「発想の転換」と「会社の魅力を伝える努力」で、採用課題に立ち向かう
「慢性的な人材不足」という課題を解決するための取り組み
これは業界全体としての課題だと思いますが、現場監督という職種が慢性的な人手不足という状況です。各企業の需要も多く「資格や経験を持った方を採用するのは難しい」と言われています。それならば経験にこだわらず、未経験の方を採用し育成しようと考え、採用活動を行ってきました。
現在、弊社に2年前に入社した上田君は、月曜日から土曜日まで夜間学校に通っています。会社としては毎月手当を出すなど、出来る限りのバックアップをしています。必ずしも資格がなくても出来る仕事ですが、資格は武器になりますからね。現場で経験したことが学校で学べる環境に良さを感じてくれているようです。今後も頑張る社員を応援していきたいと思っています。
YouTube、ブログ。ていねいに発信し続ける意義
広報や営業など行っていませんでしたが、YouTubeやブログなど自分達のことを発信していく場として社長と2人で始めた事でした。
2年前に入社した上田君が面接の時、私達のブログを「全部読んで来た」と。そして「ブログからアットホームな会社の雰囲気が伝わって来て良かった」と言ってくれました。どのような会社か、仕事かという事をていねいに伝える事の必要性を感じています。そういった努力が採用のミスマッチを防ぐ事にもつながるのではないでしょうか。自分達で出来る事はしていきたいと思っています。
複数の媒体を活用した採用活動を経験
今回社員を募集したのは、現場監督が社長と上田君だけということもあり、受注量に対して人手が足りないという状況になったためでした。そこで上田君の業務負担を軽減できるよう、現場監督補佐というポジションを募集しました。
これまでミイダスの他にも成功報酬型の人材エージェントや、地元の求人媒体などを活用していました。上田君は成功報酬型の人材エージェントの紹介で採用しました。
成功報酬型の採用媒体に感じたリスク
成功報酬型の採用媒体は、1人採用するごとに年収の35%程度もの費用が発生しますから、やはり負担は大きいです。上田君のように良い人材を紹介してもらえたので良かったのですが、「多額の成功報酬をお支払いしてまで採用したいか?」「多額の成功報酬をお支払いして、もしすぐに辞められてしまったら…。」と考えてしまうような方では困ります。やはりリスクを感じますね。
ミイダスでも「会社の魅力を伝える努力」を重ね、採用に成功!
ミイダス活用のきっかけは「退会手続き」だった
そんな弊社ですが、実はミイダスは導入したものの、活用しないままになっていました。
退会手続きのためミイダスに連絡をした時、ミイダスの方が「まだ退会までの期間に、できる事がありますよ」と言ってくださって。
それからスカウト内容を充実させていき、文面もしっかり考えました。そしてユーザーにとってより有益で効率的なスカウトを認定する「ミイダス認定(※)」もいただきました。
それから問い合わせやメッセージのやり取りが急に増えていき、5〜6名と面談を設定しました。今回ミイダスで採用した冨士本さんと出会えたのも、その頃でした。
※ミイダス認定とは:ミイダス独自の認定制度で、ミイダス認定を受けた企業のスカウトは、ミイダスユーザーにとってより価値のあるスカウトであるため、優先的に表示されるようになります。ミイダス認定はクリアしている条件によって、BRONZE、SILVER、GOLDの3種類に分類されます。
「スカウト」で会社の魅力を伝える
スカウトは、これまで当たり障りのない文章を書いて放置していました。でもスカウト内容を見直した際、ミイダスに登録している求職者の方に見てもらえる工夫をしました。
具体的にはまず、スカウトのタイトルを求職者の方に「ちょっと気になる」と思ってもらえるような内容に変えました。その他、企業が入力すべき箇所についても手を抜かず、全てしっかりと入力し、求職者に伝わる内容にすることを心がけました。
ミイダスは面接前に選考を進められている
ミイダス以外の採用媒体経由でも応募があって、オンラインや対面での面接をしましたが、面接後に年収や待遇面で断られてしまう事がありました。その点、ミイダスはスカウトに年収や待遇面などの詳細を書いていますので、面接でそのようなミスマッチは生まれません。
また、ミイダスでは面接前でも会社に興味を持ってくださった方や応募者の方とメッセージのやり取りができます。このメッセージのやり取りだけでも、だいぶ人柄が分かりますね。
ていねいなコミュニケーションで、面接前に応募者の不安を解消!
今回ミイダスで採用した富士本さんは未経験の女性でした。スカウトを出した後「興味あり」ボタンを押してくれ、そこからメッセージのやり取りが始まりました。会社の事や未経験である事など質問をしてくれて、それに対して答えるというやり取りを重ね、面接に進みました。
ですから、面接で実際にお会いしてみて、社長も私も「この方で決まりだね!」と、即決でした。実際、スカウトを出してから年末年始を挟むタイミングであったにもかかわらず、わずか1ヶ月足らずで採用が決まりました。経験者の方もいらっしゃいましたが、人柄の良さが決め手になりました。
採用は家族を増やすのと同じこと。愛情と責任を持って迎えたい
まだまだ小さな会社ですが、自社商品を模索中です。ある特定の需要に特化した商品を考案しており、その方々に向けたリノベーションを提案していきたいと考えています。現在、毎月ミーティングを重ねながら、プロジェクトを進めています。自分達の強みを活かしつつ、同業他社との差別化を図りたいと思っているところです。
今後、主力商品を作り会社を成長させていきたいです。会社の成長と合わせて採用を行い、少しづつ会社を大きくしていきたいと思います。
上田君は面接の時、「結婚を考えている」と言っていました。そして弊社への入社を機に他県から岡山に移住してきてくれ、入社後1年目に結婚されました。社員を採用するということは、その人の人生を背負うこと。社員だけではなく、その家族も大切にしたい。
責任を持って、全ての社員が技術や知識を身に付けられるような環境を作っていきたいですね。「一つの家族のような会社」でありたいと思っています。
結果的に、ミイダスを導入して本当に良かったと思っています。ミイダスのように年間契約のサービスならじっくり採用活動が行えますし、費用も安いので、導入しやすいと感じました。ミイダスで冨士本さんを採用できましたし、他にも何名もの方が応募してくださって。とても感謝しています。