの目安が異なります。カジュアル面談が30分なら、アイスブレイクは3分ほどです。所要時間が1時間程度になる場合のアイスブレイクは、6分が目安となります。

アイスブレイクで時間を取りすぎると、本題を伝えたり聞いたりできなくなるため注意が必要です。

また、カジュアル面談の参加者は、自社に関する情報を収集してから実際に応募するか見極めます。カジュアル面談中に、社員側がフレンドリーに接しすぎたり、横柄な態度を取ったりしないことも重要です。

アイスブレイクの詳しいポイントについては、以下の記事にて紹介しています。スムーズに進める参考として、ぜひご覧ください。

【関連記事:アイスブレイクとは?採用面接での活用に必要なポイント】

2. 自社のビジョンや事業を紹介する

自社について、詳しい話を参加者に伝えます。
  • 経営ビジョンやミッション
  • 事業内容
  • 組織体制・部門・部署
  • 現状の課題や今後の方針
これらのことをすべて紹介するというより、「参加者が何を知りたいのか」を確認してから情報提供すると良いでしょう。

自社を紹介するときは、説明会のような形式にしたり、社内見学を取り入れたりする方法があります。参加者が業界や職種未経験の場合には、専門用語をなるべく避け、より噛み砕いた説明をするのがおすすめです。

また、自社の課題や今後の方針なども伝えられると効果的です。可能な範囲で問題ありませんが、これから会社がどうなっていくのか先に伝えることで、参加者は自分が目指す方向性と一致しているのか確認できます。

「自分のキャリアプランを叶えられそう」「やりがいのある仕事だ」と思ってもらえれば、次の選考に進む可能性も高まります。

3. 準備しておいた質問を使ってヒアリングする

準備しておいた質問を中心に、参加者にヒアリングしていきます。会話の流れから、自社の魅力や強み、求める人物像などもアピールしましょう。

しかし、アピールしたい気持ちが先行して、自社の良いところばかり伝えたり、情報を誇張したりするのは厳禁です。情報を偽らず、ありのままの自社の姿を伝えます。

また、配偶者や子どもの有無など、参加者のプライベートにかかわることは聞かないようにしましょう。

4. 参加者からの逆質問に回答する

企業側から一方的に話してばかりではなく、参加者が知りたい内容にも回答することが大切です。自社のビジョンや事業内容などを伝えたら「何か聞きたいことはありませんか?」と参加者に問いかけます。

すると、以下のような逆質問が返ってくる可能性があります。
  • 職場の雰囲気を教えてください。
  • どのようなタイプの上司が多いですか?
  • 先輩社員には、どのような経歴やスキルを持った人が多いですか?
  • 社内イベントや飲み会はありますか?
  • 一人で業務ができるレベルになるまでの期間を教えてください。
  • どのような先輩が活躍していますか?
  • やりがいを感じるときは、どのようなときですか?
  • 1日の業務スケジュールを教えてください。
  • リモートワークや時差出勤などの働き方はできますか?
上記は、あくまでも一例です。これ以外にも、さまざまな質問が出る可能性があります。どのような質問にも誠実に回答しましょう。

また、参加者が感じている悩みや不安などを相談されることもあります。悩みや不安に寄り添い、解決に導けるようなアドバイスが有効です。

5. 次のステップを案内する

カジュアル面談の段階で自社に合いそうな人材が見つかったら、次の選考ステップを案内します。選考への応募方法やスケジュールなど、すぐに案内できるように準備しておきましょう。

案内を出す場合は、当日中に参加者へお知らせします。なぜなら、日にちが経つにつれて、自社への興味・関心度合いが低くなってしまうためです。興味が高まっているタイミングで案内するようにしましょう。

しかし、転職の意向が低かったり、学業や現職の都合ですぐに選考を受けられなかったりする参加者もいます。そのため、選考への応募を強制してはなりません。

応募のタイミングは参加者に委ねつつ、いつでもコンタクトを取れるように連絡先を交換しておくと良いでしょう。

カジュアル面談当日の流れを5つのステップで解説しました。ここまで読んで「カジュアル面談を実施している企業事例を知りたい」と思う方もいるのではないでしょうか。

次の項目では、カジュアル面談を実施している企業の事例を3つピックアップして紹介します。

カジュアル面談を実施している企業事例3選

青空と高層ビル群
カジュアル面談を実施する企業は多数あります。その中でも、以下3社のカジュアル面談について紹介します。
  • 株式会社ジェネレーションパス
  • 株式会社マネーフォワード
  • 株式会社unname
自社でカジュアル面談を導入したいとお考えの方は、参考にしてみてください。

【事例1】株式会社ジェネレーションパス

ECマーケティング事業や商品企画関連事業などを展開する株式会社ジェネレーションパスでは、バイヤー職に限定してカジュアル面談を実施しています。

カジュアル面談の申し込みページでは、どのような人が参加対象で、何をする場なのかが明確に書かれているところが特徴的です。
(引用)
現在、「就業中で転職をお考えの方」「転職活動中の方」を対象にカジュアル面談を実施中です。カジュアル面談とは、「バイヤーの業務内容について興味がある」「採用へ応募するかどうか迷っている」「面接を受ける前にどんな職場か知りたい」などなど、もしジェネパに入社したら一緒に働くことになる仲間へ、貴方の「?」を直接聞く事のできる場です。
引用:ジェネレーションパス採用サイト

カジュアル面談に採用担当者は同席しないこと、参加したからといって選考に進む必要はないことも伝えています。

同社の例のように、参加者が不安に感じやすい箇所を事前に回答し、申し込み前に確認してもらうことが大切です。申し込みの心理的ハードルを下げる効果が期待できます。

【事例2】株式会社マネーフォワード

PFM(個人資産管理)サービスおよびクラウドサービスの開発・提供する株式会社マネーフォワードでは、既卒の人材を対象にしたカジュアル面談を実施しています。

カジュアル面談の対象者を絞って募集しているところが特徴的です。
(引用)
・マネーフォワードのMission、Visionに強く共感・共鳴いただける方
・それらの実現のために、自身の力を注げる方
引用:マネーフォワード カジュアル面談エントリー

「多くの人材と接点を持ちたいけれど、ある程度は対象者を限定したい」といったときに有効です。

また、社員から聞ける話の内容や会社の情報が載っているページなどは、採用サイトとは別の記事でまとめて紹介しています。

参考:「カジュアル面談」のご案内|マネーフォワード採用公式

同社では「読むカジュアル面談」として社員のインタビュー記事を掲載中です。カジュアル面談や一次面接に登場する社員について、事前に知ってもらうことを目的にしています。

社員の人柄や考えていること、カジュアル面談で教えてほしいことなどが書かれているため、参加者からの質問の幅も広がるのではないでしょうか。

参考:ワクワクする仕事に本気で取り組みましょう!-読むカジュアル面談 河村 直紀-

【事例3】株式会社unname

マーケティング支援事業を提供する株式会社unnameのカジュアル面談では、申し込み時点で「どんな場にしたいのか」「社員のスタンス」「ぜひ質問してほしいこと」を明確に伝えています。

気軽に参加してもらえるよう、言葉の使い方にも工夫されているところが特徴的です。

申し込みフォームで質問事項を記入する欄があるため、企業側は事前に参加者の知りたいことを把握できます。質問事項や要望に添ったカジュアル面談を進めるには、有効な方法と言えるでしょう。

参考:unnameのカジュアル面談について

ここまで、カジュアル面談を実施している企業として3社の事例を紹介しました。どの企業も「自社のことを多くの人材に知ってほしい」という思いを持って実施しているとうかがえます。

とは言うものの、「カジュアル面談の窓口を設置するために、採用サイトをつくるのは手間がかかる」と思う方もいるのではないでしょうか。

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では、どのように見極め精度を高めたら良いのでしょうか。

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  • 社風や人間関係のミスマッチ
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