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採用

業務委託とアルバイトの違いとは?企業側のメリット・デメリット、人材の募集方法を紹介

近年、人材不足や副業・兼業解禁の流れを受けて、業務委託やアルバイトを積極的に導入する企業が増えています。

しかし、いずれも「正社員」とは異なるため、その違いが分からない方もいるでしょう。

そこで今回は、業務委託とアルバイトの違い、それぞれのメリット・デメリットに加え、自社に適した人材を募集する方法について解説します。

自社には業務委託とアルバイトのどちらが適切かを把握し、業務効率化を目指したいとお考えの企業様は、ぜひ本記事を参考にしてください。

なお、定着人材の採用を成功させるための方法やヒントについて、以下の資料でまとめています。あわせてご覧ください。

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業務委託とアルバイトの違い

PCを使用する女性
業務委託とアルバイトは「雇用契約の有無」「賃金や勤務時間の契約」「福利厚生」の3点が大きく異なります。
業務委託アルバイト
雇用契約なし

雇用契約とは異なる「業務委託契約」を結ぶ
あり

「雇用契約」を結び、企業の指示に従って業務を遂行する
賃金や勤務時間【賃金】
・成果物または業務の遂行に対して「報酬」が支払われる
・労働時間によって賃金が変動することはない

【勤務時間】
就業時間や場所、進め方は労働者の自由

【賃金】
・労働力の提供に対して「給与」が支払われる
・所定労働時間を超えた場合は残業代が支払われる

【勤務時間】
勤務時間や休憩時間などが契約時に定められている
福利厚生労働基準法が適用されないため、労災保険・失業保険・社会保険などを企業側が保障する必要はない一定の条件を満たせば健康保険・国民年金保険・雇用保険などに加入できる
アルバイトは労働基準法という法律によって、勤務時間や最低賃金、休憩などの条件が定められています。

また、「1週間に週20時間以上の労働時間が発生」「31日以上働く見込みがある」「年収が106万円以上」などの条件を満たすと、雇用保険や健康保険、厚生年金といった社会保険の加入が可能です。

一方で、業務委託は勤務時間や最低賃金は決まっておらず、雇用保険や社会保険などの保障対象ではないという特徴があります。

業務委託で事務処理などの業務を依頼する場合は「月80時間、時給1500円」など、あらかじめ決められた時間で契約されます。

業務委託契約については以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

【関連記事:業務委託とは?雇用契約との違いや契約時の注意点について簡単に解説

業務委託を導入する企業が増えている3つの理由

コワーキングスペースで働く女性のイメージ
株式会社みらいワークスが実施した「業務委託人材」に関する実態調査によると、今後業務委託の活用は「加速する」と回答した方が挙げた理由は以下のようになっています。
1.終身雇用が難しくなるため:69.0%
2.今後も副業での働き方が加速するため:50.5%
3.ジョブ型を導入する企業が増えているため:47.3%
4.収入獲得ルートを増やしリスクヘッジが進むため:31.8%
5.業務委託のエージェントが増えているため:20.9%
6.その他:3.6%
引用:PR TIMES「【2022年以降の業務委託人材の新常識】 約7割が「業務委託活用の加速」を予測 業務委託が向いている人の素養は「成果に対する強い責任感」が59.8% ■業務委託の活用が加速すると思う理由、約7割が「終身雇用が難しくなるため」と回答
上記1〜5が考えられる要因には「少子高齢化による市場の変化」「DXを推進する市場の動きが活発化」「副業の人口が増加」の3つが挙げられます。

少子高齢化による市場の変化

1.「終身雇用が難しくなるためと5.「業務委託のエージェントが増えているため」の原因は「少子高齢化による市場の変化」が考えられます。

下図は内閣府の「令和4年版高齢社会白書(全体版)」に掲載された「高齢者の推移と将来推計」です。
高齢者の推移と将来推計
注目したいのは高齢者人口の割合です。1950年代の高齢者人口(65歳以上)は4.9%だったのに対し、2020年には28.6%、2025年以降は30%を超える推計が出されています。

なお、既に少子高齢化による労働力人口の減少は、各企業に大きなダメージを与えています。

総務省統計局のデータによると、2022年の労働力人口は平均6,902万人。前年比マイナス5万人という大幅な労働力人口の減少が起こっているのです。
引用:総務省統計局「労働力調査(基本集計) 2022年(令和4年)平均結果
人口減少にともなう労働力人口の減少は経済成長を鈍化させた結果、企業は終身雇用が難しい状況に置かれています。

そのため、正社員が少ない状況を補おうと業務委託を依頼する企業が増えていると推測できます。

DXを推進する市場の動きが活発化

3.「ジョブ型を導入する企業が増えているため」の要因には「DXを推進する市場の動きが活発化」している点が挙げられます。

近年、大企業を中心に重要性が高まっているDX(デジタル・トランスフォーメーション)は、デジタル技術を用いた業務改善や新規ビジネスの創出を目的とした取り組みです。

特に昨今のコロナ禍において、デジタル化の重要性が叫ばれるようになったことから、アナログな手法でビジネス基盤を築いてきた企業もDXに取り組まざるを得ない状況になっています。

DXを推進していくには、高度なIT技術を持った人材が不可欠です。そこで、自社のDX実現に欠かせない業務を職務記述書(ジョブディスクリプション)に落とし込み、業務遂行に適した人材の採用を行う「ジョブ型雇用」の必要性が高まっているのです。

【関連記事:ジョブ型人事制度とは?失敗する企業の特徴や導入事例から成功の秘訣を学ぶ

副業の人口が増加

2.「今後も副業での働き方が加速するため」と4.「収入獲得ルートを増やしリスクヘッジが進むため」の要因には「副業の人口が増加」している点が挙げられます。

2018年1月に改定された「モデル就業規則」では「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」の規定が削除され、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が設立されました。

このガイドライン設立によって、副業を解禁する企業が増加。Job総研の「2022年 副業・兼業に関する実態調査」を実施したところ、「副業・兼業をしている」と回答した方は全体の2割を超えました。

また副業を始めた理由として、「収入を上げたい」という回答が多い中で「自身のスキルを上げたい」との意見も散見されました。

収入面での将来不安だけでなく、スキルアップを目的とした副業人材は今後も増加していくでしょう。こうした人材を確保し、自社業務の遂行に携わってもらう業務委託も、必然的に増加しているものと考えられます。

業務委託のメリット5選

メリットのイメージ
業務委託には以下5つのメリットがあります。
  • 専門性の高い人材に仕事を依頼できる
  • コスト削減つながる
  • 需要に応じて柔軟に人材を配置できる
  • 新しい事業や業務にチャレンジできる
  • 内部リスクの分散が図れる

専門性の高い人材に仕事を依頼できる

専門性の高い分野の業務を行う際、知見のある人材を新たに雇ったり既存社員に研修を行ったりする必要がありますが、業務委託にその必要はなく、即戦力人材に業務を任せられます。

また、業務委託先の人材と共に既存社員が業務を行うことで、自社に足りないスキルを吸収できるチャンスになるでしょう。

コスト削減つながる

業務委託契約は雇用契約ではないため、社会保険料・退職金・福利厚生など、雇用によって発生するコストがかかりません。

また、本来であれば専門性の高い業務を遂行するには、自社社員への教育や研修が必要です。しかし、業務委託なら専門性の高い人材に任せられるため、教育コストの削減につながります。

需要に応じて柔軟に人材を配置できる

時期や季節によって繁忙期がある場合、人員を増やしたい時期に業務委託をすることで、柔軟な人材配置が可能になります。

たとえば、ノンコア業務が増加する時期に業務委託へアウトソーシングすることで、既存社員はコア業務に集中できます。

新しい事業や業務にチャレンジできる

ノンコア業務を業務委託することで、組織全体の生産性向上につながります。

人材不足で一人あたりの業務量が増加すれば、新規事業や業務に割く時間が少なくなり、組織の衰退を招く可能性もあります。しかし、重要度の低い業務を委託すれば、別の業務に十分な時間を割けるようになるでしょう。

内部リスクの分散が図れる

業務委託は外部の専門家に業務を委ねるため、内部リスクの分散が可能です。

組織や社員が専門業務に慣れていない場合、ミスや問題が全体に波及する可能性があります。しかし、業務の一部を外部に委託することで、大きなミスを予防できます。

業務委託のデメリット4選

デメリットのイメージ
業務委託にはデメリットも存在するため、あらかじめ把握したうえで適切な対処を行いましょう。
  • 企業にノウハウが残らず人材が育たない
  • 企業が求める成果物が上がってこない
  • 報酬が高額になるケースもある
  • マッチする人材を探すのに見極めが必要

企業にノウハウが残らず人材が育たない

専門性の高い業務を外部に委託できるのは便利ですが、一方で社内にノウハウが蓄積されず、社員の成長を妨げる要因にもなります。

委託した業務のノウハウを社内に還元するには、契約内容に「定期ミーティングへの参加」「レポート提出」を設けておきましょう。

ただし、ミーティングやレポートだけではノウハウの蓄積が難しい業務もあるため、業務委託する範囲は慎重に考える必要があります。

企業が求める成果物が上がってこない

業務委託は労働基準法が適用されないため、企業側に指揮命令権がありません。そのため、成果物提出までのプロセスに関与できず、委託した業務の質が著しく低くなる可能性があります。

委託する業務範囲を慎重に検討することも大切ですが、テストが可能な業務であれば受託者のスキルを精査し、成果物の質から委託するか否かを判断するのも効果的です。

報酬が高額になるケースもある

業務委託は雇用によって生じるコストを削減できるメリットがありますが、その反面、委託する業務の専門性が高ければ高いほど報酬額も高額になります。

また、イレギュラーな業務にも対応してもらえば、その分追加料金も発生します。業務委託に向いている業務の選別や、既存社員に任せた場合のコスト比較が欠かせません。

マッチする人材を探すのに見極めが必要

業務委託は、募集方法によってはマッチする人材と出会えるまでに時間がかかるでしょう。
例えばクラウドソーシングを利用する場合、比較的早く人材と出会えます。

しかし出会えたタイミングで、企業側が求めているスキルを本当に持っているのか、やりとりがスムーズか、企業側の要望を汲み取ってくれるかなど、求めている人材とマッチしているかは把握できません。

求人に「経験者募集」と書いても、仕事を獲得したいがために初心者が応募してくる可能性もあります。募集する際は、今までの活動や職歴を提示してもらう、オンラインでミーティング行うなどの対策が必要です。

ただし、活動・職歴・ミーティングだけで判断すると、表面的なスキルや印象で判断することになり、成果物に対して十分にコミットできない人材を採用してしまう可能性もあります。

自社に適した業務委託人材を採用するには「アセスメントリクルーティング」の導入がおすすめです。当社が提供する「ミイダス」には、自社にフィットする人材を分析・特定し、企業側から直接アプローチできる機能が備わっています。

たとえば、ミイダスの「コンピテンシー診断」は、業務委託に応募した人材に診断を受けてもらうことで、活動・職歴・ミーティングの印象だけでは推し量れない特徴を見抜くことが可能です。

応募した人材全員にコンピテンシー診断を受けてもらい、データを蓄積することで、成果物に対してコミットできる人材の特性が明らかになります。

コンピテンシー診断は、以下リンク先から登録すると最大15名まで無料診断が可能です。まずはどのような機能なのかを実際に体験してみてください。

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アルバイトを雇うメリット3選

メリットのイメージ
高い専門性は求めず、一定数の人材を確保したい場合はアルバイト雇用が向いています。以下3つのメリットについて詳しく見ていきましょう。
  • 人を募集しやすい
  • コストの削減につながる
  • 専門性の低いノンコア業務の負担が軽減される

人を募集しやすい

アルバイトのメリットとして、雇う側が人材を募集しやすい点が挙げられます。

正社員雇用は期限を定められないのに対し、1ヶ月の短期から募集が可能です。企業の業態によって柔軟に雇用期間を決めて募集できます。

また、近年は副業人材が増えているため、短期アルバイトの需要は増加しているため、より人材募集がしやすくなっています。

コスト削減につながる

アルバイトは繁忙期・閑散期にあわせて業務量を調整できるため、全体的な時間単価を抑えられます。

また、時間単価も正社員と比べて低いため、スポット的なニーズに対して人件費を抑えながら柔軟に対応できるのも大きなメリットです。

専門性の低いノンコア業務の負担が軽減される

業務委託に依頼するような専門性はないノンコア業務をアルバイトに担ってもらえば、正社員の業務負担が大幅に軽減されます。

業務の分担ができると効率的にコア業務に取り組めるため、業務効率が向上し組織運営に大きなメリットをもたらすでしょう。

アルバイトを雇うデメリット4選

デメリットのイメージ
アルバイト雇用には以下のようなデメリットもあります。メリットとあわせて確認しておきましょう。
  • 教育・訓練の負担が大きい
  • チームの一体感が欠如するおそれがある
  • 辞める時期が重なる
  • シフトの管理が難しい

教育・訓練の負担が大きい

アルバイトは人を募集しやすい反面、雇った人材一人ひとりに対して教育や訓練を行う必要があります。

また、アルバイト雇用の人材は長期的に職場に残らないケースが多いため、雇用の都度教育し直さなければなりません。

「すぐに辞めるだろうから」とアルバイト教育を疎かにすると、悪質なバイトテロに発展する可能性もあります。可能であれば専任の教育担当を任命し、社員に教育の負担が広がらない工夫が必要です。

チームの一体感が欠如するおそれがある

アルバイトの雇用は一時的なものであるため、人員の入れ替わりが頻繁に起こります。そのため、チームの一体感が欠如する可能性も。

数ヶ月〜数年の一時的な雇用では、他の正社員と比較してチームに参加する時間が限られています。そのため、コミュニケーションが不足したまま退職に至るケースが多くなるのです。

チーム全体の一体感を高めるには、定期的なチームミーティングや情報共有の場を設け、メンバー同士のコミュニケーションを促進していきましょう。

アルバイト人材がチームに馴染んでいくことで、より高いパフォーマンスを発揮するようになり、将来的な正社員候補になる可能性も出てくるでしょう。

辞める時期が重なる

同年代の学生を大量に雇用した場合、辞める時期が重なってシフトに入れる人材が大幅に不足します。

アルバイト雇用はあくまで一時的な労働力確保の手段なので、根本的な人材不足解消の効果は期待できません。そのため、退職者が続出するとコア業務にも多大な影響をもたらします。

退職時期はコントロールできませんが、なるべく同年代の人材は多く雇わない・常に人材を募集しておくなどの工夫が必要です。

もし人手不足を理由にシフトの強制やサービス残業など配慮に欠けた対応をしてしまうと、ブラックバイトとして違法性を問われる可能性もあるので注意してください。

シフトの管理が難しい

アルバイト人材は、学生・主婦(夫)・高齢者など実にさまざまな方がいます。テスト・子育て・病院などを優先するケースも多いため、場合によっては社員がシフトに入る必要もあります。

繁忙期にシフトに入ってもらう人材を増やすには、面接のタイミングで「繁忙期に多くシフトを入れてもらえるか」「月に何日出勤できるか」を確認しておきましょう。

業務委託人材の募集方法6選

仕事を応募するイメージ
業務委託人材を募集する方法は複数ありますが、それぞれに長所と短所があります。自社に適した募集方法はどれか確認しながら読み進めてみてください。
  • 自社サイト
  • 求人サイト
  • 業務委託マッチングサイト
  • クラウドソーシング
  • リファラル採用
  • アセスメントツール(ミイダス)

自社サイト

【自社サイトで募集するメリット】
  • 募集コストを抑えられる
  • 労働意欲の高い人材が集まる
【自社サイトで募集するデメリット】
  • 急ぎの募集には向いていない
  • 自社サイトを持たない企業は一から構築が必要
自社サイトに求人を掲載すれば、求人サイトやマッチングサイトに依頼するよりも募集コストが大幅に削減できます。また、自社をくまなく調べた方がサイトにたどり着くので、意欲のある人材に業務委託が可能です。

ただし、多くの人の目に触れる求人方法ではないため、そもそも募集が集まらない可能性も。急いで業務委託を募集したい場合には不向きな方法です。

中小企業は自社サイトを持っていないケースも多いですが、安価で導入できる採用サイト作成ツールを使用すれば、簡単に自社サイトが構築可能です。

多少の手間はかかりますが、業務委託がもたらす成果と比較すれば、費用対効果の高い求人方法と言えるでしょう。

求人サイト

【求人サイトで募集するメリット】
  • たくさんの応募者を募集できる
  • 業務委託専門サイトならより効率的に人材が集まる
【求人サイトで募集するデメリット】
  • コストがかかる
  • 優秀な人材を惹きつける工夫が必要
有名な求人サイトに依頼して業務委託を募集すれば、多くの個人・法人から応募が来る可能性が高くなります。Indeed求人ボックスなど業務委託を専門的に扱っているサイトなら、より効率的な募集が可能です。

一方で、求人広告を出す時点で料金がかかるほか、優秀な人材を確保するには報酬面で差別化する必要があるため、相対的にコストが多くかかります。

業務委託マッチングサイト

【業務委託マッチングサイトで募集するメリット】
  • 業務委託に特化した募集が可能
  • 専門性の高い人材をピンポイントで発掘できる
【業務委託マッチングサイトで募集するデメリット】
  • コストがかなり高い
  • 必ずしもマッチングするとは限らない
業務委託マッチングサイトは、エントリーした人材と企業を専門コンサルタントが仲介し、マッチング率の高い相手と業務委託契約ができるサービスです。アイミツなどの業務委託特化サイトなら、専門性の高い人材をピンポイントで発掘できます。

ただしマッチングした後に支払う費用は求人サイトの手数料よりも高い傾向にあるほか、契約した受託者が必ずしも高い成果を出してくれるとは限りません。

クラウドソーシング

【クラウドソーシングで募集するメリット】
  • 特定のスキルを持った人材を募集できる
  • 募集条件によっては多数の応募が期待できる
【クラウドソーシングで募集するデメリット】
  • 掲載や応募者との交渉に人的リソースやコストがかかる
  • 希望する人材が集まらない可能性がある
ランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングサービスでは、委託する業務内容や条件を掲載し、それを見た個人や法人が受託希望を出します。条件面で欲しいスキルを明記しておけば、希望する人材が多く集まる可能性もあります。

ただし、求人の掲載や応募者との交渉は社員が行う必要があるほか、報酬以外にクラウドソーシング側へ支払う手数料も考慮しなければなりません。

また、クラウドソーシングには未経験フリーランスも多く登録しているため、希望する人材が集まらない可能性もあります。

リファラル採用

【リファラル採用で募集するメリット】
  • 社員からの紹介なので信頼性が高い
  • 採用工数やコストを大幅に削減できる
【リファラル採用で募集するデメリット】
  • 社員が人材を紹介してくれる可能性が低い
  • リファラルを活発化させる取り組みが必須
リファラル採用とは、現在所属している社員が人材を紹介し、採用につなげる方法です。自社を知り尽くした社員が適切な人材を紹介してくれるため信頼性が高く、採用工数やコストも大幅に削減可能です。

ただし、万が一トラブルが起こった時などを考え、紹介をためらう社員も少なくありません。採用が決まった時には紹介者にインセンティブを支給するなど、リファラルを活発化させる取り組みも必要です。

アセスメントツール(ミイダス)

【アセスメントツール(ミイダス)で募集するメリット】
  • 長期契約・短期契約どちらも募集できる
  • 仲介業者を挟まず、応募者と直接やり取りできる
  • 応募書類に記載された情報では分からない適正も把握できる
【アセスメントツール(ミイダス)で募集するデメリット】
  • 機能を適切に活用しないと費用対効果が低くなる
ミイダスは、自社にフィットする人材を分析・特定し、企業側から直接アプローチできるアセスメントツールサービスです。

ミイダスの業務委託契約「レギュラー/スポット」は、1ヶ月以上の長期契約を募集する「レギュラー」と、1時間〜1ヶ月未満の短期契約を募集する「スポット」があり、ピンポイントで業務委託を採用したい場合に便利です。
  • 短時間でプロに依頼したい
  • 業務委託を初めて利用する人でも簡単に募集できるツールを使いたい
  • 業務委託を取り入れることで、業務過多であった社内の業務に集中したい
  • 仲介業者を挟まないで、依頼したい人と直接やりとりしたい
上記のような希望を持った企業様に適したサービスとなっています。

ほかにもミイダスを導入すれば、新しい人材のみならず既存の社員を分析でき、組織の生産性向上や新入社員のアフターフォローなどにも対応できます。

ミイダスのコンピテンシー診断(活躍要因診断)を社員に受験してもらうことで
  • 社員の行動特性や考え方
  • 上司・部下との相性
  • ストレスの特徴
などが分析でき、組織の改善にも活用可能です。金額は定額制で、何人採用しても追加費用はかからないため、採用コスト削減にもつながります。

ミイダスには採用に役立つさまざまな機能が搭載されているため、ツールを使いこなすことで自社に最適な人材の採用が実現できます。難しく感じるかもしれませんが、どの機能も使い方はとても簡単です。

ミイダスのレギュラー/スポットを導入したことで業務委託募集に成功した企業の事例もあるのでぜひご参考ください。

株式会社サニーサイド様のレギュラー/スポット導入事例はこちら

アルバイト採用のポイント2選

飲食店で働いている女性
求人広告を出しても、自社に適したアルバイトから応募が来なかったり、欲しい人材に出会えなかったりする悩みを抱える企業は非常に多いのが現状です。

こうした状況を改善するには、求人情報の見直しと掲載方法を変更するのがおすすめです。

求人情報を見直す

アルバイトを希望する求職者は、求人広告に書かれた給与や待遇を見て応募するか否かを決めています。そのため、以下の情報を一度見直してみるのが効果的です。
  • 賃金アップの条件
  • 通勤手当などの各種手当付与
  • 福利厚生の内容
  • 正社員登用制度の有無
  • 評価制度の内容
これらの内容を具体的に記載することで、求職者は企業に魅力を感じるほか、クリーンな印象を抱いてもらいやすくなります。

求職者目線に立った時に、どういった情報が記載されていると好感を持てるかを意識して、内容を改善してみましょう。

自社に適した求人方法で掲載する

自社に適した人材を採用するには、求人の掲載方法も見直してみる必要があります。

以下に挙げる手段のどれを利用するかによってメリット・デメリットが変わってきます。求める人材の年齢層にも考慮し、目に付きやすい掲載方法を選択しましょう。
求人方法メリットデメリット
求人検索エンジン・地方採用に強い
・さまざまな雇用形態の求人情報を掲載可能
・採用コストが安い
・求人が競合に埋もれないように運用する知識が必要
・定期的な更新が必要
求人サイト・多数の応募が期待できる
・採用ノウハウが蓄積される
・掲載コンテンツの融通が効く
・サイト制作のコストが発生する
・掲載コンテンツを一から作らなければならない
人材紹介会社・採用工数を大幅に削減できる
・客観的な視点で企業の魅力を伝えてもらえる
・初期投資が無料
・成功報酬が高額になる場合がある
・社内に採用ノウハウが蓄積されない
フリーペーパー(求人情報誌)・地元で働きたい求職者を募集しやすい
・掲載期間が終了しても応募してもらいやすい
・宣伝効果が期待できる
・原稿修正ができない
・閲覧者が徐々に少なくなっている
ハローワーク・無料で求人を掲載できる
・広告掲載期間を延長できる
・インターネットにも掲載可能
・若年層の確保が難しい
・人口が少ない地域だと人材が集まりにくい
活躍人材の採用方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。

【関連記事:働く人の価値観は変化している?活躍人材を見抜くの特徴や採用方法を紹介

自社にマッチする業務委託やアルバイトを採用するなら「ミイダス」

ミイダスのサービス
求職者の適正を掘り下げ、自社の理念や業務にマッチした人材を採用するなら、ミイダスのアセスメントツールがおすすめです。

コンピテンシー診断は、パーソナリティやストレス要因など、活躍に必要な特徴を可視化出来るツールになっています。実際に診断できる項目の一例は以下のとおりです。
コンピテンシー定義(5以上)コンピテンシー診断(5以上)
ヴァイタリティ活動的
行動することで生き生きとする。常に忙しくしていたい。
やるべきことが沢山ある状態を楽しいと思う。


競争性
勝ちたいと思う。競争を楽しみ、負けることを嫌う。
体力・気力に優れている。強い競争心を持ち、課題を与えられたときに、必ず達成しようと決意する。
人あたり社会性
初対面の人と会うのも気楽である。公式の場でもくつろげる。

面倒み
他人に共感でき、思いやりがある。世話好きで他人の個人的な問題にも支援を惜しまない。
人に対して良い印象を与え、過度の防衛心を相手に抱かせない。思いやりと節度を持った態度を取り、他人の意見を尊重することができる。
チームワーク社会性
初対面の人と会うのも気楽である。公式の場でもくつろげる。

協議性
広く相談し、他の人に意思決定への参加を求める。自分一人で決定を下すことは少ない。
チームにうまく溶け込める。人と摩擦を起こさずに物事を処理することができる。
創造的思考力創造的
新しいアイデアを生み出す。新しいものを作り上げることを好む。独創的な解決法を考える。

概念性
理論に関心を持つ。抽象的な概念について話し合うことを楽しいと思う。
新しいコンセプトを作り出すことを好む。問題にぶつかったときに柔軟に問題をとらえ、色々な角度から発想して解決策を案出するのが得意である。
問題解決力データへの関心
数字を扱うことが好きで統計データを分析することを楽しむ。事実や数字に基づいて判断する。

概念性
理論に関心を持つ。抽象的な概念について話し合うことを楽しいと思う。
やさしい問題よりも難しい問題、複雑な問題にぶつかるほど意欲が出る。問題にぶつかったときに、解決に向けて合理的な推論を行う。
状況適応力社会性
初対面の人と会うのも気楽である。公式の場でもくつろげる。

人間への関心
人の行動や動機を理解しようとする。人を分析することを楽しむ。
自分が取った行動が客観的に見て適切かどうか距離を置いて自分を眺めることができる。多様な仕事への適応力をもっている。
プレッシャーへの耐力余裕
リラックスできる。あまり緊張しない。概ね冷静で落ち着いている。

タフ
あまり他人の言動で傷ついたりしない。侮辱を聞き流せる。自分への批判に対して鈍感である。
感情的にならず、プレッシャーやストレスが強い状況でも平静を保つことができる。楽観的な人だと言われる一面を持っている。
オーガナイズ能力先見性
長期的な見方をする。将来の目標を設定し、戦略的に考える。

緻密
物事の細部に目がいく。物事を順序立てて系統的に処理することを好む。細部にとらわれすぎることがある。
仕事を進める上で、計画を立てるのがうまい。問題を予見する能力があり、その問題に対して緻密な対策を用意することができる。
統率力指導性
リーダーとなって指揮を取り、何をすべきか人に指示する。主導権を取ることを好む。

協議性
広く相談し、他の人に意思決定への参加を求める。自分一人で決定を下すことは少ない。
メンバーの動きに注意を払い、自分からコミットしてメンバーにやる気を起こさせる事ができる。メンバーひとりひとりをよく観察しており、把握している。
コンピテンシー診断を活用することで、募集ボジションに必要な特性をどの程度備えているかを数値で可視化できるため、採用判断の材料として活用できます。

また、人はこれまでの経験から思考の偏りや思い込みをしてしまい、結果的に都合の良い判断や非合理な選択をしてしまう可能性があります。これを「認知バイアス」と呼びます。

この認知バイアスの強弱を測定し、業務に影響を与える思考の有無を可視化する「バイアス診断ゲーム」もご利用いただけます。

コンピテンシー診断とバイアス診断ゲームは合わせて活用することで、より高精度の適性検査が実施可能。従来の採用手法よりも高い確率で活躍人材を採用できます。

「レギュラー/スポット」機能とコンピテンシー診断、そしてバイアス診断ゲームを活用し、採用活動効率化と活躍人材の採用を実現したい方は、ぜひミイダスをご検討ください。

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なお、ミイダスをご契約いただいた法人様限定で、コンピテンシー診断やバイアス診断ゲームの結果をマネジメントに活かす方法を学べる動画教材を用意しています。

以下の概要動画もあわせてご覧ください。

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