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採用

スカウト代行サービスとは?依頼可能な業務や費用、選び方を解説

近年の採用市場では、人材に対して企業から能動的にアプローチするダイレクトリクルーティングなどの採用手法が注目を集めています。

しかし、採用活動のノウハウがない企業では、ダイレクトリクルーティングなどの活用が難しいケースもあるでしょう。そこで利用したいのが、スカウト代行サービスです。

本記事では、スカウト代行サービスの種類や、利用するうえでのメリット・デメリットを解説します。

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スカウト代行サービスとは?

スカウト代行サービスとは、ダイレクトリクルーティングなどのスカウト業務を、企業に代わって実施するサービスをいいます。採用のプロフェッショナルが、自社の求める人物像をヒアリングし、それに合った人材にアプローチしてくれるため、採用活動の効率を高められます。

サービスによって差はありますが、人材の選定やスカウトメールの作成、連絡があった対象者への返信、面談日程の調整など、スカウトに関連するほとんどの業務を任せられます。

自社のリソースを割かずにスカウト採用を進められるので、「人手がいなくて採用活動も進められない……」とお困りの企業にもおすすめです。

スカウト代行サービスの種類

スカウト代行サービスは「どのような層をターゲットとするか?」と「どこまでサポートしてくれるか?」の2つの軸で種類を分けられます。

まずターゲットによる分類ですが、以下に示すとおり、採用区分や職種の違いによって分類するのが一般的です。

<ターゲットによる分類>
分類観点ポジション
採用区分新卒・中途
職種ITエンジニア・営業・デザイナーなど
ポジションメンバー・マネージャー・役員など
一方で、サポート範囲の違いに焦点を当てると、「スカウト代行に特化しているか」や「採用業務全般を任せられるか」などの観点で分けることもできます。

ここでは、後者の「サポート範囲の違い」での分類を、詳細に掘り下げていきます。

<サポート範囲の違いによるスカウト代行サービスの分類>
  • スカウト代行特化型サービス
  • 採用全般アウトソーシング型サービス
  • 人材アサイン型サービス

スカウト代行特化型サービス

スカウト代行特化型サービスは、文字どおりスカウト業務の代行に主軸が置かれたタイプです。

ほかのタイプ以上にスカウトに関する知見が豊富な傾向にあり、スカウト採用で着実に成果を出したい場合には、優先的に選びたいサービスだといえます。また、任せられる業務が限定されている関係上、料金が比較的安価である点も強みです。

しかし、最適な採用手法の検討や採用ブランディングなど、スカウト業務以外の範囲はサポートしてくれない点はネックです。

採用業務全般でサポートを受けたいのであれば、以降で紹介するタイプを利用するのがよいでしょう。

採用全般アウトソーシング型サービス

採用全般アウトソーシング型サービスでは、採用全般の業務を代行する一環として、スカウト業務のサポートも受けられます。

採用活動に関する多種多様な業務を代行・支援してくれる点が特徴で、自社の負担を大きく削減できる可能性があります。総合的なサポートを求めている、またスカウト代行以外の手法も並行して試したいなどの希望があるなら、採用全般アウトソーシング型サービスの利用がおすすめです。

一方で、特化型のサービスと比べると、スカウト代行としての知識の豊富さや実績などが十分ではない場合もあります。また、任せられる業務範囲の広さゆえに、料金が高い傾向にある点もデメリットといわざるを得ません。

人材アサイン型サービス

採用活動に精通した人材がアサインされ、自社内に常駐し業務を遂行してくれるタイプが、人材アサイン型サービスです。担当者と迅速かつ密にコミュニケーションを取れるため、ほかのタイプと比べて認識の齟齬が生じにくい傾向にあります。

また、担当者とのやりとりを通じて自社内にノウハウを蓄積できる点もメリットです。将来的に自社だけでスカウト採用を行ないたいのであれば、人材アサイン型サービスを利用するのがベストでしょう。

他方で、成果を出せるかどうかが、アサインされた人材の力量に大きく依存する点には注意が必要です。担当者に十分な経験がない、また意思の疎通がうまく図れないなどの事態に直面すると、期待していたほどの成果が得られないかもしれません。

スカウト代行サービスで依頼できる業務内容

スカウト代行サービスには、具体的に以下のような業務を任せられます。それぞれの詳細を順に解説します。

<スカウト代行サービスで依頼できる業務内容>
1. 採用計画や戦略の立案・策定
2. 求める人物像の策定
3. スカウトを行なう媒体の選定
4. スカウト対象となる人材の選定・リストアップ
5. 求める人物像にあわせたスカウトメールの文面作成
6. 対象者へのスカウトメールの送信・返信対応
7. 面接日程の調整や対象者への連絡対応
8. 入社までのフォロー対応
9. 効果測定・改善案の立案

1.採用計画や戦略の立案・策定

「いつまでに何人採用するのか」といった計画や、自社に合った人材を採用するための戦略など、採用活動の土台となる部分の整備からスカウト代行サービスに依頼できます。

採用計画や戦略が定まらないと、どのような層にアプローチするのか、またどの媒体を選ぶのかなどの、スカウト採用の軸が決まりません。結果として、めぼしい成果を出せない可能性が高まってしまいます。

しかし、スカウト採用のプロに計画や戦略の立案を任せれば、そのような問題が発生するのを未然に防げるでしょう。

2.求める人物像の策定

採用計画や戦略の立案とともに、選定の基準となる求める人物像の作成も任せられます。

プロの支援を受ければ、人物像や採用要件もスムーズに明確化でき、採用のミスマッチが生じる可能性を減らせるでしょう。

また、策定した人物像に合ったアプローチ方法も指南してくれるので、「スカウトメールを送っても反応が返ってこない……」などの課題も解決できる可能性があります。

3.スカウトを行なう媒体の選定

自社の採用戦略や求める人物像に適した媒体の選定も、スカウト採用を成功させるうえでは必要不可欠です。この点を採用のプロに任せられるのも、スカウト代行サービスの大きな強みだといえます。

スカウトを行なう媒体には、特定の業種・職種に特化したものや、利用者の世代が限定されたものなど、多種多様な種類が存在します。

そのうちのどれが自社に適しているのかのアドバイスをもらえれば、スカウト採用の出だしでつまずく場面もなくなるでしょう。

4.スカウト対象となる人材の選定・リストアップ

求める人物像や採用要件に合った人材を選定する作業も、スカウト代行サービスに任せられます。

多くの人材のなかから自社に適した対象者をピックアップするのは、かなりの工数を要する作業です。そのうえ採用に関するノウハウがない場合は、採用要件にそぐわない人材を選定してしまう可能性もあります。

スカウト代行サービスに選定を依頼すれば、上記のような課題に悩む心配もありません。自社で選定を進めるよりも迅速かつ正確に、活躍が見込める人材を見つけ出してくれる期待がもてます。

5.求める人物像にあわせたスカウトメールの文面作成

対象者に送付するスカウトメールも、スカウト代行サービスに作成してもらいましょう。

より多くの人材から反応を得るためには、対象者一人ひとりにあわせてカスタマイズしたスカウトメールの作成が欠かせません。人材が企業に何を期待しているのか、また自社のどのアピールポイントが興味を引く材料になるのか、などを考慮する必要があるのです。

採用活動のプロであるスカウト代行サービスなら、そういったポイントも考慮したうえでスカウトメールを作成してくれます。

6.対象者へのスカウトメールの送信・返信対応

作成したメールの送信、また返信があった対象者への対応なども、スカウト代行サービスの支援を受けられる範囲に含まれます。

スカウトメールが開封されやすい時間帯やリマインドの最適な頻度などを考慮してくれるので、スカウトメールの開封率・既読率を効果的に高められるでしょう。

また、自社での対応だと、主業務が忙しく対象者からのメールにすぐに返信できない、とった事態も起こり得ますが、スカウト代行サービスに任せていればその心配もありません。

関連記事:スカウトメールとは?人材採用を成功させるポイントや例文などを紹介

7.面接日程の調整や対象者への連絡対応

採用面接の日程調整や対象者への連絡といった業務も依頼できるので、自社にかかる負担を増やさずに採用活動を継続できます。特に、スカウト対象者の数が増えてくると日程調整も困難になり始めるため、スカウト代行サービスの支援の重要性が一層増してくると思われます。

ただし、サービスによって支援を依頼できる範囲が異なる点には注意しましょう。初回の面接までしか対応してくれないサービスもあれば、最終面接さらには内定の連絡まで代行してくれるサービスもあります。

この点は料金とトレードオフの関係になるので、費用対効果を考慮したうえで利用するサービスを決めたいところです。

8.入社までのフォロー対応

採用に至った人材が実際に入社するまでのフォローも、スカウト代行サービスに依頼できます。

採用に成功したとしても、その後のフォローをおろそかにしてしまうと、入社の辞退あるいは早期離職といった事態になりかねません。早期離職を防ぐためにも、入社前面談や社員との交流会を設けるなどして、人材のモチベーションを高く維持する必要があるのです。

スカウト代行サービスを利用すれば、自社のリソースを割かずに入社前のフォローを実施できます。さらに事前研修なども実施してもらえれば、即戦力として活躍できるだけのスキルを人材が身に付けられるだけではなく、入社後の定着率向上にもつながります。

9.効果測定・改善案の立案

一定のスパンで効果測定を実施しその結果から改善案を検討していく取り組みが、採用活動では非常に重要です。

効果測定・改善活動に関しても、スカウト代行サービスからの支援を受けられます。

スカウトメールの開封率・既読率や面談の設定率、最終的に採用できた人数などのデータを採用のプロに分析してもらえれば、確度の高い改善案を検討できるようになるでしょう。

スカウト代行サービスのメリット

ここで改めて、スカウト代行サービスが企業にもたらすメリットを確認しておきましょう。

<スカウト代行サービスのメリット>
◎ 採用業務の工数を削減できる
◎ 採用コストの削減につながる 
◎ 自社の求める人材にアプローチできる可能性が高まる
◎ 採用ミスマッチの防止につながる
◎ まだ転職活動を進めていない転職潜在層にもアプローチできる
◎ スカウト採用のノウハウを得られる

採用業務の工数を削減できる

前章で解説したとおり、スカウト代行サービスには採用業務のほとんどを任せられるため、自社の工数を削減できます。

浮いた分を別の採用業務に回せば、余裕をもって採用活動を進められるようになるでしょう。

あるいは社内のコア業務に充てて、自社のさらなる発展に注力する、という選択肢も取れます。

採用コストの削減につながる

採用業務にかかる工数が減れば、浮いた人件費分の採用コストを削減できます。

もちろんサービスの利用料は考慮しなくてはなりませんが、自社の状況に合った料金形態のサービスを使えば、トータルでの採用コストを抑えられる可能性があります。

なお、スカウト代行サービスの料金形態については後ほど詳細に解説します。

自社の求める人材にアプローチできる可能性が高まる

多くのスカウト代行サービスは人材に関する膨大なデータを保有しており、それゆえに効率的に人材の選定を行なえます。

そのうえ採用活動の専門的なノウハウもあるので、自社が求める人材を採用できる可能性がより一層高いのです。

特に、専門性の高い領域や役員クラスのハイレベル人材など、希少性の高い人材を採用したい場合には、スカウト代行サービスの利用が最善策となり得るでしょう。

採用ミスマッチの防止につながる

自社に合った人材と出会える可能性が高いということは、採用のミスマッチを効果的に防止できるということも意味しています。

スカウト代行サービスが採用要件にあわせて人材の選定を行なってくれるので、自社での活躍が難しいと思われる人材が選考に進む可能性が低いためです。

「母集団は形成できるけど、自社の要件に合う人材が少ない……」とお困りであれば、スカウト代行サービスの利用を検討しましょう。

まだ転職活動を進めていない転職潜在層にもアプローチできる

スカウト代行サービスならではのメリットとしては、転職潜在層にもアプローチできる点も挙げられます。

転職潜在層とは「転職したい意思はあるものの、実行には移していない層」を指します。採用の売り手市場が続く昨今では、この転職潜在層を開拓できるかどうかが、採用活動の成否を左右します。

スカウトサービスに登録だけはしている、という転職潜在層は多く、スカウト代行サービスならそういった人材に能動的にアプローチをかけられます。より多くの人材と接点をもてるようになるので、採用活動の効率を一層高められるでしょう。

スカウト採用のノウハウを得られる

スカウト代行サービスの利用を通じて、自社にスカウト採用のノウハウを蓄積していける点も、大きなメリットだといえます。プロの採用活動の進め方を把握したうえで、自社の採用フローを見直せば、隠れていた改善点を明確化できるでしょう。

このほか、自社に適した媒体の選び方や、人材一人ひとりに合ったメールの作成方法など、スカウト採用におけるさまざまなポイントも学べます。

しかし、採用業務のほとんどをサービスに丸投げしていては、ノウハウを蓄積することもかないません。サービス側と密に連携し、自社に知識や技術を取り入れようとする積極的な姿勢をもつ意識が大切です。

スカウト代行サービスのデメリット

企業にさまざまなメリットをもたらしてくれるスカウト代行サービスですが、その一方で以下のようなデメリットもあります。

<スカウト代行サービスのデメリット>
△ 開始までに時間がかかる
△ 利用するサービスによって成果に差が出る
△ 任せきりにすると自社にノウハウや情報が蓄積されない

開始までに時間がかかる

スカウト代行サービスの利用を申し込んでから、実際に採用活動が開始されるまでには、ある程度の期間を要します。採用戦略の立案や求める人物像のすり合わせなど、事前の準備に多くの時間がかかるためです。

「今すぐに新しい人材を採用したい」といったケースでは、可能な限り早めに利用を申し込み、このタイムラグが及ぼす影響を少しでも軽減できるように努めましょう。

利用するサービスによって成果に差が出る

採用したい業界・職種での採用実績がない、また自社の抱える採用課題を解決できる手立てをもっていないスカウト代行サービスを利用しても、期待する成果は出ないでしょう。

このように、利用するサービスが自社に合っているかどうかで、成果に差が出てしまう点もデメリットだといえます。

このデメリットを解決するためにも、スカウト代行サービスを選ぶ際は、得意とする業種やサポートの内容を事前にしっかりとリサーチしておきましょう。

任せきりにすると自社にノウハウや情報が蓄積されない

採用業務の多くを依頼できるのがスカウト代行サービスの利点ですが、だからといって依存しきってしまうと、自社にノウハウや人材に関する情報が蓄積されません。こうなると、サービスの利用終了後に、自社だけで採用活動を進められなくなってしまう可能性もあります。

採用業務をサービス側に任せきりにせず、一部業務は自社で受けもつ、また適宜情報共有を行なうなどすれば、このような事態を防げます。

また、自社内に担当者が常駐する人材アサイン型サービスであれば、自然とノウハウを蓄積していけるでしょう。

スカウト代行サービスの料金形態と費用相場

スカウト代行サービスには、主に以下の3つの料金形態が存在します。採用活動での費用対効果を高めるためにも、それぞれどのような仕組みで料金が生じるのか、また費用相場がどれくらいであるかを把握しておきましょう。

<スカウト代行サービスの料金形態と費用相場>
  • 定額制(月額制)
  • 従量課金制(スカウト通数課金)
  • 成功報酬型(採用決定時課金)

定額制(月額制)

定額制(月額制)は、文字通り毎月一定額の料金が発生する料金形態です。サービスがどれだけ充実しているかによって実際の料金は前後し、10万円程度で済む場合もある一方で、60万~70万円ほど要するケースもあります。

サービスの範囲と料金はトレードオフの関係にあるので、自社がどのような支援を必要としているのかを入念に検討したうえで、利用するサービスを選びましょう。

なお、定額制のサービスは、採用全般アウトソーシング型サービスの一部に組み込まれている場合があります。この場合は、ほかのサービスの利用料も合わさって料金がさらに高額になる可能性があるので、最終的に支払う金額を利用前に必ず確認しておきましょう。

従量課金制(スカウト通数課金)

従量課金制(スカウト通数課金)では、スカウトメールの配信数に応じて料金が発生します。

これも多少の幅はありますが、スカウトメール1通あたりの相場は1,000~2,000円程度です。ただし、スカウトメールを対象者一人ひとりにあわせてカスタマイズする場合は、上記の相場を上回る可能性があります。

初期費用は基本的に発生しないため、イニシャルコストを少しでも抑えたい場合に最適です。しかし、スカウトメールの件数が多くなるとその分料金も増えていくので、長期的に利用するのであれば、ほかの料金形態の検討をおすすめします。

成功報酬型(採用決定時課金)

採用した人材の人数によって報酬が決まる、成功報酬型のスカウト代行サービスも存在します。

人材を採用するまでは料金が発生しないため、成果につながらない支出は基本的には発生しません。そのため、「コストに見合った成果が得られなかった……」となるリスクを避けたい場合には、最適な選択肢となるでしょう。

一方で、人材を採用できた場合の料金相場はもっとも高い傾向にあります。「中途採用1人につき50万円」といったケースも珍しくなく、採用人数が増えると相当な額の支出が発生する可能性もあります。

したがって、ハイクラス人材を採用する場合など、採用予定人数が少ない場合に利用するのがおすすめです。

スカウト代行サービスの選び方

自社に合ったスカウト代行サービスを選ぶには、以下の6つのポイントを意識する必要があります。
以下で、各ポイントの詳細を解説します。

<スカウト代行サービスの選び方>
  • 導入実績が豊富か
  • 自社の属する業界・職種の知見があるか
  • 対応可能な業務範囲が自社のニーズに合っているか
  • 料金プラン・費用は適正か
  • コミュニケーションは取りやすいか
  • サポート体制が充実しているか

導入実績が豊富か

スカウト代行サービスを選ぶ際は、まず導入実績が豊富であるかどうかを確認しましょう。多数の実績を誇るサービスは、それだけ多くの企業に利用されている、つまり信頼に足るサービスだとみなせるためです。

スカウト代行サービスの実績は、基本的に公式ホームページや口コミサイトから確認できます。

その際、自社に合っているかどうかを確実に判断するためにも、実績の多さだけではなく、各実績の詳細までをしっかりとチェックしておきましょう。

自社の属する業界・職種の知見があるか

いくら実績が豊富でも、それが自社とは関係のない業界・職種の話では、自社での利用時に期待する成果は出せません。

したがって、実績の豊富さだけではなく、自社の属する業界や職種についての知見やノウハウがあるかどうかも、しっかりとチェックしましょう。

自社と同じ業界・職種での実績が豊富なサービスなら、即戦力となる人材を採用できる可能性も高いと考えられます。

対応可能な業務範囲が自社のニーズに合っているか

依頼したい業務内容にサービス側が対応しているかどうかも、確認の欠かせないポイントの一つです。スカウト代行サービスにもさまざまな種類があり、対応可能な業務範囲も異なります。

この点の確認が不十分だと、利用を開始してから「依頼したい業務には対応していないといわれた」といった事態になりかねません。このようなトラブルを発生させないためにも、事前のリサーチは入念に行ないましょう。

また、リサーチに先立って「本当に依頼すべき業務は何か?」の洗い出しも必要不可欠です。

料金プラン・費用は適正か

依頼する業務の範囲に対して、料金プランや費用が妥当かどうかも確認しましょう。この点が確認事項から漏れていると、支出が想定よりも増えて、採用活動の長期的な継続が困難になってしまいます。

一方で、料金の安さばかりに着目すると、今度は十分な支援を得られなくなってしまう可能性もあります。

「どこまでの業務をサービス側に任せるか」と「採用活動にどの程度の予算を割けるか」を総合的に考慮して、費用対効果に優れるサービスを選ぶことが大切なのです。

コミュニケーションは取りやすいか

サービス側と密に連携できる体制を構築しなければ、スカウト代行で成果は出せません。そのため、情報を連携するうえで欠かせない「コミュニケーションの取りやすさ」についても、事前の確認をおすすめします。

スムーズなコミュニケーションを実現ができれば、こちらが課題に感じている事柄を即座に伝えられるほか、サービス側からのフィードバックも迅速に確かめられます。

こうした連携を繰り返していけば、PDCAサイクルも高速で回り、方針の変更やテコ入れなどでつまずくこともありません。

サポート体制が充実しているか

スカウト採用を円滑に進めるうえでは、サポート体制の手厚さも非常に重要なポイントとなります。

たとえば、サポートの一環として定期的に運用レポートを出してくれるのであれば、PDCAサイクルの精度も上がり、運用を着実に改善していけます。

また、サポート内容に柔軟性があるサービスであれば、「スカウトメールの配信数を増やしたい」「採用要件を変えたい」といった、運用中の要望にも即座に対応してくれるでしょう。

スカウト代行サービス活用を成功させるコツ

スカウト代行サービスをただ利用するだけでは、期待していたほどの成果は出せません。

以下の3つのコツを意識し、スカウト代行サービスをより効果的に活用することではじめて、自社での活躍が見込める人材の採用につながります。

<スカウト代行サービス活用を成功させるコツ>
  • 丸投げにせず適切に連携する
  • 自社の採用目標や要件を明確に共有しておく
  • 自社の求める人材に合ったサービスを選択する

丸投げにせず適切に連携する

スカウト代行サービスを利用する際は、採用業務をすべて丸投げせずに、適宜協力する意識を大切にしましょう。自社での活躍が期待できる人材を採用するには、サービス側から現状を報告してもらったうえで、自社としての見解や意向を積極的に伝えていかなくてはならないためです。

特に採用活動の方針や採用要件などについては、サービス側に策定を依頼したうえで、自社の要望や意見をしっかりと反映させることが望ましいでしょう。

反対に、日程調整などの細かな作業は積極的にサービス側に任せて、自社の業務負担を少しでも減らしたいところです。

自社の採用目標や要件を明確に共有しておく

スカウト採用における自社の目標をサービス側が把握していなくては、効果の見込める支援は得られません。したがって、「△△の領域で○人採用する」といった具体的な目標を、事前に共有しておく取り組みも重要となります。

また、サービスの利用中に目標や採用要件が変わった場合には、その旨を都度共有することも徹底しましょう。

自社とサービス側の認識を常にすり合わせておく姿勢が、スカウト代行で成果を出すための秘訣です。

自社の求める人材に合ったサービスを選択する

スカウト代行を成功させるためには、やはり自社に合ったサービスを選ぶ必要があります。

スカウト代行サービスごとに対応可能な業務範囲や得意とする領域はまったく異なります。そのため、事前のリサーチが不十分だと、自社の求める人材層にアプローチできない、また業界や職種が合っていないサービスを選んでしまう可能性があるのです。

多少時間がかかったとしても、各サービスの特徴や強みを入念に調べたうえで、自社の採用課題を解決できるサービスを選ぶことが大切です。

スカウト型採用なら定額でスカウト送り放題の「ミイダス」

「スカウト代行サービスは魅力的だが、やはりコスト面が気になる……」とお考えの企業におすすめなのが、採用強化ブランディングツールの「ミイダス」です。

ミイダスは定額制のダイレクトリクルーティングサービスで、どのような職種で何人採用しても追加料金が一切かかりません。

そのうえスカウトメールも送り放題なので、自社での活躍が期待できる人材が何人いても、制限を気にせずにアプローチできます。

このほか、サービスに登録しているユーザーのデータ閲覧や、自社に合った人材の分析なども無料で実施可能であり、コストパフォーマンスに優れるサービスとなっております。

1分で登録が完了する無料トライアルも提供しておりますので、ご興味がありましたらぜひ一度お試しください。

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ミイダスを活用した採用成功事例

最後に、ミイダスを活用して実際に採用を成功させた企業さまの事例を紹介します。ミイダスの利用を検討する際は、ぜひ以下の事例をご参考にしてください。

<ミイダスを活用した採用成功事例>
◎ 株式会社ぽらりすさま
◎ 株式会社エコノワさま
◎ 株式会社Cmatrixさま

株式会社ぽらりすさま

株式会社ぽらりすさまは、生損保代理店業を中心に、就業・転職支援事業や不動産事業、セールスアカデミー事業などを展開するスタートアップ企業です。

同社は、立ち上げ時の初期メンバーを集めるためにミイダスを利用し始めました。スタートアップゆえに予算に限りがあるなかで、定額制で何人採用しても追加費用がかからないミイダスは、コスト面で非常に魅力的だったそうです。

また、スマホアプリを使って、人材といつでもやりとりできる点にもメリットを感じておられました。

さらに、スカウトメールの文面を自動生成し、さらにはメールを受け取った人材に架電を行なってくれるミイダス スカウトプラスにも助けられたそうです。

こうした機能を最大限に活用した結果、同社は8人もの人材を採用することに成功しました。

関連記事:ミイダスで8名採用に成功!ミイダスは他の媒体と違って、求人の見せ方を何度も変えて”反応を試せる”から成果に繋がる。|株式会社ぽらりすさま導入事例

株式会社エコノワさま

岐阜県に拠点を置く株式会社エコノワさまは、化粧品の製造販売や美容室経営などの事業を展開しています。

同社は、採用活動において、企業と応募者との相互理解が進まずミスマッチを解消できない、という課題に悩まれていました。

それを解消すべく導入したのが、採用だけではなくコンピテンシー診断も可能なミイダスです。コンピテンシー診断の活用により、人材の特性や思いをより深く理解でき、結果として採用で生じるミスマッチを徐々に減らすことに成功したそうです。

また、コンピテンシー診断の結果をラップしてくれるミイダスラップや、従業員に対するサーベイなどの活用により、会社と従業員間にあるギャップも把握できたとのことです。

これにより社内でも相互理解が進み、お互いに意見を交換しやすい職場環境を整備できたのです。

関連記事:ミイダス コンピテンシー診断(特性診断)でミスマッチのない採用から社内の相互理解まで|株式会社エコノワさま導入事例

株式会社Cmatrixさま

ITソリューション事業などを展開する株式会社Cmatrixさまは、以前は外資系の採用サービスを使って、正社員・プロ人材(業務委託)の両方でITエンジニアを採用されていました。

しかし、そのサービスでは希望する人数を採用できず、期待していたほどの成果が得られなかったそうです。そのうえ日本企業の案件が増えたという背景もあり、日本人のITエンジニアが多く登録されているサービスを探す状況になりました。

いくつかのサービスを比較・検討した結果、コストパフォーマンスの高さと登録者数の多さ、さらに新規登録者数の伸びが抜きん出ていた、ミイダスの導入を決定されました。

ミイダス導入後は、自動スカウト機能によって工数を削減しつつ採用活動を実施。結果として、同社は1年弱でプロ人材を10人以上採用することに成功しました。

なかには以前の委託先からの評判が良好な人材も多数おり、確かな成果を出せたとご満足いただけております。

関連記事:採用が難しいITエンジニアも応募の可能性を広げ採用! 手間も大幅削減、導入後のフォローも手厚く中小企業でも安心して活用できた|株式会社Cmatrixさま導入事例

スカウト代行サービスを活用すれば、自社の負担を減らしつつ人材に効果的にアプローチできる

スカウト代行サービスは、ダイレクトリクルーティングなどのスカウト業務を代行してくれるサービスです。

求める人物像の策定やスカウト媒体の選定などの業務を任せられるので、自社の負担を軽減しつつスカウト採用を進められるようになります。

ただし、採用活動がサービスに任せきりになると、十分な成果が得られなくなってしまう点には注意しましょう。密に連携を取って、採用活動の目標や採用要件などをしっかりとすり合わせる取り組みが大切です。

スカウト代行サービス以外の採用手法もお探しであれば、ぜひミイダスの利用をご検討ください。定額制のため何人採用しても追加費用が発生しないので、採用活動の費用対効果を大きく高められます。

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※本記事は掲載時点の情報であり、最新のサービス内容と異なる場合があります。最新の情報は、各サービスの公式サイトでご確認ください。

監修者
この記事を書いた人人材アセスメントラボ編集部

ミイダス株式会社

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