「採用の、その先」を考えた採用を行う必要性
これまでの採用手法では「管理者として活躍できる人材」を見いだせなかった
弊社にはコールセンターがあり、ケーブルテレビからコールセンター業務を委託され電話受付代行をしています。
これまで、地元の求人広告媒体などを活用してオペレーターを採用してきました。採用自体は苦労しなかったものの、管理者になり得る人材を見つけることができないという課題がありました。
肝心の詳細情報は、面接してみないと分からない
2年ほど前でしょうか、ミイダスのセールスの方から説明を聞きました。これまで弊社が活用してきたような求人広告媒体では、企業と求職者双方にとって「面接をしてみないと分からない情報」が多くありました。しかし応募者多数という状況では、お会いできる人数にも限界があります。
ミイダスは、あらかじめ企業側が提示する条件に合致する方に絞ってスカウトを出し、面接につなげられますから、効率が良いと思いました。管理者として活躍してくれる人材を確保するためにミイダスを活用して採用活動を行うことにしました。
正直なコミュニケーションで、採用後のミスマッチを防ぐ
「採用」がゴールではないから、正直なコミュニケーションが必要
「採用」する事がゴールではないと思うんです。いくら採用直後に人員が増えたとしても、1年後に誰も残っていなければ、結局採用できなかったのと一緒ですから。肝心なのは、採用した方が「入社後に長く続くか、活躍できるか」ということだと思います。たとえ少ない人数であってもそう思える方を採用したい。
そのためには、正直なコミュニケーションを重ねていく必要があると思っています。
ミイダスは面接前に求職者とコミュニケーションが取れる
ミイダスは面接に至るまでの間に、応募者と直接メッセージをやり取りすることができます。弊社では、応募いただいた方と面接に至る前に、条件のすり合わせをしていきました。そこでなるべく正直な条件をお伝えして、面接に来てくださった方が採用に至ったという背景があります。
逆にそのメッセージのやり取りの過程で、収入や勤務地の条件などが合わず応募を辞退する方もいらっしゃいました。こうした過程を重ねて面接に至るからこそ、「応募者と弊社側双方が提示している条件の理解」にずれがなかったのだと思います。お互いに十分理解したうえで面接に進めることができたんですね。
気軽に会社見学や面談をセッティングし、相互理解を深めた
面接前のメッセージのやり取りだけではなく、気軽に見ていただけるように心がけていました。ハードルを下げ、「面接ではなく会社見学にいらっしゃいませんか?」というアプローチをしていたんです。「応募するかどうかは、来社して会社や仕事内容などを見ていただいてから決めていただければ良いです」と。
このように、できる限り正直で正確な情報を事前にお伝えする努力をしました。
ミイダスを活用して既に2名採用。その秘訣を聞いた
経験者の声が、自社のPRポイントを見いだすきっかけに
コールセンター経験者の方から多く聞かれたのは、「大規模なコールセンターは部署異動があり、せっかく覚えた知識をリセットして新しい知識を得なければならない」というもので、「このような環境で継続して働いていけるか…」という不安の声でした。
その点、弊社はケーブルテレビに特化して20年間コールセンター業務を行っていますから、一つの事を突き詰められる。これはPRすべきポイントだと思いました。
また、弊社のコールセンターは24時間稼働していますので、ライフスタイルに合わせて勤務時間を柔軟に選択できるので、そこもPRできるポイントにもなると思いましたね。
PRすべきポイントを見極め、明確に伝える
キャリアアップよりも「安定・安心」という面を意識的に訴求しました。何かと不安が多いご時世ですから、「同じ条件で働けなくなった時にも、内容を変えずに働ける」という部分に魅力を感じる方はいらっしゃるでしょう。そのような方に「刺さる言葉」を意識し、スカウトを出しました。しっかりと自社の魅力を伝えられたことで成功に繋がったのだと思います。
「ネガティブな条件」でも、PRすべきポイントになる
大多数の方にとって「ネガティブな条件」でも、「ポジティブな条件」と捉えていただける方もいらっしゃるはずです。その条件が「ちょうどよく刺さる層」を見いだせれば、必ず採用は上手くいくと思います。
例えば弊社のコールセンターは24時間稼働していますが、「近所」で「夜中」にできる「オフィスワーク」というのは希少。このように母数は少なくても、条件に合致する方はいるものです。
状況がスピーディーに変化する業界に、必要な人材
常にサービスや状況が変わっていく業界で、そのスピードも速い。ですから常に、柔軟性を持った組織である必要があります。そしてそのためにも、新しい価値観を持った人材の増員が必要不可欠。誰がどのポジションになっても対応できる組織を目指して、常に社内でも変化を起こしていきたいです。
個人として、どのような変化にも順応できる人材に成長してもらいたいです。そして、そのような人材が集ったチームで成功体験を掴んでもらいたいと思っています。そのための職場環境を作っていきたいですね。