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人材アセスメント

アセスメントツールとは?5つの導入メリットと選び方・具体例を解説

「アセスメントツールを使うと何ができるの?」
「導入すると得られる効果やメリットは?」

と思うことはありませんか?

アセスメントツールとは、客観的な基準を用いて対象を評価するツールです。人事領域では、おもに人材や組織の現状を把握するために用いられます。

人材アセスメントツールは「自社にマッチした人材を採用できる」「客観的な評価・分析ができる」といったメリットを企業にもたらします。しかし闇雲に導入しても、コストがかかるだけで思うような効果は望めません。

そこで本記事では、アセスメントツールの概要や導入のメリット、選び方、具体的なツールなどを解説します。人材アセスメントツールを活用し、自社の採用活動や人材育成の課題を解決したい方はぜひご一読ください。

また、採用した人材の早期離職を防ぐお役立ち資料もご用意しています。採用活動を見直し、定着率を上げたい方は参考にしてください。以下より無料でダウンロード可能です。

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アセスメントとは?

アセスメントについて解説する女性
まずは「アセスメント」の意味を押さえておきましょう。

アセスメント(assessment)とは、日本語で「評価」や「査定」などを意味します。人やものごとを客観的に評価・分析し、状況を正しく把握することを指す言葉です。

アセスメントという言葉および手法は、幅広い分野で用いられます。たとえば、看護・介護の現場での適切なケアや、発達障害児の早期発見・支援にも活用されます。

アセスメントについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。

【 関連記事:アセスメントとは?意味や使われ方をわかりやすく解説
【 関連記事:「アセスメント」の使い方を簡単にわかりやすく解説【例文あり・分野別】


人事分野で評価・分析対象となるのは、おもに人材や組織です。「人材アセスメント」と「組織アセスメント」について、もう少し詳しく見ていきましょう。

人材アセスメント

人材アセスメントとは、さまざまな手法を用いて人材の能力や性格、思考、経験などを客観的に評価・測定することです。おもに採用や配置転換、管理職選出、能力開発などの際に、人材の特性を正しく見極めるために活用されます。

たとえば採用選考では、適性検査や心理テスト、面接を通じて求職者の適性や強みなどを把握し、自社が求める人物像に合うかどうかを見極めます。

人材アセスメントは公平な評価基準に基づいて実施し、捉えにくい内面を数値で的確に可視化できる点が特徴です。しかし、手法によっては評価者の主観が入る可能性が高くなるため、外部機関が提供するアセスメントツールの活用をおすすめします。

人材アセスメントの詳細については、以下の関連記事でも解説しています。あわせてご覧ください。

【 関連記事:人材アセスメントとは?メリットや活用方法について詳しく解説

組織アセスメント

組織アセスメントとは、企業全体や社内組織の状態・特徴を客観的に評価したり測定したりすることです。数値やデータで現状を明確に把握し、組織が抱える課題の特定、改善に向けた施策検討などに役立ちます。

人材アセスメントと組織アセスメントの違いは、対象が「人」か「組織」かという点です。どちらかだけでなく、両方を組み合わせたほうが得られるメリットは大きくなります。それぞれの結果を考慮しながら、採用活動や人事施策に反映させましょう。

以下の記事では、人材アセスメントと組織アセスメントの違いやメリット・デメリットをさらに細かくまとめています。ぜひ参考にしてください。

【 関連記事:人材アセスメントと組織アセスメントの違いは?成功させるポイントも解説
【 関連記事:人材アセスメントと組織アセスメントのメリット・デメリットをまとめて解説

アセスメントツールとは?概要を解説

アセスメントツールによる分析・評価のイメージ
アセスメントツールとは、対象を客観的に評価・分析するためのツール(tool:道具、手段)です。

アセスメントは、人事領域だけでなく、医療や福祉、教育などさまざまな分野で行われます。そのため、それぞれの分野と目的に合ったツールを選択することが重要です。また、ツールの特性や限界を理解し、そのうえで実務に活用しなくてはなりません。

近年の人事分野では、人材アセスメントツールへの注目度が高まっています。

人材アセスメントツールとは、従業員の能力や特性を客観的に測定し、評価するためのツールです。適性検査や知能検査、性格検査など、多様な手法を用いながら、従業員の能力や特性、強みなどを可視化します。

人材アセスメントツールを活用することで、
  • 適切な部署への人員配置や異動
  • 自社の社風にマッチした人材の採用
  • 従業員の特性に合わせた教育の実施
などが可能になり、公平で客観的な視点での評価が実現できます。

人材アセスメントツールが重要な理由と求められる背景

人材アセスメントツールを活用する人事担当者
人材アセスメントツールの重要性が高まり、導入する企業が増えています。この動きは時代の変化による影響も大きく、背景を理解したうえでツールを採用することが大切です。以下で、主要な3つの要因について解説します。
  • 労働人口の減少
  • 戦略人事の必要性
  • 人事DXの推進

労働人口の減少

少子高齢化によって労働人口が減少し、優秀な人材の確保が課題となっています。人手不足に悩む企業も多く、限られた人材で事業成長を目指すには、従業員一人ひとりの生産性向上が欠かせません。

そのため企業には、従業員を適切に評価し、最大のパフォーマンスを発揮できるポジションへ配置することが求められます。

しかし、評価者の主観や経験則だけで従業員の個性を把握し、強みを活かすマネジメントをするのは難しいでしょう。そこで助けになるのが、客観的に人材の能力や特性を可視化できる人材アセスメントツールです。

戦略人事の必要性

人事の分野では「戦略人事」という考え方も求められるようになりました。戦略人事とは、企業理念や経営戦略に基づいて人材マネジメントを行うことです。

事業を成功させるには、企業のビジョンや目標に合わせて、適切な人材を適切なポジションに配置することが欠かせません。そのため、従業員の能力や特性を正確に把握し、その情報に基づいて戦略を策定する必要があります。

企業を取り巻く環境が目まぐるしく変化する今、人的資源を最大限に活かす観点からも、人材アセスメントツールの活用が望ましいと言えます。

戦略人事については、以下の記事でも詳しく解説しています。人事に関連するトレンドとして押さえておきましょう。

【 関連記事:戦略人事とは?意味や成功への5つのポイントを解説

人事DXの推進

働き方改革やコロナ禍の流れを受けて、人事業務にもDX(デジタルトランスフォーメーション)の波が押し寄せています。

人事DXとは、デジタル技術を用いて人事業務の効率化や生産性向上を図ることです。採用や育成、人材マネジメントにおいて、単にアナログな業務をデジタル化するだけでなく、データ分析などを活用してパフォーマンスの向上を目指します。

その際に役立つのが、オンラインで利用できる人材アセスメントツールです。アナログな手法でも人材アセスメントは可能ですが、デジタルツールのほうが人事業務の効率化と生産性向上に役立ちます。オンラインで使えるツールなら、テレワークに対応できる点もメリットです。

採用業務でDXを進める「採用DX」に関しては、以下の記事で具体的にまとめています。あわせてご覧ください。

【 関連記事:採用DXとは?導入するメリットやミイダスの事例を紹介

ここまで3つの要因をお伝えしましたが、仮に人材アセスメントツールを活用しない場合は、以下のようなことも起こり得ます。
  • 自社に合う人材が採用できず、従業員が早期離職する
  • 適材適所の人員配置がされないことで、従業員が本来持つ能力を発揮できず、モチベーションや生産性の低下を招く
ミスマッチの少ない人材採用や適材適所の人員配置で生産性を向上させるため、客観的な人事評価を実現できる人材アセスメントツールは重要です。

人材アセスメントツールでわかる内容

人材アセスメントツールについて説明する男女
人材アセスメントツールには多くの種類があり、診断できる内容もさまざまです。たとえば、人材アセスメントツールを使うと以下のような能力や特性を可視化できます。
  • 個人の特性
  • 意思決定能力
  • コミュニケーション能力
  • 業務の遂行能力
  • 組織への適性
  • ビジネスマナー
  • 営業や事務など特定のスキル
  • メンタルヘルスの状況
業務を遂行する中で見えてくるスキルや状況の変化も、人材アセスメントツールを使えば正しく把握できます。さらに、これまで気付かなかった潜在的な能力や特性も明確になるため、新たな一面の発見にもつながります。

上記に挙げた内容は、あくまでほんの一例です。人材アセスメントツールによって得られる結果は多種多様のため、自社にとってどの情報が必要なのかをよく検討しましょう。

たとえば、人材アセスメント採用サービス「ミイダス」のコンピテンシー診断では、以下の9項目を10段階で評価し、個人のパーソナリティを可視化します。
・ヴァイタリティ
・人あたり
・チームワーク
・創造的思考力
・問題解決力
・状況適応力
・プレッシャーへの耐力
・オーガナイズ能力
・統率力
また、職務適性や上下関係適性(部下/上司としてのタイプ)、ストレス要因も明らかになるため、さまざまな面から個人の特徴を捉えることが可能です。

コンピテンシー診断は15名までなら無料でご利用いただけるため、ご興味のある方はぜひ以下よりお試しください。

ミイダスなら、人材の能力や特性を詳しく可視化できます。

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人材アセスメントツール導入のメリット5つ

人材アセスメントツール導入で飛躍するイメージ
人材アセスメントツールを導入して得られるメリットは5つあります。
  • 客観的な評価ができる
  • 自社にマッチした人材を採用できる
  • 従業員に合った適切な人材育成ができる
  • 適材適所へ人材を配置し、強い組織を形成できる
  • 自身の強みと弱みを客観的に捉えられる
1つずつ解説していきます。

客観的な評価ができる

人材アセスメントツールを導入すると、客観的で公平な人事評価ができます。

従来の方法では、上司や人事担当者の評価が人員配置や採用に大きく影響していました。しかし、主観が入ってしまっては適切な評価ができているとは言えません。場合によっては、従業員から不満の声が挙がることもあります。

人材アセスメントツールを活用すれば、数値的なデータや第三者の客観的な視点に基づくため、偏った評価を防げます。評価者の主観や思い込みでの判断ではないことから、従業員の納得感も得られやすくなるでしょう。

中小企業の人事評価制度については、以下の記事でも解説しています。あわせて参考にしてください。

【 関連記事:【事例あり】中小企業の人事評価制度とは?導入率や作り方、人事課題などを紹介

自社にマッチした人材を採用できる

人材アセスメントツールは、採用時のミスマッチを防ぐ一助になります。

新しい人材を探す際は、履歴書や職務経歴書、面接などで評価し、内定を出すケースが一般的です。しかし、それだけで自社に合う人材かどうかを判断するのは簡単ではありません。

加えて「やる気があるから成長が見込める」「第一印象が良い」など、採用担当者の直感や好みが含まれた判断になると、入社後のミスマッチにつながります。

採用活動向けの人材アセスメントツールでは、あらかじめ自社に必要な人物を明確にし、すでに定着している人材のタイプを洗い出します。そのうえで、求職者の診断結果と照らし合わせて自社に合う人材かを分析できるため、採用後のミスマッチを最小限にできるのです。

また、採用の段階で募集ポジションと求職者の適性がマッチングできていれば、最初から適切な部署に配属できるため、早期離職の防止にも役立ちます。

自社にマッチする優秀な人材を見極める方法については、以下の記事が参考になります。こちらもぜひご一読ください。

【 関連記事:採用で失敗しない!自社にマッチする優秀な人材の見極め方

従業員に合った適切な人材育成ができる

人材アセスメントツールの結果は、人材育成の効率化にも活かせます。

人にはそれぞれ個性や特性があるため、すべての従業員に対して同じ方法で教育・育成することが適切とは限りません。

人材アセスメントツールを使えば、従業員の得意・不得意、適性の有無などがわかります。その結果をもとに、教育や育成計画に活かしていくことも可能です。たとえば、同じ特性や強みを持っている従業員を集めて、能力開発の研修を実施するのも良いでしょう。

なお、人事担当になって間もない方には、人材育成について解説した以下の記事がおすすめです。知っておきたい基礎知識を詳しく紹介していますので、どうぞご覧ください。

【 関連記事:初めての人材育成|担当者に求められるスキルと基礎知識を解説

適材適所へ人材を配置し、強い組織を形成できる

人材アセスメントツールの結果を活用すると、従業員が最大のパフォーマンスを発揮できる人員配置が可能です。たとえば、以下のような適材適所の役割を任せられます。
  • リーダーシップがある人はリーダーに
  • コミュニケーションが得意な人は営業職に
  • 細かい作業が苦にならない人は事務職に
個人の能力や特性を把握したうえで、同時に組織アセスメントも実施すれば、多角的に組織力を高めることが可能です。活躍している従業員のパターンや組織の傾向を可視化し、特性がマッチする人材を配置することで、組織全体の成長につながります。

適材適所の人員配置や組織力強化については、以下の関連記事もご覧ください。

【 関連記事:適材適所の採用・人材配置とは?メリットとデメリット、実現方法を解説
【 関連記事:組織力強化は会社の成長に必要不可欠|5つの強化法と成功事例を解説

自身の強みと弱みを客観的に捉えられる

人材アセスメントツールは、企業だけではなく従業員自身にもメリットをもたらします。なぜなら、診断結果を通して客観的に自分を見つめ直せるからです。

たとえば、自分の強みを再確認したり、これまで気付けなかった特性を発見したりもできます。第三者が評価した客観的な視点が加わることで、仕事へのモチベーションが上がり、理想のキャリアプランを描くきっかけにもなるでしょう。

モチベーションについては、以下の記事で詳しく解説しています。人材アセスメントツールの活用は従業員のモチベーションマネジメントにも有効です。ぜひご覧ください。

【 関連記事:モチベーションとは?やる気を引き出す動機づけ要因とモチベーションマネジメントの手法を解説

代表的な人材アセスメントツールの種類9つ

複数の人材アセスメントツールのイメージ
人材アセスメントツールの中から代表的な種類を9つピックアップして紹介します。どのような診断ができるのかを知り、ツールを選択する際の参考にしてください。
ツールの種類診断内容
知能検査認知や推論能力を測定。従業員の強みや弱みも把握できる。
性格検査幼少期に形成された基本的な性格を可視化。生涯変わらない部分と言われている。
適性検査能力の適性、組織や職業に合っているか、ストレス耐性などを診断する。
タイプ診断いくつかのタイプが用意されており、どの型に当てはまるか診断する
特性診断潜在的に持っている特性を可視化する。
行動分析診断行動や対人関係面での特性を診断。円滑なコミュニケーションに活用できる。
360度診断(360度サーベイ)従業員本人の自己評価、上司・部下・同僚などからの他者評価を統合して能力を把握する。
企業・組織診断従業員の満足度やモチベーションの高さ、組織の活性度合いなどを把握する。
アセスメント研修管理職のマネジメント力を評価する。グループ討議やインバスケットなどがある。
適性検査やタイプ診断など単体で実施できるものと、いくつかの種類を統合して、1つの人材アセスメントツールとして提供しているものもあります。

ここでは代表例として9つを挙げましたが、すべてのアセスメントツールが必須というわけではありません。自社の目的に沿ったツールに絞って実施しましょう。

なお、適性検査と360度診断(評価)については、以下に解説記事をご用意しています。より詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

【 関連記事:【適性検査とは?】30種類の検査の特徴と選び方を一挙解説
【 関連記事:360度評価は意味がない?メリット・デメリット、導入方法を解説

人材アセスメントツールの選び方!3つのポイント

人材アセスメントツールの調査結果のイメージ
人材アセスメントツールの選び方として重要なポイントは、以下の3つです。
  • 導入の目的を明確にする
  • 自社に必要な測定項目を決定する
  • 目的を達成できる人材アセスメントツールを選ぶ
それぞれ見ていきましょう。

導入の目的を明確にする

まず、人材アセスメントツールを導入する「目的」を明確にする必要があります。目的は企業によって異なりますが、たとえば以下のような例が挙げられます。
  • 自社に合う人材を見つけ、採用活動に活かしたい
  • ミスマッチの少ない人員配置や異動を行い、生産性を向上させたい
  • 組織としてのパフォーマンスを数値化して、強みを伸ばしていきたい
目的が違えば、選ぶべき最適な人材アセスメントツールも変わってきます。目的が不明確なまま導入すると、期待したような効果が得られず終わってしまうかもしれません。

実際にツールを選ぶ前に、自社での導入目的を明確にしてから次のステップへ進みましょう。

自社に必要な測定項目を決定する

人材アセスメントツールを導入する目的が定まったら、必要な測定項目を検討し、決定します。さまざまな測定項目がある中で、特に重視する項目も一緒に決めておくと効率的です。

あらかじめ項目を絞り込んでおかないと診断結果の情報量が増え、分析に時間がかかることによって、肝心の評価がしづらくなる恐れがあります。

選択する測定項目によっては結果をうまく活用できず、導入後の効果が薄れてしまう場合もあります。導入目的や人材アセスメントツールの結果から得たい効果に沿った測定項目をしっかりと検討しましょう。

目的を達成できる人材アセスメントツールを選ぶ

測定項目を決定したら、それに合った人材アセスメントツールを探します。

ツールによって測定項目や評価内容が異なるため、自社に必要な回答を得られるものを選択することが重要です。いくつか候補を挙げて、機能やコスト面も考慮しつつ比較・検討してみてください。

人材アセスメントツールの具体例6選

多種多様な人材アセスメントツールがありますが、ここでは6種のツールを取り上げて紹介します。

1.SPI3
2.玉手箱Ⅲ
3.職業適性テスト(Gテスト)
4.職場適応性テストDPI
5.ストレングスファインダー
6.【ミイダス】コンピテンシー診断
1つずつ解説していきます。

1. SPI3

適性検査の導入社数で国内No.1を誇るのがSPI3です。大手企業だけでなく、中小企業にも広く採用されているアセスメントツールと言えます。

SPI3の内容は「能力検査」と「性格検査」の2つに分けられます。Webテストやテストセンター受検など、さまざまな形式で受けることが可能です。
名称SPI3
URLhttps://www.spi.recruit.co.jp/
提供者株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
診断項目基礎能力、性格など

2.玉手箱III

玉手箱IIIは、おもに新卒(大卒)の採用試験で用いられるWebテストです。SPIとともに主要な適性検査として知られています。

数学力・言語力を測る「知的能力」検査と、個人の素質を見極める「パーソナリティ」検査で構成され、両面から求職者の特徴を明らかにできます。
名称玉手箱III
URLhttp://www2.shl.ne.jp/product/index.asp
提供者日本エス・エイチ・エル株式会社
診断項目計数、言語、英語、パーソナリティ(OPQ)

3. 職業適性テスト(Gテスト)

厚生労働省が2020年3月に開設した職業情報提供サイト「job tag」では、求職者が適職を探すための職業適性テスト(Gテスト)を無料で提供しています。

検査時間は計10分程度で、簡単な図形や文章の問題を素早く正確に解く力を測定します。幅広い年代層に活用されており、国が提供しているため安心して利用可能です。
名称職業適性テスト(Gテスト)
URLhttps://shigoto.mhlw.go.jp/User/GTest/
提供者厚生労働省
診断項目自分の能力値、能力値の近い(適性の高い)職業

4. 職場適応性テスト DPI

株式会社ダイヤモンド社が提供する職場適応性テスト DPIは、採用時の適性検査や自己開発研修の一環として活用可能なツールです。

このテストでは、職場で望ましいとされる態度を獲得しているか、実際に職場で発揮できるか(態度能力)を測定します。仕事への向き合い方や他者への態度、組織への順応などを明らかにできます。
名称職場適応性テスト DPI
URLhttps://jinzai.diamond.co.jp/service/test/000HD5102/
提供者株式会社ダイヤモンド社
診断項目積極性、協調性、慎重性、責任感、活動性、持久性、思考性、自主性、自己信頼性など、全14項目

5.クリフトンストレングス・テスト

クリフトンストレングス・テスト(旧ストレングス・ファインダー)は、人の強みや才能を可視化するアセスメントツールです。177個の質問に答えると、34に分けられた資質の中から上位の特性がわかります。

従業員は自身の強みを知ることで、さらに伸ばしていく取り組みが可能です。また企業側は、従業員が持っているそれぞれの強みを活かし、モチベーションや生産性向上の施策に活かすこともできます。
名称クリフトンストレングス・テスト(旧ストレングス・ファインダー)
URLhttps://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/
提供者ギャラップ社(米国)
診断項目達成欲、責任感、目標志向、回復志向、コミュニケーション、競争性、活発性、適応性、調和性、分析思考、学習欲など全34の資質

6. 【ミイダス】コンピテンシー診断

ミイダスの「コンピテンシー診断」は、パーソナリティの特徴や職務適性、上下関係適性、ストレス要因など、人材の特性を多角的に分析できるアセスメントツールです。

活躍している従業員に共通する行動特性「コンピテンシー」の傾向を把握し、同じ傾向のある求職者を探すことで、ミスマッチの少ない採用を可能にします。
名称コンピテンシー診断
URLhttps://corp.miidas.jp/
提供者ミイダス株式会社
診断項目創造的思考力、問題解決力、ヴァイタリティ、上下関係適性、ストレス要因、マネジメント資質など全41項目
ミイダスでは、コンピテンシーを軸にした採用ができるため、自社にフィットする求職者を効率良く探すことが可能です。また、既存社員の診断結果をふまえ、適切な人材マネジメントにも活かせます。

ミイダスのコンピテンシー診断は、15名様まで無料でご利用いただけます。「自社に合う人材を効率良く探したい」「採用後のミスマッチを極力減らしたい」という方は、以下から無料アカウント登録のうえお試しください。

人材アセスメントツール「ミイダス」を試してみる

コンピテンシー診断の使い方については、以下の動画でも簡単に紹介しています。ぜひご覧ください。

人材アセスメントツール導入の注意点

人材アセスメントツール導入の注意点をメモする様子
人材アセスメントツールを導入しても、それだけで効果が出るとは限りません。診断結果の活かし方次第で、良いほうにも悪いほうにも転ぶ可能性はあります。

人材アセスメントツール導入の注意点は2つあります。
  • 診断結果だけでなく、現場での働きぶりを見極める
  • 評価をフィードバックするときは主観を入れない
それぞれ見ていきましょう。

診断結果だけでなく、現場での働きぶりを見極める

人材アセスメントツールは、あくまで客観的な視点で従業員の特性や能力を測定し、可視化するためのものです。業務上の働きぶり(成果)を評価するツールではありません。

人員配置や昇格などの評価をする場合は、現場での働きぶりをしっかり見たうえで、人材アセスメントツールの判断結果を加味することが重要です。

評価をフィードバックするときは主観を入れない

人材アセスメントツールの診断結果を従業員にフィードバックする際は、上司や人事担当者の主観を入れないように注意しましょう。主観的な「良い・悪い」の評価が含まれると、従業員は結果を正確に受け止められません。

また、フィードバックの仕方が適切でなければ、従業員が「能力や人格を否定された」と感じてしまう恐れもあります。モチベーションを上げるどころか、逆効果になってしまうかもしれません。人によってフィードバックのスキルに差がある点に注意が必要です。

本来、人材アセスメントツールは「客観的」に評価・分析し、状況を正しく把握するためのものです。主観が含まれてしまえば本末転倒ということを忘れないようにしましょう。

目的や活用方法に合った人材アセスメントツールの導入を

人材アセスメントツールについて話し合う人事担当者
本記事では、人材アセスメントツールの概要や導入のメリット、選び方などを解説しました。

人材アセスメントツールは、従業員の能力や特性を客観的に測定し、評価するためのツールです。少子高齢化による人手不足やテレワークなどの環境の変化により、ミスマッチの少ない人材採用や人員配置が求められています。

人材アセスメントツールの導入は、企業に「自社にマッチした人材を採用できる」「適材適所へ人材を配置し、強い組織を形成できる」といったメリットをもたらします。

ただし、人材アセスメントツールにはさまざまな種類があるため、自社の目的や診断結果の活用方法を明確にしたうえで導入しましょう。

採用・人員配置に役立つ人材アセスメントツールならミイダス

採用・人員配置に役立つ人材アセスメントツールをお探しの方には「ミイダス」がおすすめです。ミイダスは、人材アセスメントを軸とした多機能な採用サービスです。以下に、おもな特徴を5つ紹介します。

1. 人事業務に役立つアセスメントツールが充実
2. 一気通貫のサービスで活躍人材を採用できる
3. 組織マネジメントにも活かせる
4. 完全定額制で低コスト
5. 導入実績多数

1. 人事業務に役立つアセスメントツールが充実

ミイダスでは、人材採用や人員配置に役立つ多様な分析ツールを提供しています。
1つのプラットフォームでさまざまなアセスメントを実現できるため、データに裏付けられた情報をもとに、人事業務の効率化・最適化を目指せます。

2. 一気通貫のサービスで活躍人材を採用できる

ミイダスは、求職者の検索から入社後の活躍まで、トータルで支援するサービスです。

ミイダスなら、コンピテンシー診断で得られた結果から、自社で活躍する人材の特徴を可視化する「フィッティング人材分析」が利用できます。蓄積している求職者データベースの中から条件にフィットする人材を探し出し、直接スカウトすることが可能です。たとえば「マネジメント能力が高い」「問題解決能力が高い」など、必要に応じて細かい条件設定もできます。

このように一気通貫型のサービスだからこそ、さまざまなアセスメントの結果を組み合わせ、ミスマッチを最小限に抑えた採用が可能です。

3. 組織マネジメントにも活かせる

ミイダスのアセスメントツールは、組織マネジメントにも活用できます。

上記で挙げた組織サーベイはたらきがいサーベイを使えば、社内組織の現状を正しく把握し、モチベーションマネジメントや離職防止の対策につなげられます。従業員に対する人材アセスメントと同時に、組織アセスメントも簡単に実施できるのはミイダスの強みの1つです。

4. 完全定額制で低コスト

さまざまな機能が充実していながら、ミイダスの料金体系は完全定額制です。スカウト回数や採用人数にも制限がなく、業界トップレベルのコストパフォーマンスといっても過言ではありません。

採用や人員配置に役立つ人材アセスメントツールを導入する場合、コスト面にも注意が必要です。その点、ミイダスなら低コストで便利なサービスを存分にご活用いただけます。

5. 導入実績多数

ミイダスの導入企業数は全国で424,950社(2022年12月時点)にのぼり、2015年7月のサービス開始以降、登録ユーザー数も増加し続けています。客観的な分析をベースにした各種サービスが支持され、人事DXが推進される今、さらに注目を集めているのです。

ミイダスの機能を活用した採用成功の事例も増えています。各社の事例については、以下よりぜひご覧ください。

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