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人材アセスメント

可視化とは?メリットや業務を可視化する方法を紹介

「可視化」とは、目には見えない物事や情報を画像や表、グラフ、動画などに変換して見える状態にすることを指します。普段からなじみのある言葉ですが、実際にどんな意味か深く理解する機会は少ないのではないでしょうか。

本記事では、可視化の意味や見える化・視覚化との違い、可視化するメリット、業務を可視化する方法などを紹介します。

なお、ミイダスでは従業員の離職防止に役立つ資料を無料で配布しております。ぜひこちらもあわせてご活用ください。

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可視化とは?意味を簡単に確認

プロジェクトと書かれた資料と虫眼鏡
可視化とは、目には見えない物事や情報を画像や表、グラフ、動画などに変換してわかりやすくすることを指します。

たとえば、一人ひとりの進め方に差異が出ないように業務の手順をマニュアル化することは「可視化」の一例です。

可視化と似たような言葉

「可視化」とよく比較される言葉として「見える化」「視覚化」が挙げられます。
言葉意味
可視化目には見えない物事や情報を画像や表などにして分かりやすくすること
見える化物事や情報のすべてを誰にでも分かるように見せること
視覚化目に見えない、または脳内でイメージした物事を形にすること
「可視化」と「見える化」はほとんど同じような意味合いで使われることが多いですが、それぞれ微妙にニュアンスが異なります。「見える化」は「可視化」に比べて、より目に留まりやすい状態を指します。

たとえば、危険を知らせるための装置を設置したり、個人の売上を皆が見えるところに貼ったりするのは「見える化」にあたります。一方で「可視化」は文章で説明しづらい物事を画像やグラフなどに変換すると考えると理解しやすいでしょう。

「視覚化」は、基本的に画像やグラフなどにはせず、脳内で見ている物事を思い浮かべる(イメージトレーニングなど)ことを指すため、見える化と可視化とはやや意味合いが異なってきます。

参考:【可視化】と【視覚化】と【見える化】の意味の違いと使い方の例文 | 例文買取センター

可視化が重視される理由

ミーティングしている様子
可視化が重視される理由は、以下のとおりです。
  • 作業効率の向上
  • 属人化の解消
それぞれの理由を見ていきましょう。

作業効率の向上

可視化が重視される理由として、作業効率の向上が挙げられます。少子高齢化による労働人口の不足で、各企業は常に人手不足に悩んでいます。人手不足を解消できなければ、業務の作業効率を上げていかなければなりません。業務を可視化することで、無駄な業務や注力すべき作業などを把握できるようになり、結果的に作業効率向上にもつながるのです。

属人化の解消

先述のとおり、人手が足りないなかで業務を分担していたり、人の異動が激しかったりする職場では属人化が起こりやすくなります。業務が属人化すると、担当者が急きょ休みを取る状況になった際に業務が滞ってしまいます。業務手順をマニュアル化することで、急なトラブルにも対応でき、業務の標準化を目指せるのです。

属人化に関して知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

【関連記事:ブラックボックス化とは?属人化との関係性やリスク、解消方法を解説

業務を可視化するメリット

MERITと書かれたブロック
業務を可視化するメリットは以下のとおりです。
  • 業務の品質を担保できる
  • 不必要な業務を明らかにできる
  • 人件費を削減できる
それぞれのメリットを見ていきましょう。

業務の品質を担保できる

可視化することで、業務の品質を担保できるメリットがあります。たとえば、マニュアルなどで業務手順が可視化されていないと、従業員によって業務手順にばらつきが出てくるでしょう。

一方で、業務フローや業務の細かいオペレーションをマニュアル化することで、業務のクオリティを一定に保てるようになります。

不必要な業務を明らかにできる

可視化する過程で、不必要な業務を明らかにできるのもメリットです。従来の業務では当たり前のように組み込まれていた作業も、可視化することで、なくても支障がない工程を浮き彫りにできます。

人件費を削減できる

不必要な業務が明らかにできるうえ、業務ごとに必要な人数を把握できるため、人件費の削減も期待できます。可視化していない場合、大まかな人数を配置している可能性があり、結果的に無駄なコストがかかってしまいます。可視化することで業務の優先順位がつけやすくなり、最適な人材配置・削減ができるのです。

業務を可視化する方法

人差し指を立てるビジネスパーソン
社内の業務を可視化する方法は以下のとおりです。
  • 従業員にヒアリングする
  • 業務内容を洗い出す
  • 可視化する作業を選定する
  • ツールを活用する

従業員にヒアリングする

従業員に業務内容についてヒアリングしてみましょう。「現在の業務プロセスで困ることはありませんか?」「業務の進め方で迷うことはありますか?」など、できるだけ具体的な質問項目を用意してアンケート形式で集計するとよいでしょう。

管理者だけで話し合っても出てこない回答をもらえる可能性があります。現場の声を積極的に取り入れることが大切です。

業務内容を洗い出す

従業員にヒアリングする際に、部署やチームごとの業務内容も同時に確認してみましょう。可視化するかどうかを判断するためには、すべての業務内容を一度把握する必要があります。

可視化する作業を決める

業務内容をすべて洗い出したら、可視化すべき作業を選定しましょう。

すべて可視化しようとすると、可視化する作業に時間を取られてしまいます。簡単な作業であれば、無理にマニュアル化する必要はありません。

ツールを活用する

ツールを活用して可視化するのも一つの方法です。近年、リモートワークで従業員の勤務状況が見えづらくなったことで、業務可視化ツールを導入する企業も増加傾向にあります。

また、業務可視化ツールを活用することで、グラフやフローチャート、マップなどがスムーズに作成できるため作業効率アップにもつながるのです。

従業員のデータを可視化するならミイダス

ミイダス活用マップ
「自社の優秀な人材の行動特性は何だろう」
「今自社に必要な人材を明確にしたい」
「従業員の離職防止として変化や兆候を把握しておきたい」

このように、従業員の行動特性やパーソナリティの特徴、コンディションを把握したいとお考えならば、ミイダスで可視化することをおすすめします。

ここでは、ミイダスを活用して可視化する方法を紹介します。

コンピテンシー診断で活躍・定着人材の可視化

「スキル・経験は十分あるはずなのに、思っていたより活躍していない」「面接ではよい雰囲気だったのに、早期離職が絶えない」といった悩みを抱えている場合、自社で活躍・定着できる人材像が明確になっていないことが原因かもしれません。

ミイダスのコンピテンシー診断は、個人の行動特性や思考性を明らかにできる診断です。

コンピテンシー診断で可視化できることは以下のとおりです。
1. 自社の業務で高いパフォーマンスを発揮できる行動特性を持っているのか
2. 新入社員が最も力を発揮できる部署はどこか(職務適性)
3. その人のパーソナリティの特徴はどんな傾向があるのか
4. 会社・組織ではどのようなタイプの上司・部下になるのか
5. どのような状況にストレスを感じやすいのか
上記の内容を把握できることで、採用や育成にかかる時間の削減や従業員一人ひとりの潜在的スキルを可視化できます。

コンピテンシー診断について詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。

【関連記事:コンピテンシー診断とは?ツールの使用方法や導入事例も解説

定期的に行うアンケートで従業員のモチベーションを可視化

「従業員のストレスに気づかず、結果的に離職してしまった」「従業員の本音がわからない」など、従業員のモチベーションはなかなか把握しづらいものです。また、上司・部下の関係性や職場の雰囲気によって、自分自身の悩みを打ち明けられない従業員もいるでしょう。

そんな従業員のモチベーションを可視化できるサービスとして「組織サーベイ」があります。組織サーベイでは、月1回や隔週などの頻度で従業員に簡単なアンケート(回答時間:5分程度)に答えてもらい、データを収集します。

組織サーベイで調査できるカテゴリとアンケート内容は以下のとおりです。
カテゴリアンケート内容
やりがい能力の発揮、成長実感など、仕事に対してやりがいを持って取り組めているか
ミッション会社からの評価、適切な難易度など、自身のミッションを適切であると捉え、前向きに取り組めているか
健康精神的ストレス、肉体的ストレス、十分な休息など、健康的に働けているか
支援上司や同僚から、仕事を進めるうえで適切なサポートを受けられているか
人間関係職場の上司や同僚とは良好な関係が築けているか、気軽に会話することができるか
組織経営陣や上司への信頼、事業やミッションへの共感など、会社組織への信頼についてどのように考えているか
回答してもらったアンケート結果は自動でレポート化されるため、従業員一人ひとりの変化や兆候をリアルタイムで把握できます。

【関連記事:ミイダス組織サーベイとは?使い方の流れや導入事例を紹介

また、ミイダスでは会社の働きがいを算定する「はたらきがいサーベイ」も提供しています。従業員の会社への満足度を定量的に知りたい方は、こちらもぜひご覧ください。

はたらきがいサーベイの詳細を確認する

ミイダスは自社にフィットする人材を特定してアプローチできる
「アセスメントリクルーティング」採用ツールです。

まずは無料トライアルをお試しください。

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※アカウントの登録及びご登録後のご利用は無料です。

ミイダスの導入事例を紹介

最後に、ミイダスを導入した企業事例を紹介します。
  • 株式会社エコリース
  • 株式会社アールナイン

株式会社エコリース

株式会社エコリースは、徳島県に拠点を置く仮設施設用設備のリース事業会社です。2021年上期に過去最高の売上を達成し、今後の事業拡大を見据えて人員を増加することに。ハローワークやWebの求人広告で募集するも、なかなか人手が集まらず、新しい採用手法を探していたところミイダスと出会ったそうです。

従業員のコンピテンシー診断を経て、ストレスのない組織づくりを目指すことに

ミイダスを導入し、従業員にコンピテンシー診断を受検してもらったことで、今まで把握できていなかった従業員一人ひとりのストレス耐性を知ることができました。そのストレス耐性の結果をもとに、なるべく従業員にストレスをかけない組織づくりを進めていこうと決意したとのことです。

株式会社エコリース 導入事例の詳細はこちら

株式会社アールナイン

株式会社アールナインは、おもに採用業務のアウトソーシング事業を展開している会社です。拡大・成長フェーズに伴い、若い世代の従業員が増えているため、エンゲージメントの高い組織をつくるためにも組織サーベイの活用は必要不可欠と考えているそうです。

面談とセットで「組織サーベイ」、活用してから3年間離職ゼロ。

エンゲージメントが上がることで離職を防げるのに加え、会社への貢献度や生産性向上にもつながるとのこと。従来はタイミングを決めて面談を行っていましたが、組織サーベイを導入してから、大きな兆候が見受けられる従業員には不定期でアプローチしたそうです。その結果、組織サーベイを活用してから3年間離職者はゼロ。

組織サーベイで可視化されたデータをもとに面談を行うことで、より精度の高いコミュニケーションが生まれると考えているそう。また、十分にコミュニケーションが取れていると考えていても、組織サーベイの数値が低いケースがあるため、常にさまざまな角度から原因を発掘できるのは導入したメリットだと言えます。

株式会社アールナイン 導入事例の詳細はこちら

ほかにもミイダスの導入事例を紹介している資料をご用意しています。ぜひあわせてご覧ください。

【無料ダウンロード】ミイダス導入事例 「採用編」

作業効率の向上が必要な業務を可視化しよう

ミーティングをしている3人のビジネスパーソン
本記事では、可視化の意味や見える化・視覚化との違い、可視化するメリット、可視化する方法などを紹介しました。

近年、労働人口の減少により作業効率の向上が求められている傾向にあります。今までの業務内容を一度洗い出し可視化することで、無駄なコストを削減できたり、業務の質を担保できたりするでしょう。

また、ミイダスでは採用や育成に関する業務可視化ツールを提供しています。「採用業務の効率を向上したい」「離職者を抑えたい」とお悩みの方はぜひ利用をご検討ください。

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「アセスメントリクルーティング」採用ツールです。

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