「地域医療を共に支えてくれる人材の確保」は、簡単なことではない
コロナ禍がもたらした変化。地域医療を支える人が去っていく
コロナ禍で生活や考え方が変化していく中、仕事と家庭の両立に悩むスタッフの退職や休職が続きました。医療従事者の精神的な負担の大きさは計り知れないものがあります。
また、既存のスタッフの方々も段々と年齢が上がり、親の介護なども行う人も出てきました。そのため、看護師が不足しています。
求人を出して待つこと3年!?そんな人材サービスでは意味がない
ハローワークや人材紹介会社を活用していました。求人を出しても3年くらい待つことも
ありました。SNSなどで求人を募集してもいますが、知人に「見たよ〜」と言われるだけで、それ以上の反応はありません。それで、働いてくれているスタッフにも「人手が足りなくてごめんね」という状態が慢性的に続いていました。
ミイダスで、「採用」だけでなく「組織」も変わる!
「こちらからスカウトを出す」というスタイルに、可能性を感じる
現在の転職活動の傾向として、求職者は人材サービスに登録して、情報が来るのを待っている。だからハローワークに行く人自体、少なくなっているということはずっと分かっていました。ですから、こちらから情報を発信することに可能性を感じています。
ミイダスは多くの人にスカウトを出せるので、とにかくたくさんの人に知ってもらえるというのが魅力だと思いました。こちらからアプローチできるわけですから、3年間ずっと「看護師さんいないか?」と探し回りながら待っているより良いのではないかと思いました。
年間契約だから「採用のタイミング」を気にしなくて良い
人材紹介会社で思ったのはタイミングの難しさ。「今ならご紹介できる方が3名いらっしゃいます。」と言われた時には人員が足りていたのに、少し後になってスタッフから突然「辞める」と言われた事もありました。その点ミイダスは1年間定額制で、その間求人を出せますから、タイミングを気にしなくて良いと思います。
「コンピテンシー診断」でこれまで見えなかった部分が可視化される
テクニックよりも優しく思いやりがある方。チームワークが得意な方に来ていただきたいと思っています。でもこればかりは実際に働いてもらわないと分からない。これまでそう思ってきましたが、目には見えないストレスや性格的な部分などが診断で分かれば、選考段階で、ある程度どういう方か分かりますよね。
どういう方か分かれば、突然「退職したい」「休職したい」という状況になる前に早めに対応していけるでしょうから、とても良いと思いますね。
体験して納得してほしい。柔軟な選考フローを「トライ」で作る
トライ応募にも柔軟に対応しています。というのも、看護師は実際にきちんと職場を見てから決めるらしいのです。若い方は特に何箇所も見てから決めるようなので、それなら見るだけではなく、体験入社してもらえれば確実ではないかと思いました。納得してもらってから働いてほしいと思っています。
「忙しいときだけ」仕事に来るでもOK。柔軟な職場環境を「スポット」で作る
今すぐにスポットで来ていただきたいくらいです。今、ちょうどコロナのワクチン接種で繁忙期です。ワクチン接種だけを手伝ってくださる看護師さんなど、忙しい時にちょっとお手伝いいただけたらとても助かります。
地域の人々に求められる地域医療の提供を目指して
私共は、地域に住む方々が幸せを感じられる場所であるために、医療を通じてまちづくりを進めていきたいと考えています。そうでなければ、このような地方で雪深い場所では、過疎化の一途を辿ることになるでしょう。
今後も地域の方々に求められる医療の提供を目指していきたいです。
例えば、私共の病院は最近では珍しい院内薬局なのですが、それもご高齢の患者様の利便性を考えてのことです。
また、私自身の育児経験から「人の手を借りないと子育てはできない」という思いがありました。そこで、お母様方の心の余裕を生む「お守りのような場所」を作りたいと思い、21年前病児保育を始めました。福井県の個人病院では、私共が初めて取り組んだ事です。
しかし、そうなると看護師だけではなく保育士などの人材を確保できなければ成り立ちません。次世代に地域医療をつなぐためにも、採用を進めていきます。