住宅や橋梁や大型プラントなど鋼構造物の塗装を専門に91年目
時代の変遷に応じて土木分野の入札方法が変化。プロジェクトも大型化・長期化に
当社では橋梁や高速道路を支える柱など鋼構造物といった土木分野と、住宅、ビルなど建築分野で塗装を中心に、現在では静岡市の本社のほか、東京、名古屋、大阪に支店を置き、事業展開をしています。しばらく前までは戸建て住宅の塗装や、役所から発注される工事にしても4月に開始し3月に終了するという年度単位のものが主流でしたが、時代の変遷とコロナ禍の影響で個人住宅の市場は縮小気味に。また役所などが発注する大型土木・建築の分野にも、おそらくコスト削減の意味もあるのではと考えますが、工事の開始から終了までの数年間を1つの元受け企業に発注する――つまり年度単位で建設や塗装などを各分野の企業に発注するのではなく、元受け企業が全工程を担う形で受注するという入札方式が増えるなど、変化が見られるようになりました。
人材がいればいるほど仕事が取れる。だが施工管理技士の有資格者になかなか出会えない
工事の長期化に伴い、取り扱う金額も数千万単位から数億、時には10億を超える規模へと拡大しますが、その分人材が長期間にわたって1つのプロジェクトに携わるという状況が生まれています。また現在土木市場は50~60年前、いわば高度成長期に造られた高速道路や橋の補修工事の入札が増えているという、「人材がいれば仕事が取れる」という状態でもあります。そこで当社では工事を監督できる土木・建築施工管理技士を確保して施工管理技士2名ほどを有するチームを複数つくり、長期的なプロジェクトを各地で複数行える体制を整え仕事の受注につなげたいと考え、ハローワークや人材紹介会社を通じ、求人を始めました。しかし建設・土木業界は人手不足なうえ、私どもの必要とする土木・建築施工管理技士1級または2級の有資格者に、なかなか出会えずにいたのです。
転職を考えている技術者を多数発見。新たな採用ツールとしてのミイダスに期待
取引先の銀行からミイダスを紹介。所有資格の詳細設定で希望の人材が日本各地にいることが判明
ミイダスは取引先の銀行から紹介され、ハローワークや人材紹介会社に加え、新たな採用チャネルとなることを期待し、導入を決めました。
ミイダスの従来の採用チャネルとの違いは、転職を考えている技術者を見つけやすいことで、そこに非常に魅力を感じました。 従来の求人チャネルだと現場キャリアを積んだ人の応募はあっても、有資格者にはなかなか出会えずにいたのです。しかしミイダスなら「土木・建築施工管理技士1級または2級」という細かい設定が可能で、設定もわかりやすかった。最初に設定をし終えてざっと見ただけでも日本全国に数百名の有級の転職希望技師がいることがわかったのはとても大きな収穫であり、「この人たちの中からきっと当社で働きたいと言ってくれる人がいるに違いない」という大きな希望を抱いたことを、覚えています。
コンピテンシー診断や直接スカウトなどミイダスならではの機能を活用。求める人材を日本各地の支店で幅広く採用へ
今建築・土木業界は、人材がいればいるほど仕事が取れる状態です。私どもは先にも述べたように静岡の本社のほか、東京、名古屋、大阪に支店があるので、日本各地で採用が可能です。求める人材が所有する詳細な資格の設定や直接スカウトできるという、ミイダスならではの機能を活かし、日本各地にいる人材をぜひ採用につなげていきたいと考えています。コンピテンシー診断も活用しながら、現場を管理するためのコミュニケーション能力や、安全性に気を配ることのできる冷静な目を持ち、さらにこれまでの経験の上にさらなる実績を重ねていこうという意欲のある方との出会いを期待しています。
「佐野塗装に任せれば安心」という仕事の拡大を
作業員の安全や健康にも配慮し機械を導入。大型プロジェクトに夢を抱く人材との出会いを期待
今後土木・建築分野のなかで増加しそうな仕事のひとつに、数十年前の工事で使用されていたアスベストや、土木橋梁分野の場合はPCB鉛(ポリ塩化ビフェニル)という有害物質の除去があります。橋梁の補修工事の場合、塗り直しをするために、数十年もの間、繰り返し塗り重ねられ分厚くなった鉄骨の塗膜を剥ぐ工程があるのですが、その際、いかに古い塗料に含まれたPCB鉛の拡散を抑え、作業者の健康と安全や環境に配慮して作業をすすめられるかを重視し、工程の改良を重ね、数千万円という機械も導入しました。
仕事は目の前にたくさんあります。時には数億円にのぼるプロジェクトを動かすという仕事に夢を抱き、「佐野に任せておけば安心だ」といわれる仕事をどんどん広げていこうと考える人材に、ミイダスを通じてぜひとも出会いたいですね。