ニッチな業界・職種。希望条件に合う人材を探す難しさ
ビジネスチャンスに対応するための人材確保が急務
フィールドエンジニアとして、半導体デバイス工場のクリーンルーム内にある装置での作業を行いますので、相応の経験がないと対応するのは厳しいという内容です。ですから基本的には経験者の方を採用したいと思っています。最近の半導体製造装置は高度なものが多いので、ベテランでも数年の経験が必要なものもあります。
最近、大手半導体メーカーさんが岩手県に大規模な工場を建設されました。そういった背景もあり、半導体製造装置の保守を行う弊社でも人員増員が必要になりました。
専門性の高い業界ならではの、採用課題
しかしながら、半導体製造装置を扱うフィールドエンジニアで、即戦力の経験者という人材を探すのは非常に難しい。ですから少しでも近い業界などでサービスエンジニアをされていた方などを採用し、入社後のOJTで勉強していただくことを考えています。そうでないと、なかなか現状の需要に対応できないと感じています。業界全体としての人手不足、経験者採用の難易度の高さなどもあり、求人に対して採用が追いつかないという状況です。
半導体は、パソコンやスマートフォンなど一般消費者の方々にとっては、身近に使われている物でありながら、製造側は馴染みがない業界と言えます。
希望条件を満たす人材を確保できる人材サービスを探し求めていた
大手人材エージェントや広告掲載型の人材サービスなどを活用していました。人材エージェントなどを介しても、業界として特殊な分、要件を満たした人材を見つけるのは難しいです。また、今回のように大手半導体メーカーの大規模な工場建設などがありますと、それにともなって数千人単位で弊社が求めるポジションと同様の要件を満たす人材に対して求人が出されますから、そのような中で人材を確保することは大変難しいです。
「採用してみないと分からなかった事が分かる」という期待
自社の採用条件に合う求職者数が把握できる
ミイダスのセールスの方にミイダスの中身を見ながら機能説明をしてもらいました。さらに弊社の希望条件を満たす人材がどれくらいいるか、試しに検索してもらいました。
弊社の希望条件に合う人材がどれくらいいるのか、事前に把握できるというところに安心感を覚えて、導入を決めました。
コンピテンシー診断で人柄や考え方などが把握できる
もう一つ、ミイダス導入の決め手になったのがコンピテンシー診断です。選考を進める段階で、事前に登録者の性格的なものや考え方の特徴などが把握できると聞き、これは良いと思いました。
過去には、採用してみたものの「合いませんでした」と言われ、退職されてしまうこともありました。応募者にしてみれば、業界そのものに対して明確なイメージを持てないまま入社される方もいるでしょうから、入社後のミスマッチを生む危険性もあります。
履歴書・職務経歴書では、経験を正確には把握しきれない
大企業で勤務されていた方などは、ごく限られた作業しか経験していないという方もいらっしゃいます。大企業の工場ではセクションごとのマニュアルが確立されていることが多いですから。しかしながら、半導体装置業界自体が成長しておりますので、実は「ルーティンワーク」というものは存在しないのです。当然弊社でも幅広い知識と経験が必要なので、まずは採用時、応募者の能力を正確に把握しておくことが非常に重要になります。応募書類や面接だけでは判断しきれない職務適性などの部分を、コンピテンシー診断で補れば良いなと考えています。
正社員でも業務委託でも。複数の選択肢を示す
今回は正社員としての採用だけではなく、業務委託の採用まで範囲を広げ募集することにしました。とにかく経験者が必要なので、じっくりと経験を積んで技術を身につけていただける方、つまり長く勤務していただける方を求めています。
それこそが優先すべき要件ですので、雇用形態にはこだわらず募集しています。ミイダスは正社員だけではなく業務委託も同時にスカウトを送れるので、採用条件に合う人材にスカウトを送り始めたところです。
経験・経歴にとらわれず「本当に自社に合う人材」を見いだしたい
従業員もまだ少ないので、今後少しずつ企業規模を大きくしていきたいです。そして業界で必要とされ続ける企業でありたいと思っております。
現状、弊社は元大手半導体装置メーカーから転職してきた人が多いのですが、「自分の思った通りに仕事ができない」ことや「地元で働けない環境」を改善したい、というのが主な転職理由として挙げられています。
逆に考えると、このような入社後のミスマッチを防ぐために選考時点でのコミュニケーションが大事だと思います。
ミイダスはマニュアルなどがなくても操作しやすいサービスだと思っています。登録者数が多いので、従来の採用手法では接点を持てなかったような方にも広く弊社のことを知っていただき、応募につなげていければ良いと思います。