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人材アセスメント

ロイヤリティとは?意味や種類、ビジネスでの活用例を簡単に解説

「ロイヤリティとはどんな意味なのだろう」
「ロイヤリティという言葉を仕事で聞くけど、正しい意味を理解したい」

このように考えている方もいるのではないでしょうか。

ロイヤリティとは、特定の商品やサービスに対する「忠誠心」や「愛着」といった意味の言葉です。たとえばiPhoneが好きな人は「Appleに対するロイヤリティが高い」と言えます。また自社に対して強い愛着を持っている人を「従業員ロイヤリティが高い人」と言ったりします。

本記事では最初に「ロイヤリティ」という言葉の意味について紹介したのちに、人事にとって重要な「従業員ロイヤリティ」の詳細を解説しています。記事の後半では従業員ロイヤリティを高める方法にも言及しているため、人事業務に携わっている方はぜひお読みください。

ロイヤリティとはどういう意味?簡単に解説

「LOYALTY」と書かれている積み木
ロイヤリティ(loyalty)とは「特定のモノやサービス、組織に対する愛着・忠誠心」といった意味を持つ言葉です。ロイヤリティが高い状態だと、特定のサービスを繰り返し利用したり組織に対して献身的に尽くしたりしてくれます。

たとえばApple製品に対して強い愛着を持っている(顧客ロイヤリティが高い)人であれば、次もiPhoneを優先して購入してくれたりMacBookやiPadなど他のApple製品も購入してくれたりします。

ロイヤリティは製品やサービスだけでなく、組織と人の関係についても同じです。たとえば働いている人が自社に対して強い愛着を持っている(従業員ロイヤリティが高い)場合、仕事に対して積極的に取り組んでくれたり強い働きがいを感じてくれたりします。その結果、生産性の向上や社内の雰囲気が良くなるなど、ポジティブな影響が期待できます。

ロイヤリティと「ロイヤルティ」の違い

ロイヤリティ(loyalty)とロイヤルティ(royalty)は似ている言葉ですが、意味には大きな違いがあります。

ロイヤリティ(loyalty)は、特定のモノやサービス、組織に対して強い愛着を持っている状態を指す言葉です。一方のロイヤルティ(royalty)は、特許に対する使用料や本・音楽の印税といった意味です。コンビニなどのフランチャイズでは、加盟店に対する本部への支払いのことを「ロイヤルティ」と言います。

ただし実際の会話では「ロイヤリティ」「ロイヤルティ」それぞれの意味を混同して使われることがあります。どちらの意味で発言しているのか、前後の文脈を読み取ったり分からない場合は確認したりすることが大切です。

ロイヤリティの種類

ビジネスで使われる「ロイヤリティ」は、以下の2つに大別できます。
  • 顧客ロイヤリティ
  • 従業員ロイヤリティ
顧客ロイヤリティは主にマーケティングや広報の仕事で使われる言葉です。自社製品・サービスに対して顧客ロイヤリティが高いユーザーを育てることで、商品をリピート購入してくれたりポジティブな口コミが集まって新規顧客の獲得につながりやすくなったりします。

ビジネスシーンでは「顧客ロイヤリティを高めて自社のブランドイメージを高める」「顧客ロイヤリティを高めて継続的な売上アップにつなげる」といったように使われます。

従業員ロイヤリティは人事や総務の仕事で使われやすい言葉です。従業員ロイヤリティを高めると、従業員が会社に対して強い愛着や忠誠心を持ちます。その結果、離職率の低下や生産性の向上といった効果が期待できます。

仕事では「従業員ロイヤリティを高めて離職率を低下させよう」「従業員ロイヤリティを高めて社員のモチベーションを上げよう」といったように使われやすいです。

従業員ロイヤリティを高めるメリット

笑顔でガッツポーズを取るビジネスパーソン
従業員ロイヤリティを高めるメリットを4つご紹介します。

1.従業員のエンゲージメントが高まり生産性向上につながる
2.はたらきがいを感じやすくなり離職率の低下につながる
3.顧客満足度が高まり企業イメージの向上につながる
4.評判が良くなり採用活動で有利になりやすくなる

各メリットについて詳しく解説します。

従業員のエンゲージメントが高まり生産性向上につながる

従業員ロイヤリティを高めるメリットの一つに、従業員のエンゲージメントが高まり、それが生産性向上につながることが挙げられます。

従業員ロイヤリティが高いと、従業員は自分の会社に対して強い愛着を持ちます。会社に対する愛着が強いほど仕事へのエンゲージメントが高くなり「もっと会社に貢献したい」と思い、仕事の生産性向上につながるのです。

従業員ロイヤリティが高い組織の特徴として、チームワークを重視している点が挙げられます。同僚と切磋琢磨して課題解決に取り組めるため、作業効率の高さや問題解決までのスピード感があります。またコミュニケーションが円滑に取れているため、チーム内の人間関係は良好で離職率も低いです。

【関連記事:従業員エンゲージメントとは?注目されている背景や取り組み方を紹介

はたらきがいを感じやすくなり離職率の低下につながる

従業員ロイヤリティが高まると、従業員が仕事に対して「はたらきがい」を感じやすくなり、その結果として離職率の低下につながる、というメリットがあります。

「自分の勤めている会社は、すばらしい商品を生み出している」
「フラットで風通しが良いすばらしい社風なので、前向きな気持ちで働ける」

このように従業員ロイヤリティが高い人は、会社に対してポジティブな感情を持っています。そのため仕事ではたらきがいを感じやすくなり、従業員エンゲージメントの向上だけでなく離職率の低下といったメリットが期待できるのです。

顧客満足度が高まり企業イメージの向上につながる

従業員ロイヤリティが高まるとサービスの質が上がり、顧客満足度や企業イメージの向上につながります。従業員エンゲージメントが高まることで仕事に対して積極的に取り組むようになり、それが製品やサービスの質となって現れてくるのです。

製品やサービスの質が上がった結果、お客様から良い評価をいただくようになり、顧客満足度・企業イメージの向上につながります。たとえば活気があって明るい雰囲気の飲食店とそうでない飲食店では、前者が選ばれやすいです。

丁寧で明るい対応を受けた結果、ポジティブな口コミの拡散につながったりリピート来店が期待できたりします。従業員ロイヤリティが高まり働く人が活き活きとした結果、サービスの質が良くなり社会的に評価されやすくなるのです。

評判が良くなり採用活動で有利になりやすくなる

従業員ロイヤリティが高まると、その企業の評判が良くなり、採用活動で有利になるメリットが生まれます。

従業員や顧客からの評価が高くなり、ポジティブな口コミが広まったり会社の取り組みがメディアで取り上げられたりすることで、就活生・転職希望者から認知されやすくなります。その結果、応募が集まりやすくなり、より優秀な人材採用に寄与するのです。

「この企業は働きがいがありそう」「憧れの〇〇社でぜひ働きたい」と思ってもらえる人が増えるほど、様々な良い影響が発生します。

従業員ロイヤリティを高める方法

笑顔で親指を立てるビジネスパーソン
従業員ロイヤリティを高める方法を3つご紹介します。

1.適材適所の人材配置を行う
2.モチベーションが低い従業員をフォローする
3.社風に合った人材を採用する

詳しく見てみましょう。

適材適所の人材配置を行う

適材適所の人材配置は、従業員ロイヤリティを高めるうえで非常に重要です。

たとえば上司と部下の相性が悪いと円滑なコミュニケーションを取りにくくなり、従業員ロイヤリティが下がって生産性やモチベーションの低下が懸念されます。一方、上司と部下、該当部署と従業員の相性が良ければ従業員ロイヤリティが高まり、生産性の向上が期待できるのです。

人間関係がよくない部署や上司とうまくいかない職場では「この会社のために頑張ろう」という気持ちも湧きにくくなってしまうものです。適材適所の人材配置を実施することは、従業員ロイヤリティを高めるうえでも大切な要素になります。

なお適材適所の人材配置にお悩みの方は、下記からダウンロードできる無料のお役立ち資料をチェックしてください。適材適所の人材配置を実現する方法について解説しております。

【無料ダウンロード】適切な人事異動・配置をするための方法とは

モチベーションが低い従業員をフォローする

モチベーションが低い従業員をフォローすることも従業員ロイヤリティを高めるうえで大切です。

モチベーションが低い従業員がいるとチーム全体の士気に影響を与えてしまい、他メンバーの意欲や生産性低下につながりかねません。モチベーションが低くなると「この会社のために頑張ろう」という気持ちも萎え、従業員ロイヤリティが下がってしまうでしょう。

対策としては、定期的な個人面談や1on1の実施、該当社員のカウンセリングなどが挙げられます。メンバーに対して適切にサポートを行う姿勢を示せば「自分たちのことを見てくれている」と実感し、従業員ロイヤリティのさらなる向上が期待できます。

なお「部下のモチベーションが高いのか低いのか把握する方法が分からない」とお悩みの方は、下記から無料ダウンロードできる資料をチェックしてみてください。部下のモチベーションを把握する方法について解説した資料をご覧いただけます。

【無料ダウンロード】部下のモチベーションを把握する、その方法とは

社風に合った人材を採用する

従業員ロイヤリティをこれから高めていくなら、社風に合った人材を採用することが大切です。企業独自の文化に馴染む人を採用することで「この会社でもっと頑張りたい」と思う人が増え、従業員ロイヤリティの向上が期待できます。

また社風に合った、職場に馴染む人が増えると社内の雰囲気も良くなります。部署内での交流も円滑になり、同じ方向を向いて仕事ができるため、生産性の向上にもつながるのです。

とはいえ社風に合った人材を、人事の勘と経験で見極めるのは難しいものです。そこで次は社風に合った人材を採用するのに役立つ、おすすめのツールをご紹介します。

従業員ロイヤリティを高めるならミイダス!

従業員ロイヤリティを高めるなら、ぜひ人材アセスメントツール「ミイダス」をご活用ください。ミイダスが提供している活躍要因診断(コンピテンシー診断バイアス診断ゲーム)を活用すれば、従業員や転職希望者と自社の相性を考慮したマッチングを実現できます。

たとえば「Aさんを営業部に配属しようと考えているけれど、異動先で馴染めるのか心配」という場合は、ミイダスのコンピテンシー診断を活用することで、新しい部署で活躍できそうか異動前にある程度見極められます。

人材配置のミスは従業員の士気を低下させ、従業員ロイヤリティの低下も招くものです。しかしミイダスを活用すれば、人材配置を適切に行いやすくなるため従業員ロイヤリティの向上に役立ちます。

中途採用でも同様、応募者の行動特性や適性が自社の社風とマッチしているか事前に把握できるため、選考をすすめるか(採用するか)どうかの判断材料として活用できます。ミイダスのサービス詳細の確認および資料請求は下記から行えますので、ぜひチェックしてください。

【無料】人材アセスメントツール「ミイダス」について詳しく見る

適材適所の人材配置に役立つ「コンピテンシー診断」

コンピテンシー診断とは、個人における行動の特徴を分析し、仕事の適性や能力の有無を明らかにする診断ツールのことです。

たとえばコンピテンシー診断を全社員に受けてもらうと、誰がどの上司と相性が良いのか、あの人はどの部署で活躍できそうなのか効率的に把握できます。コンピテンシーは1970年代のアメリカで生まれたもので、日本でも広く知れ渡っている考え方です。

コンピテンシー診断の詳細について知りたい方は、下記ページをご一読ください。

【関連記事:コンピテンシー診断とは?ツールの使用方法や導入事例も解説

従業員一人ひとりの特徴把握に役立つ「バイアス診断ゲーム」

人材アセスメントツール「ミイダス」に搭載されている、もう一つのお役立ちツールが「バイアス診断ゲーム」です。バイアス診断ゲームとは、人がそれぞれ持っている考え方の偏りや偏見を客観的に、ゲーム感覚で測定できるツールのことです。

「あの人は自分のことを嫌っているに違いない」
「この仕事は自分に向いていない」

このように一方的に決めつけたり思い込んだりすることは、誰でもある程度は有しているものです。しかしバイアスが強くなると思い込みにとらわれて、非合理的な判断をしてしまう場合があります。このようなバイアスはチームの生産性にも悪影響を与えますし、従業員ロイヤリティの低下にもつながりかねません。

バイアス診断ゲームを活用すると、自分の持っている偏見(バイアス)を可視化できるだけでなく、コントロールするためのアドバイスも受けられます。バイアスによる従業員ロイヤリティの低下を避けるために、ぜひチェックしてほしい機能です。

バイアス診断ゲームの詳細をチェックする

ミイダスを活用した企業の事例

ミイダスを活用して成果につながった企業の事例を紹介します。

ミイダスを導入して本当にメリットがあるのかどうか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

ミイダスを活用して3年間離職者がゼロになった事例

株式会社アールナインでは、会社を成長させるため若手を採用・育成し、エンゲージメントを高める目的でミイダス導入が決まりました。結果、ミイダス導入後の3年間の離職者はゼロになりました。

従業員のモチベーションやエンゲージメントを調べられるミイダスの機能「組織サーベイ」を活用したことで、良い結果を得られたようです。

「これまで従業員にはタイミングを決めて人事面談を行ってきましたが、ミイダスのサーベイを活用するようになって、問題がありそうだなというメンバーには不定期でアプローチしていくことにしました。定期面談の際にも、悩みを聞き出す切り口として活用できると思います」

【関連記事:ミイダス「組織サーベイ」なら、離職防止から生産性向上まで。組織改善が可能に!

採用だけでなく従業員の特徴把握にもミイダスが役立った事例

株式会社エコリースではミイダスを導入した結果、中途採用の効率化に加えて自社社員の行動特性も把握できました。

「ミイダスでは会社側から人材にアプローチができるうえ、自社にマッチしそうな人を効率的に探すことができる」と満足していただいています。また自社社員にコンピテンシー診断を受けてもらった結果「突発的な対応」「孤独な業務」にストレスを感じている人がいると分かりました。

仕事柄どうしても上記のストレスを感じる作業は発生するため、対策を考える必要性に気付くことができました。

【関連記事:ミイダスのコンピテンシー診断を自社の課題発見や組織作りにも活用、研修コンテンツも役立っている

ミイダスを活用して応募者の特徴見極めにつながった事例

株式会社東洋放映では、ミイダスを導入した結果、転職希望者の適性を事前に判断できるようになると期待しています。

インタビューを受けた方自身もミイダスを使って転職を成功させた経験があり、はじめからミイダスに対して良い印象を持っていただいていました。その後、採用する立場になりミイダス導入を社長に進言し、求人の募集を開始しました。

「事前に相手の適性が分かること、定額制なので追加コストをかけずに採用できるのがうれしいですね。中小企業にとって採用ごとに費用が発生すると、かなりの負担になりますので。ミイダスなら定額制なので追加コストを気にせず採用できるのがうれしいです」

【関連記事:ミイダスのコンピテンシー診断で、求職者の志望理由をしっかりと把握。追加コストの要らない定額制サービスも活かして、安定した採用活動を進める

従業員ロイヤリティを高めるならミイダスをご検討ください

男女のビジネスパーソン
本記事ではロイヤリティについて解説しました。ビジネスにおいてロイヤリティは様々な使われ方をするものです。顧客ロイヤリティ、従業員ロイヤリティ、コンビニなどのフランチャイズで使われるロイヤルティの違いを理解し、適切に利用しましょう。

特に従業員ロイヤリティを高めると、生産性の向上や採用活動の効率アップにつながります。従業員ロイヤリティの向上は様々なメリットをもたらすため、この機会に従業員ロイヤリティを高める取り組みをしてみてはいかがでしょうか。

従業員ロイヤリティを高めるには、適材適所の人材配置を行うことが大切です。人材アセスメントツール「ミイダス」を利用すれば、コンピテンシー診断を活用した相性マッチングができ、従業員の特徴に合った人材配置を実現しやすくなります。

無料トライアルもご用意していますので、この機会に試してみませんか。下記から無料の資料請求もできますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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