「何度指摘しても、同じ失敗を繰り返す社員がいる」
「仕事への意欲は高いのに、なかなか仕事ができるようにならない」
このようにお悩みではありませんか?
その問題の背後には「メタ認知能力」の問題が隠れているかもしれません。メタ認知能力とは、自身を客観的に振り返るスキルのことです。
一つ高い視座で自身を振り返る習慣がないと、どこをどのように改善すべきか、いつまで経っても気づけません。メタ認知は社員の成長やスキル向上に欠かせない要素です。
この記事では、メタ認知の定義を解説するとともに、メタ認知を高めるトレーニング方法について解説します。社員育成の参考にしてください。
アセスメントリクルーティングのミイダスでは、採用から育成まで一気通貫で活用できるアセスメントツールを多数ご用意しています。自社にフィットした人材の採用にお悩みの企業様は以下の資料をご参照ください。
【無料ダウンロード】アセスメントリクルーティングについて「仕事への意欲は高いのに、なかなか仕事ができるようにならない」
このようにお悩みではありませんか?
その問題の背後には「メタ認知能力」の問題が隠れているかもしれません。メタ認知能力とは、自身を客観的に振り返るスキルのことです。
一つ高い視座で自身を振り返る習慣がないと、どこをどのように改善すべきか、いつまで経っても気づけません。メタ認知は社員の成長やスキル向上に欠かせない要素です。
この記事では、メタ認知の定義を解説するとともに、メタ認知を高めるトレーニング方法について解説します。社員育成の参考にしてください。
アセスメントリクルーティングのミイダスでは、採用から育成まで一気通貫で活用できるアセスメントツールを多数ご用意しています。自社にフィットした人材の採用にお悩みの企業様は以下の資料をご参照ください。
▼この記事でわかること
メタ認知とは?まずは、メタ認知とは何かを確認しましょう。意味と定義
メタ認知とは、自分の思考や行動を客観視することです。メタは、ギリシャ語の「meta」から派生した言葉で「高次の」「より上位の」という意味があります。
見る・聞く・話す・読む・考えるといった認知活動を、もう一人の自分が俯瞰して捉えることをメタ認知と呼ぶのです。
認知活動を俯瞰して捉える意味で、発達心理学者 ジョン・H・フラベルは、メタ認知を「認知についての認知」と定義しています。メタ認知の具体例
メタ認知の具体例を見てみましょう。「今日は朝から頭がぼーっとするな。昨晩呑みすぎたせいかな。」
自分の体調を客観的に分析するこの行動も「メタ認知」です。「部下をいきなり叱りつけてしまった。まずは怒りをグッと堪えて、落ち着いて話すべきだった」
自身の行動を振り返り、改善につなげる思考も「メタ認知」の一例です。
もう一人の自分が自分を見る能力だと理解すると、イメージしやすいでしょう。メタ認知の種類メタ認知は以下2種類に大別されます。- メタ認知的知識
- メタ認知的活動
それぞれ見ていきましょう。メタ認知的知識
メタ認知的知識とは、メタ認知を働かせるときに影響を与える知識のことです。人間の認知に関する知識がこれに該当します。
一般的な知識と比較したメタ認知的知識の特徴は以下の通りです。メタ認知的知識 一般的な知識 ・「私の記憶は完璧ではない」
・「人は多数派の意見に流されやすい」
・「慌てるとミスしやすくなる」 など ・北の反対側は南である
・月は地球の周りを回っている
・熱湯に触れるとやけどする など
メタ認知的知識を持つことは、メタ認知を働かせるうえで非常に重要です。「私の記憶は完璧ではない」と知っているからこそ、メモを取るなどの対処ができます。
「慌てるとミスしやすくなる」と知っているからこそ、落ち着いて進めようと自分をコントロールできるわけです。
メタ認知的知識は人に教わったり、自分自身を分析したりする中で身についていきます。より適切にメタ認知を働かせるには、メタ認知的知識を豊富に持つことが必要です。メタ認知的活動
画像引用元:三宮真智子(著)『メタ認知 あなたの頭はもっとよくなる』 (p.31). Kindle 版.
メタ認知的活動とは、自分の認知に気づいたり、認知した事柄に対して改善を図ったりする活動のことです。メタ認知的活動は「メタ認知的モニタリング」と「メタ認知的コントール」に分けられます。
メタ認知的モニタリングとは、自分で自分の認知状態を観察することです。「少し疲れているようだ」「これはわかりやすい!」といった気づきや評価が、メタ認知モニタリングの例です。
メタ認知的コントロールとは、認知状態をコントロールすることです。目標に向かって計画を立てたり、修正したりしながら、考え方や行動を変化させることがメタ認知的コントロールです。
「一文が長すぎる。短く端的にまとめよう」「見方を変えてみよう」などと、改善する活動がメタ認知コントロールの例です。
メタ認知的活動は、メタ認知的知識に基づいて行われます。メタ認知育成が求められている理由では、なぜ今メタ認知育成が求められるのでしょうか。
変化の激しい不確実な社会で企業が存続するには、社員一人ひとりの的確な判断力が求められます。知識の量を問うのではなく、柔軟に問題に対応する力が必要とされているのです。
たとえば、コロナ禍で売上が激減した企業の中には、オンラインでのサービス提供に素早く舵を切ったところもありました。予測不可能な事態を柔軟な発想で乗り越えた一例です。
このように柔軟に対応するには、知識や経験を一段高い視座から問い直すメタ認知の視点が不可欠です。メタ認知があれば、問題解決に行き詰まったときに別の角度から考え直したり、自分に足りない知識を効率的に学習したりできます。
メタ認知を育成することで、直面する課題に適切に対処できる人材を育てられるでしょう。変化の時代を生き抜く鍵は、メタ認知にあると言っても過言ではないでしょう。
以下の記事ではVUCA時代を生き抜くための戦略について解説しています。
【関連記事:VUCAとは?求められる能力や生き抜くための組織づくりのポイントを紹介】メタ認知能力が高い人の特徴メタ認知能力が高い人の特徴は以下4つあります。- 冷静に対処法を考えられる
- 柔軟なコミュニケーションが取れる
- 失敗を反省し改善できる
- 物事の本質を捉えるのが得意
それぞれ見ていきましょう。冷静に対処法を考えられる
メタ認知能力が高い人は、予期せぬ事態が起きても冷静に対応できます。状況を多角的に分析する力があるため、感情に流されず合理的な判断をできるのです。
危機的な状況下でも適切な行動を取ることができ、問題解決に向けて着実に前進できます。柔軟なコミュニケーションが取れる
メタ認知能力が高い人は、相手の立場や感情を理解しながら、柔軟なコミュニケーションを取れます。自分の言動が相手にどのように受け止められるかを考え、状況に応じて適切な言葉を選べるのです。
また意見の相違がある場合でも、双方の視点を尊重しつつ、対話を通じて合意点を見出す力を持っています。
以下の記事では、コミュニケーション能力の鍛え方について解説しています。
【関連記事:コミュニケーション能力とは?高い人の特徴・鍛え方と採用時の見極め方】失敗を反省し改善できる
自身を客観的に振り返る習慣が身についているため、都度改善につなげられます。
「自分はなぜ仕事がうまくできないのか」
「どこがまずいのか」
「どのようなことができるようになればいいのか」
こういったことをごく自然に考えながら、仕事のやり方を改善している特徴があります。物事の本質を捉えるのが得意
物事の本質を捉えることに長けているため、複雑な問題に直面しても、その核心を見抜くことができます。
表面的な現象に惑わされず、物事の根底にある原理や法則を理解し、的確に対処する力を持っていると言えるでしょう。この能力は、あらゆる分野で応用可能な強みであり、問題解決に大きく役立ちます。メタ認知能力が低い人の特徴メタ認知能力が低い人の特徴は主に以下の通りです。- 感情的になり冷静に判断できない
- 他責思考に陥りがち
- 同じミスを繰り返す
それぞれ見ていきましょう。感情的になり冷静に判断できない
メタ認知能力が低い人は、感情的になりやすく、冷静な判断が難しい傾向があります。自分の思考や行動を客観的に捉えられないため、怒りや不安などに支配されてしまいがちです。
その結果、問題解決に必要な多角的な視点を持てず、適切な対処法を見出せないことがあります。感情をコントロールし、冷静に判断する力を養うことが重要です。他責思考に陥りがち
メタ認知能力が低い人は、問題が発生した際に他者や環境のせいにしてしまう傾向があります。
「周りが悪い」「状況が悪かった」と考え、自分の役割を軽視しがちです。この他責思考は、個人の成長を阻害し、問題解決を難しくします。
自分の考えや行動を内省し、責任を果たす姿勢が大切です。
下記の記事ではポジティブ心理学と呼ばれる「アドラー心理学」について解説しています。
【関連記事:アドラー心理学をわかりやすく解説|5つの理論と活かし方とは】同じミスを繰り返す
メタ認知能力が低いと、同じミスを繰り返してしまいます。失敗から学ぶ機会を逃し、改善策を見出せないためです。
何度注意しても改善しない場合には、上司や同僚がメタ認知を促すような働きかけを行い、当人がミスの原因に気づけるようサポートすることが重要です。
自分の行動を冷静に評価し、適切な策を選択できれば、ミスを減らし、成長につなげられるでしょう。【個人向け】メタ認知能力を鍛える3つのトレーニング法メタ認知能力を磨いていくために何より重要なのは、自分の思考の癖に気づき、理解することです。
そこでここでは、自身の思考傾向に気づき改善する方法を3つご紹介します。・セルフモニタリング
・マインドフルネス瞑想
・ジャーナリング(紙に書き出すこと)
それぞれ解説します。1.セルフモニタリング
セルフモニタリングとは、自分で自分の思考を丁寧に観察することです。自分の考えや行動に偏りがないか、客観的に分析します。
セルフモニタリングの手順は以下の通りです。
【手順1】自分の思考や行動を以下4つに分けて考える
①出来事(起こったこと)
②感情(感じたこと)
③認知(頭にパッと浮かんだ考え)
④行動(起こした行動)
【手順2】思考に偏りがないかを客観的に見る
頭に浮かべるだけでなく、紙に書き起こすと観察しやすくなります。以下のように書き出してみましょう。①出来事
上司から厳しい指摘を受けた。
②感情
悲しい
③認知
「自分はダメな人間だ」「上司は理不尽だ」と考えた。
④行動
その後の仕事で消極的になり、ミスが増えた。
③の認知はとっさに浮かぶ感情であるため、相手を悪く捉えがちです。自分を守ろうと防衛反応が働くためです。
③の認知を別の視点で捉えてみると、④の行動を変えるきっかけになります。たとえば、「上司は私の成長を願って指摘してくれた」と変えてみましょう。
このように考えてみると、相手を恨むのでなく、②の感情が感謝の気持ちや上司を労う気持ちに変わるかもしれません。同時に④の行動が「より成長できるようにさらに努力しよう」と変わる可能性もあります。
自分の思考を客観的に見て、偏りに気づくことで見方を変えようと思うきっかけになるでしょう。2.マインドフルネス
マインドフルネスとは、意識を現在の瞬間に集中させ、自分の内側で起きていることを観察することです。自分の思考・感情・感覚に対する気づきを深められます。
マインドフルネスのやり方はさまざまありますが、ここでは呼吸に意識を向ける方法をご紹介します。
呼吸に意識を向けると心が落ち着き、心の雑念から解放されるでしょう。1.静かな場所で楽な姿勢で座る
2.目を閉じる(もしくは半眼にする)
3.自然な呼吸のリズムに意識を集中させる
4.吸う息と吐く息に注意を向ける
※注意がそれても、呼吸に意識を戻す
これらを繰り返すことで、集中力と心の安定感が養われます。瞑想中に注意が逸れることに気づき、それを呼吸に戻す行為は、まさにメタ認知の練習そのものです。
自分の注意がどこに向かっているのかを観察し、それを自覚する能力が高まることで、自分の思考や感情を客観的に見つめ直せるようになります。
マインドフルネスについては下記の記事で詳しく解説しています。
【関連記事:マインドフルネスとは?意味やビジネスでの効果、実践方法を解説】3.ジャーナリング(紙に書き出すこと)
紙に思考を書き出すことも、メタ認知力向上に効果的です。書くことで自分の思考や感情を俯瞰して見られます。
日々の出来事や感じたこと、考えたことを紙に書き出しましょう。毎日続けるうちに、内面の変化や思考パターンを見つけやすくなります。
また何がストレスで、どのように対処すれば良いかが冷静に見られるようになります。
朝の静かな時間や寝る前のリラックスタイムなど、タイミングを決めて行いましょう。思考の整理や感情のコントロールがうまくできるようになるでしょう。【企業向け】社員のメタ認知能力を高める取り組み3選社員のメタ認知を高めるために、組織としてできるアイデアを3つ提案します。- 1on1を実施する
- アセスメントツールを使う
- 失敗事例や成功事例を共有する
それぞれ解説します。1on1を実施する
定期的に面談の場を設け、部下が業務を振り返るサポートをしましょう。たとえば以下のように日頃の仕事ぶりを振り返り、気がついたことを話してもらいます。- どのような点がうまくできているか
- 人からどのような点を注意されるか
- 自分にはどのような長所・短所があるか
- 仕事がうまくいかない原因は何か など
上司は聞き役に徹し、部下の話を引き出します。じっくり振り返らせ、部下自身に気づきを得てもらうのが大切です。
圧迫面接のようになってしまっては、部下の自由な発言を妨げてしまいます。部下の発言を否定せず、気づきに導くのが上司の役目です。
効果的な1on1とするには、聞き手としてコーチング等のスキルがあるとなお効果的でしょう。
1on1については下記の記事でも詳しく解説しています。
【関連記事:1on1ミーティングは意味ない?失敗する理由と成功させる方法】失敗事例や成功事例を共有する
失敗事例や成功事例を社員同士で互いに共有し合い、分析するのも効果的です。自分の行動を振り返り、気づきを得るきっかけになります。
たとえば以下のテーマでナレッジを共有してみてはいかがでしょうか。- 仕事での失敗
- コミュニケーションでの失敗
- 事故につながった失敗
- 新しい取り組みの成功事例
- 困難を克服し目標を達成した事例
- 顧客満足度を高めるための工夫 など
他者の経験を通じて自分の行動を見直す機会が増え、メタ認知を日常的に高められるでしょう。アセスメントツールを使う
アセスメントツールとは、客観的な基準を用いて対象を評価するツールです。価値観や志向性といった、人の内面に関する定性的な情報を可視化できます。
たとえばミイダスのコンピテンシー診断では、パーソナリティの特徴に関する以下9項目を10段階評価で評価し、傾向の強さを確認します。- ヴァイタリティ
- 人あたり
- チームワーク
- 創造的思考力
- 問題的解決力
- 状況適応力
- プレッシャーへの耐力
- オーガナイズ能力
- 統率力
診断により、判断基準の傾向や性格特性がわかります。自分には気づかない特性の発見にもつながるかもしれません。
おもに採用や人員配置を検討する場面で使われますが、育成の場面でも大いに役立つでしょう。自分の傾向がわかれば、必要に応じて改善も図りやすくなります。
アセスメントツールについては下記の記事で詳しく解説しています。
【関連記事:アセスメントツールとは?5つの導入メリットと選び方・具体例を解説】ミイダスは自社にフィットする人材を特定してアプローチできる
「アセスメントリクルーティング」採用ツールです。
まずは無料トライアルをお試しください。
アカウントを登録してフィッティング人材分析機能を利用する※アカウントの登録及びご登録後のご利用は無料です。
メタ認知を高めるデメリット|強すぎるとどうなる?メタ認知は多くの利点がある一方で、いくつかの短所も存在します。メタ認知を高めるデメリットは以下の通りです。- 考えすぎて行動に移せなくなる
- 疲れやすくなる
- コミュニケーションが不自然になる
自己分析が行き過ぎると、考えすぎて行動に移せなくなったり、自信喪失に陥ったりするリスクがあります。加えて、自分自身への評価が厳しくなりすぎ、消極的になってしまう可能性もあるでしょう。
またメタ認知は頭脳を酷使する作業なので、継続的に行うと疲労やストレスが蓄積しやすくなります。直観的な判断力や創造性が損なわれ、安全志向が強くなりすぎるという副作用もあり得るのです。
さらに、他者の言動を過度に分析してしまうと、コミュニケーションが不自然になり、冷淡な印象を与えかねません。
ただしこれらのデメリットは一時的なものであり、メタ認知そのものが有害というわけではありません。適切に活用すれば非常に有益なスキルとなるため、状況に応じて深く考えたり、果敢に行動したりと、柔軟に使い分けることが肝要です。社員のメタ認知能力を高めようビジネスにおける激しい競争環境の中で、人材に求められるのは柔軟な思考と適応力です。これらの能力の基盤となるのが、自身の思考や行動を客観的に捉え、評価する「メタ認知能力」です。
組織が社員のメタ認知能力の向上を支援することは、個人の成長と組織全体の発展につながります。以下のメタ認知に働きかける施策は、社員の自己理解を深め、問題解決能力を高めるきっかけとなるでしょう。- 1on1ミーティング
- 失敗・成功事例の共有
- アセスメントツールの活用 など
社員一人ひとりが自己改善を続け、組織の持続的な成長に寄与することで、企業は競争力を維持できます。個人と組織の両方にとってメタ認知能力の育成は「未来への投資」と言えるでしょう。バイアス診断ゲームで思考の癖に気づこうメタの視点を持つには、思い込みや思考の癖から脱することが大切です。しかし、思い込みや思考の癖に自分で気づくのは難しいもの。
そもそも思い込みに「気づいていないこと」に「気づかない」ケースも少なくありません。そこで役立つのがミイダスのバイアス診断ゲームです。バイアス診断ゲームは、認知バイアスを可視化するゲームです。
認知バイアスとは、無意識に入り込む思考の癖のこと。これまでの経験に基づく先入観や思い込みによって、合理性を欠いた(理にかなっていない)判断を下してしまう心理傾向を認知バイアスと呼びます。
自分の心理傾向を把握しましょう。重要な意思決定の場面で、考え方の癖に捉われて判断している(認知の歪み)場合にはそれに気づきやすくなります。
バイアス診断ゲームは、約30分×2回、計60分の診断で、意思決定の癖を診断します。出される問題にゲーム感覚で回答するだけで、認知バイアスの強さを測定できるのです。
バイアス診断ゲームで分析できる認知バイアスは全22項目。項目別に10段階で評価するため、傾向の強さがわかります。
部下の意思決定の癖を把握できるため、適切な部下育成にも役立てられるでしょう。
アカウント登録をすれば無料で利用可能です。企業の場合は15名まで無料で診断できるため、ぜひご活用ください。バイアス診断ゲーム研修講座バイアス診断ゲームとあわせて活用していただきたいのが「バイアス診断ゲーム研修講座」です。「バイアス診断ゲーム研修講座」は認知バイアスを学べる動画講座で、各バイアスに特化した知識を学べます。
メタ認知を働かせるには、自分の特徴を把握するだけでは不十分です。バイアスへの理解を深めると同時に、対策も理解してこそ、意思決定の場面で活かしやすくなるでしょう。
バイアス診断ゲーム研修講座では、診断結果に対応した解説動画を14講座用意しています。
たとえば以下の内容を学べます。- 現状維持バイアスとは何か
- フレーミング効果とはどのようなバイアスか
- 認知バイアスを利用したアプローチ方法など
自分の特徴が強いバイアスを中心に学ぶと、より実践的に活用できるでしょう。1講座10分〜25分と隙間時間でも取り組みやすいのも特徴的です。
ミイダス法人サービスを利用している企業様はすべて無料で受講できます。まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
見る・聞く・話す・読む・考えるといった認知活動を、もう一人の自分が俯瞰して捉えることをメタ認知と呼ぶのです。
認知活動を俯瞰して捉える意味で、発達心理学者 ジョン・H・フラベルは、メタ認知を「認知についての認知」と定義しています。
「今日は朝から頭がぼーっとするな。昨晩呑みすぎたせいかな。」 |
「部下をいきなり叱りつけてしまった。まずは怒りをグッと堪えて、落ち着いて話すべきだった」 |
もう一人の自分が自分を見る能力だと理解すると、イメージしやすいでしょう。
メタ認知は以下2種類に大別されます。
- メタ認知的知識
- メタ認知的活動
それぞれ見ていきましょう。
メタ認知的知識
メタ認知的知識とは、メタ認知を働かせるときに影響を与える知識のことです。人間の認知に関する知識がこれに該当します。
一般的な知識と比較したメタ認知的知識の特徴は以下の通りです。
一般的な知識と比較したメタ認知的知識の特徴は以下の通りです。
メタ認知的知識 | 一般的な知識 |
・「私の記憶は完璧ではない」 ・「人は多数派の意見に流されやすい」 ・「慌てるとミスしやすくなる」 など | ・北の反対側は南である ・月は地球の周りを回っている ・熱湯に触れるとやけどする など |
メタ認知的知識を持つことは、メタ認知を働かせるうえで非常に重要です。「私の記憶は完璧ではない」と知っているからこそ、メモを取るなどの対処ができます。
「慌てるとミスしやすくなる」と知っているからこそ、落ち着いて進めようと自分をコントロールできるわけです。
メタ認知的知識は人に教わったり、自分自身を分析したりする中で身についていきます。より適切にメタ認知を働かせるには、メタ認知的知識を豊富に持つことが必要です。
「慌てるとミスしやすくなる」と知っているからこそ、落ち着いて進めようと自分をコントロールできるわけです。
メタ認知的知識は人に教わったり、自分自身を分析したりする中で身についていきます。より適切にメタ認知を働かせるには、メタ認知的知識を豊富に持つことが必要です。
メタ認知的活動
画像引用元:三宮真智子(著)『メタ認知 あなたの頭はもっとよくなる』 (p.31). Kindle 版.
メタ認知的活動とは、自分の認知に気づいたり、認知した事柄に対して改善を図ったりする活動のことです。メタ認知的活動は「メタ認知的モニタリング」と「メタ認知的コントール」に分けられます。
メタ認知的モニタリングとは、自分で自分の認知状態を観察することです。「少し疲れているようだ」「これはわかりやすい!」といった気づきや評価が、メタ認知モニタリングの例です。
メタ認知的コントロールとは、認知状態をコントロールすることです。目標に向かって計画を立てたり、修正したりしながら、考え方や行動を変化させることがメタ認知的コントロールです。
「一文が長すぎる。短く端的にまとめよう」「見方を変えてみよう」などと、改善する活動がメタ認知コントロールの例です。
メタ認知的活動は、メタ認知的知識に基づいて行われます。
メタ認知的活動とは、自分の認知に気づいたり、認知した事柄に対して改善を図ったりする活動のことです。メタ認知的活動は「メタ認知的モニタリング」と「メタ認知的コントール」に分けられます。
メタ認知的モニタリングとは、自分で自分の認知状態を観察することです。「少し疲れているようだ」「これはわかりやすい!」といった気づきや評価が、メタ認知モニタリングの例です。
メタ認知的コントロールとは、認知状態をコントロールすることです。目標に向かって計画を立てたり、修正したりしながら、考え方や行動を変化させることがメタ認知的コントロールです。
「一文が長すぎる。短く端的にまとめよう」「見方を変えてみよう」などと、改善する活動がメタ認知コントロールの例です。
メタ認知的活動は、メタ認知的知識に基づいて行われます。
メタ認知育成が求められている理由では、なぜ今メタ認知育成が求められるのでしょうか。
変化の激しい不確実な社会で企業が存続するには、社員一人ひとりの的確な判断力が求められます。知識の量を問うのではなく、柔軟に問題に対応する力が必要とされているのです。
たとえば、コロナ禍で売上が激減した企業の中には、オンラインでのサービス提供に素早く舵を切ったところもありました。予測不可能な事態を柔軟な発想で乗り越えた一例です。
このように柔軟に対応するには、知識や経験を一段高い視座から問い直すメタ認知の視点が不可欠です。メタ認知があれば、問題解決に行き詰まったときに別の角度から考え直したり、自分に足りない知識を効率的に学習したりできます。
メタ認知を育成することで、直面する課題に適切に対処できる人材を育てられるでしょう。変化の時代を生き抜く鍵は、メタ認知にあると言っても過言ではないでしょう。
以下の記事ではVUCA時代を生き抜くための戦略について解説しています。
【関連記事:VUCAとは?求められる能力や生き抜くための組織づくりのポイントを紹介】メタ認知能力が高い人の特徴メタ認知能力が高い人の特徴は以下4つあります。- 冷静に対処法を考えられる
- 柔軟なコミュニケーションが取れる
- 失敗を反省し改善できる
- 物事の本質を捉えるのが得意
それぞれ見ていきましょう。冷静に対処法を考えられる
メタ認知能力が高い人は、予期せぬ事態が起きても冷静に対応できます。状況を多角的に分析する力があるため、感情に流されず合理的な判断をできるのです。
危機的な状況下でも適切な行動を取ることができ、問題解決に向けて着実に前進できます。柔軟なコミュニケーションが取れる
メタ認知能力が高い人は、相手の立場や感情を理解しながら、柔軟なコミュニケーションを取れます。自分の言動が相手にどのように受け止められるかを考え、状況に応じて適切な言葉を選べるのです。
また意見の相違がある場合でも、双方の視点を尊重しつつ、対話を通じて合意点を見出す力を持っています。
以下の記事では、コミュニケーション能力の鍛え方について解説しています。
【関連記事:コミュニケーション能力とは?高い人の特徴・鍛え方と採用時の見極め方】失敗を反省し改善できる
自身を客観的に振り返る習慣が身についているため、都度改善につなげられます。
「自分はなぜ仕事がうまくできないのか」
「どこがまずいのか」
「どのようなことができるようになればいいのか」
こういったことをごく自然に考えながら、仕事のやり方を改善している特徴があります。物事の本質を捉えるのが得意
物事の本質を捉えることに長けているため、複雑な問題に直面しても、その核心を見抜くことができます。
表面的な現象に惑わされず、物事の根底にある原理や法則を理解し、的確に対処する力を持っていると言えるでしょう。この能力は、あらゆる分野で応用可能な強みであり、問題解決に大きく役立ちます。メタ認知能力が低い人の特徴メタ認知能力が低い人の特徴は主に以下の通りです。- 感情的になり冷静に判断できない
- 他責思考に陥りがち
- 同じミスを繰り返す
それぞれ見ていきましょう。感情的になり冷静に判断できない
メタ認知能力が低い人は、感情的になりやすく、冷静な判断が難しい傾向があります。自分の思考や行動を客観的に捉えられないため、怒りや不安などに支配されてしまいがちです。
その結果、問題解決に必要な多角的な視点を持てず、適切な対処法を見出せないことがあります。感情をコントロールし、冷静に判断する力を養うことが重要です。他責思考に陥りがち
メタ認知能力が低い人は、問題が発生した際に他者や環境のせいにしてしまう傾向があります。
「周りが悪い」「状況が悪かった」と考え、自分の役割を軽視しがちです。この他責思考は、個人の成長を阻害し、問題解決を難しくします。
自分の考えや行動を内省し、責任を果たす姿勢が大切です。
下記の記事ではポジティブ心理学と呼ばれる「アドラー心理学」について解説しています。
【関連記事:アドラー心理学をわかりやすく解説|5つの理論と活かし方とは】同じミスを繰り返す
メタ認知能力が低いと、同じミスを繰り返してしまいます。失敗から学ぶ機会を逃し、改善策を見出せないためです。
何度注意しても改善しない場合には、上司や同僚がメタ認知を促すような働きかけを行い、当人がミスの原因に気づけるようサポートすることが重要です。
自分の行動を冷静に評価し、適切な策を選択できれば、ミスを減らし、成長につなげられるでしょう。【個人向け】メタ認知能力を鍛える3つのトレーニング法メタ認知能力を磨いていくために何より重要なのは、自分の思考の癖に気づき、理解することです。
そこでここでは、自身の思考傾向に気づき改善する方法を3つご紹介します。・セルフモニタリング
・マインドフルネス瞑想
・ジャーナリング(紙に書き出すこと)
それぞれ解説します。1.セルフモニタリング
セルフモニタリングとは、自分で自分の思考を丁寧に観察することです。自分の考えや行動に偏りがないか、客観的に分析します。
セルフモニタリングの手順は以下の通りです。
【手順1】自分の思考や行動を以下4つに分けて考える
①出来事(起こったこと)
②感情(感じたこと)
③認知(頭にパッと浮かんだ考え)
④行動(起こした行動)
【手順2】思考に偏りがないかを客観的に見る
頭に浮かべるだけでなく、紙に書き起こすと観察しやすくなります。以下のように書き出してみましょう。①出来事
上司から厳しい指摘を受けた。
②感情
悲しい
③認知
「自分はダメな人間だ」「上司は理不尽だ」と考えた。
④行動
その後の仕事で消極的になり、ミスが増えた。
③の認知はとっさに浮かぶ感情であるため、相手を悪く捉えがちです。自分を守ろうと防衛反応が働くためです。
③の認知を別の視点で捉えてみると、④の行動を変えるきっかけになります。たとえば、「上司は私の成長を願って指摘してくれた」と変えてみましょう。
このように考えてみると、相手を恨むのでなく、②の感情が感謝の気持ちや上司を労う気持ちに変わるかもしれません。同時に④の行動が「より成長できるようにさらに努力しよう」と変わる可能性もあります。
自分の思考を客観的に見て、偏りに気づくことで見方を変えようと思うきっかけになるでしょう。2.マインドフルネス
マインドフルネスとは、意識を現在の瞬間に集中させ、自分の内側で起きていることを観察することです。自分の思考・感情・感覚に対する気づきを深められます。
マインドフルネスのやり方はさまざまありますが、ここでは呼吸に意識を向ける方法をご紹介します。
呼吸に意識を向けると心が落ち着き、心の雑念から解放されるでしょう。1.静かな場所で楽な姿勢で座る
2.目を閉じる(もしくは半眼にする)
3.自然な呼吸のリズムに意識を集中させる
4.吸う息と吐く息に注意を向ける
※注意がそれても、呼吸に意識を戻す
これらを繰り返すことで、集中力と心の安定感が養われます。瞑想中に注意が逸れることに気づき、それを呼吸に戻す行為は、まさにメタ認知の練習そのものです。
自分の注意がどこに向かっているのかを観察し、それを自覚する能力が高まることで、自分の思考や感情を客観的に見つめ直せるようになります。
マインドフルネスについては下記の記事で詳しく解説しています。
【関連記事:マインドフルネスとは?意味やビジネスでの効果、実践方法を解説】3.ジャーナリング(紙に書き出すこと)
紙に思考を書き出すことも、メタ認知力向上に効果的です。書くことで自分の思考や感情を俯瞰して見られます。
日々の出来事や感じたこと、考えたことを紙に書き出しましょう。毎日続けるうちに、内面の変化や思考パターンを見つけやすくなります。
また何がストレスで、どのように対処すれば良いかが冷静に見られるようになります。
朝の静かな時間や寝る前のリラックスタイムなど、タイミングを決めて行いましょう。思考の整理や感情のコントロールがうまくできるようになるでしょう。【企業向け】社員のメタ認知能力を高める取り組み3選社員のメタ認知を高めるために、組織としてできるアイデアを3つ提案します。- 1on1を実施する
- アセスメントツールを使う
- 失敗事例や成功事例を共有する
それぞれ解説します。1on1を実施する
定期的に面談の場を設け、部下が業務を振り返るサポートをしましょう。たとえば以下のように日頃の仕事ぶりを振り返り、気がついたことを話してもらいます。- どのような点がうまくできているか
- 人からどのような点を注意されるか
- 自分にはどのような長所・短所があるか
- 仕事がうまくいかない原因は何か など
上司は聞き役に徹し、部下の話を引き出します。じっくり振り返らせ、部下自身に気づきを得てもらうのが大切です。
圧迫面接のようになってしまっては、部下の自由な発言を妨げてしまいます。部下の発言を否定せず、気づきに導くのが上司の役目です。
効果的な1on1とするには、聞き手としてコーチング等のスキルがあるとなお効果的でしょう。
1on1については下記の記事でも詳しく解説しています。
【関連記事:1on1ミーティングは意味ない?失敗する理由と成功させる方法】失敗事例や成功事例を共有する
失敗事例や成功事例を社員同士で互いに共有し合い、分析するのも効果的です。自分の行動を振り返り、気づきを得るきっかけになります。
たとえば以下のテーマでナレッジを共有してみてはいかがでしょうか。- 仕事での失敗
- コミュニケーションでの失敗
- 事故につながった失敗
- 新しい取り組みの成功事例
- 困難を克服し目標を達成した事例
- 顧客満足度を高めるための工夫 など
他者の経験を通じて自分の行動を見直す機会が増え、メタ認知を日常的に高められるでしょう。アセスメントツールを使う
アセスメントツールとは、客観的な基準を用いて対象を評価するツールです。価値観や志向性といった、人の内面に関する定性的な情報を可視化できます。
たとえばミイダスのコンピテンシー診断では、パーソナリティの特徴に関する以下9項目を10段階評価で評価し、傾向の強さを確認します。- ヴァイタリティ
- 人あたり
- チームワーク
- 創造的思考力
- 問題的解決力
- 状況適応力
- プレッシャーへの耐力
- オーガナイズ能力
- 統率力
診断により、判断基準の傾向や性格特性がわかります。自分には気づかない特性の発見にもつながるかもしれません。
おもに採用や人員配置を検討する場面で使われますが、育成の場面でも大いに役立つでしょう。自分の傾向がわかれば、必要に応じて改善も図りやすくなります。
アセスメントツールについては下記の記事で詳しく解説しています。
【関連記事:アセスメントツールとは?5つの導入メリットと選び方・具体例を解説】ミイダスは自社にフィットする人材を特定してアプローチできる
「アセスメントリクルーティング」採用ツールです。
まずは無料トライアルをお試しください。
アカウントを登録してフィッティング人材分析機能を利用する※アカウントの登録及びご登録後のご利用は無料です。
メタ認知を高めるデメリット|強すぎるとどうなる?メタ認知は多くの利点がある一方で、いくつかの短所も存在します。メタ認知を高めるデメリットは以下の通りです。- 考えすぎて行動に移せなくなる
- 疲れやすくなる
- コミュニケーションが不自然になる
自己分析が行き過ぎると、考えすぎて行動に移せなくなったり、自信喪失に陥ったりするリスクがあります。加えて、自分自身への評価が厳しくなりすぎ、消極的になってしまう可能性もあるでしょう。
またメタ認知は頭脳を酷使する作業なので、継続的に行うと疲労やストレスが蓄積しやすくなります。直観的な判断力や創造性が損なわれ、安全志向が強くなりすぎるという副作用もあり得るのです。
さらに、他者の言動を過度に分析してしまうと、コミュニケーションが不自然になり、冷淡な印象を与えかねません。
ただしこれらのデメリットは一時的なものであり、メタ認知そのものが有害というわけではありません。適切に活用すれば非常に有益なスキルとなるため、状況に応じて深く考えたり、果敢に行動したりと、柔軟に使い分けることが肝要です。社員のメタ認知能力を高めようビジネスにおける激しい競争環境の中で、人材に求められるのは柔軟な思考と適応力です。これらの能力の基盤となるのが、自身の思考や行動を客観的に捉え、評価する「メタ認知能力」です。
組織が社員のメタ認知能力の向上を支援することは、個人の成長と組織全体の発展につながります。以下のメタ認知に働きかける施策は、社員の自己理解を深め、問題解決能力を高めるきっかけとなるでしょう。- 1on1ミーティング
- 失敗・成功事例の共有
- アセスメントツールの活用 など
社員一人ひとりが自己改善を続け、組織の持続的な成長に寄与することで、企業は競争力を維持できます。個人と組織の両方にとってメタ認知能力の育成は「未来への投資」と言えるでしょう。バイアス診断ゲームで思考の癖に気づこうメタの視点を持つには、思い込みや思考の癖から脱することが大切です。しかし、思い込みや思考の癖に自分で気づくのは難しいもの。
そもそも思い込みに「気づいていないこと」に「気づかない」ケースも少なくありません。そこで役立つのがミイダスのバイアス診断ゲームです。バイアス診断ゲームは、認知バイアスを可視化するゲームです。
認知バイアスとは、無意識に入り込む思考の癖のこと。これまでの経験に基づく先入観や思い込みによって、合理性を欠いた(理にかなっていない)判断を下してしまう心理傾向を認知バイアスと呼びます。
自分の心理傾向を把握しましょう。重要な意思決定の場面で、考え方の癖に捉われて判断している(認知の歪み)場合にはそれに気づきやすくなります。
バイアス診断ゲームは、約30分×2回、計60分の診断で、意思決定の癖を診断します。出される問題にゲーム感覚で回答するだけで、認知バイアスの強さを測定できるのです。
バイアス診断ゲームで分析できる認知バイアスは全22項目。項目別に10段階で評価するため、傾向の強さがわかります。
部下の意思決定の癖を把握できるため、適切な部下育成にも役立てられるでしょう。
アカウント登録をすれば無料で利用可能です。企業の場合は15名まで無料で診断できるため、ぜひご活用ください。バイアス診断ゲーム研修講座バイアス診断ゲームとあわせて活用していただきたいのが「バイアス診断ゲーム研修講座」です。「バイアス診断ゲーム研修講座」は認知バイアスを学べる動画講座で、各バイアスに特化した知識を学べます。
メタ認知を働かせるには、自分の特徴を把握するだけでは不十分です。バイアスへの理解を深めると同時に、対策も理解してこそ、意思決定の場面で活かしやすくなるでしょう。
バイアス診断ゲーム研修講座では、診断結果に対応した解説動画を14講座用意しています。
たとえば以下の内容を学べます。- 現状維持バイアスとは何か
- フレーミング効果とはどのようなバイアスか
- 認知バイアスを利用したアプローチ方法など
自分の特徴が強いバイアスを中心に学ぶと、より実践的に活用できるでしょう。1講座10分〜25分と隙間時間でも取り組みやすいのも特徴的です。
ミイダス法人サービスを利用している企業様はすべて無料で受講できます。まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
変化の激しい不確実な社会で企業が存続するには、社員一人ひとりの的確な判断力が求められます。知識の量を問うのではなく、柔軟に問題に対応する力が必要とされているのです。
たとえば、コロナ禍で売上が激減した企業の中には、オンラインでのサービス提供に素早く舵を切ったところもありました。予測不可能な事態を柔軟な発想で乗り越えた一例です。
このように柔軟に対応するには、知識や経験を一段高い視座から問い直すメタ認知の視点が不可欠です。メタ認知があれば、問題解決に行き詰まったときに別の角度から考え直したり、自分に足りない知識を効率的に学習したりできます。
メタ認知を育成することで、直面する課題に適切に対処できる人材を育てられるでしょう。変化の時代を生き抜く鍵は、メタ認知にあると言っても過言ではないでしょう。
以下の記事ではVUCA時代を生き抜くための戦略について解説しています。
【関連記事:VUCAとは?求められる能力や生き抜くための組織づくりのポイントを紹介】
メタ認知能力が高い人の特徴は以下4つあります。
- 冷静に対処法を考えられる
- 柔軟なコミュニケーションが取れる
- 失敗を反省し改善できる
- 物事の本質を捉えるのが得意
それぞれ見ていきましょう。
冷静に対処法を考えられる
メタ認知能力が高い人は、予期せぬ事態が起きても冷静に対応できます。状況を多角的に分析する力があるため、感情に流されず合理的な判断をできるのです。
危機的な状況下でも適切な行動を取ることができ、問題解決に向けて着実に前進できます。
危機的な状況下でも適切な行動を取ることができ、問題解決に向けて着実に前進できます。
柔軟なコミュニケーションが取れる
メタ認知能力が高い人は、相手の立場や感情を理解しながら、柔軟なコミュニケーションを取れます。自分の言動が相手にどのように受け止められるかを考え、状況に応じて適切な言葉を選べるのです。
また意見の相違がある場合でも、双方の視点を尊重しつつ、対話を通じて合意点を見出す力を持っています。
以下の記事では、コミュニケーション能力の鍛え方について解説しています。
【関連記事:コミュニケーション能力とは?高い人の特徴・鍛え方と採用時の見極め方】
また意見の相違がある場合でも、双方の視点を尊重しつつ、対話を通じて合意点を見出す力を持っています。
以下の記事では、コミュニケーション能力の鍛え方について解説しています。
【関連記事:コミュニケーション能力とは?高い人の特徴・鍛え方と採用時の見極め方】
失敗を反省し改善できる
自身を客観的に振り返る習慣が身についているため、都度改善につなげられます。
「自分はなぜ仕事がうまくできないのか」
「どこがまずいのか」
「どのようなことができるようになればいいのか」
こういったことをごく自然に考えながら、仕事のやり方を改善している特徴があります。
「自分はなぜ仕事がうまくできないのか」
「どこがまずいのか」
「どのようなことができるようになればいいのか」
こういったことをごく自然に考えながら、仕事のやり方を改善している特徴があります。
物事の本質を捉えるのが得意
物事の本質を捉えることに長けているため、複雑な問題に直面しても、その核心を見抜くことができます。
表面的な現象に惑わされず、物事の根底にある原理や法則を理解し、的確に対処する力を持っていると言えるでしょう。この能力は、あらゆる分野で応用可能な強みであり、問題解決に大きく役立ちます。
表面的な現象に惑わされず、物事の根底にある原理や法則を理解し、的確に対処する力を持っていると言えるでしょう。この能力は、あらゆる分野で応用可能な強みであり、問題解決に大きく役立ちます。
メタ認知能力が低い人の特徴メタ認知能力が低い人の特徴は主に以下の通りです。- 感情的になり冷静に判断できない
- 他責思考に陥りがち
- 同じミスを繰り返す
それぞれ見ていきましょう。感情的になり冷静に判断できない
メタ認知能力が低い人は、感情的になりやすく、冷静な判断が難しい傾向があります。自分の思考や行動を客観的に捉えられないため、怒りや不安などに支配されてしまいがちです。
その結果、問題解決に必要な多角的な視点を持てず、適切な対処法を見出せないことがあります。感情をコントロールし、冷静に判断する力を養うことが重要です。他責思考に陥りがち
メタ認知能力が低い人は、問題が発生した際に他者や環境のせいにしてしまう傾向があります。
「周りが悪い」「状況が悪かった」と考え、自分の役割を軽視しがちです。この他責思考は、個人の成長を阻害し、問題解決を難しくします。
自分の考えや行動を内省し、責任を果たす姿勢が大切です。
下記の記事ではポジティブ心理学と呼ばれる「アドラー心理学」について解説しています。
【関連記事:アドラー心理学をわかりやすく解説|5つの理論と活かし方とは】同じミスを繰り返す
メタ認知能力が低いと、同じミスを繰り返してしまいます。失敗から学ぶ機会を逃し、改善策を見出せないためです。
何度注意しても改善しない場合には、上司や同僚がメタ認知を促すような働きかけを行い、当人がミスの原因に気づけるようサポートすることが重要です。
自分の行動を冷静に評価し、適切な策を選択できれば、ミスを減らし、成長につなげられるでしょう。【個人向け】メタ認知能力を鍛える3つのトレーニング法メタ認知能力を磨いていくために何より重要なのは、自分の思考の癖に気づき、理解することです。
そこでここでは、自身の思考傾向に気づき改善する方法を3つご紹介します。・セルフモニタリング
・マインドフルネス瞑想
・ジャーナリング(紙に書き出すこと)
それぞれ解説します。1.セルフモニタリング
セルフモニタリングとは、自分で自分の思考を丁寧に観察することです。自分の考えや行動に偏りがないか、客観的に分析します。
セルフモニタリングの手順は以下の通りです。
【手順1】自分の思考や行動を以下4つに分けて考える
①出来事(起こったこと)
②感情(感じたこと)
③認知(頭にパッと浮かんだ考え)
④行動(起こした行動)
【手順2】思考に偏りがないかを客観的に見る
頭に浮かべるだけでなく、紙に書き起こすと観察しやすくなります。以下のように書き出してみましょう。①出来事
上司から厳しい指摘を受けた。
②感情
悲しい
③認知
「自分はダメな人間だ」「上司は理不尽だ」と考えた。
④行動
その後の仕事で消極的になり、ミスが増えた。
③の認知はとっさに浮かぶ感情であるため、相手を悪く捉えがちです。自分を守ろうと防衛反応が働くためです。
③の認知を別の視点で捉えてみると、④の行動を変えるきっかけになります。たとえば、「上司は私の成長を願って指摘してくれた」と変えてみましょう。
このように考えてみると、相手を恨むのでなく、②の感情が感謝の気持ちや上司を労う気持ちに変わるかもしれません。同時に④の行動が「より成長できるようにさらに努力しよう」と変わる可能性もあります。
自分の思考を客観的に見て、偏りに気づくことで見方を変えようと思うきっかけになるでしょう。2.マインドフルネス
マインドフルネスとは、意識を現在の瞬間に集中させ、自分の内側で起きていることを観察することです。自分の思考・感情・感覚に対する気づきを深められます。
マインドフルネスのやり方はさまざまありますが、ここでは呼吸に意識を向ける方法をご紹介します。
呼吸に意識を向けると心が落ち着き、心の雑念から解放されるでしょう。1.静かな場所で楽な姿勢で座る
2.目を閉じる(もしくは半眼にする)
3.自然な呼吸のリズムに意識を集中させる
4.吸う息と吐く息に注意を向ける
※注意がそれても、呼吸に意識を戻す
これらを繰り返すことで、集中力と心の安定感が養われます。瞑想中に注意が逸れることに気づき、それを呼吸に戻す行為は、まさにメタ認知の練習そのものです。
自分の注意がどこに向かっているのかを観察し、それを自覚する能力が高まることで、自分の思考や感情を客観的に見つめ直せるようになります。
マインドフルネスについては下記の記事で詳しく解説しています。
【関連記事:マインドフルネスとは?意味やビジネスでの効果、実践方法を解説】3.ジャーナリング(紙に書き出すこと)
紙に思考を書き出すことも、メタ認知力向上に効果的です。書くことで自分の思考や感情を俯瞰して見られます。
日々の出来事や感じたこと、考えたことを紙に書き出しましょう。毎日続けるうちに、内面の変化や思考パターンを見つけやすくなります。
また何がストレスで、どのように対処すれば良いかが冷静に見られるようになります。
朝の静かな時間や寝る前のリラックスタイムなど、タイミングを決めて行いましょう。思考の整理や感情のコントロールがうまくできるようになるでしょう。【企業向け】社員のメタ認知能力を高める取り組み3選社員のメタ認知を高めるために、組織としてできるアイデアを3つ提案します。- 1on1を実施する
- アセスメントツールを使う
- 失敗事例や成功事例を共有する
それぞれ解説します。1on1を実施する
定期的に面談の場を設け、部下が業務を振り返るサポートをしましょう。たとえば以下のように日頃の仕事ぶりを振り返り、気がついたことを話してもらいます。- どのような点がうまくできているか
- 人からどのような点を注意されるか
- 自分にはどのような長所・短所があるか
- 仕事がうまくいかない原因は何か など
上司は聞き役に徹し、部下の話を引き出します。じっくり振り返らせ、部下自身に気づきを得てもらうのが大切です。
圧迫面接のようになってしまっては、部下の自由な発言を妨げてしまいます。部下の発言を否定せず、気づきに導くのが上司の役目です。
効果的な1on1とするには、聞き手としてコーチング等のスキルがあるとなお効果的でしょう。
1on1については下記の記事でも詳しく解説しています。
【関連記事:1on1ミーティングは意味ない?失敗する理由と成功させる方法】失敗事例や成功事例を共有する
失敗事例や成功事例を社員同士で互いに共有し合い、分析するのも効果的です。自分の行動を振り返り、気づきを得るきっかけになります。
たとえば以下のテーマでナレッジを共有してみてはいかがでしょうか。- 仕事での失敗
- コミュニケーションでの失敗
- 事故につながった失敗
- 新しい取り組みの成功事例
- 困難を克服し目標を達成した事例
- 顧客満足度を高めるための工夫 など
他者の経験を通じて自分の行動を見直す機会が増え、メタ認知を日常的に高められるでしょう。アセスメントツールを使う
アセスメントツールとは、客観的な基準を用いて対象を評価するツールです。価値観や志向性といった、人の内面に関する定性的な情報を可視化できます。
たとえばミイダスのコンピテンシー診断では、パーソナリティの特徴に関する以下9項目を10段階評価で評価し、傾向の強さを確認します。- ヴァイタリティ
- 人あたり
- チームワーク
- 創造的思考力
- 問題的解決力
- 状況適応力
- プレッシャーへの耐力
- オーガナイズ能力
- 統率力
診断により、判断基準の傾向や性格特性がわかります。自分には気づかない特性の発見にもつながるかもしれません。
おもに採用や人員配置を検討する場面で使われますが、育成の場面でも大いに役立つでしょう。自分の傾向がわかれば、必要に応じて改善も図りやすくなります。
アセスメントツールについては下記の記事で詳しく解説しています。
【関連記事:アセスメントツールとは?5つの導入メリットと選び方・具体例を解説】ミイダスは自社にフィットする人材を特定してアプローチできる
「アセスメントリクルーティング」採用ツールです。
まずは無料トライアルをお試しください。
アカウントを登録してフィッティング人材分析機能を利用する※アカウントの登録及びご登録後のご利用は無料です。
メタ認知を高めるデメリット|強すぎるとどうなる?メタ認知は多くの利点がある一方で、いくつかの短所も存在します。メタ認知を高めるデメリットは以下の通りです。- 考えすぎて行動に移せなくなる
- 疲れやすくなる
- コミュニケーションが不自然になる
自己分析が行き過ぎると、考えすぎて行動に移せなくなったり、自信喪失に陥ったりするリスクがあります。加えて、自分自身への評価が厳しくなりすぎ、消極的になってしまう可能性もあるでしょう。
またメタ認知は頭脳を酷使する作業なので、継続的に行うと疲労やストレスが蓄積しやすくなります。直観的な判断力や創造性が損なわれ、安全志向が強くなりすぎるという副作用もあり得るのです。
さらに、他者の言動を過度に分析してしまうと、コミュニケーションが不自然になり、冷淡な印象を与えかねません。
ただしこれらのデメリットは一時的なものであり、メタ認知そのものが有害というわけではありません。適切に活用すれば非常に有益なスキルとなるため、状況に応じて深く考えたり、果敢に行動したりと、柔軟に使い分けることが肝要です。社員のメタ認知能力を高めようビジネスにおける激しい競争環境の中で、人材に求められるのは柔軟な思考と適応力です。これらの能力の基盤となるのが、自身の思考や行動を客観的に捉え、評価する「メタ認知能力」です。
組織が社員のメタ認知能力の向上を支援することは、個人の成長と組織全体の発展につながります。以下のメタ認知に働きかける施策は、社員の自己理解を深め、問題解決能力を高めるきっかけとなるでしょう。- 1on1ミーティング
- 失敗・成功事例の共有
- アセスメントツールの活用 など
社員一人ひとりが自己改善を続け、組織の持続的な成長に寄与することで、企業は競争力を維持できます。個人と組織の両方にとってメタ認知能力の育成は「未来への投資」と言えるでしょう。バイアス診断ゲームで思考の癖に気づこうメタの視点を持つには、思い込みや思考の癖から脱することが大切です。しかし、思い込みや思考の癖に自分で気づくのは難しいもの。
そもそも思い込みに「気づいていないこと」に「気づかない」ケースも少なくありません。そこで役立つのがミイダスのバイアス診断ゲームです。バイアス診断ゲームは、認知バイアスを可視化するゲームです。
認知バイアスとは、無意識に入り込む思考の癖のこと。これまでの経験に基づく先入観や思い込みによって、合理性を欠いた(理にかなっていない)判断を下してしまう心理傾向を認知バイアスと呼びます。
自分の心理傾向を把握しましょう。重要な意思決定の場面で、考え方の癖に捉われて判断している(認知の歪み)場合にはそれに気づきやすくなります。
バイアス診断ゲームは、約30分×2回、計60分の診断で、意思決定の癖を診断します。出される問題にゲーム感覚で回答するだけで、認知バイアスの強さを測定できるのです。
バイアス診断ゲームで分析できる認知バイアスは全22項目。項目別に10段階で評価するため、傾向の強さがわかります。
部下の意思決定の癖を把握できるため、適切な部下育成にも役立てられるでしょう。
アカウント登録をすれば無料で利用可能です。企業の場合は15名まで無料で診断できるため、ぜひご活用ください。バイアス診断ゲーム研修講座バイアス診断ゲームとあわせて活用していただきたいのが「バイアス診断ゲーム研修講座」です。「バイアス診断ゲーム研修講座」は認知バイアスを学べる動画講座で、各バイアスに特化した知識を学べます。
メタ認知を働かせるには、自分の特徴を把握するだけでは不十分です。バイアスへの理解を深めると同時に、対策も理解してこそ、意思決定の場面で活かしやすくなるでしょう。
バイアス診断ゲーム研修講座では、診断結果に対応した解説動画を14講座用意しています。
たとえば以下の内容を学べます。- 現状維持バイアスとは何か
- フレーミング効果とはどのようなバイアスか
- 認知バイアスを利用したアプローチ方法など
自分の特徴が強いバイアスを中心に学ぶと、より実践的に活用できるでしょう。1講座10分〜25分と隙間時間でも取り組みやすいのも特徴的です。
ミイダス法人サービスを利用している企業様はすべて無料で受講できます。まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
その結果、問題解決に必要な多角的な視点を持てず、適切な対処法を見出せないことがあります。感情をコントロールし、冷静に判断する力を養うことが重要です。
「周りが悪い」「状況が悪かった」と考え、自分の役割を軽視しがちです。この他責思考は、個人の成長を阻害し、問題解決を難しくします。
自分の考えや行動を内省し、責任を果たす姿勢が大切です。
下記の記事ではポジティブ心理学と呼ばれる「アドラー心理学」について解説しています。
【関連記事:アドラー心理学をわかりやすく解説|5つの理論と活かし方とは】
何度注意しても改善しない場合には、上司や同僚がメタ認知を促すような働きかけを行い、当人がミスの原因に気づけるようサポートすることが重要です。
自分の行動を冷静に評価し、適切な策を選択できれば、ミスを減らし、成長につなげられるでしょう。
メタ認知能力を磨いていくために何より重要なのは、自分の思考の癖に気づき、理解することです。
そこでここでは、自身の思考傾向に気づき改善する方法を3つご紹介します。
そこでここでは、自身の思考傾向に気づき改善する方法を3つご紹介します。
・セルフモニタリング ・マインドフルネス瞑想 ・ジャーナリング(紙に書き出すこと) |
それぞれ解説します。
1.セルフモニタリング
セルフモニタリングとは、自分で自分の思考を丁寧に観察することです。自分の考えや行動に偏りがないか、客観的に分析します。
セルフモニタリングの手順は以下の通りです。
【手順1】自分の思考や行動を以下4つに分けて考える
①出来事(起こったこと)
②感情(感じたこと)
③認知(頭にパッと浮かんだ考え)
④行動(起こした行動)
【手順2】思考に偏りがないかを客観的に見る
頭に浮かべるだけでなく、紙に書き起こすと観察しやすくなります。以下のように書き出してみましょう。
セルフモニタリングの手順は以下の通りです。
【手順1】自分の思考や行動を以下4つに分けて考える
①出来事(起こったこと)
②感情(感じたこと)
③認知(頭にパッと浮かんだ考え)
④行動(起こした行動)
【手順2】思考に偏りがないかを客観的に見る
頭に浮かべるだけでなく、紙に書き起こすと観察しやすくなります。以下のように書き出してみましょう。
①出来事 上司から厳しい指摘を受けた。 ②感情 悲しい ③認知 「自分はダメな人間だ」「上司は理不尽だ」と考えた。 ④行動 その後の仕事で消極的になり、ミスが増えた。 |
③の認知はとっさに浮かぶ感情であるため、相手を悪く捉えがちです。自分を守ろうと防衛反応が働くためです。
③の認知を別の視点で捉えてみると、④の行動を変えるきっかけになります。たとえば、「上司は私の成長を願って指摘してくれた」と変えてみましょう。
このように考えてみると、相手を恨むのでなく、②の感情が感謝の気持ちや上司を労う気持ちに変わるかもしれません。同時に④の行動が「より成長できるようにさらに努力しよう」と変わる可能性もあります。
自分の思考を客観的に見て、偏りに気づくことで見方を変えようと思うきっかけになるでしょう。
③の認知を別の視点で捉えてみると、④の行動を変えるきっかけになります。たとえば、「上司は私の成長を願って指摘してくれた」と変えてみましょう。
このように考えてみると、相手を恨むのでなく、②の感情が感謝の気持ちや上司を労う気持ちに変わるかもしれません。同時に④の行動が「より成長できるようにさらに努力しよう」と変わる可能性もあります。
自分の思考を客観的に見て、偏りに気づくことで見方を変えようと思うきっかけになるでしょう。
2.マインドフルネス
マインドフルネスとは、意識を現在の瞬間に集中させ、自分の内側で起きていることを観察することです。自分の思考・感情・感覚に対する気づきを深められます。
マインドフルネスのやり方はさまざまありますが、ここでは呼吸に意識を向ける方法をご紹介します。
呼吸に意識を向けると心が落ち着き、心の雑念から解放されるでしょう。
マインドフルネスのやり方はさまざまありますが、ここでは呼吸に意識を向ける方法をご紹介します。
呼吸に意識を向けると心が落ち着き、心の雑念から解放されるでしょう。
1.静かな場所で楽な姿勢で座る 2.目を閉じる(もしくは半眼にする) 3.自然な呼吸のリズムに意識を集中させる 4.吸う息と吐く息に注意を向ける ※注意がそれても、呼吸に意識を戻す |
これらを繰り返すことで、集中力と心の安定感が養われます。瞑想中に注意が逸れることに気づき、それを呼吸に戻す行為は、まさにメタ認知の練習そのものです。
自分の注意がどこに向かっているのかを観察し、それを自覚する能力が高まることで、自分の思考や感情を客観的に見つめ直せるようになります。
マインドフルネスについては下記の記事で詳しく解説しています。
【関連記事:マインドフルネスとは?意味やビジネスでの効果、実践方法を解説】
自分の注意がどこに向かっているのかを観察し、それを自覚する能力が高まることで、自分の思考や感情を客観的に見つめ直せるようになります。
マインドフルネスについては下記の記事で詳しく解説しています。
【関連記事:マインドフルネスとは?意味やビジネスでの効果、実践方法を解説】
3.ジャーナリング(紙に書き出すこと)
紙に思考を書き出すことも、メタ認知力向上に効果的です。書くことで自分の思考や感情を俯瞰して見られます。
日々の出来事や感じたこと、考えたことを紙に書き出しましょう。毎日続けるうちに、内面の変化や思考パターンを見つけやすくなります。
また何がストレスで、どのように対処すれば良いかが冷静に見られるようになります。
朝の静かな時間や寝る前のリラックスタイムなど、タイミングを決めて行いましょう。思考の整理や感情のコントロールがうまくできるようになるでしょう。
日々の出来事や感じたこと、考えたことを紙に書き出しましょう。毎日続けるうちに、内面の変化や思考パターンを見つけやすくなります。
また何がストレスで、どのように対処すれば良いかが冷静に見られるようになります。
朝の静かな時間や寝る前のリラックスタイムなど、タイミングを決めて行いましょう。思考の整理や感情のコントロールがうまくできるようになるでしょう。
【企業向け】社員のメタ認知能力を高める取り組み3選社員のメタ認知を高めるために、組織としてできるアイデアを3つ提案します。- 1on1を実施する
- アセスメントツールを使う
- 失敗事例や成功事例を共有する
それぞれ解説します。1on1を実施する
定期的に面談の場を設け、部下が業務を振り返るサポートをしましょう。たとえば以下のように日頃の仕事ぶりを振り返り、気がついたことを話してもらいます。- どのような点がうまくできているか
- 人からどのような点を注意されるか
- 自分にはどのような長所・短所があるか
- 仕事がうまくいかない原因は何か など
上司は聞き役に徹し、部下の話を引き出します。じっくり振り返らせ、部下自身に気づきを得てもらうのが大切です。
圧迫面接のようになってしまっては、部下の自由な発言を妨げてしまいます。部下の発言を否定せず、気づきに導くのが上司の役目です。
効果的な1on1とするには、聞き手としてコーチング等のスキルがあるとなお効果的でしょう。
1on1については下記の記事でも詳しく解説しています。
【関連記事:1on1ミーティングは意味ない?失敗する理由と成功させる方法】失敗事例や成功事例を共有する
失敗事例や成功事例を社員同士で互いに共有し合い、分析するのも効果的です。自分の行動を振り返り、気づきを得るきっかけになります。
たとえば以下のテーマでナレッジを共有してみてはいかがでしょうか。- 仕事での失敗
- コミュニケーションでの失敗
- 事故につながった失敗
- 新しい取り組みの成功事例
- 困難を克服し目標を達成した事例
- 顧客満足度を高めるための工夫 など
他者の経験を通じて自分の行動を見直す機会が増え、メタ認知を日常的に高められるでしょう。アセスメントツールを使う
アセスメントツールとは、客観的な基準を用いて対象を評価するツールです。価値観や志向性といった、人の内面に関する定性的な情報を可視化できます。
たとえばミイダスのコンピテンシー診断では、パーソナリティの特徴に関する以下9項目を10段階評価で評価し、傾向の強さを確認します。- ヴァイタリティ
- 人あたり
- チームワーク
- 創造的思考力
- 問題的解決力
- 状況適応力
- プレッシャーへの耐力
- オーガナイズ能力
- 統率力
診断により、判断基準の傾向や性格特性がわかります。自分には気づかない特性の発見にもつながるかもしれません。
おもに採用や人員配置を検討する場面で使われますが、育成の場面でも大いに役立つでしょう。自分の傾向がわかれば、必要に応じて改善も図りやすくなります。
アセスメントツールについては下記の記事で詳しく解説しています。
【関連記事:アセスメントツールとは?5つの導入メリットと選び方・具体例を解説】ミイダスは自社にフィットする人材を特定してアプローチできる
「アセスメントリクルーティング」採用ツールです。
まずは無料トライアルをお試しください。
アカウントを登録してフィッティング人材分析機能を利用する※アカウントの登録及びご登録後のご利用は無料です。
メタ認知を高めるデメリット|強すぎるとどうなる?メタ認知は多くの利点がある一方で、いくつかの短所も存在します。メタ認知を高めるデメリットは以下の通りです。- 考えすぎて行動に移せなくなる
- 疲れやすくなる
- コミュニケーションが不自然になる
自己分析が行き過ぎると、考えすぎて行動に移せなくなったり、自信喪失に陥ったりするリスクがあります。加えて、自分自身への評価が厳しくなりすぎ、消極的になってしまう可能性もあるでしょう。
またメタ認知は頭脳を酷使する作業なので、継続的に行うと疲労やストレスが蓄積しやすくなります。直観的な判断力や創造性が損なわれ、安全志向が強くなりすぎるという副作用もあり得るのです。
さらに、他者の言動を過度に分析してしまうと、コミュニケーションが不自然になり、冷淡な印象を与えかねません。
ただしこれらのデメリットは一時的なものであり、メタ認知そのものが有害というわけではありません。適切に活用すれば非常に有益なスキルとなるため、状況に応じて深く考えたり、果敢に行動したりと、柔軟に使い分けることが肝要です。社員のメタ認知能力を高めようビジネスにおける激しい競争環境の中で、人材に求められるのは柔軟な思考と適応力です。これらの能力の基盤となるのが、自身の思考や行動を客観的に捉え、評価する「メタ認知能力」です。
組織が社員のメタ認知能力の向上を支援することは、個人の成長と組織全体の発展につながります。以下のメタ認知に働きかける施策は、社員の自己理解を深め、問題解決能力を高めるきっかけとなるでしょう。- 1on1ミーティング
- 失敗・成功事例の共有
- アセスメントツールの活用 など
社員一人ひとりが自己改善を続け、組織の持続的な成長に寄与することで、企業は競争力を維持できます。個人と組織の両方にとってメタ認知能力の育成は「未来への投資」と言えるでしょう。バイアス診断ゲームで思考の癖に気づこうメタの視点を持つには、思い込みや思考の癖から脱することが大切です。しかし、思い込みや思考の癖に自分で気づくのは難しいもの。
そもそも思い込みに「気づいていないこと」に「気づかない」ケースも少なくありません。そこで役立つのがミイダスのバイアス診断ゲームです。バイアス診断ゲームは、認知バイアスを可視化するゲームです。
認知バイアスとは、無意識に入り込む思考の癖のこと。これまでの経験に基づく先入観や思い込みによって、合理性を欠いた(理にかなっていない)判断を下してしまう心理傾向を認知バイアスと呼びます。
自分の心理傾向を把握しましょう。重要な意思決定の場面で、考え方の癖に捉われて判断している(認知の歪み)場合にはそれに気づきやすくなります。
バイアス診断ゲームは、約30分×2回、計60分の診断で、意思決定の癖を診断します。出される問題にゲーム感覚で回答するだけで、認知バイアスの強さを測定できるのです。
バイアス診断ゲームで分析できる認知バイアスは全22項目。項目別に10段階で評価するため、傾向の強さがわかります。
部下の意思決定の癖を把握できるため、適切な部下育成にも役立てられるでしょう。
アカウント登録をすれば無料で利用可能です。企業の場合は15名まで無料で診断できるため、ぜひご活用ください。バイアス診断ゲーム研修講座バイアス診断ゲームとあわせて活用していただきたいのが「バイアス診断ゲーム研修講座」です。「バイアス診断ゲーム研修講座」は認知バイアスを学べる動画講座で、各バイアスに特化した知識を学べます。
メタ認知を働かせるには、自分の特徴を把握するだけでは不十分です。バイアスへの理解を深めると同時に、対策も理解してこそ、意思決定の場面で活かしやすくなるでしょう。
バイアス診断ゲーム研修講座では、診断結果に対応した解説動画を14講座用意しています。
たとえば以下の内容を学べます。- 現状維持バイアスとは何か
- フレーミング効果とはどのようなバイアスか
- 認知バイアスを利用したアプローチ方法など
自分の特徴が強いバイアスを中心に学ぶと、より実践的に活用できるでしょう。1講座10分〜25分と隙間時間でも取り組みやすいのも特徴的です。
ミイダス法人サービスを利用している企業様はすべて無料で受講できます。まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
圧迫面接のようになってしまっては、部下の自由な発言を妨げてしまいます。部下の発言を否定せず、気づきに導くのが上司の役目です。
効果的な1on1とするには、聞き手としてコーチング等のスキルがあるとなお効果的でしょう。
1on1については下記の記事でも詳しく解説しています。
【関連記事:1on1ミーティングは意味ない?失敗する理由と成功させる方法】
たとえば以下のテーマでナレッジを共有してみてはいかがでしょうか。
たとえばミイダスのコンピテンシー診断では、パーソナリティの特徴に関する以下9項目を10段階評価で評価し、傾向の強さを確認します。
おもに採用や人員配置を検討する場面で使われますが、育成の場面でも大いに役立つでしょう。自分の傾向がわかれば、必要に応じて改善も図りやすくなります。
アセスメントツールについては下記の記事で詳しく解説しています。
【関連記事:アセスメントツールとは?5つの導入メリットと選び方・具体例を解説】
ミイダスは自社にフィットする人材を特定してアプローチできる
「アセスメントリクルーティング」採用ツールです。
まずは無料トライアルをお試しください。
アカウントを登録してフィッティング人材分析機能を利用する※アカウントの登録及びご登録後のご利用は無料です。
メタ認知は多くの利点がある一方で、いくつかの短所も存在します。メタ認知を高めるデメリットは以下の通りです。
- 考えすぎて行動に移せなくなる
- 疲れやすくなる
- コミュニケーションが不自然になる
自己分析が行き過ぎると、考えすぎて行動に移せなくなったり、自信喪失に陥ったりするリスクがあります。加えて、自分自身への評価が厳しくなりすぎ、消極的になってしまう可能性もあるでしょう。
またメタ認知は頭脳を酷使する作業なので、継続的に行うと疲労やストレスが蓄積しやすくなります。直観的な判断力や創造性が損なわれ、安全志向が強くなりすぎるという副作用もあり得るのです。
さらに、他者の言動を過度に分析してしまうと、コミュニケーションが不自然になり、冷淡な印象を与えかねません。
ただしこれらのデメリットは一時的なものであり、メタ認知そのものが有害というわけではありません。適切に活用すれば非常に有益なスキルとなるため、状況に応じて深く考えたり、果敢に行動したりと、柔軟に使い分けることが肝要です。
またメタ認知は頭脳を酷使する作業なので、継続的に行うと疲労やストレスが蓄積しやすくなります。直観的な判断力や創造性が損なわれ、安全志向が強くなりすぎるという副作用もあり得るのです。
さらに、他者の言動を過度に分析してしまうと、コミュニケーションが不自然になり、冷淡な印象を与えかねません。
ただしこれらのデメリットは一時的なものであり、メタ認知そのものが有害というわけではありません。適切に活用すれば非常に有益なスキルとなるため、状況に応じて深く考えたり、果敢に行動したりと、柔軟に使い分けることが肝要です。
社員のメタ認知能力を高めようビジネスにおける激しい競争環境の中で、人材に求められるのは柔軟な思考と適応力です。これらの能力の基盤となるのが、自身の思考や行動を客観的に捉え、評価する「メタ認知能力」です。
組織が社員のメタ認知能力の向上を支援することは、個人の成長と組織全体の発展につながります。以下のメタ認知に働きかける施策は、社員の自己理解を深め、問題解決能力を高めるきっかけとなるでしょう。- 1on1ミーティング
- 失敗・成功事例の共有
- アセスメントツールの活用 など
社員一人ひとりが自己改善を続け、組織の持続的な成長に寄与することで、企業は競争力を維持できます。個人と組織の両方にとってメタ認知能力の育成は「未来への投資」と言えるでしょう。バイアス診断ゲームで思考の癖に気づこうメタの視点を持つには、思い込みや思考の癖から脱することが大切です。しかし、思い込みや思考の癖に自分で気づくのは難しいもの。
そもそも思い込みに「気づいていないこと」に「気づかない」ケースも少なくありません。そこで役立つのがミイダスのバイアス診断ゲームです。バイアス診断ゲームは、認知バイアスを可視化するゲームです。
認知バイアスとは、無意識に入り込む思考の癖のこと。これまでの経験に基づく先入観や思い込みによって、合理性を欠いた(理にかなっていない)判断を下してしまう心理傾向を認知バイアスと呼びます。
自分の心理傾向を把握しましょう。重要な意思決定の場面で、考え方の癖に捉われて判断している(認知の歪み)場合にはそれに気づきやすくなります。
バイアス診断ゲームは、約30分×2回、計60分の診断で、意思決定の癖を診断します。出される問題にゲーム感覚で回答するだけで、認知バイアスの強さを測定できるのです。
バイアス診断ゲームで分析できる認知バイアスは全22項目。項目別に10段階で評価するため、傾向の強さがわかります。
部下の意思決定の癖を把握できるため、適切な部下育成にも役立てられるでしょう。
アカウント登録をすれば無料で利用可能です。企業の場合は15名まで無料で診断できるため、ぜひご活用ください。バイアス診断ゲーム研修講座バイアス診断ゲームとあわせて活用していただきたいのが「バイアス診断ゲーム研修講座」です。「バイアス診断ゲーム研修講座」は認知バイアスを学べる動画講座で、各バイアスに特化した知識を学べます。
メタ認知を働かせるには、自分の特徴を把握するだけでは不十分です。バイアスへの理解を深めると同時に、対策も理解してこそ、意思決定の場面で活かしやすくなるでしょう。
バイアス診断ゲーム研修講座では、診断結果に対応した解説動画を14講座用意しています。
たとえば以下の内容を学べます。- 現状維持バイアスとは何か
- フレーミング効果とはどのようなバイアスか
- 認知バイアスを利用したアプローチ方法など
自分の特徴が強いバイアスを中心に学ぶと、より実践的に活用できるでしょう。1講座10分〜25分と隙間時間でも取り組みやすいのも特徴的です。
ミイダス法人サービスを利用している企業様はすべて無料で受講できます。まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
組織が社員のメタ認知能力の向上を支援することは、個人の成長と組織全体の発展につながります。以下のメタ認知に働きかける施策は、社員の自己理解を深め、問題解決能力を高めるきっかけとなるでしょう。
メタの視点を持つには、思い込みや思考の癖から脱することが大切です。しかし、思い込みや思考の癖に自分で気づくのは難しいもの。
そもそも思い込みに「気づいていないこと」に「気づかない」ケースも少なくありません。そこで役立つのがミイダスのバイアス診断ゲームです。バイアス診断ゲームは、認知バイアスを可視化するゲームです。
認知バイアスとは、無意識に入り込む思考の癖のこと。これまでの経験に基づく先入観や思い込みによって、合理性を欠いた(理にかなっていない)判断を下してしまう心理傾向を認知バイアスと呼びます。
自分の心理傾向を把握しましょう。重要な意思決定の場面で、考え方の癖に捉われて判断している(認知の歪み)場合にはそれに気づきやすくなります。
バイアス診断ゲームは、約30分×2回、計60分の診断で、意思決定の癖を診断します。出される問題にゲーム感覚で回答するだけで、認知バイアスの強さを測定できるのです。
バイアス診断ゲームで分析できる認知バイアスは全22項目。項目別に10段階で評価するため、傾向の強さがわかります。
部下の意思決定の癖を把握できるため、適切な部下育成にも役立てられるでしょう。
アカウント登録をすれば無料で利用可能です。企業の場合は15名まで無料で診断できるため、ぜひご活用ください。
そもそも思い込みに「気づいていないこと」に「気づかない」ケースも少なくありません。そこで役立つのがミイダスのバイアス診断ゲームです。バイアス診断ゲームは、認知バイアスを可視化するゲームです。
認知バイアスとは、無意識に入り込む思考の癖のこと。これまでの経験に基づく先入観や思い込みによって、合理性を欠いた(理にかなっていない)判断を下してしまう心理傾向を認知バイアスと呼びます。
自分の心理傾向を把握しましょう。重要な意思決定の場面で、考え方の癖に捉われて判断している(認知の歪み)場合にはそれに気づきやすくなります。
バイアス診断ゲームは、約30分×2回、計60分の診断で、意思決定の癖を診断します。出される問題にゲーム感覚で回答するだけで、認知バイアスの強さを測定できるのです。
バイアス診断ゲームで分析できる認知バイアスは全22項目。項目別に10段階で評価するため、傾向の強さがわかります。
部下の意思決定の癖を把握できるため、適切な部下育成にも役立てられるでしょう。
アカウント登録をすれば無料で利用可能です。企業の場合は15名まで無料で診断できるため、ぜひご活用ください。
バイアス診断ゲーム研修講座バイアス診断ゲームとあわせて活用していただきたいのが「バイアス診断ゲーム研修講座」です。「バイアス診断ゲーム研修講座」は認知バイアスを学べる動画講座で、各バイアスに特化した知識を学べます。
メタ認知を働かせるには、自分の特徴を把握するだけでは不十分です。バイアスへの理解を深めると同時に、対策も理解してこそ、意思決定の場面で活かしやすくなるでしょう。
バイアス診断ゲーム研修講座では、診断結果に対応した解説動画を14講座用意しています。
たとえば以下の内容を学べます。- 現状維持バイアスとは何か
- フレーミング効果とはどのようなバイアスか
- 認知バイアスを利用したアプローチ方法など
自分の特徴が強いバイアスを中心に学ぶと、より実践的に活用できるでしょう。1講座10分〜25分と隙間時間でも取り組みやすいのも特徴的です。
ミイダス法人サービスを利用している企業様はすべて無料で受講できます。まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
メタ認知を働かせるには、自分の特徴を把握するだけでは不十分です。バイアスへの理解を深めると同時に、対策も理解してこそ、意思決定の場面で活かしやすくなるでしょう。
バイアス診断ゲーム研修講座では、診断結果に対応した解説動画を14講座用意しています。
たとえば以下の内容を学べます。
ミイダス法人サービスを利用している企業様はすべて無料で受講できます。まずはお気軽にお問い合わせください。