「採用面接の面接官になったけれど、どんな質問が人材の見極めに効果的かわからない」「面接時の質問の引き出しを増やしたい」と思うことはありませんか?
本記事では、実際の採用面接ですぐに使える72の質問例を紹介します。流れ別・状況別に分けてお伝えするほか、人材を見抜くコツや注意点などを幅広く解説するので、採用面接でお悩みの方はぜひご一読ください。
また、採用面接をおこなう際に活用いただける資料もご用意しています。下記ボタンより無料でダウンロードいただけます。本記事で紹介する質問集とあわせて、面接をおこなう際にぜひお役立てください。
本記事では、実際の採用面接ですぐに使える72の質問例を紹介します。流れ別・状況別に分けてお伝えするほか、人材を見抜くコツや注意点などを幅広く解説するので、採用面接でお悩みの方はぜひご一読ください。
また、採用面接をおこなう際に活用いただける資料もご用意しています。下記ボタンより無料でダウンロードいただけます。本記事で紹介する質問集とあわせて、面接をおこなう際にぜひお役立てください。
目次
面接官に求められる役割
面接官に求められる役割は以下のとおりです。
- 人材を見極めて採用ミスマッチを防ぐ
- 自社の魅力を応募者にアピールする
採用ミスマッチを防ぐため、「求める人物像と合致するか」「自社の社風とマッチしそうか」といった観点で選考を行いましょう。内定辞退を防ぐために、自社の魅力を応募者にアピールすることも重要です。
近年はオンライン面接を実施する企業も増えてきましたが、注意すべき点は対面の場合と同様です。スムーズに面接を進められるよう、ネットワーク環境を整備しておきましょう。
採用面接の流れ
採用面接は、業務上必要なスキルや能力、自社に合う価値観などを、応募者が備えているか見極めるために実施されます。適切に人材を評価するには、以下の観点が必要です。
- 面接前半:アイスブレイク、自社の説明、自己紹介など
- 面接中盤:応募者を見極める質問
- 面接後半:応募者からの逆質問、条件面の確認、事務連絡など
会社の方針によっては、アイスブレイクや逆質問を実施しない場合もあります。
\1分で登録完了!すぐに求職者を検索できます/
無料で求職者を検索する【面接官向け】使える質問例|面接の流れ順・54選
まず、採用面接ですぐに使える質問例を、実際の面接の流れに沿ってご紹介します。
1.面接前半の質問例
面接前半では、応募者の緊張をほぐしつつ自社への志望度を確認する段階です。
(1)アイスブレイク時の質問
アイスブレイクとは、応募者の緊張を和らげるために行われるコミュニケーションのことです。以下のように、簡単かつ具体的に説明できる質問を行うと、応募者も答えやすくなります。
- 例1:今日は電車に乗って来ましたか?混み具合はいかがでしたか?
- 例2:弊社までの道は迷いませんでしたか?
- 例3:暑くなってきましたね。お住まいの地域ではいかがですか?
- 例4:○○が得意なのですね。いつ頃、習得されたのですか?
- 例5:○○が趣味なのですね。実は、私も好きで続けているんですよ。
- 例6:カメラや音声に問題ありませんか?(オンライン面接時)
- 例7:オンライン面接は初めてですか?(オンライン面接時)
(2)自己紹介を求める質問
話しやすい雰囲気がでてきたら、応募者に自己紹介を求めましょう。簡潔にわかりやすく伝えられる人かどうかが、確認すべきポイントです。
- 例8:自己紹介をお願いします。
- 例9:1分程度で自己紹介していただけますか?
(3)履歴書や職務経歴書の内容を聞く質問
応募者のことをより深く理解するため、過去のエピソードを掘り下げて質問しましょう。事実に加え、どのように考えてどう行動したのか確認することで、応募者の内面にもせまれます。
- 例10:これまでの職歴を簡単に教えてください。
- 例11:どのような仕事をしてきましたか?
- 例12:これまでの職歴の中で実績を残したことは何ですか?どのように実現しましたか?
- 例13:成功したと思える体験はありますか?成功できた理由は何ですか?
- 例14:仕事で大変だと思った経験はありますか?そのとき乗り越えた方法を教えてください。
(4)志望動機を確認する質問
志望動機の確認を通じて、自社への志望度や価値観がマッチするかどうか確認しましょう。志望動機がズレた人を採用してしまうと、ミスマッチにつながります。
- 例15:志望動機を教えてください。
- 例16:弊社でどのようなことを実現させたいですか?
- 例17:具体的に興味のある業務内容はどれですか?
- 例18:企業選びのポイントを教えてください。
- 例19:ほかには、どのような業界・企業の選考を受けていますか?
- 例20:○○業界を志望する理由は何ですか?
- 例21:なぜ他社ではなく、弊社を志望したのでしょうか?
- 例22:弊社の印象を教えてください。
- 例23:○○職を希望する理由を教えてください。
- 例24:弊社のビジョンや企業理念に共感できますか?
2.面接中盤の質問例
面接の中盤では、自社で活躍できる人材かどうかを見極めるための質問を行いましょう。
(1)仕事観を見極める質問
自社にマッチする人材か、採用ミスマッチが発生しないか確認するためにも、以下のような仕事観を見極める質問を行いましょう。応募者をより正確に見極めるには、多角的な質問を行うことがポイントです。
- 例25:仕事をするうえで、大切にしていることを教えてください。
- 例26:やりがいを感じる仕事は何ですか?
- 例27:あなたにとっての仕事とは?
- 例28:モチベーションを維持する方法を教えてください。
- 例29:チームで仕事をするとき、どのように協力していきますか?
(2)人間性や職務適性を見極める質問
自社の採用基準を満たすか、人間性に問題がないか確認するため、以下のような質問を行いましょう。自己評価だけでなく、上司や同僚など他者からの評価を確認することも重要です。
- 例30:友人や知人から、どのような人物だと評価されていますか?
- 例31:あなたの強みは何ですか?それを弊社の業務でどのように活かせますか?
- 例32:大きなミスをしたことはありますか?そのとき、どのように対処しましたか?
- 例33:仕事をするうえでストレスを感じたことはありますか?
- 例34:不満を感じた業務はありますか?
- 例35:どのようなマネジメント方法だと、あなたのパフォーマンスが上がりますか?
(3)今後のキャリアプランを確認する質問
応募者が考えている「将来なりたい姿」を自社で実現できるか確認するため、キャリアプランについても質問しましょう。面接段階で確認することで、ミスマッチを防げます。
- 例36:今後のキャリアプランを教えてください。
- 例37:弊社で目指したいゴールはありますか?
- 例38:やってみたい業務内容はありますか?
- 例39:5年後・10年後にどのような姿になっていたいですか?
- 例40:やり遂げたいことを教えてください。
- 例41:挑戦したいことはありますか?
3.面接後半の質問例
面接の後半では、応募者からのアピールを促しつつ、疑問や不明点を深掘りしましょう。
(1)自己PRを促す質問
採用ミスマッチを防ぐためにも、自己PRは確認しておきましょう。下記のような質問を通じて、自社にマッチするかどうか見極めるため、踏み込んだ質問を行いましょう。
- 例42:自分の長所と短所を教えてください。
- 例43:あなたの強みは弊社でどのように活かせますか?
- 例44:あなたを採用するメリットは何だと思いますか?
- 例45:弊社に入社して、どのように貢献していきたいと考えていますか?
- 例46:あなたをモノに例えると何ですか?
(2)条件面を確認する質問
給与や休暇、福利厚生などの条件面を面接時点ですり合わせておくと、お互いに安心して入社日を迎えられます。応募者の中には、条件面を正しく把握できていない人もいます。勘違いがある場合は早期に発見し、認識をすり合わせましょう。
- 例47:残業が月に20時間ほどありますが、問題ありませんか?
- 例48:社内カレンダーに土曜出勤の日があります。出勤できますか?
- 例49:希望部署へ配属できない場合、どうしますか?
- 例50:地方への転勤・海外転勤はできますか?
- 例51:リモートワークができる環境は自宅にありますか?
(3)応募者からの逆質問
逆質問とは、応募者から面接官に質問することです。採用ミスマッチを防いだり入社意欲を高めたりするうえで役立ちますので、ぜひ実施しておきましょう。
- 例52:何か質問はありますか?
- 例53:最後に聞いておきたいこと、伝えておきたいことはありますか?
- 例54:最後に何か一言お願いします。
\1分で登録完了!すぐに求職者を検索できます/
無料で求職者を検索する【面接官向け】使える質問例|ケース別・18選
次に、中途採用や未経験業界への転職、ブランクがある場合などについて、ケース別に面接官が使える質問例をご紹介します。
質問例ケース(1):中途採用の場合
中途採用の場合は、必ず退職・転職理由を確認しましょう。自社でも同じ理由で辞めてしまわないか、ストレス耐性があるか、といった点を確認するためです。
- 例55:前職を退職した理由は何ですか?
- 例56:なぜ転職しようと決意したのですか?
- 例57:転職回数が多い理由を教えてください。
- 例58:前職での業務内容を教えてください。
- 例59:リーダーやマネジメントの経験はありますか?
- 例60:後輩を育成するときに気を付けていたことを教えてください。
- 例61:あなたの弱みを、どのようにカバーしてきましたか?
- 例62:前職の上司や同僚から、どのように評価されてきましたか?
- 例63:転職先に求める条件を教えてください。
- 例64:10年後、弊社はどうなっていると思いますか?
質問例ケース(2):異業種・未経験業界への転職の場合
これまで経験したことがない分野の仕事へチャレンジする人の場合、その決断に至った理由を確認しましょう。漫然と転職を考えているのではないか確かめることで、採用ミスマッチを防げます。
- 例65:これまでと異なる仕事を選択した理由は何ですか?
- 例66:この業界を選んだ理由を教えてください。なぜ違う業界を選んだのですか?
- 例67:これまでに大きな課題に直面したことはありますか?それをどのように乗り越えましたか?
- 例68:これまでの仕事で誇れる経験を教えてください。
質問例ケース(3):キャリアにブランクがある場合
何かしらの事情があってキャリアにブランク(空白期間)がある場合は、理由を確かめておきましょう。労働意欲はあるのか、現在は働ける状態なのか確認することで、早期離職リスクを低減できます。
- 例69:前職を退職してから期間が空いている理由を教えてください。
- 例70:ブランク期間中は何をしていましたか?
- 例71:正社員ではなく、非正規雇用を選択していた理由は何ですか?
- 例72:これから身につけたいスキルはありますか?
採用面接の質問で人材を見抜くコツ
採用面接の質問を通じて応募者を見抜くコツは、以下のとおりです。
- 採用要件を明確に定義する
- 応募者の回答を深掘りする
- 緊張を和らげる雰囲気づくりを意識する
「採用要件」を事前にしっかりと定義しておくことで、評価の際に軸がブレることがなく、自社によりフィットする人材を見極めることができます。
また、応募者が緊張してしまっていては、本来聞き取れるはずであった応募者の経験や人柄が十分に把握できずに終わってしまう可能性があります。雰囲気づくりも面接官側から積極的におこなうと、人材を見極めるためのエピソードを引き出しやすくなります。
関連記事:面接での採用基準とは?採用したい人材を見極める評価項目を解説
採用面接で確認すべき5つのチェックポイント
面接での他に確認すべきポイントは、下記の5つです。
- 面接の開始時間を守っているか
- 服装や髪型などに清潔感があるか
- 待機時や面接中の表情・態度はよいか
- スムーズなコミュニケーションが取れるか
- 熱意を感じられるか
いずれも基本的な事柄ですが、ビジネスパーソンとして備えておくべきスキルやマナー、振る舞いを確認していくことは、人材を見極めるための重要な情報となります。
面接官のNG行動とは?質問以外で注意したい5つのポイント
面接官として取るべきではないNG行動を起こさないために、以下の5つを意識しましょう。
- 面接中にしてはいけない質問を把握しておく
- 面接官の言動が自社の印象を左右してしまう点を常に意識する
- 面接官も身だしなみに気をつける
- 人材を見抜くために面接の予行練習をする
- 第一印象や経歴のみに縛られず公平な評価をする
本人の適性や能力に関係のない、プライバシーに関わる内容はNGです。たとえば、思想・信条、宗教、支持政党に関する質問や本籍・出生地に関することなどは聞いてはいけません。
また面接は、企業側も応募者に見極められている場でもあります。応募者は現在の顧客、あるいは将来の顧客となる可能性も十分にありえます。
面接官自身が自社の印象を左右することを忘れずに、身だしなみを整えたり、スムーズに面接を進行できるように予行練習するなど、準備を怠らないようにしましょう。
関連記事:面接のトラブルを回避、採用を成功させる方法
面接時の人材見極めを簡単に!ミイダスの採用強化ブランディング
本記事では、面接官をはじめて担当する方や採用時のミスマッチを防ぐための質問を知りたい人事担当の方向けに、具体的な質問の例文とともに面接で人材を見極めるためのコツなどを紹介してきました。本記事を質問集として活用していただくとともに、人材の見極めを簡単に実現するためのツールも是非検討してみてください。
採用強化ブランディングサービスのミイダスは、「4M2K」フレームワークにより、企業の採用力強化を実現します。
「4M2K」とは、企業の採用力を強化し、真に求める人材を獲得するためのミイダス独自のフレームワークです。4つのアクションを表す4M「見つける」「魅了する」「導く」「見極める」と、それらを強力にサポートする2つの要素を表す2K「簡単に使える」「価格が安い」から構成されています。
企業ブランドを築き、求職者を惹きつける「ミイダスの4つのM(4M)」と4Mを強力にサポートする「ミイダスの2つのK(2K)」で「場当たり採用」から脱却し戦略的な採用へと転換できます。
■ミイダス独自のフレームワーク「4M2K」全体像
採用強化ブランディングサービスのミイダスは、「4M2K」フレームワークにより、企業の採用力強化を実現します。
「4M2K」とは、企業の採用力を強化し、真に求める人材を獲得するためのミイダス独自のフレームワークです。4つのアクションを表す4M「見つける」「魅了する」「導く」「見極める」と、それらを強力にサポートする2つの要素を表す2K「簡単に使える」「価格が安い」から構成されています。
企業ブランドを築き、求職者を惹きつける「ミイダスの4つのM(4M)」と4Mを強力にサポートする「ミイダスの2つのK(2K)」で「場当たり採用」から脱却し戦略的な採用へと転換できます。
■ミイダス独自のフレームワーク「4M2K」全体像

採用強化ブランディングについて詳しく解説している記事がございますので、あわせてご覧ください。
関連記事:【中小企業向け】採用ブランディングの教科書|ミイダスの「4M2K」で応募数・定着率の改善を目指す!
【資料ダウンロード:ミイダスサービス概要資料】
関連記事:【中小企業向け】採用ブランディングの教科書|ミイダスの「4M2K」で応募数・定着率の改善を目指す!
【資料ダウンロード:ミイダスサービス概要資料】
\1分で登録完了!すぐに求職者を検索できます/
無料で求職者を検索する【導入事例】ミイダスを活用してミスマッチのない採用の実現に成功
ミイダスを導入して採用ミスマッチを低減した企業の導入事例をご紹介します。
株式会社エコノワさまでは、企業と求職者間で相互理解ができておらず、採用ミスマッチが発生しているという課題がありました。そこでミイダスのコンピテンシー診断(特性診断)を活用したところ、社内での相互理解が進み、お互いに歩み寄って意見を言い合えるようなよい環境を実現できたそうです。
株式会社エコノワさまでは、企業と求職者間で相互理解ができておらず、採用ミスマッチが発生しているという課題がありました。そこでミイダスのコンピテンシー診断(特性診断)を活用したところ、社内での相互理解が進み、お互いに歩み寄って意見を言い合えるようなよい環境を実現できたそうです。
“中小企業は、大企業と比べると応募者数が少なく、一人ひとりの応募者が大切になってきます。応募者があるだけでもありがたいと感じていますが、ミスマッチで退職されるのは本当にもったいないことです。
このような課題に対してミイダスのコンピテンシー診断(特性診断)を活用することで、ミスマッチの少ない採用を実現できたと思います。またミイダスは定額制なので、何人採用しても定額で非常にコストパフォーマンスが高い点も魅力です。”
このような課題に対してミイダスのコンピテンシー診断(特性診断)を活用することで、ミスマッチの少ない採用を実現できたと思います。またミイダスは定額制なので、何人採用しても定額で非常にコストパフォーマンスが高い点も魅力です。”
関連記事:ミイダス コンピテンシー診断(特性診断)でミスマッチのない採用から社内の相互理解まで|株式会社エコノワさま導入事例
ミイダスを導入した他の事例は、以下の資料をダウンロードして確認してみてください。
【資料ダウンロード:ミイダス導入事例「採用編」】
ミイダスを導入した他の事例は、以下の資料をダウンロードして確認してみてください。
【資料ダウンロード:ミイダス導入事例「採用編」】
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のサービス内容と異なる場合があります。最新の情報は、必ずサービスサイトでご確認ください。

この記事を書いた人人材アセスメントラボ編集部
ミイダス株式会社
採用手法や組織管理の最新トレンドなど、人事・採用業務に従事されている方のお悩みに役立つ情報を紹介しています。



