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無形資産とは?種類や具体例、人的資産の重要性などを簡単に解説

「企業の価値を高めるためには、何に注目すれば良いのだろうか?」
「最近よく聞く『無形資産』って、具体的に何のこと?」
このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

現代の企業経営において、無形資産の重要性は高まっています。本記事では、無形資産の意味合いから種類、具体例、なぜ注目されているのかを解説します。無形資産への理解を深めたい方は、ぜひ最後までお読みください。

なお、無形資産の中でも近年その重要性が指摘されている「人的資産」への投資に力を入れるなら、人材アセスメントツール「ミイダス」の導入がおすすめです。ミイダスは、自社の社風にマッチする人材を採用しやすいだけでなく、社員の育成や定着支援も行えます。詳しくは下記資料をご確認ください。

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企業における無形資産とは?

企業における無形資産とは?
無形資産とは、文字通り「形の無い資産」のことです。ここでいう「資産」とは、企業にとって経済的な価値があり、将来的に利益を生み出す可能性のあるものを意味します。

企業活動では、以下のものが無形資産に該当します。
  • 特許
  • 商標権
  • 従業員の持つノウハウやスキル(人的資産)
  • マーケティング活動などによって収集・分析されたデータ
  • 企業のブランドイメージ など
これらの無形資産は、目に見えなくても企業の競争力や収益力を支える重要な要素となります。

無形資産の種類と具体例

無形資産は、その性質によっていくつかの種類に分類できます。代表的なものとして以下の3つが挙げられます。
  • 人的資産:従業員が持つスキル、知識、経験など
  • 基礎的資産:ブランド、経営理念、組織文化など
  • 知的資産:特許権、商標権、著作権、意匠権など
【関連記事:人的資本経営とは?義務化の背景や開示項目、取り組み方を解説

有形資産との違い

無形資産と対比されるのが「有形資産」です。有形資産とは、その名の通り「形がある資産」のことを指します。具体的には、以下のようなものが有形資産にあたります。
  • 現金や預金
  • 株式や債券(金融資産)
  • 工場設備や機械
  • 販売する商品や原材料
  • 土地や建物 など
無形資産と有形資産の最も大きな違いは、「目に見えるか」「手で触れるか」という点です。物理的な実体を持つものが有形資産、持たないものが無形資産と覚えておくと分かりやすいでしょう。

無形資産が重要と言われる理由

上司と部下のイメージ
近年、企業経営において無形資産の重要性が叫ばれるようになりました。その背景には、いくつかの理由があります。

企業価値の測定方法が変化しているから

かつての重厚長大型の産業が中心だった時代では「どれだけ多くの機械設備を保有しているか」「どれだけ広大な土地や工場を持っているか」「どれだけ多くの支店を構えているか」といった有形資産の規模が、企業価値を測るうえで重要な指標とされていました。

しかし現代ではIT技術が急速に進展し、ビジネスのあり方が大きく変化しました。少ない機械設備の企業や、自社で工場を持たず製造を外注する「ファブレスメーカー」でも大きな利益を生み出すビジネスモデルが登場し、必ずしも広いオフィスを必要としません。極端な話をすれば、ワンルームからでも大きなビジネスを始められる時代です。

たとえばECサイトを活用したビジネスを行うなら、物理的な店舗を持たなくても全国、あるいは世界に向けて商品を販売し、大きな利益を上げるチャンスがあります。このように、有形資産の量だけでは企業価値を正確に測れなくなってきているのです。

無形資産の有無が重視されやすくなったから

無形資産は、時に有形資産以上に大きな利益を生み出す可能性を秘めています。

IT産業やゲーム産業などを例に考えてみましょう。これらの産業では、洗練されたソフトウェア、魅力的なコンテンツ、独自の技術やノウハウ、ブランド力、サービスの使いやすさといった無形資産が、企業の競争力の源泉となっています。

もし有形資産だけに注目していては、このような企業の真の価値を見誤ってしまうリスクがあります。近年のIT化の流れとともに、投資家をはじめとするステークホルダーの間でも、無形資産の重要性が広く認識されるようになってきました。

人的資産の重要性が高まっているから

大量生産・大量消費が主流だった時代には、いかに作業をマニュアル化し、効率的に商品を量産するかが重視されていました。そこでは、必ずしも高度な熟練を必要としない作業でも、一定の品質を保つことが求められました。

しかし現代はモノが溢れ、消費者のニーズも多様化・高度化しています。そのため、他社にはないユニークな製品やサービス、あるいは極めて高品質なものが求められるようになりました。

もちろん、製品やサービスを提供するための作業員は依然として必要ですが、かつてほど単純作業の重要性は高くありません。むしろ新しいアイデアを生み出したり、イノベーションを推進したりできる優秀な人材の採用や育成といった「人的資産」への投資の必要性が格段に高まっています。

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将来的な成長を促すきっかけになるから

ブランドイメージや特許権、商標権といった無形資産は、短期的な収益だけでなく、将来にわたって大きな利益を生み出す可能性を秘めています。

例えば、同じような機能を持つ製品やサービスであっても、「〇〇社の商品なら安心できる」「デザインがおしゃれで使いやすい」といったポジティブなブランドイメージが確立されていれば、消費者はその企業の製品を選びやすくなります。

これにより、市場競争で生き残る可能性を高めるだけでなく、価格競争に巻き込まれにくくなるのです。無形資産は、企業を成長させるうえで重要な要素といえます。

無形資産の中でも重要なのが人的資産

打ち合わせ中のビジネスパーソンたち
ここまで無形資産の重要性について解説してきましたが、その中でも特に注目すべきが「人的資産」です。

人的資産とは、従業員一人ひとりが持つスキル、知識、経験、ノウハウ、創造性、モチベーションなど、人が持つ能力そのものを資本として捉える考え方です。

前述の通り、無形資産には大きく分けて以下の3つの種類があると説明しました。
  • 人的資産:従業員が持つスキル、知識、経験など
  • 基礎的資産:ブランド、経営理念、組織文化など
  • 知的資産:特許権、商標権、著作権、意匠権など
ここで重要なのは、組織資産や知的資産といった他の無形資産も、元をたどれば人的資産から生まれるという点です。

企業で働く人々が優秀でなければ、魅力的なブランドを築き上げたり、価値あるノウハウを組織内に蓄積したりすることは難しいでしょう。同様に、将来的な利益につながる可能性のある商標権や特許権といった知的資産を取得するのも、そこで働く人々が十分に能力を発揮し、活躍できていなければ困難です。

つまり、人的資産は他の無形資産を生み出す源泉であり、企業成長の根幹をなす最も重要な要素の一つといえます。しかし人的資産を向上させるのは、決して簡単なことではありません。

人的資産の向上が難しい理由

多様性のイメージ
人的資産の重要性は理解できても、実際にその価値を高めていくなかでは、いくつかの難しさがあります。

採用時に他の企業との競争が発生するから

優秀だと考えられる人材は、他の企業も採用したいと考えています。そのため採用市場では、常に他社との競争が発生します。

自社のことをまず認知してもらい、魅力的な企業だと感じて応募してもらうための広報活動が必要です。内定を出した後も、他社の労働条件と比較されるため、年収や福利厚生などを向上させ、選ばれる企業になるための努力が求められます。

【関連記事:失敗しない人材採用とは?意味や課題、戦略を成功させる方法

採用ノウハウが十分でないと苦戦するリスクがあるから

優秀な人材は引く手あまたであるため、単に求人サイトに募集広告を掲載するだけでは、「なかなか優秀な人材からの応募が集まらない」という状況に陥りがちです。

求人サイトだけに頼るのではなく、企業側から候補者を直接スカウトしたり、社員の紹介を通じて採用を行うリファラル採用など多様な採用チャネルを導入したりすることが大切です。また、それぞれのチャネルに適したノウハウの蓄積も求められます。

【関連記事:スタートアップ企業採用ノウハウ|資金が少ない中でも効果的な採用活動

優秀な人でも自社に馴染めないリスクがあるから

仮に高いスキルや豊富な経験を持つ優秀な人材を採用できたとしても、その人が必ずしも自社で活躍できるとは限りません。

本人の性格や価値観、仕事の進め方といった特徴と、自社の企業文化や風土、既存社員との相性が合わなければ、入社後に十分なパフォーマンスを発揮できなかったり、最悪の場合、早期離職につながってしまったりするリスクがあります。

採用段階でスキルや経験だけでなく、自社との相性を見極めることが重要です。

無形資産(人的資産)への投資を行うならミイダスの活用がおすすめ

ミイダス活用マップ
企業を拡大・成長させていくためには、会社で働く人を教育していくこと、つまり「人的資産」への投資が不可欠です。しかし、具体的にどう人的資本に投資していけば良いのか分からず、手をこまねいている方もいるのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、人材アセスメントツール「ミイダス」の活用です。ミイダスは、社員の個性や特徴を分析・可視化できる「可能性診断」を提供しています。社員に可能性診断を受験してもらうことで、採用候補者が自社の社風や求める人物像にどれだけマッチしているかを事前に把握でき、採用ミスマッチのリスクを大幅に低減できます。

また、ミイダスでは定額制でスカウトを無制限に送信できるため、企業側から積極的に候補者へアプローチする主体的な採用活動を展開しやすいのが特長です。これにより、従来型である「応募者からの応募待ちの採用」から脱却し、優秀な人材と出会えるチャンスを広げられます。

他にも、社員の働きがいを可視化できる「はたらきがいサーベイ」や、社員一人ひとりに合った研修講座をオンラインで受講できる「活躍ラーニング」など、社員の教育・定着を支援する機能も豊富です。

ミイダスについて、詳細は下記からダウンロードできる資料にまとめております。口コミも紹介していますので、導入を検討する際の参考になれば幸いです。

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ミイダスを活用して無形資産(人的資産)への投資を行った事例

仕事ができそうなビジネスパーソン
実際にミイダスを導入し、人的資産への投資を積極的に行っている企業の事例をご紹介します。

人材の採用から育成・定着まで一貫して役に立った

鍼灸接骨院・美容鍼灸院を運営する「株式会社夢現」では、採用力の強化を考えていたときにミイダスと出会い、導入していただきました。導入の決め手や、導入後に感じたメリットについて、人事部長にお話をうかがいました。

「創立20周年を機に、今後の多店舗展開を考えて採用力の強化を行おうと考えておりました。採用から社員の育成・離職防止まで一気通貫で対応できる点に魅力を感じたのが、ミイダス導入の決め手です。

従来は年に3回、対面で研修を行っていたのが、ミイダス導入後はオンラインで受講できる活躍ラーニングの講座を社員に受験してもらいました。いつでも・どこでも、社員が都合の良いタイミングで受講できるうえ、管理者側としても理解度チェック機能により、進捗管理にかかるコストを削減できたのが良かったです。

またコンピテンシー診断(特性診断)やバイアス診断ゲーム、サーベイを活用したところ、店長候補の選定に役立ちそうな予感を得られたうえ、店舗ごとの状況を可視化しやすくなりました。多店舗展開を行う企業にとって、ミイダスは心強いツールだと思います。」

【関連記事:採用して終わりではなく、育成や定着まで課題解決

採用だけでなく研修コンテンツも役に立った

プレハブ施設用のリース事業を行っている「株式会社エコリース」では、業績が好調である一方、採用に課題を抱えていました。そこでミイダスを導入した決め手やその後に実感した効果について、統括本部長にお話をうかがいました。

「2021年上期は過去最高の売上を更新しましたが、採用では苦戦していました。ハローワークはもちろん、Webの求人広告や地場の人材紹介会社などを活用していましたが、徳島周辺の候補者にしかアプローチできないこともあり、応募数が集まりにくかったのです。

そこで、スカウトを通じてこちらから候補者へアプローチできるだけでなく、コンピテンシー診断(特性診断)を活用して自社にマッチする可能性へアプローチしやすいミイダスに魅力を感じて、導入を決めました。

コンピテンシー診断(特性診断)を社員に受験してもらうなかで、新たな課題も認識できた点が思わぬ収穫でした。また活躍ラーニングも評判が良く、新入社員向け研修やExcel講座などを中心に自宅で学習を行ってくれているようです。

当面は採用活動を中心にミイダスを活用しますが、その後は会社や組織をより良くしていくためにミイダスを活かしていこうと思います。」

【関連記事:ミイダスのミイダス コンピテンシー診断(特性診断)を自社の課題発見や組織作りにも活用、研修コンテンツも役立っている

ミイダスの研修コンテンツに魅力を感じた

通信工事からシステム構築まで幅広い事業を行っている「株式会社シンニチ」では、ミイダスをうまく活用すれば幅広い業務を一括して行えそうである点に魅力を感じたことが、導入の決め手だそうです。総務経理部課長に、お話をうかがいました。

「ミイダス最大の魅力は、採用だけでなく人材教育を通じて従業員の成長を促せることだと思います。人事・総務・経理を兼務している弊社では、ミイダスを導入すればある程度一括して業務を行えそうだと感じたことが、導入の大きな決め手です。

また、大企業が取り入れているような研修を弊社でも実践し、社員を育てていきたいと思う気持ちがあります。社員が成長することで、会社の事業拡大や社員のモチベーションアップにつながればという考えです。

ミイダス導入前は、限られたメンバーが、限られた研修のみ受講しているだけでした。しかしミイダスを導入後は、オンラインで業務のすき間時間に効率的に学んでもらったり、追加の予算が発生しなかったりと、手間がかからず助かっています。

今後は組織サーベイもうまく活用し、組織の改善にもうまくつなげていきたいと考えております。」

【関連記事:大切にしたい人材教育、活躍ラーニングが後押しに!

無形資産へ投資して企業を成長させよう

笑顔のビジネスパーソンたち
本記事では、無形資産の意味や種類、重要性、無形資産のなかでも注目されている「人的資産」について解説してきました。

変化の激しい現代において、企業が持続的に成長していくためには、目に見えない価値である無形資産、とりわけ人的資産への積極的な投資が必要です。社員一人ひとりの能力を最大限に引き出して組織全体の力を高めていくことが、競争優位性を確立し、会社の発展につながります。

人材アセスメントツール「ミイダス」は、可能性診断を活用した採用ミスマッチリスクの低減、適材適所の人材配置などを支援する、人事・採用担当者向けの業務効率化ツールです。ミイダスがどのように企業の課題解決へ貢献するのか、下記の資料をご確認ください。

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