「組織としてもっと一体感を持ちたい」
「従業員のモチベーションを向上したい」
このようにお悩みの方は、チームビルディングを取り入れてみるのがおすすめです。チームビルディングとは、個人やチームの力を最大限に発揮できる状態を目指す活動を指します。
本記事では、チームビルディングの意味や目的・メリット、目的別の実施方法を紹介します。なおミイダスでは、人材配置に役立つ資料を無料で配布しています。チームビルディングを行う際やチームを編成する際の参考にしてみてください。
「従業員のモチベーションを向上したい」
このようにお悩みの方は、チームビルディングを取り入れてみるのがおすすめです。チームビルディングとは、個人やチームの力を最大限に発揮できる状態を目指す活動を指します。
本記事では、チームビルディングの意味や目的・メリット、目的別の実施方法を紹介します。なおミイダスでは、人材配置に役立つ資料を無料で配布しています。チームビルディングを行う際やチームを編成する際の参考にしてみてください。
▼この記事でわかること
チームビルディングとは?簡単に意味を説明チームビルディングとは、共通の目標達成に向けてチーム全体で協力し、個々の能力やチームとしての力を最大限に発揮できる状態を目指していく活動です。
チーム内のコミュニケーションを円滑にしたり、メンバー間の信頼関係を構築したりするために、さまざまな活動が行われます。チームワークとの違い
チームビルディングと似た言葉として「チームワーク」があります。それぞれの意味や目的は以下のとおりです。項目 チームビルディング チームワーク 意味 チームとして機能するための活動全般 チームで成果を出すための協調性 目的 チームの基礎を築き、共通認識や目的を共有すること 共通の目的に向けて、協力して業務を遂行すること 時間軸 長期的な視点 短期的な視点
チームビルディングは、スポーツで例えると「チームの練習や合宿」を通してチーム全体のレベルアップを図る活動と言えます。
一方チームワークは「試合中の連携プレー」のようにすでに持っている力を発揮して、成果を出すための協調性を指します。
チームビルディングを通してチームワークを高め、共通の目標達成に貢献していくことが重要です。チームビルディングの目的・メリットチームビルディングの目的・メリットは以下のとおりです。- コミュニケーションの促進
- モチベーションの向上
- 生産性の向上
- イノベーションの創出
- マインドセットの形成
- 心理的安全性の確立
- ビジョンの浸透
- 適切な人材配置
それぞれの目的・メリットを見ていきましょう。コミュニケーションの促進
チームビルディングを通してメンバー間の相互理解が深まると、コミュニケーションが円滑になります。
チームビルディングでは多くの場合、共通の目標に向かって協力し合ったり、お互いの意見を出し合ったりする機会が設けられます。
その過程でメンバーは互いの個性や強み、弱みを理解し、相手への信頼感を育んでいきます。結果として、コミュニケーションにおいて以下のようなメリットが得られるでしょう。- 報告・連絡・相談がスムーズになる
- 意見やアイデアを積極的に発信できるようになる
- 誤解や行き違いが減る
チームビルディングで活発なコミュニケーションが交わされることで、チーム全体のモチベーションや生産性の向上につながります。モチベーションの向上
チームビルディングはチーム全体のモチベーション向上に大きく貢献します。理由として以下のようなものが挙げられます。- チームへの貢献を実感できる
- チームとして目指す目標を共有できる
- チームの一員としての責任感を持つことができる
- チーム内で自分の個性や能力が活かせる
- チームの成功体験を共有することで、一体感や達成感を味わえる
共通の目標を達成するために協力し互いを支え合う関係性を築くことで、個人では得られない達成感や充実感を味わえます。
またチームビルディングのなかで、個人の努力や成長を認め合い、自己肯定感や自己効力感を高められるため、さらなるモチベーション向上につながるでしょう。生産性の向上
チームビルディングは、チーム全体の生産性向上にもつながるでしょう。チームビルディングを通してメンバー間の信頼関係が深まると、互いに協力し合い効率的に業務を進められるようになります。
具体的には、以下のような効果が期待できます。- 情報や知識の共有がスムーズになり、業務の効率化につながる
- 問題が発生した場合も、チーム全体で解決策を見つけやすくなる
- 相互理解が深まることで、無駄な作業やコミュニケーションが減る
このような相乗効果によって、チーム全体のアウトプットの質と量を向上できるでしょう。イノベーションの創出
チームビルディングは、チーム全体の創造性を刺激し、革新的なアイデアやソリューションを生み出すイノベーションの創出につながります。
さまざまなスキルや経験を持つメンバーが集まり、自由に意見交換やアイデアを出し合うことで、従来の枠にとらわれない新しい発想が生まれやすくなるでしょう。
また、チームビルディングを通じてメンバー間の信頼関係が深まると、互いのアイデアを尊重し、積極的に協力し合う雰囲気が生まれます。結果的に革新的な製品やサービス、業務プロセスを生み出す可能性が高まるのです。マインドセットの形成
チームビルディングを通して、チーム全体で共通の価値観やマインドセットの形成が期待できます。マインドセットが共有されると、チームメンバーは同じ方向を目指して行動できるようになり、それぞれの判断基準や行動指針が明確になります。
結果的にチーム内でのコミュニケーションが円滑になり、より効率的かつ効果的なチーム活動を実現できるでしょう。たとえば、顧客の喜ぶ姿を大切にすることを共通のマインドセットとして共有することで、顧客対応の際に共通の価値観に基づいた行動をとれるようになります。
マインドセットについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
【関連記事:マインドセットとは?マインドセットを変える5つの方法と企業事例を解説 】心理的安全性の向上
チームビルディングによって、メンバーがお互いに安心して発言・行動できるようになり心理的安全性が高まります。
心理的安全性が確保されたチームでは、以下のような行動が見られるようになります。- 自分が思ったことを率直に発言できる
- 相手の意見を尊重し、積極的に耳を傾ける
- 自分の弱みや失敗を認め、周囲に助けを求める
- 建設的な批判やフィードバックを積極的に行う
このような行動が生まれることで、チーム全体のコミュニケーションが活性化し、新しいアイデアが生まれやすくなるなどのメリットがあります。
心理的安全性を高めるためには、まずはリーダーが率先してメンバーに感謝の気持ちを伝えたり、相談しやすい雰囲気をつくったりすることが重要です。
心理的安全性について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
【関連記事:心理的安全性とは?意味や組織へのメリット・高め方を解説【人事必見】】ビジョンの浸透
チームビルディングを通して、チーム全体にビジョンの浸透につながります。
企業やチームが掲げるビジョンは、メンバーの行動指針となり、チームを一つにまとめるための道しるべとなります。しかし、ただビジョンを掲げるだけではメンバー一人ひとりの心に響かず、浸透させていくことは難しいでしょう。
チームビルディングは、メンバー同士が対話を通してビジョンを共有できます。その結果、メンバー一人ひとりがビジョンを自分ごととして捉え、同じ方向を向いて進むことができるようになるでしょう。適切な人材配置
チームビルディングを行うことで一人ひとりの能力が引き出され、組織全体の人材配置を最適化できる可能性が高まります。
人材配置については、以下の資料でくわしく解説しています。
【無料ダウンロード】適切な人事異動・配置をするための方法とはチームビルディングのプロセス「タックマンモデル」とはチームビルディングは、ただやみくもに実施すればよいというわけではありません。チームには結成から成長、そして解散まで段階的に変化していく過程が大切です。
1965年、アメリカの心理学者ブルース・タックマンによって提唱された「タックマンモデル」は、チームが成長していく過程を5つの段階に分類したモデルです。チームビルディングを進めるには、各段階の特徴を理解しておく必要があります。1. 形成期
チームビルディングの最初の段階は「形成期」です。
形成期はメンバーが初めて集まり、チームとして活動をスタートさせる段階です。この段階では、メンバーはお互いに様子をうかがい、探り合いながらコミュニケーションを取ります。
形成期は以下のような状況が生まれやすい傾向にあります。- メンバーは不安と期待が入り混じった状態
- 控えめで丁寧なコミュニケーション
- グループの目標や役割が不明確
- リーダーに依存する傾向
形成期をスムーズに進めるためには、リーダーが積極的にぎこちなさを解消することが重要です。
打ち解けた雰囲気をつくったり、チームの目的や目標、ルールなどを共有したりと、メンバー間の相互理解を深めるチームビルディングを促進していくことになります。2. 混乱期
2番目の段階は「混乱期」です。形成期を経てチームメンバーがお互いのことを少しずつ理解し始めると、今度はメンバー間で意見の対立や衝突が生じやすくなります。
混乱期では、以下のような状況に陥りやすくなります。- チームの目標や役割分担が曖昧になる
- リーダーシップを巡って対立が起こる
- メンバーが自分の意見ばかり主張し、他のメンバーの意見に耳を傾けなくなる
- 感情的な対立や衝突が頻発する
このような状況はパフォーマンスを低下させるかもしれませんが、混乱期はチームが成長するために必要なプロセスです。この段階をスムーズに乗り越えなければ、チームが崩壊してしまう可能性も孕んでいることを理解しておく必要があります。3. 統一期
「統一期」に入ると、チームメンバーはお互いのことを理解し、共通の目標に向かって進むことの重要性を認識し始めます。混乱期における衝突や対立を乗り越え、チームとしての目標や進むべき方向やチーム内での役割分担などが明確になることで、メンバー間の信頼関係も築かれていきます。
次第にチームとしての一体感や結束力が高まります。またリーダーやほかのメンバーに対して積極的に意見やアイデアを提案できるようになるなど、チーム内でのコミュニケーションも活発化します。4. 機能期
「機能期」とは、チームとして目標達成に向けて最大限に機能している状態のことです。
この段階に到達すると、メンバーはそれぞれの役割や責任を理解し、自律的に行動できるようになります。また、チーム内には良好なコミュニケーションが確立され、問題が発生した場合でも、チーム全体で協力して解決できます。
機能期におけるチームは高いパフォーマンスを発揮し、優れた成果を生み出すことが期待できます。また、メンバー一人ひとりが成長を実感し、高いモチベーションを維持できる状態と言えるでしょう。5. 散会期
「散会期」とは、チームの目標達成や期間満了などによりチームが解散する時期のことです。チームはそれぞれの活動拠点に戻るか新しいチームへと移っていきます。
この期間におけるメンバーの心理状態としては、達成感や満足感を感じられる一方で、 喪失感や不安感を抱くこともあります。
チームにおける活動としては、解散前にチーム全体で活動の振り返りを行い、成功や失敗から学んだことを共有することが重要です。また、メンバー一人ひとりの貢献を認め合い、感謝の気持ちを伝えることで、円満な解散を迎えられるでしょう。チームビルディングの方法【目的別に最適な手法を紹介】ではどのようにチームビルディングを取り入れていけばよいのでしょうか。ここでは、タイプ別におすすめの方法を紹介します。- 関係構築型
- 目標達成型
- 能力開発型
- リフレッシュ型
関係構築型
関係構築型は、メンバー同士の相互理解を深め信頼関係を築くことを目的とするチームビルディングです。このタイプのチームビルディングは、新しいチームが結成されたときやメンバー間のコミュニケーション不足が課題だと感じている場合に有効です。
関係構築型チームビルディングでは、以下のような効果を得られる手法を用いることが一般的です。
手法 内容 自己紹介ゲーム 自分の趣味や特技、価値観などを共有するゲームを通して、メンバーの意外な一面を発見する チームビルディング研修 企業が企画する1泊2日などの研修を通して、共同作業や体験を通してチームワークを向上させる ワークショップ チームの課題や目標について話し合い、共通認識を持つ レクリエーション スポーツやゲームなどを通して、気軽にコミュニケーションを取る機会を設ける
これらの手法を通してメンバーは互いの人となりを知り、相手への理解を深めることができます。その結果、チーム内のコミュニケーションが活性化し、より良いチームワークが生まれるでしょう。目標達成型
目標達成型のチームビルディングは、共通の目標を達成するためにチーム全体で協力し、達成感を味わうことを目的とします。目標を達成する過程を通じて、チームワークを高めたり、メンバー一人ひとりの能力を引き出したりすることも期待できます。
目標達成型のチームビルディングでは、具体的に以下のような効果が期待できます。- チームワークの向上
- コミュニケーション能力の向上
- 問題解決能力の向上
- リーダーシップスキル
- 達成感の共有 など
また目標達成型のチームビルディングは、以下のようなシチュエーションに最適です。- 新規事業を立ち上げる際
- 新しいプロジェクトをスタートする際
- チームの業績が低迷している際
- チームに一体感が足りない際
目標達成型のチームビルディングの代表的なプログラム内容としては、以下のようなものがあります。手法 内容 脱出ゲーム チームで協力して謎を解き、制限時間内に密室から脱出を目指すゲーム 宝探しゲーム チームで協力して隠された宝を探し出すゲーム ビジネスゲーム 企業経営を疑似体験できるゲーム プロジェクトワーク チームで協力して、新商品開発や販売促進などの課題を解決する
これらのプログラムを通じて、チームで目標を達成する喜びを共有し、チームワークや結束力を高められます。能力開発型
能力開発型のチームビルディングとは、チーム全体や個人のスキルアップ・レベルアップを目的とした手法です。
チームで仕事をするうえで、それぞれのメンバーが得意な分野や苦手な分野を把握しておくことは、業務をスムーズに進める際に役立ちます。
不足しているスキルを補完し合ったり、個々の強みを活かせるようなチームづくりを目指したりすることでチーム全体のレベルアップにつながり、結果として成果に結びつきやすくなります。手法として、以下のようなものが挙げられます。手法 クロスジョブ チームメンバー間で普段とは異なる役割を交換し、一定期間業務を体験する OJT研修(On-the-Job Training) 経験豊富な先輩社員が、実務を通して後輩社員を育成する 勉強会 チームメンバーでテーマを決め、それぞれの知識や経験を共有する スキルアップ講習 チーム全体のスキルアップのために、外部の専門家を招いた研修やセミナーなどを実施する
上記は一例であり、チームの課題や状況に合わせて、最適な方法を選ぶことが重要です。リフレッシュ型
リフレッシュ型のチームビルディングは、レクリエーションやアクティビティなどを通してメンバーのストレスを軽減し、リフレッシュすることが目的です。
普段の業務から離れてリラックスできる環境で行うことで、メンバー同士のコミュニケーションを円滑にしたり、チームのモチベーションを高めたりする効果が期待できます。目的 手法例 メリット リフレッシュ ・旅行
・食事会
・スポーツ大会 ・業務から離れて気分転換ができる
・共通の体験を通して一体感を高めることができる コミュニケーション促進 ・ワークショップ
・グループワーク 普段の業務とは異なる環境でコミュニケーションをとることで、新たな一面を発見できる場合がある モチベーション向上 ・表彰式
・懇親会 チームの成果やメンバーの頑張りを労うことで、モチベーションの向上につながる
リフレッシュ型のチームビルディングを実施する際は、メンバーの年齢や体力、興味関心に合わせた内容にすることが重要です。チームビルディングを成功させるためのポイントチームビルディングを成功させるポイントは以下のとおりです。- チームを編成する際は相性も考慮する
- 目標を決める際は無理のない範囲で設定する
- メンバー一人ひとりに役割を分担する
- 何か問題が発生した場合はメンバー同士で解決する
- 多様な価値観を認め合う
- メンバーの特性を把握する
チームを編成する際は相性も考慮する
チームビルディングを成功させるためには、メンバーの相性を考慮することが重要です。
いくら能力の高いメンバーが集まっても、相性が悪ければチームとして機能せず、それぞれの能力を発揮できないでしょう。
逆に、能力が多少ばらつきがあってもお互いを尊重し、協力し合えるチームであれば、大きな成果を生み出す可能性を秘めていると言えます。とはいえ、仲が良いだけのメンバーでチームを構成すればよいというわけではありません。
チームビルディングにおいては、以下のような観点から相性を考慮する必要があります。観点 具体的な内容 コミュニケーション ・コミュニケーションの頻度や方法
・報告・連絡・相談の意識 仕事への価値観 ・仕事に対する責任感
・仕事の進め方
・成果へのこだわり 性格 ・積極性
・協調性
・リーダーシップ
上記はあくまで一例であり、相性はさまざまな要素によって左右されます。総合的に判断し、バランスの取れたチーム編成を心がけましょう。目標を決める際は無理のない範囲で設定する
チームビルディングで設定する目標は、チームのモチベーションを維持するうえで重要です。
しかし、目標が高すぎるとメンバーに過度なプレッシャーを与え、モチベーションの低下やチームの崩壊につながりかねません。目標設定は、「達成可能な範囲」で設定することが重要です。悪い例 良い例 売上を前年比2倍にする 売上を前年比1.2倍にする 新規顧客獲得件数を1000件にする 現状の顧客満足度向上に取り組み、そこから新規顧客獲得を目指す
上記のように目標が高すぎる場合は、段階的に達成できるような現実的な目標設定をすることが大切です。比較的高い目標をおきたい場合は、短期間でモニタリングを行い、短い期間ごとに達成可能な目標をおくことで結果的に高い目標をクリアしやすくなるでしょう。
また、目標設定の際には、メンバー全員で共有し、納得感を得ることが重要です。メンバーの意見を反映することで、チーム全体で目標達成に向けて取り組めます。メンバー一人ひとりに役割を分担する
チームビルディングにおいて、各メンバーがそれぞれの役割を自覚し、責任感を持って行動することは、チーム全体の成果に大きく影響します。役割分担が曖昧なままでは、責任の所在が不明確になり、モチベーションの低下や作業効率の悪化につながる可能性があります。
効果的な役割分担を行うためには、まずチーム全体の目標と、それを達成するために必要なタスクを明確化します。そのうえで、各メンバーのスキルや経験、個性などを考慮しながら、それぞれのタスクに最適な人材を配置していきます。役割 具体的な内容 リーダー チーム目標設定、進捗管理、メンバー間の調整、意思決定など サブリーダー リーダーのサポート、メンバーの意見調整、タスクの進捗確認など 書記 会議内容の記録、資料作成、情報共有など タイムキーパー 時間配分の管理、時間厳守の意識づけなど アイデアマン 新しいアイデアの提案、既存の枠にとらわれない発想など ムードメーカー チームの雰囲気を明るく保つこと、コミュニケーションの活性化など
上記はあくまで一例であり、チームの規模や目的、メンバー構成によって最適な役割は異なります。重要なのは、メンバー全員が自分の役割を理解し、積極的に貢献しようという意識を持つことです。何か問題が発生した場合はメンバー同士で解決する
チームビルディングを通して問題解決能力を高めるためには、問題が発生した際に、まず「メンバー同士で解決する」という姿勢を育むことが重要です。
よくあるケースとして以下のような状況が挙げられます。ケース 詳細 対応 スケジュール管理がうまくいかず、タスクに遅延が発生している 各メンバーの業務量の把握ができておらず、 スケジュールに無理が生じている チーム内でスケジュール共有ツールを導入し、進捗状況をこまめに報告・共有する体制をつくる メンバー間で意見の対立が起き、議論が停滞している お互いの意見を尊重せず、自分の意見ばかりを主張してしまっている 第三者を交えて客観的な意見を取り入れる、あるいは「なぜそう思うのか」具体的な理由を改めて整理する
上記のように問題が起きたときは、安易にリーダーや外部に頼るのではなく、まずはチーム内で解決策を見つけ出すことを意識しましょう。
このプロセスを通じてメンバーは主体的に行動し、互いに協力し合うことの大切さを学べます。また問題解決能力を高めるだけでなく、チーム全体の責任感や一体感を醸成できます。多様な価値観を認め合う
チームビルディングを通してメンバー間の相互理解が深まると、コミュニケーションが円滑になります。
チームビルディングでは、多くの場合、共通の目標に向かって協力し合ったり、お互いの意見を出し合ったりする機会が設けられます。その過程でメンバーは互いの個性や強み、弱みを理解し、相手への信頼感を育んでいきます。
結果的に、以下のようなメリットをもたらすでしょう。- 報告・連絡・相談がスムーズになる
- 意見やアイデアを積極的に発信できるようになる
- 誤解や行き違いが減る
活発なコミュニケーションはチーム全体のモチベーションや生産性の向上、そしてより良い成果につながっていきます。メンバーの特性を把握する
チームビルディングにおいて、メンバー全員が同じ価値観を持つことは困難です。しかし多様な価値観を持つメンバーが集まることで、チームに多様性や新しい発想が生まれやすくなります。
ただし、価値観の違いが原因で衝突してしまうケースもあるため注意が必要です。状況 対応策例 Aさんの意見にBさんが反論した ・まずはAさんとBさんの意見をそれぞれ丁寧に聞き、双方の意見を尊重する姿勢を見せる
・ほかのメンバーは、それぞれの意見の良い点や改善点などを客観的な立場で発言する
上記のようにそれぞれの意見を尊重し、チームとしてより良い結論を導き出すことが重要です。また日頃からお互いの価値観を理解しておくことも大切です。たとえば、チームで働くうえで大切にしたいことをリストアップし、メンバー間で共有するのも効果的です。チームビルディングにはミイダスのコンピテンシー診断がおすすめチームビルディングのメンバーを編成する際に、ミイダスのコンピテンシー診断が有効です。ミイダスのコンピテンシー診断は、あらかじめ用意された質問に回答してもらうだけで、従業員一人ひとりの特性を把握できます。
コンピテンシー診断で把握できる項目の例は以下のとおりです。- パーソナリティの特徴
- 行動特性
- ストレス要因
- 職務適性
- 上下関係適性 など
たとえばパーソナリティの特徴に関しては、以下の項目を分析できます。・ヴァイタリティ
・人あたり
・チームワーク
・創造的思考力
・問題的解決力
・状況適応力
・プレッシャーへの耐力
・オーガナイズ能力
・統率力これらの項目をもとに診断することで、以下のような従業員一人ひとりの分析結果がデータとして表示されます。従業員の診断結果をデータで残しておけば、一度メンバー編成がうまくいかなかったとしても迅速に対処できます。コンピテンシー診断は30名まで無料で診断できます。ぜひ一度お試しください。
ミイダスのコンピテンシー診断を試してみるチームビルディングのトレーニング方法を紹介最後に、チームビルディングで活用できるアイスブレイクと、以下のトレーニング方法を紹介します。- バースデーライン
- ジェスチャーゲーム
- 条件プレゼン
アイスブレイク
アイスブレイクとは、チームビルディングのトレーニング開始時に行うものです。初対面の人と話すのは緊張するものです。そのため、チームビルディングでは、トレーニングを始める前にアイスブレイクを実施して、参加者同士の緊張を和らげるようにします。
アイスブレイクには、以下のようなメリットがあります。- 緊張を和らげ、リラックスした状態を作る
- 参加者同士の相互理解を深める
- コミュニケーションを活性化する
- チームビルディングへの参加意欲を高める
アイスブレイクにはゲーム形式や質問形式など、さまざま種類があります。種類 説明 自己紹介ゲーム 簡単なゲームを通して自己紹介を行うことで、参加者同士の距離を縮める 共通点探しゲーム チームで協力してクイズに答えることで、一体感をつくる クイズ チームで協力してクイズに答えることで、一体感をつくる
アイスブレイクはチームビルディングの目的や参加者に合わせて、適切なものを選ぶことが重要です。バースデーライン
バースデーラインとは、誕生日を使ってチームビルディングを行う方法です。初対面のメンバーが多い場合でも、誕生日を話題にすることで緊張を和らげ、コミュニケーションを促進できます。
流れは以下のとおりです。1. メンバー全員に、誕生日順に一列に並んでもらう
2. 並び終わったら、声に出さずにジェスチャーと身体言語だけで誕生日を伝え合う
3. 並び順が確認できたら、全員で拍手をして終了バースデイラインは、特別な道具や準備がいらないのに加えて、短時間で実施できるメリットがあります。初めて顔を合わせるメンバーが多い場合や、短時間でチームビルディングを行いたい場合に最適な方法です。ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームとは、お題に沿って言葉を使わずにジェスチャーのみで伝えるゲームです。チームで協力して表現することで、コミュニケーション能力を高める効果が期待できます。
ジェスチャーゲームの流れは以下のとおりです。1. チームを2つに分ける
2. あらかじめ用意したお題の中から、各チーム順番に1つ選ぶ
3. 選んだお題を、チーム内で1人ずつ順番にジェスチャーで表現する
4. 制限時間内にチームメンバーがお題を当てられたら成功ジェスチャーゲームは、言葉を使わずに伝える難しさと楽しさを実感できるため、チームビルディングに最適です。条件プレゼン
条件プレゼンとは、与えられた条件をもとにチームで協力してプレゼン資料を作成し、発表を行うトレーニング方法です。このトレーニングでは、限られた時間の中での情報収集能力や資料作成能力、プレゼン能力などを養えます。【条件プレゼンの例】
制限時間:60分
テーマ:新規事業の提案
ターゲット: A社の経営層
条件:予算は1000万円以内であること
競合他社にない強みを出すこと条件プレゼンを行う際は、以下の点に注意しましょう。- チーム内で役割分担を明確にする
- 時間配分を意識して取り組む
- プレゼン資料は簡潔で分かりやすく作成する
- 発表練習は入念に行う
これらの点に注意することで、より効果的なトレーニングを行えます。目的に合わせた方法やトレーニングを取り入れてみよう本記事ではチームビルディングの目的やメリット、目的別の最適な実施方法などを紹介しました。チームビルディングとは、個人やチームの力を最大限に発揮できる状態を目指す取り組みです。チームビルディングを取り入れることで、従業員同士のコミュニケーション促進やモチベーション向上などにつながります。
チームビルディングの実施方法は多種多様です。チームの状態に合わせて適切な方法を取り入れていきましょう。また、最適なメンバー編成を行うためにぜひミイダスのコンピテンシー診断をご活用ください。
ミイダスのコンピテンシー診断を試してみる
チーム内のコミュニケーションを円滑にしたり、メンバー間の信頼関係を構築したりするために、さまざまな活動が行われます。
項目 | チームビルディング | チームワーク |
---|---|---|
意味 | チームとして機能するための活動全般 | チームで成果を出すための協調性 |
目的 | チームの基礎を築き、共通認識や目的を共有すること | 共通の目的に向けて、協力して業務を遂行すること |
時間軸 | 長期的な視点 | 短期的な視点 |
一方チームワークは「試合中の連携プレー」のようにすでに持っている力を発揮して、成果を出すための協調性を指します。
チームビルディングを通してチームワークを高め、共通の目標達成に貢献していくことが重要です。
チームビルディングの目的・メリットは以下のとおりです。
- コミュニケーションの促進
- モチベーションの向上
- 生産性の向上
- イノベーションの創出
- マインドセットの形成
- 心理的安全性の確立
- ビジョンの浸透
- 適切な人材配置
それぞれの目的・メリットを見ていきましょう。
コミュニケーションの促進
チームビルディングを通してメンバー間の相互理解が深まると、コミュニケーションが円滑になります。
チームビルディングでは多くの場合、共通の目標に向かって協力し合ったり、お互いの意見を出し合ったりする機会が設けられます。
その過程でメンバーは互いの個性や強み、弱みを理解し、相手への信頼感を育んでいきます。結果として、コミュニケーションにおいて以下のようなメリットが得られるでしょう。
チームビルディングでは多くの場合、共通の目標に向かって協力し合ったり、お互いの意見を出し合ったりする機会が設けられます。
その過程でメンバーは互いの個性や強み、弱みを理解し、相手への信頼感を育んでいきます。結果として、コミュニケーションにおいて以下のようなメリットが得られるでしょう。
- 報告・連絡・相談がスムーズになる
- 意見やアイデアを積極的に発信できるようになる
- 誤解や行き違いが減る
チームビルディングで活発なコミュニケーションが交わされることで、チーム全体のモチベーションや生産性の向上につながります。
モチベーションの向上
チームビルディングはチーム全体のモチベーション向上に大きく貢献します。理由として以下のようなものが挙げられます。
- チームへの貢献を実感できる
- チームとして目指す目標を共有できる
- チームの一員としての責任感を持つことができる
- チーム内で自分の個性や能力が活かせる
- チームの成功体験を共有することで、一体感や達成感を味わえる
共通の目標を達成するために協力し互いを支え合う関係性を築くことで、個人では得られない達成感や充実感を味わえます。
またチームビルディングのなかで、個人の努力や成長を認め合い、自己肯定感や自己効力感を高められるため、さらなるモチベーション向上につながるでしょう。
またチームビルディングのなかで、個人の努力や成長を認め合い、自己肯定感や自己効力感を高められるため、さらなるモチベーション向上につながるでしょう。
生産性の向上
チームビルディングは、チーム全体の生産性向上にもつながるでしょう。チームビルディングを通してメンバー間の信頼関係が深まると、互いに協力し合い効率的に業務を進められるようになります。
具体的には、以下のような効果が期待できます。
具体的には、以下のような効果が期待できます。
- 情報や知識の共有がスムーズになり、業務の効率化につながる
- 問題が発生した場合も、チーム全体で解決策を見つけやすくなる
- 相互理解が深まることで、無駄な作業やコミュニケーションが減る
このような相乗効果によって、チーム全体のアウトプットの質と量を向上できるでしょう。
イノベーションの創出
チームビルディングは、チーム全体の創造性を刺激し、革新的なアイデアやソリューションを生み出すイノベーションの創出につながります。
さまざまなスキルや経験を持つメンバーが集まり、自由に意見交換やアイデアを出し合うことで、従来の枠にとらわれない新しい発想が生まれやすくなるでしょう。
また、チームビルディングを通じてメンバー間の信頼関係が深まると、互いのアイデアを尊重し、積極的に協力し合う雰囲気が生まれます。結果的に革新的な製品やサービス、業務プロセスを生み出す可能性が高まるのです。
さまざまなスキルや経験を持つメンバーが集まり、自由に意見交換やアイデアを出し合うことで、従来の枠にとらわれない新しい発想が生まれやすくなるでしょう。
また、チームビルディングを通じてメンバー間の信頼関係が深まると、互いのアイデアを尊重し、積極的に協力し合う雰囲気が生まれます。結果的に革新的な製品やサービス、業務プロセスを生み出す可能性が高まるのです。
マインドセットの形成
チームビルディングを通して、チーム全体で共通の価値観やマインドセットの形成が期待できます。マインドセットが共有されると、チームメンバーは同じ方向を目指して行動できるようになり、それぞれの判断基準や行動指針が明確になります。
結果的にチーム内でのコミュニケーションが円滑になり、より効率的かつ効果的なチーム活動を実現できるでしょう。たとえば、顧客の喜ぶ姿を大切にすることを共通のマインドセットとして共有することで、顧客対応の際に共通の価値観に基づいた行動をとれるようになります。
マインドセットについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
【関連記事:マインドセットとは?マインドセットを変える5つの方法と企業事例を解説 】
結果的にチーム内でのコミュニケーションが円滑になり、より効率的かつ効果的なチーム活動を実現できるでしょう。たとえば、顧客の喜ぶ姿を大切にすることを共通のマインドセットとして共有することで、顧客対応の際に共通の価値観に基づいた行動をとれるようになります。
マインドセットについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
【関連記事:マインドセットとは?マインドセットを変える5つの方法と企業事例を解説 】
心理的安全性の向上
チームビルディングによって、メンバーがお互いに安心して発言・行動できるようになり心理的安全性が高まります。
心理的安全性が確保されたチームでは、以下のような行動が見られるようになります。
心理的安全性が確保されたチームでは、以下のような行動が見られるようになります。
- 自分が思ったことを率直に発言できる
- 相手の意見を尊重し、積極的に耳を傾ける
- 自分の弱みや失敗を認め、周囲に助けを求める
- 建設的な批判やフィードバックを積極的に行う
このような行動が生まれることで、チーム全体のコミュニケーションが活性化し、新しいアイデアが生まれやすくなるなどのメリットがあります。
心理的安全性を高めるためには、まずはリーダーが率先してメンバーに感謝の気持ちを伝えたり、相談しやすい雰囲気をつくったりすることが重要です。
心理的安全性について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
【関連記事:心理的安全性とは?意味や組織へのメリット・高め方を解説【人事必見】】
心理的安全性を高めるためには、まずはリーダーが率先してメンバーに感謝の気持ちを伝えたり、相談しやすい雰囲気をつくったりすることが重要です。
心理的安全性について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
【関連記事:心理的安全性とは?意味や組織へのメリット・高め方を解説【人事必見】】
ビジョンの浸透
チームビルディングを通して、チーム全体にビジョンの浸透につながります。
企業やチームが掲げるビジョンは、メンバーの行動指針となり、チームを一つにまとめるための道しるべとなります。しかし、ただビジョンを掲げるだけではメンバー一人ひとりの心に響かず、浸透させていくことは難しいでしょう。
チームビルディングは、メンバー同士が対話を通してビジョンを共有できます。その結果、メンバー一人ひとりがビジョンを自分ごととして捉え、同じ方向を向いて進むことができるようになるでしょう。
企業やチームが掲げるビジョンは、メンバーの行動指針となり、チームを一つにまとめるための道しるべとなります。しかし、ただビジョンを掲げるだけではメンバー一人ひとりの心に響かず、浸透させていくことは難しいでしょう。
チームビルディングは、メンバー同士が対話を通してビジョンを共有できます。その結果、メンバー一人ひとりがビジョンを自分ごととして捉え、同じ方向を向いて進むことができるようになるでしょう。
適切な人材配置
チームビルディングを行うことで一人ひとりの能力が引き出され、組織全体の人材配置を最適化できる可能性が高まります。
人材配置については、以下の資料でくわしく解説しています。
人材配置については、以下の資料でくわしく解説しています。
チームビルディングのプロセス「タックマンモデル」とはチームビルディングは、ただやみくもに実施すればよいというわけではありません。チームには結成から成長、そして解散まで段階的に変化していく過程が大切です。
1965年、アメリカの心理学者ブルース・タックマンによって提唱された「タックマンモデル」は、チームが成長していく過程を5つの段階に分類したモデルです。チームビルディングを進めるには、各段階の特徴を理解しておく必要があります。1. 形成期
チームビルディングの最初の段階は「形成期」です。
形成期はメンバーが初めて集まり、チームとして活動をスタートさせる段階です。この段階では、メンバーはお互いに様子をうかがい、探り合いながらコミュニケーションを取ります。
形成期は以下のような状況が生まれやすい傾向にあります。- メンバーは不安と期待が入り混じった状態
- 控えめで丁寧なコミュニケーション
- グループの目標や役割が不明確
- リーダーに依存する傾向
形成期をスムーズに進めるためには、リーダーが積極的にぎこちなさを解消することが重要です。
打ち解けた雰囲気をつくったり、チームの目的や目標、ルールなどを共有したりと、メンバー間の相互理解を深めるチームビルディングを促進していくことになります。2. 混乱期
2番目の段階は「混乱期」です。形成期を経てチームメンバーがお互いのことを少しずつ理解し始めると、今度はメンバー間で意見の対立や衝突が生じやすくなります。
混乱期では、以下のような状況に陥りやすくなります。- チームの目標や役割分担が曖昧になる
- リーダーシップを巡って対立が起こる
- メンバーが自分の意見ばかり主張し、他のメンバーの意見に耳を傾けなくなる
- 感情的な対立や衝突が頻発する
このような状況はパフォーマンスを低下させるかもしれませんが、混乱期はチームが成長するために必要なプロセスです。この段階をスムーズに乗り越えなければ、チームが崩壊してしまう可能性も孕んでいることを理解しておく必要があります。3. 統一期
「統一期」に入ると、チームメンバーはお互いのことを理解し、共通の目標に向かって進むことの重要性を認識し始めます。混乱期における衝突や対立を乗り越え、チームとしての目標や進むべき方向やチーム内での役割分担などが明確になることで、メンバー間の信頼関係も築かれていきます。
次第にチームとしての一体感や結束力が高まります。またリーダーやほかのメンバーに対して積極的に意見やアイデアを提案できるようになるなど、チーム内でのコミュニケーションも活発化します。4. 機能期
「機能期」とは、チームとして目標達成に向けて最大限に機能している状態のことです。
この段階に到達すると、メンバーはそれぞれの役割や責任を理解し、自律的に行動できるようになります。また、チーム内には良好なコミュニケーションが確立され、問題が発生した場合でも、チーム全体で協力して解決できます。
機能期におけるチームは高いパフォーマンスを発揮し、優れた成果を生み出すことが期待できます。また、メンバー一人ひとりが成長を実感し、高いモチベーションを維持できる状態と言えるでしょう。5. 散会期
「散会期」とは、チームの目標達成や期間満了などによりチームが解散する時期のことです。チームはそれぞれの活動拠点に戻るか新しいチームへと移っていきます。
この期間におけるメンバーの心理状態としては、達成感や満足感を感じられる一方で、 喪失感や不安感を抱くこともあります。
チームにおける活動としては、解散前にチーム全体で活動の振り返りを行い、成功や失敗から学んだことを共有することが重要です。また、メンバー一人ひとりの貢献を認め合い、感謝の気持ちを伝えることで、円満な解散を迎えられるでしょう。チームビルディングの方法【目的別に最適な手法を紹介】ではどのようにチームビルディングを取り入れていけばよいのでしょうか。ここでは、タイプ別におすすめの方法を紹介します。- 関係構築型
- 目標達成型
- 能力開発型
- リフレッシュ型
関係構築型
関係構築型は、メンバー同士の相互理解を深め信頼関係を築くことを目的とするチームビルディングです。このタイプのチームビルディングは、新しいチームが結成されたときやメンバー間のコミュニケーション不足が課題だと感じている場合に有効です。
関係構築型チームビルディングでは、以下のような効果を得られる手法を用いることが一般的です。
手法 内容 自己紹介ゲーム 自分の趣味や特技、価値観などを共有するゲームを通して、メンバーの意外な一面を発見する チームビルディング研修 企業が企画する1泊2日などの研修を通して、共同作業や体験を通してチームワークを向上させる ワークショップ チームの課題や目標について話し合い、共通認識を持つ レクリエーション スポーツやゲームなどを通して、気軽にコミュニケーションを取る機会を設ける
これらの手法を通してメンバーは互いの人となりを知り、相手への理解を深めることができます。その結果、チーム内のコミュニケーションが活性化し、より良いチームワークが生まれるでしょう。目標達成型
目標達成型のチームビルディングは、共通の目標を達成するためにチーム全体で協力し、達成感を味わうことを目的とします。目標を達成する過程を通じて、チームワークを高めたり、メンバー一人ひとりの能力を引き出したりすることも期待できます。
目標達成型のチームビルディングでは、具体的に以下のような効果が期待できます。- チームワークの向上
- コミュニケーション能力の向上
- 問題解決能力の向上
- リーダーシップスキル
- 達成感の共有 など
また目標達成型のチームビルディングは、以下のようなシチュエーションに最適です。- 新規事業を立ち上げる際
- 新しいプロジェクトをスタートする際
- チームの業績が低迷している際
- チームに一体感が足りない際
目標達成型のチームビルディングの代表的なプログラム内容としては、以下のようなものがあります。手法 内容 脱出ゲーム チームで協力して謎を解き、制限時間内に密室から脱出を目指すゲーム 宝探しゲーム チームで協力して隠された宝を探し出すゲーム ビジネスゲーム 企業経営を疑似体験できるゲーム プロジェクトワーク チームで協力して、新商品開発や販売促進などの課題を解決する
これらのプログラムを通じて、チームで目標を達成する喜びを共有し、チームワークや結束力を高められます。能力開発型
能力開発型のチームビルディングとは、チーム全体や個人のスキルアップ・レベルアップを目的とした手法です。
チームで仕事をするうえで、それぞれのメンバーが得意な分野や苦手な分野を把握しておくことは、業務をスムーズに進める際に役立ちます。
不足しているスキルを補完し合ったり、個々の強みを活かせるようなチームづくりを目指したりすることでチーム全体のレベルアップにつながり、結果として成果に結びつきやすくなります。手法として、以下のようなものが挙げられます。手法 クロスジョブ チームメンバー間で普段とは異なる役割を交換し、一定期間業務を体験する OJT研修(On-the-Job Training) 経験豊富な先輩社員が、実務を通して後輩社員を育成する 勉強会 チームメンバーでテーマを決め、それぞれの知識や経験を共有する スキルアップ講習 チーム全体のスキルアップのために、外部の専門家を招いた研修やセミナーなどを実施する
上記は一例であり、チームの課題や状況に合わせて、最適な方法を選ぶことが重要です。リフレッシュ型
リフレッシュ型のチームビルディングは、レクリエーションやアクティビティなどを通してメンバーのストレスを軽減し、リフレッシュすることが目的です。
普段の業務から離れてリラックスできる環境で行うことで、メンバー同士のコミュニケーションを円滑にしたり、チームのモチベーションを高めたりする効果が期待できます。目的 手法例 メリット リフレッシュ ・旅行
・食事会
・スポーツ大会 ・業務から離れて気分転換ができる
・共通の体験を通して一体感を高めることができる コミュニケーション促進 ・ワークショップ
・グループワーク 普段の業務とは異なる環境でコミュニケーションをとることで、新たな一面を発見できる場合がある モチベーション向上 ・表彰式
・懇親会 チームの成果やメンバーの頑張りを労うことで、モチベーションの向上につながる
リフレッシュ型のチームビルディングを実施する際は、メンバーの年齢や体力、興味関心に合わせた内容にすることが重要です。チームビルディングを成功させるためのポイントチームビルディングを成功させるポイントは以下のとおりです。- チームを編成する際は相性も考慮する
- 目標を決める際は無理のない範囲で設定する
- メンバー一人ひとりに役割を分担する
- 何か問題が発生した場合はメンバー同士で解決する
- 多様な価値観を認め合う
- メンバーの特性を把握する
チームを編成する際は相性も考慮する
チームビルディングを成功させるためには、メンバーの相性を考慮することが重要です。
いくら能力の高いメンバーが集まっても、相性が悪ければチームとして機能せず、それぞれの能力を発揮できないでしょう。
逆に、能力が多少ばらつきがあってもお互いを尊重し、協力し合えるチームであれば、大きな成果を生み出す可能性を秘めていると言えます。とはいえ、仲が良いだけのメンバーでチームを構成すればよいというわけではありません。
チームビルディングにおいては、以下のような観点から相性を考慮する必要があります。観点 具体的な内容 コミュニケーション ・コミュニケーションの頻度や方法
・報告・連絡・相談の意識 仕事への価値観 ・仕事に対する責任感
・仕事の進め方
・成果へのこだわり 性格 ・積極性
・協調性
・リーダーシップ
上記はあくまで一例であり、相性はさまざまな要素によって左右されます。総合的に判断し、バランスの取れたチーム編成を心がけましょう。目標を決める際は無理のない範囲で設定する
チームビルディングで設定する目標は、チームのモチベーションを維持するうえで重要です。
しかし、目標が高すぎるとメンバーに過度なプレッシャーを与え、モチベーションの低下やチームの崩壊につながりかねません。目標設定は、「達成可能な範囲」で設定することが重要です。悪い例 良い例 売上を前年比2倍にする 売上を前年比1.2倍にする 新規顧客獲得件数を1000件にする 現状の顧客満足度向上に取り組み、そこから新規顧客獲得を目指す
上記のように目標が高すぎる場合は、段階的に達成できるような現実的な目標設定をすることが大切です。比較的高い目標をおきたい場合は、短期間でモニタリングを行い、短い期間ごとに達成可能な目標をおくことで結果的に高い目標をクリアしやすくなるでしょう。
また、目標設定の際には、メンバー全員で共有し、納得感を得ることが重要です。メンバーの意見を反映することで、チーム全体で目標達成に向けて取り組めます。メンバー一人ひとりに役割を分担する
チームビルディングにおいて、各メンバーがそれぞれの役割を自覚し、責任感を持って行動することは、チーム全体の成果に大きく影響します。役割分担が曖昧なままでは、責任の所在が不明確になり、モチベーションの低下や作業効率の悪化につながる可能性があります。
効果的な役割分担を行うためには、まずチーム全体の目標と、それを達成するために必要なタスクを明確化します。そのうえで、各メンバーのスキルや経験、個性などを考慮しながら、それぞれのタスクに最適な人材を配置していきます。役割 具体的な内容 リーダー チーム目標設定、進捗管理、メンバー間の調整、意思決定など サブリーダー リーダーのサポート、メンバーの意見調整、タスクの進捗確認など 書記 会議内容の記録、資料作成、情報共有など タイムキーパー 時間配分の管理、時間厳守の意識づけなど アイデアマン 新しいアイデアの提案、既存の枠にとらわれない発想など ムードメーカー チームの雰囲気を明るく保つこと、コミュニケーションの活性化など
上記はあくまで一例であり、チームの規模や目的、メンバー構成によって最適な役割は異なります。重要なのは、メンバー全員が自分の役割を理解し、積極的に貢献しようという意識を持つことです。何か問題が発生した場合はメンバー同士で解決する
チームビルディングを通して問題解決能力を高めるためには、問題が発生した際に、まず「メンバー同士で解決する」という姿勢を育むことが重要です。
よくあるケースとして以下のような状況が挙げられます。ケース 詳細 対応 スケジュール管理がうまくいかず、タスクに遅延が発生している 各メンバーの業務量の把握ができておらず、 スケジュールに無理が生じている チーム内でスケジュール共有ツールを導入し、進捗状況をこまめに報告・共有する体制をつくる メンバー間で意見の対立が起き、議論が停滞している お互いの意見を尊重せず、自分の意見ばかりを主張してしまっている 第三者を交えて客観的な意見を取り入れる、あるいは「なぜそう思うのか」具体的な理由を改めて整理する
上記のように問題が起きたときは、安易にリーダーや外部に頼るのではなく、まずはチーム内で解決策を見つけ出すことを意識しましょう。
このプロセスを通じてメンバーは主体的に行動し、互いに協力し合うことの大切さを学べます。また問題解決能力を高めるだけでなく、チーム全体の責任感や一体感を醸成できます。多様な価値観を認め合う
チームビルディングを通してメンバー間の相互理解が深まると、コミュニケーションが円滑になります。
チームビルディングでは、多くの場合、共通の目標に向かって協力し合ったり、お互いの意見を出し合ったりする機会が設けられます。その過程でメンバーは互いの個性や強み、弱みを理解し、相手への信頼感を育んでいきます。
結果的に、以下のようなメリットをもたらすでしょう。- 報告・連絡・相談がスムーズになる
- 意見やアイデアを積極的に発信できるようになる
- 誤解や行き違いが減る
活発なコミュニケーションはチーム全体のモチベーションや生産性の向上、そしてより良い成果につながっていきます。メンバーの特性を把握する
チームビルディングにおいて、メンバー全員が同じ価値観を持つことは困難です。しかし多様な価値観を持つメンバーが集まることで、チームに多様性や新しい発想が生まれやすくなります。
ただし、価値観の違いが原因で衝突してしまうケースもあるため注意が必要です。状況 対応策例 Aさんの意見にBさんが反論した ・まずはAさんとBさんの意見をそれぞれ丁寧に聞き、双方の意見を尊重する姿勢を見せる
・ほかのメンバーは、それぞれの意見の良い点や改善点などを客観的な立場で発言する
上記のようにそれぞれの意見を尊重し、チームとしてより良い結論を導き出すことが重要です。また日頃からお互いの価値観を理解しておくことも大切です。たとえば、チームで働くうえで大切にしたいことをリストアップし、メンバー間で共有するのも効果的です。チームビルディングにはミイダスのコンピテンシー診断がおすすめチームビルディングのメンバーを編成する際に、ミイダスのコンピテンシー診断が有効です。ミイダスのコンピテンシー診断は、あらかじめ用意された質問に回答してもらうだけで、従業員一人ひとりの特性を把握できます。
コンピテンシー診断で把握できる項目の例は以下のとおりです。- パーソナリティの特徴
- 行動特性
- ストレス要因
- 職務適性
- 上下関係適性 など
たとえばパーソナリティの特徴に関しては、以下の項目を分析できます。・ヴァイタリティ
・人あたり
・チームワーク
・創造的思考力
・問題的解決力
・状況適応力
・プレッシャーへの耐力
・オーガナイズ能力
・統率力これらの項目をもとに診断することで、以下のような従業員一人ひとりの分析結果がデータとして表示されます。従業員の診断結果をデータで残しておけば、一度メンバー編成がうまくいかなかったとしても迅速に対処できます。コンピテンシー診断は30名まで無料で診断できます。ぜひ一度お試しください。
ミイダスのコンピテンシー診断を試してみるチームビルディングのトレーニング方法を紹介最後に、チームビルディングで活用できるアイスブレイクと、以下のトレーニング方法を紹介します。- バースデーライン
- ジェスチャーゲーム
- 条件プレゼン
アイスブレイク
アイスブレイクとは、チームビルディングのトレーニング開始時に行うものです。初対面の人と話すのは緊張するものです。そのため、チームビルディングでは、トレーニングを始める前にアイスブレイクを実施して、参加者同士の緊張を和らげるようにします。
アイスブレイクには、以下のようなメリットがあります。- 緊張を和らげ、リラックスした状態を作る
- 参加者同士の相互理解を深める
- コミュニケーションを活性化する
- チームビルディングへの参加意欲を高める
アイスブレイクにはゲーム形式や質問形式など、さまざま種類があります。種類 説明 自己紹介ゲーム 簡単なゲームを通して自己紹介を行うことで、参加者同士の距離を縮める 共通点探しゲーム チームで協力してクイズに答えることで、一体感をつくる クイズ チームで協力してクイズに答えることで、一体感をつくる
アイスブレイクはチームビルディングの目的や参加者に合わせて、適切なものを選ぶことが重要です。バースデーライン
バースデーラインとは、誕生日を使ってチームビルディングを行う方法です。初対面のメンバーが多い場合でも、誕生日を話題にすることで緊張を和らげ、コミュニケーションを促進できます。
流れは以下のとおりです。1. メンバー全員に、誕生日順に一列に並んでもらう
2. 並び終わったら、声に出さずにジェスチャーと身体言語だけで誕生日を伝え合う
3. 並び順が確認できたら、全員で拍手をして終了バースデイラインは、特別な道具や準備がいらないのに加えて、短時間で実施できるメリットがあります。初めて顔を合わせるメンバーが多い場合や、短時間でチームビルディングを行いたい場合に最適な方法です。ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームとは、お題に沿って言葉を使わずにジェスチャーのみで伝えるゲームです。チームで協力して表現することで、コミュニケーション能力を高める効果が期待できます。
ジェスチャーゲームの流れは以下のとおりです。1. チームを2つに分ける
2. あらかじめ用意したお題の中から、各チーム順番に1つ選ぶ
3. 選んだお題を、チーム内で1人ずつ順番にジェスチャーで表現する
4. 制限時間内にチームメンバーがお題を当てられたら成功ジェスチャーゲームは、言葉を使わずに伝える難しさと楽しさを実感できるため、チームビルディングに最適です。条件プレゼン
条件プレゼンとは、与えられた条件をもとにチームで協力してプレゼン資料を作成し、発表を行うトレーニング方法です。このトレーニングでは、限られた時間の中での情報収集能力や資料作成能力、プレゼン能力などを養えます。【条件プレゼンの例】
制限時間:60分
テーマ:新規事業の提案
ターゲット: A社の経営層
条件:予算は1000万円以内であること
競合他社にない強みを出すこと条件プレゼンを行う際は、以下の点に注意しましょう。- チーム内で役割分担を明確にする
- 時間配分を意識して取り組む
- プレゼン資料は簡潔で分かりやすく作成する
- 発表練習は入念に行う
これらの点に注意することで、より効果的なトレーニングを行えます。目的に合わせた方法やトレーニングを取り入れてみよう本記事ではチームビルディングの目的やメリット、目的別の最適な実施方法などを紹介しました。チームビルディングとは、個人やチームの力を最大限に発揮できる状態を目指す取り組みです。チームビルディングを取り入れることで、従業員同士のコミュニケーション促進やモチベーション向上などにつながります。
チームビルディングの実施方法は多種多様です。チームの状態に合わせて適切な方法を取り入れていきましょう。また、最適なメンバー編成を行うためにぜひミイダスのコンピテンシー診断をご活用ください。
ミイダスのコンピテンシー診断を試してみる
1965年、アメリカの心理学者ブルース・タックマンによって提唱された「タックマンモデル」は、チームが成長していく過程を5つの段階に分類したモデルです。チームビルディングを進めるには、各段階の特徴を理解しておく必要があります。
形成期はメンバーが初めて集まり、チームとして活動をスタートさせる段階です。この段階では、メンバーはお互いに様子をうかがい、探り合いながらコミュニケーションを取ります。
形成期は以下のような状況が生まれやすい傾向にあります。
打ち解けた雰囲気をつくったり、チームの目的や目標、ルールなどを共有したりと、メンバー間の相互理解を深めるチームビルディングを促進していくことになります。
混乱期では、以下のような状況に陥りやすくなります。
次第にチームとしての一体感や結束力が高まります。またリーダーやほかのメンバーに対して積極的に意見やアイデアを提案できるようになるなど、チーム内でのコミュニケーションも活発化します。
この段階に到達すると、メンバーはそれぞれの役割や責任を理解し、自律的に行動できるようになります。また、チーム内には良好なコミュニケーションが確立され、問題が発生した場合でも、チーム全体で協力して解決できます。
機能期におけるチームは高いパフォーマンスを発揮し、優れた成果を生み出すことが期待できます。また、メンバー一人ひとりが成長を実感し、高いモチベーションを維持できる状態と言えるでしょう。
この期間におけるメンバーの心理状態としては、達成感や満足感を感じられる一方で、 喪失感や不安感を抱くこともあります。
チームにおける活動としては、解散前にチーム全体で活動の振り返りを行い、成功や失敗から学んだことを共有することが重要です。また、メンバー一人ひとりの貢献を認め合い、感謝の気持ちを伝えることで、円満な解散を迎えられるでしょう。
ではどのようにチームビルディングを取り入れていけばよいのでしょうか。ここでは、タイプ別におすすめの方法を紹介します。
- 関係構築型
- 目標達成型
- 能力開発型
- リフレッシュ型
関係構築型
関係構築型は、メンバー同士の相互理解を深め信頼関係を築くことを目的とするチームビルディングです。このタイプのチームビルディングは、新しいチームが結成されたときやメンバー間のコミュニケーション不足が課題だと感じている場合に有効です。
関係構築型チームビルディングでは、以下のような効果を得られる手法を用いることが一般的です。
関係構築型チームビルディングでは、以下のような効果を得られる手法を用いることが一般的です。
手法 | 内容 |
---|---|
自己紹介ゲーム | 自分の趣味や特技、価値観などを共有するゲームを通して、メンバーの意外な一面を発見する |
チームビルディング研修 | 企業が企画する1泊2日などの研修を通して、共同作業や体験を通してチームワークを向上させる |
ワークショップ | チームの課題や目標について話し合い、共通認識を持つ |
レクリエーション | スポーツやゲームなどを通して、気軽にコミュニケーションを取る機会を設ける |
これらの手法を通してメンバーは互いの人となりを知り、相手への理解を深めることができます。その結果、チーム内のコミュニケーションが活性化し、より良いチームワークが生まれるでしょう。
目標達成型
目標達成型のチームビルディングは、共通の目標を達成するためにチーム全体で協力し、達成感を味わうことを目的とします。目標を達成する過程を通じて、チームワークを高めたり、メンバー一人ひとりの能力を引き出したりすることも期待できます。
目標達成型のチームビルディングでは、具体的に以下のような効果が期待できます。
目標達成型のチームビルディングでは、具体的に以下のような効果が期待できます。
- チームワークの向上
- コミュニケーション能力の向上
- 問題解決能力の向上
- リーダーシップスキル
- 達成感の共有 など
また目標達成型のチームビルディングは、以下のようなシチュエーションに最適です。
- 新規事業を立ち上げる際
- 新しいプロジェクトをスタートする際
- チームの業績が低迷している際
- チームに一体感が足りない際
目標達成型のチームビルディングの代表的なプログラム内容としては、以下のようなものがあります。
手法 | 内容 |
---|---|
脱出ゲーム | チームで協力して謎を解き、制限時間内に密室から脱出を目指すゲーム |
宝探しゲーム | チームで協力して隠された宝を探し出すゲーム |
ビジネスゲーム | 企業経営を疑似体験できるゲーム |
プロジェクトワーク | チームで協力して、新商品開発や販売促進などの課題を解決する |
これらのプログラムを通じて、チームで目標を達成する喜びを共有し、チームワークや結束力を高められます。
能力開発型
能力開発型のチームビルディングとは、チーム全体や個人のスキルアップ・レベルアップを目的とした手法です。
チームで仕事をするうえで、それぞれのメンバーが得意な分野や苦手な分野を把握しておくことは、業務をスムーズに進める際に役立ちます。
不足しているスキルを補完し合ったり、個々の強みを活かせるようなチームづくりを目指したりすることでチーム全体のレベルアップにつながり、結果として成果に結びつきやすくなります。手法として、以下のようなものが挙げられます。
チームで仕事をするうえで、それぞれのメンバーが得意な分野や苦手な分野を把握しておくことは、業務をスムーズに進める際に役立ちます。
不足しているスキルを補完し合ったり、個々の強みを活かせるようなチームづくりを目指したりすることでチーム全体のレベルアップにつながり、結果として成果に結びつきやすくなります。手法として、以下のようなものが挙げられます。
手法 | |
---|---|
クロスジョブ | チームメンバー間で普段とは異なる役割を交換し、一定期間業務を体験する |
OJT研修(On-the-Job Training) | 経験豊富な先輩社員が、実務を通して後輩社員を育成する |
勉強会 | チームメンバーでテーマを決め、それぞれの知識や経験を共有する |
スキルアップ講習 | チーム全体のスキルアップのために、外部の専門家を招いた研修やセミナーなどを実施する |
上記は一例であり、チームの課題や状況に合わせて、最適な方法を選ぶことが重要です。
リフレッシュ型
リフレッシュ型のチームビルディングは、レクリエーションやアクティビティなどを通してメンバーのストレスを軽減し、リフレッシュすることが目的です。
普段の業務から離れてリラックスできる環境で行うことで、メンバー同士のコミュニケーションを円滑にしたり、チームのモチベーションを高めたりする効果が期待できます。
普段の業務から離れてリラックスできる環境で行うことで、メンバー同士のコミュニケーションを円滑にしたり、チームのモチベーションを高めたりする効果が期待できます。
目的 | 手法例 | メリット |
---|---|---|
リフレッシュ | ・旅行 ・食事会 ・スポーツ大会 | ・業務から離れて気分転換ができる ・共通の体験を通して一体感を高めることができる |
コミュニケーション促進 | ・ワークショップ ・グループワーク | 普段の業務とは異なる環境でコミュニケーションをとることで、新たな一面を発見できる場合がある |
モチベーション向上 | ・表彰式 ・懇親会 | チームの成果やメンバーの頑張りを労うことで、モチベーションの向上につながる |
リフレッシュ型のチームビルディングを実施する際は、メンバーの年齢や体力、興味関心に合わせた内容にすることが重要です。
チームビルディングを成功させるためのポイントチームビルディングを成功させるポイントは以下のとおりです。- チームを編成する際は相性も考慮する
- 目標を決める際は無理のない範囲で設定する
- メンバー一人ひとりに役割を分担する
- 何か問題が発生した場合はメンバー同士で解決する
- 多様な価値観を認め合う
- メンバーの特性を把握する
チームを編成する際は相性も考慮する
チームビルディングを成功させるためには、メンバーの相性を考慮することが重要です。
いくら能力の高いメンバーが集まっても、相性が悪ければチームとして機能せず、それぞれの能力を発揮できないでしょう。
逆に、能力が多少ばらつきがあってもお互いを尊重し、協力し合えるチームであれば、大きな成果を生み出す可能性を秘めていると言えます。とはいえ、仲が良いだけのメンバーでチームを構成すればよいというわけではありません。
チームビルディングにおいては、以下のような観点から相性を考慮する必要があります。観点 具体的な内容 コミュニケーション ・コミュニケーションの頻度や方法
・報告・連絡・相談の意識 仕事への価値観 ・仕事に対する責任感
・仕事の進め方
・成果へのこだわり 性格 ・積極性
・協調性
・リーダーシップ
上記はあくまで一例であり、相性はさまざまな要素によって左右されます。総合的に判断し、バランスの取れたチーム編成を心がけましょう。目標を決める際は無理のない範囲で設定する
チームビルディングで設定する目標は、チームのモチベーションを維持するうえで重要です。
しかし、目標が高すぎるとメンバーに過度なプレッシャーを与え、モチベーションの低下やチームの崩壊につながりかねません。目標設定は、「達成可能な範囲」で設定することが重要です。悪い例 良い例 売上を前年比2倍にする 売上を前年比1.2倍にする 新規顧客獲得件数を1000件にする 現状の顧客満足度向上に取り組み、そこから新規顧客獲得を目指す
上記のように目標が高すぎる場合は、段階的に達成できるような現実的な目標設定をすることが大切です。比較的高い目標をおきたい場合は、短期間でモニタリングを行い、短い期間ごとに達成可能な目標をおくことで結果的に高い目標をクリアしやすくなるでしょう。
また、目標設定の際には、メンバー全員で共有し、納得感を得ることが重要です。メンバーの意見を反映することで、チーム全体で目標達成に向けて取り組めます。メンバー一人ひとりに役割を分担する
チームビルディングにおいて、各メンバーがそれぞれの役割を自覚し、責任感を持って行動することは、チーム全体の成果に大きく影響します。役割分担が曖昧なままでは、責任の所在が不明確になり、モチベーションの低下や作業効率の悪化につながる可能性があります。
効果的な役割分担を行うためには、まずチーム全体の目標と、それを達成するために必要なタスクを明確化します。そのうえで、各メンバーのスキルや経験、個性などを考慮しながら、それぞれのタスクに最適な人材を配置していきます。役割 具体的な内容 リーダー チーム目標設定、進捗管理、メンバー間の調整、意思決定など サブリーダー リーダーのサポート、メンバーの意見調整、タスクの進捗確認など 書記 会議内容の記録、資料作成、情報共有など タイムキーパー 時間配分の管理、時間厳守の意識づけなど アイデアマン 新しいアイデアの提案、既存の枠にとらわれない発想など ムードメーカー チームの雰囲気を明るく保つこと、コミュニケーションの活性化など
上記はあくまで一例であり、チームの規模や目的、メンバー構成によって最適な役割は異なります。重要なのは、メンバー全員が自分の役割を理解し、積極的に貢献しようという意識を持つことです。何か問題が発生した場合はメンバー同士で解決する
チームビルディングを通して問題解決能力を高めるためには、問題が発生した際に、まず「メンバー同士で解決する」という姿勢を育むことが重要です。
よくあるケースとして以下のような状況が挙げられます。ケース 詳細 対応 スケジュール管理がうまくいかず、タスクに遅延が発生している 各メンバーの業務量の把握ができておらず、 スケジュールに無理が生じている チーム内でスケジュール共有ツールを導入し、進捗状況をこまめに報告・共有する体制をつくる メンバー間で意見の対立が起き、議論が停滞している お互いの意見を尊重せず、自分の意見ばかりを主張してしまっている 第三者を交えて客観的な意見を取り入れる、あるいは「なぜそう思うのか」具体的な理由を改めて整理する
上記のように問題が起きたときは、安易にリーダーや外部に頼るのではなく、まずはチーム内で解決策を見つけ出すことを意識しましょう。
このプロセスを通じてメンバーは主体的に行動し、互いに協力し合うことの大切さを学べます。また問題解決能力を高めるだけでなく、チーム全体の責任感や一体感を醸成できます。多様な価値観を認め合う
チームビルディングを通してメンバー間の相互理解が深まると、コミュニケーションが円滑になります。
チームビルディングでは、多くの場合、共通の目標に向かって協力し合ったり、お互いの意見を出し合ったりする機会が設けられます。その過程でメンバーは互いの個性や強み、弱みを理解し、相手への信頼感を育んでいきます。
結果的に、以下のようなメリットをもたらすでしょう。- 報告・連絡・相談がスムーズになる
- 意見やアイデアを積極的に発信できるようになる
- 誤解や行き違いが減る
活発なコミュニケーションはチーム全体のモチベーションや生産性の向上、そしてより良い成果につながっていきます。メンバーの特性を把握する
チームビルディングにおいて、メンバー全員が同じ価値観を持つことは困難です。しかし多様な価値観を持つメンバーが集まることで、チームに多様性や新しい発想が生まれやすくなります。
ただし、価値観の違いが原因で衝突してしまうケースもあるため注意が必要です。状況 対応策例 Aさんの意見にBさんが反論した ・まずはAさんとBさんの意見をそれぞれ丁寧に聞き、双方の意見を尊重する姿勢を見せる
・ほかのメンバーは、それぞれの意見の良い点や改善点などを客観的な立場で発言する
上記のようにそれぞれの意見を尊重し、チームとしてより良い結論を導き出すことが重要です。また日頃からお互いの価値観を理解しておくことも大切です。たとえば、チームで働くうえで大切にしたいことをリストアップし、メンバー間で共有するのも効果的です。チームビルディングにはミイダスのコンピテンシー診断がおすすめチームビルディングのメンバーを編成する際に、ミイダスのコンピテンシー診断が有効です。ミイダスのコンピテンシー診断は、あらかじめ用意された質問に回答してもらうだけで、従業員一人ひとりの特性を把握できます。
コンピテンシー診断で把握できる項目の例は以下のとおりです。- パーソナリティの特徴
- 行動特性
- ストレス要因
- 職務適性
- 上下関係適性 など
たとえばパーソナリティの特徴に関しては、以下の項目を分析できます。・ヴァイタリティ
・人あたり
・チームワーク
・創造的思考力
・問題的解決力
・状況適応力
・プレッシャーへの耐力
・オーガナイズ能力
・統率力これらの項目をもとに診断することで、以下のような従業員一人ひとりの分析結果がデータとして表示されます。従業員の診断結果をデータで残しておけば、一度メンバー編成がうまくいかなかったとしても迅速に対処できます。コンピテンシー診断は30名まで無料で診断できます。ぜひ一度お試しください。
ミイダスのコンピテンシー診断を試してみるチームビルディングのトレーニング方法を紹介最後に、チームビルディングで活用できるアイスブレイクと、以下のトレーニング方法を紹介します。- バースデーライン
- ジェスチャーゲーム
- 条件プレゼン
アイスブレイク
アイスブレイクとは、チームビルディングのトレーニング開始時に行うものです。初対面の人と話すのは緊張するものです。そのため、チームビルディングでは、トレーニングを始める前にアイスブレイクを実施して、参加者同士の緊張を和らげるようにします。
アイスブレイクには、以下のようなメリットがあります。- 緊張を和らげ、リラックスした状態を作る
- 参加者同士の相互理解を深める
- コミュニケーションを活性化する
- チームビルディングへの参加意欲を高める
アイスブレイクにはゲーム形式や質問形式など、さまざま種類があります。種類 説明 自己紹介ゲーム 簡単なゲームを通して自己紹介を行うことで、参加者同士の距離を縮める 共通点探しゲーム チームで協力してクイズに答えることで、一体感をつくる クイズ チームで協力してクイズに答えることで、一体感をつくる
アイスブレイクはチームビルディングの目的や参加者に合わせて、適切なものを選ぶことが重要です。バースデーライン
バースデーラインとは、誕生日を使ってチームビルディングを行う方法です。初対面のメンバーが多い場合でも、誕生日を話題にすることで緊張を和らげ、コミュニケーションを促進できます。
流れは以下のとおりです。1. メンバー全員に、誕生日順に一列に並んでもらう
2. 並び終わったら、声に出さずにジェスチャーと身体言語だけで誕生日を伝え合う
3. 並び順が確認できたら、全員で拍手をして終了バースデイラインは、特別な道具や準備がいらないのに加えて、短時間で実施できるメリットがあります。初めて顔を合わせるメンバーが多い場合や、短時間でチームビルディングを行いたい場合に最適な方法です。ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームとは、お題に沿って言葉を使わずにジェスチャーのみで伝えるゲームです。チームで協力して表現することで、コミュニケーション能力を高める効果が期待できます。
ジェスチャーゲームの流れは以下のとおりです。1. チームを2つに分ける
2. あらかじめ用意したお題の中から、各チーム順番に1つ選ぶ
3. 選んだお題を、チーム内で1人ずつ順番にジェスチャーで表現する
4. 制限時間内にチームメンバーがお題を当てられたら成功ジェスチャーゲームは、言葉を使わずに伝える難しさと楽しさを実感できるため、チームビルディングに最適です。条件プレゼン
条件プレゼンとは、与えられた条件をもとにチームで協力してプレゼン資料を作成し、発表を行うトレーニング方法です。このトレーニングでは、限られた時間の中での情報収集能力や資料作成能力、プレゼン能力などを養えます。【条件プレゼンの例】
制限時間:60分
テーマ:新規事業の提案
ターゲット: A社の経営層
条件:予算は1000万円以内であること
競合他社にない強みを出すこと条件プレゼンを行う際は、以下の点に注意しましょう。- チーム内で役割分担を明確にする
- 時間配分を意識して取り組む
- プレゼン資料は簡潔で分かりやすく作成する
- 発表練習は入念に行う
これらの点に注意することで、より効果的なトレーニングを行えます。目的に合わせた方法やトレーニングを取り入れてみよう本記事ではチームビルディングの目的やメリット、目的別の最適な実施方法などを紹介しました。チームビルディングとは、個人やチームの力を最大限に発揮できる状態を目指す取り組みです。チームビルディングを取り入れることで、従業員同士のコミュニケーション促進やモチベーション向上などにつながります。
チームビルディングの実施方法は多種多様です。チームの状態に合わせて適切な方法を取り入れていきましょう。また、最適なメンバー編成を行うためにぜひミイダスのコンピテンシー診断をご活用ください。
ミイダスのコンピテンシー診断を試してみる
いくら能力の高いメンバーが集まっても、相性が悪ければチームとして機能せず、それぞれの能力を発揮できないでしょう。
逆に、能力が多少ばらつきがあってもお互いを尊重し、協力し合えるチームであれば、大きな成果を生み出す可能性を秘めていると言えます。とはいえ、仲が良いだけのメンバーでチームを構成すればよいというわけではありません。
チームビルディングにおいては、以下のような観点から相性を考慮する必要があります。
観点 | 具体的な内容 |
---|---|
コミュニケーション | ・コミュニケーションの頻度や方法 ・報告・連絡・相談の意識 |
仕事への価値観 | ・仕事に対する責任感 ・仕事の進め方 ・成果へのこだわり |
性格 | ・積極性 ・協調性 ・リーダーシップ |
しかし、目標が高すぎるとメンバーに過度なプレッシャーを与え、モチベーションの低下やチームの崩壊につながりかねません。目標設定は、「達成可能な範囲」で設定することが重要です。
悪い例 | 良い例 |
---|---|
売上を前年比2倍にする | 売上を前年比1.2倍にする |
新規顧客獲得件数を1000件にする | 現状の顧客満足度向上に取り組み、そこから新規顧客獲得を目指す |
また、目標設定の際には、メンバー全員で共有し、納得感を得ることが重要です。メンバーの意見を反映することで、チーム全体で目標達成に向けて取り組めます。
効果的な役割分担を行うためには、まずチーム全体の目標と、それを達成するために必要なタスクを明確化します。そのうえで、各メンバーのスキルや経験、個性などを考慮しながら、それぞれのタスクに最適な人材を配置していきます。
役割 | 具体的な内容 |
---|---|
リーダー | チーム目標設定、進捗管理、メンバー間の調整、意思決定など |
サブリーダー | リーダーのサポート、メンバーの意見調整、タスクの進捗確認など |
書記 | 会議内容の記録、資料作成、情報共有など |
タイムキーパー | 時間配分の管理、時間厳守の意識づけなど |
アイデアマン | 新しいアイデアの提案、既存の枠にとらわれない発想など |
ムードメーカー | チームの雰囲気を明るく保つこと、コミュニケーションの活性化など |
よくあるケースとして以下のような状況が挙げられます。
ケース | 詳細 | 対応 |
---|---|---|
スケジュール管理がうまくいかず、タスクに遅延が発生している | 各メンバーの業務量の把握ができておらず、 スケジュールに無理が生じている | チーム内でスケジュール共有ツールを導入し、進捗状況をこまめに報告・共有する体制をつくる |
メンバー間で意見の対立が起き、議論が停滞している | お互いの意見を尊重せず、自分の意見ばかりを主張してしまっている | 第三者を交えて客観的な意見を取り入れる、あるいは「なぜそう思うのか」具体的な理由を改めて整理する |
このプロセスを通じてメンバーは主体的に行動し、互いに協力し合うことの大切さを学べます。また問題解決能力を高めるだけでなく、チーム全体の責任感や一体感を醸成できます。
チームビルディングでは、多くの場合、共通の目標に向かって協力し合ったり、お互いの意見を出し合ったりする機会が設けられます。その過程でメンバーは互いの個性や強み、弱みを理解し、相手への信頼感を育んでいきます。
結果的に、以下のようなメリットをもたらすでしょう。
ただし、価値観の違いが原因で衝突してしまうケースもあるため注意が必要です。
状況 | 対応策例 |
---|---|
Aさんの意見にBさんが反論した | ・まずはAさんとBさんの意見をそれぞれ丁寧に聞き、双方の意見を尊重する姿勢を見せる ・ほかのメンバーは、それぞれの意見の良い点や改善点などを客観的な立場で発言する |
チームビルディングのメンバーを編成する際に、ミイダスのコンピテンシー診断が有効です。ミイダスのコンピテンシー診断は、あらかじめ用意された質問に回答してもらうだけで、従業員一人ひとりの特性を把握できます。
コンピテンシー診断で把握できる項目の例は以下のとおりです。
コンピテンシー診断で把握できる項目の例は以下のとおりです。
- パーソナリティの特徴
- 行動特性
- ストレス要因
- 職務適性
- 上下関係適性 など
たとえばパーソナリティの特徴に関しては、以下の項目を分析できます。
・ヴァイタリティ
・人あたり
・チームワーク
・創造的思考力
・問題的解決力
・状況適応力
・プレッシャーへの耐力
・オーガナイズ能力
・統率力
・人あたり
・チームワーク
・創造的思考力
・問題的解決力
・状況適応力
・プレッシャーへの耐力
・オーガナイズ能力
・統率力
これらの項目をもとに診断することで、以下のような従業員一人ひとりの分析結果がデータとして表示されます。
従業員の診断結果をデータで残しておけば、一度メンバー編成がうまくいかなかったとしても迅速に対処できます。コンピテンシー診断は30名まで無料で診断できます。ぜひ一度お試しください。
チームビルディングのトレーニング方法を紹介最後に、チームビルディングで活用できるアイスブレイクと、以下のトレーニング方法を紹介します。- バースデーライン
- ジェスチャーゲーム
- 条件プレゼン
アイスブレイク
アイスブレイクとは、チームビルディングのトレーニング開始時に行うものです。初対面の人と話すのは緊張するものです。そのため、チームビルディングでは、トレーニングを始める前にアイスブレイクを実施して、参加者同士の緊張を和らげるようにします。
アイスブレイクには、以下のようなメリットがあります。- 緊張を和らげ、リラックスした状態を作る
- 参加者同士の相互理解を深める
- コミュニケーションを活性化する
- チームビルディングへの参加意欲を高める
アイスブレイクにはゲーム形式や質問形式など、さまざま種類があります。種類 説明 自己紹介ゲーム 簡単なゲームを通して自己紹介を行うことで、参加者同士の距離を縮める 共通点探しゲーム チームで協力してクイズに答えることで、一体感をつくる クイズ チームで協力してクイズに答えることで、一体感をつくる
アイスブレイクはチームビルディングの目的や参加者に合わせて、適切なものを選ぶことが重要です。バースデーライン
バースデーラインとは、誕生日を使ってチームビルディングを行う方法です。初対面のメンバーが多い場合でも、誕生日を話題にすることで緊張を和らげ、コミュニケーションを促進できます。
流れは以下のとおりです。1. メンバー全員に、誕生日順に一列に並んでもらう
2. 並び終わったら、声に出さずにジェスチャーと身体言語だけで誕生日を伝え合う
3. 並び順が確認できたら、全員で拍手をして終了バースデイラインは、特別な道具や準備がいらないのに加えて、短時間で実施できるメリットがあります。初めて顔を合わせるメンバーが多い場合や、短時間でチームビルディングを行いたい場合に最適な方法です。ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームとは、お題に沿って言葉を使わずにジェスチャーのみで伝えるゲームです。チームで協力して表現することで、コミュニケーション能力を高める効果が期待できます。
ジェスチャーゲームの流れは以下のとおりです。1. チームを2つに分ける
2. あらかじめ用意したお題の中から、各チーム順番に1つ選ぶ
3. 選んだお題を、チーム内で1人ずつ順番にジェスチャーで表現する
4. 制限時間内にチームメンバーがお題を当てられたら成功ジェスチャーゲームは、言葉を使わずに伝える難しさと楽しさを実感できるため、チームビルディングに最適です。条件プレゼン
条件プレゼンとは、与えられた条件をもとにチームで協力してプレゼン資料を作成し、発表を行うトレーニング方法です。このトレーニングでは、限られた時間の中での情報収集能力や資料作成能力、プレゼン能力などを養えます。【条件プレゼンの例】
制限時間:60分
テーマ:新規事業の提案
ターゲット: A社の経営層
条件:予算は1000万円以内であること
競合他社にない強みを出すこと条件プレゼンを行う際は、以下の点に注意しましょう。- チーム内で役割分担を明確にする
- 時間配分を意識して取り組む
- プレゼン資料は簡潔で分かりやすく作成する
- 発表練習は入念に行う
これらの点に注意することで、より効果的なトレーニングを行えます。目的に合わせた方法やトレーニングを取り入れてみよう本記事ではチームビルディングの目的やメリット、目的別の最適な実施方法などを紹介しました。チームビルディングとは、個人やチームの力を最大限に発揮できる状態を目指す取り組みです。チームビルディングを取り入れることで、従業員同士のコミュニケーション促進やモチベーション向上などにつながります。
チームビルディングの実施方法は多種多様です。チームの状態に合わせて適切な方法を取り入れていきましょう。また、最適なメンバー編成を行うためにぜひミイダスのコンピテンシー診断をご活用ください。
ミイダスのコンピテンシー診断を試してみる
アイスブレイクには、以下のようなメリットがあります。
種類 | 説明 |
---|---|
自己紹介ゲーム | 簡単なゲームを通して自己紹介を行うことで、参加者同士の距離を縮める |
共通点探しゲーム | チームで協力してクイズに答えることで、一体感をつくる |
クイズ | チームで協力してクイズに答えることで、一体感をつくる |
流れは以下のとおりです。
2. 並び終わったら、声に出さずにジェスチャーと身体言語だけで誕生日を伝え合う
3. 並び順が確認できたら、全員で拍手をして終了
ジェスチャーゲームの流れは以下のとおりです。
2. あらかじめ用意したお題の中から、各チーム順番に1つ選ぶ
3. 選んだお題を、チーム内で1人ずつ順番にジェスチャーで表現する
4. 制限時間内にチームメンバーがお題を当てられたら成功
制限時間:60分
テーマ:新規事業の提案
ターゲット: A社の経営層
条件:予算は1000万円以内であること
競合他社にない強みを出すこと
本記事ではチームビルディングの目的やメリット、目的別の最適な実施方法などを紹介しました。チームビルディングとは、個人やチームの力を最大限に発揮できる状態を目指す取り組みです。チームビルディングを取り入れることで、従業員同士のコミュニケーション促進やモチベーション向上などにつながります。
チームビルディングの実施方法は多種多様です。チームの状態に合わせて適切な方法を取り入れていきましょう。また、最適なメンバー編成を行うためにぜひミイダスのコンピテンシー診断をご活用ください。
チームビルディングの実施方法は多種多様です。チームの状態に合わせて適切な方法を取り入れていきましょう。また、最適なメンバー編成を行うためにぜひミイダスのコンピテンシー診断をご活用ください。