特別擁護老人ホームのサービスを担う介護職員・看護師の採用に苦戦
少子化の影響もあり、地元の高校生を採用できなくなっていた
私は当会で運営する特別擁護老人ホームの園長をしており、職員の採用も担当しています。以前は介護コースを設置している地元の高校に求人を出すことで職員を採用できていましたが、最近では少子化の影響もあって生徒そのものの数が減った上に、進学のために地元を離れる生徒も増えており、高校からの採用が難しくなっていました。また、結婚を機に退職する方、育休・産休に入る方、転職する方などが発生する度に、ハローワークに欠員募集の求人を出していましたが、こちらもなかなか人が集まらない状況が続いていました。
ミイダス導入の決め手は地元登録者の数
最初は「本当にこれで採用ができるのか?」と半信半疑だった
地元の高校やハローワーク以外の採用方法を模索していたときに、営業の方から声を掛けていただいたことでミイダスの存在を知りました。登録者に対して直接スカウトをするミイダスのようなサービスを使ったことがなかったため、最初は正直なところ「本当にこれで採用ができるのだろうか」と、半信半疑な気持ちもありました。ただ、実際にミイダスの登録者を確認させていただいた際に、当会の介護職員や看護師の採用候補になりそうな地元の方々が数多く登録されていることがわかったので、ミイダスを使ってみようと思ったのです。
パソコンに苦手意識のある61歳の自分でも簡単に使うことができた
現在はサポート担当の方に教わりながらミイダスを使っていますが、画面表示なども非常に分かりやすく作られているため、考えていた以上に「簡単に使えるな」という印象を受けました。私はもう61歳なのでパソコンやアプリケーションを使うことに苦手意識を持っていたのですが、ミイダスのようなサービスなら問題なく使っていけると思います。今後はグループ内の他の施設の園長たちと協力しながら共同で運用していきたいと考えています。
コンピテンシー診断を活用することで職員のモチベーション向上を実現したい
コンピテンシー診断については、現在のところ約10名の職員に受診してもらっており、診断結果が出るのを待っている状況です。今後はさらに多くの職員に受診してもらうことで、当会で働く各職員の行動特性などを把握し、職員のモチベーションアップや退職者の削減につなげていき、最終的には利用者様へのサービスクオリティの向上につながるような成果も挙げられるのではないかと期待しています。
ミイダスを使って当会にフィットした人材を採用していきたい
求めているのは意欲と向上心、仕事に対する責任感のある方
当会が求めている職員は、介護や看護の仕事に意欲を持って取り組める方、さらには日々の仕事に対して向上心を持って臨める方となります。実際に当会で長く活躍し続けている職員には、共通してそのような特徴が見られますし、仕事に対する強い責任感を持っている方が多いと考えています。看護師は事前に資格取得が必要となる仕事ですが、介護職員は未経験からスタートすることも可能です。当会では介護職員の資格取得を手厚くサポートしており、定期的な勉強会なども開催しています。実際に多くの介護職員が入所後に仕事と勉強を両立させ、介護福祉士や介護予防運動指導員、喀痰吸引といった様々な資格を取得しています。
早期に職員不足を解消し、様々な形で地域に貢献できる法人を目指す
今後はミイダスを活用して、早期に職員不足を解消していきたいと思っています。もちろん、誰でもいいという訳ではなく、当会の理念や介護・看護の仕事にフィットした人を採用できれば言うことはありません。また、将来的には現在運営している施設や事業の継続だけにとどまらず、様々な方法で地域に貢献できる法人を目指していくつもりです。たとえば最近では、岩手県の社会福祉協議会が困窮者のサポート事業を進めていますが、当会は職員不足もあって満足に参加できていない状況です。今後、ミイダスを活用することで職員が順調に充足するようであれば、このような地域活動にも積極的に参加していきたいと考えています。